大谷翔平が通った旭川の「大谷くんカレー」
北海道・旭川に、大谷翔平選手が日本ハム時代に何度も足を運んだカレー店があります。『オー!マイゴッド!〜私だけの神様、教えます〜(夏の神グルメSP)(2026年8月22日)』で登場するのが、クレイジースパイス。大谷選手が食べていた組み合わせから生まれた「大谷くんカレー」だけでなく、新庄剛志監督との意外な縁や、完成まで約10日かけるカレー作りにも物語があります。
この記事でわかること
- 大谷くんカレーに入っているもの
- 大谷翔平選手と新庄剛志監督が通うようになった経緯
- 完成まで約10日かかるカレーの作り方
- 旭川本店の場所・営業時間・メニュー
「大谷くんカレー」はトリプルチーズオムカレーがベース
一番気になる「大谷くんカレー」は、トリプルチーズオムカレーにエビマヨとゆでたまごを加えたボリュームのある一皿です。
大谷翔平選手が日本ハムファイターズに在籍していた頃、旭川遠征で店を訪れた際に食べていた組み合わせがメニューになりました。2025年に紹介された際には税込1,530円でした。
ベースになるトリプルチーズオムカレーは、卵とチーズを重ねたオムカレーにチーズ入りのルーを合わせたメニュー。さらにエビマヨとゆでたまごが加わるため、一般的なカレーよりかなり食べ応えがあります。
大谷選手の名前だけを付けた企画メニューではなく、本人が実際に好んで食べていた組み合わせが定番メニューになったところが、このカレーの面白いところです。
カレーは完成まで約10日かけて仕込まれる
クレイジースパイスの特徴は、トッピング以上にカレーそのものの作り方にあります。
玉ねぎを炒める際には油を使わず、フルーツペーストを合わせてからスパイスを加え、鶏や牛を使ったスープで煮込みます。さらに冷蔵庫で約1週間寝かせ、仕込みから完成まで約10日をかけています。
野菜や果物の甘みを土台にしながらスパイスを効かせるため、刺激の強さだけを追求したスパイスカレーとは少し方向性が違います。
新庄剛志監督がこのカレーを高く評価してきたのも、単なる有名人御用達というだけでなく、長い工程をかけて作られる独特のルーが大きな理由です。
新庄剛志監督との出会いから選手が集まる店になった
ファイターズとの関係をたどると、最初から野球選手を狙って作られた店ではありません。
大きな転機となったのが新庄剛志さんとの出会いでした。
きっかけを作ったのは旭川出身の岩本賢一さんです。岩本さんはアメリカでトレーナーなどとして働き、オフシーズンにはクレイジースパイスでアルバイトをしていました。その後、新庄さんの通訳も務め、ファイターズへ加わります。
岩本さんの紹介で新庄さんが店を訪れ、カレーと店主の人柄を気に入ったことから交流が深まりました。その縁が選手たちへ広がり、ダルビッシュ有さん、大谷翔平さん、有原航平さん、杉谷拳士さんらも訪れる店になっていきます。
店内に選手の写真やサイン入りバット、ボール、シューズ、ユニフォームなどが並んでいるのも、この長い交流があるためです。
カレー店でありながら、ファイターズファンにとってはちょっとした博物館のような場所になっています。
1995年に8坪の小さな店から始まった
現在の華やかな店内からは想像しにくいですが、クレイジースパイスのスタートはかなり小規模でした。
1995年、店主だった斉藤達哉さんと妻の広美さんが旭川駅前ビルで開業。達哉さんは札幌で会社員として働きながら独学でカレー作りを学び、週末になると旭川へ通って開店準備を進めていました。
最初の店舗は家賃3万5,000円、広さ約8坪。内装も知人の大工に教えてもらいながら自分たちで仕上げた店でした。
その後、看板商品のオムカレーが知られるようになり人気店へ成長。何度か移転したのち、現在の旭川市緑町に店を構えています。
2023年にはエスコンフィールドHOKKAIDOにも出店しましたが、その年の9月、達哉さんは59歳で亡くなりました。
旭川本店は現在も妻の広美さんが守り続けています。2025年には創業30周年を迎えました。
大谷選手や新庄監督の名前に目が向きますが、その背景には約30年にわたってカレーを作り続けてきた夫婦の歴史があります。
オムカレーだけでも種類がかなり多い
「大谷くんカレー」以外にも、オムカレーを中心に豊富なメニューがあります。
公式メニューには次のような料理が掲載されています。
| メニュー | 価格 |
|---|---|
| オムカレー | 1,000円 |
| トマトのオムカレー | 1,200円 |
| 半熟オムのチーズカレー | 1,220円 |
| オムチキンチーズカレー | 1,280円 |
| ダブルチーズのオムカレー | 1,380円 |
| トリプルチーズのオムカレー | 1,480円 |
| オムマヨチーズエビカレー | 1,380円 |
税込価格です。
なかでも普通の「オムカレー」は、ライスを卵で包んでカレーソースをかける店の基本メニューです。
さらにチーズ、エビ、チキン、黒毛和牛、ロングシャウエッセンなどを追加できるため、大谷くんカレーのように自分好みの組み合わせを作れることも店の楽しみ方の1つです。
旭川本店は緑町19丁目にある
クレイジースパイス本店は旭川市中心部から少し西側の緑町にあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | クレイジースパイス |
| 住所 | 北