サミットの「ゴロっとイカメンチ」は肉ではなくイカが主役のメンチカツ
2026年10月5日放送のテレビ東京「よじごじDays」では、「日本一美味しいのは?スーパーの弁当&惣菜」と題して、「お弁当・お惣菜大賞2026」の受賞商品が特集されます。番組で紹介される「優秀賞の絶品メンチ」が、サミットストアの「ゴロっとイカメンチ」です。
一般的なメンチカツの主役はひき肉ですが、この商品はイカが全体のほぼ半分。青森・津軽地方で親しまれてきた郷土料理「いがめんち」を参考に、大粒のイカと野菜を合わせ、パン粉の衣で揚げた海鮮系メンチカツに仕上げています。
この記事でわかること
- ゴロっとイカメンチの価格と販売地域
- 全体のほぼ半分をイカにした中身
- 津軽地方の「いがめんち」から生まれた開発背景
- お弁当・お惣菜大賞2026で優秀賞になった理由につながる特徴
ゴロっとイカメンチは298円、サミットストアの海鮮系メンチ

出典:お弁当・お惣菜大賞「ゴロっとイカメンチ」公式商品ページ
「ゴロっとイカメンチ」は、サミットストアが開発した総菜です。
お弁当・お惣菜大賞の登録情報は次の通りです。
- 商品名:ゴロっとイカメンチ
- 販売店:サミットストア
- 登録価格:298円(税別)
- 販売地域:埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
- サイズ:105mm×155mm×52mm
- カロリー:348kcal
- 主な原材料:イカ、玉ねぎ、人参、青ねぎ、紅生姜、醤油、パン粉など
大会公式サイトでは、受賞商品の中には販売終了・休止中の商品もあると案内されています。サミットも2026年2月18日から受賞商品を期間限定で販売するとしていたため、購入時には利用する店舗で当日の取扱いを確認するのが確実です。
最大の特徴は「全体のほぼ半分がイカ」
ゴロっとイカメンチの特徴を最も端的に表しているのが、商品名にある「ゴロっと」です。
細かくミンチにしたイカだけではなく、大きめのイカを入れることで、噛んだ時にしっかりとイカの存在を感じられる仕立てになっています。
サミットは、イカを商品の全体のほぼ半分まで入れたと説明しています。
肉のメンチカツへイカを少し加えた商品ではありません。
イカそのものを十分に食べられる総菜を作り、その形を「メンチカツ」に近づけた商品です。
中には、
- イカ
- 玉ねぎ
- 人参
- 青ねぎ
- 紅生姜
などが入り、パン粉の衣で包んで揚げています。
イカの食感に玉ねぎや青ねぎ、紅生姜が加わるため、魚介の味だけが一直線に続くのではなく、野菜の食感や香りも重なる構成です。
青森・津軽地方の「いがめんち」が開発の原点
ゴロっとイカメンチには、はっきりとしたルーツがあります。
参考にしたのは、青森県弘前市を中心とする津軽地方の郷土料理「いがめんち」です。サミットは、この料理をオマージュし、一般的にイメージされる「メンチカツ」に近づけて商品化したと説明しています。
「いが」は津軽弁でイカ。
津軽ではイカのゲソなどを細かく刻み、野菜などと合わせて焼いたり揚げたりする家庭料理が受け継がれてきました。
ゴロっとイカメンチでは、その郷土料理の発想をスーパーの総菜へ置き換えています。
玉ねぎ、人参、青ねぎ、紅生姜を合わせ、味の方向性はお好み焼き風。
昔からある地域の食文化をそのまま再現するのではなく、スーパーの揚げ物売場で手に取りやすいメンチカツへ変えたことがポイントです。
開発理由は「イカを思う存分食べてもらいたい」
この商品が生まれた背景には、イカを取り巻く状況の変化もあります。
サミットによると、原料価格の高騰によってイカを食べる機会が以前より減っていることから、「イカを思う存分食べてほしい」という考えで開発しました。
そこでイカの量を控えて価格を抑えるのではなく、逆に「イカがたっぷり入っていること」を商品の価値にしました。
スーパーの揚げ物売場には、
コロッケ、唐揚げ、とんかつ、肉のメンチカツなど、定番商品が数多く並びます。
その中で、「イカを食べるためのメンチ」という立ち位置を作ったわけです。
商品開発時には、サミットで温総菜の人気TOP10に入る「二層仕立ての牛豚メンチかつ」と並ぶ「もう1つのメンチカツ=海鮮系」を目指していました。
既存の人気商品と同じものを作るのではなく、肉とは異なる選択肢を増やしたことになります。
「東北フェア」で登場しリピーターが増えた
ゴロっとイカメンチは、当初から全国的な賞を狙うためだけに作られた商品ではありません。
サミットの「東北フェア」で導入され、そこで人気が広がりました。
フェア期間中には繰り返し購入する客が現れ、サミットには「こんなメンチカツは食べたことがない」「フェア期間中に何度も買った」といった反応が寄せられたとされています。
郷土料理を参考にした期間限定企画の商品が、その後「お弁当・お惣菜大賞」へ進む商品になったのです。
開発担当者は、イカは噛むほど味が出るため、そのまま食べるのをすすめています。
一方で、
- マヨネーズ
- お好み焼きソース
とも相性が良いとしています。
紅生姜や青ねぎが入っているため、お好み焼きソースを合わせても料理全体の方向性が崩れにくい構成です。
お弁当・お惣菜大賞2026の惣菜部門で優秀賞
ゴロっとイカメンチは、「お弁当・お惣菜大賞2026」のスーパーマーケット・惣菜部門で優秀賞を受賞しました。
お弁当・お惣菜大賞は、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、専門店などで実際に販売された商品を対象とするコンテストです。
2026年大会のエントリー総数は15,489件。
審査では、
- おいしさ
- 商品のテーマ・コンセプト
- 原材料へのこだわり
- 調理方法や味付け
- 見た目
- オリジナリティ
- 値ごろ感
などが評価されます。
ゴロっとイカメンチは、単に「イカが入ったメンチ」というだけではありません。
津軽地方の食文化を出発点に、イカの量そのものを商品価値にし、スーパーで気軽に買える総菜へ作り替えています。
その組み合わせが、他の揚げ物との差につながっています。
サミットは2026年に7商品が受賞・入選
「お弁当・お惣菜大賞2026」では、サミットからゴロっとイカメンチだけでなく7商品が受賞・入選しました。
主な商品は、
- 丼部門・最優秀賞「店内焼上げ穴子重(あさり・店内手作り玉子焼入)」
- 惣菜部門・優秀賞「ゴロっとイカメンチ」
- サラダ部門・優秀賞「いちごとザクロと生ハムのサラダ(バルサミコ酢)」
- サラダ部門・入選「コブサラダボウル」
- 麺部門・入選「北海道ラーメンサラダ(ローストポーク入)」
などです。
サミットは丼部門で4年連続となる最優秀賞も獲得しています。
スーパーの総菜というと、毎日並ぶ定番料理の印象がありますが、実際には売場で支持された料理を改良したり、地方の食文化を取り入れたりしながら新商品が作られています。
ゴロっとイカメンチも、その流れから生まれた1品です。
ゴロっとイカメンチの販売地域と購入時の注意
お弁当・お惣菜大賞への登録時点での販売地域は、
- 東京都
- 神奈川県
- 埼玉県
- 千葉県
です。
販売店はサミットストア。
ただし受賞後の公式案内では、2026年2月18日から「期間限定」で販売するとされており、すべての店舗で常時販売する商品とは案内されていません。
そのため、テレビ放送を見て買いに行く場合は、最寄りのサミットストアで販売状況を確認してから訪れるのが確実です。
大会登録時の商品価格は税別298円。
サミットの受賞発表では「半切×5個」で税込321.84円と案内されています。
メンチカツなのに「イカ料理」と感じる食感
この商品の面白さは、名前と食べた時の印象の違いにもあります。
外見だけなら揚げ物売場に並ぶメンチカツです。
しかし中身のほぼ半分がイカなので、肉のメンチカツのような柔らかなミンチ主体の食感ではなく、大粒のイカを噛む感覚が強く残ります。
サミットにも、購入者から「メンチカツというよりイカ料理」といった趣旨の反応が寄せられています。
これは開発コンセプトとも一致しています。
「海鮮風味のメンチカツ」ではなく、イカをたくさん食べてもらうためにメンチカツという形を使った商品。
だからこそ、商品名にも「ゴロっと」という食感を直接伝える言葉が入っています。
まとめ
サミットストアの「ゴロっとイカメンチ」は、青森・津軽地方の郷土料理「いがめんち」を参考に開発された海鮮系メンチカツです。
最大の特徴は、商品全体のほぼ半分を占めるほどイカをたっぷり使用していること。
大粒のイカに玉ねぎ、人参、青ねぎ、紅生姜を加え、お好み焼き風の味わいに仕上げています。
もともとは「東北フェア」で登場し、リピーターが増えた人気商品。その後、「お弁当・お惣菜大賞2026」で惣菜部門の優秀賞を受賞しました。
2026年10月5日の「よじごじDays」では、最優秀賞の海鮮丼とともに「優秀賞の絶品メンチ」が取り上げられます。
昔から津軽で食べられてきたイカ料理の発想を、都市部のスーパーで買えるメンチカツへ変えた「ゴロっとイカメンチ」。
肉ではなく「イカを主役にする」という商品設計が、この総菜の一番の特徴です。
参考リンク
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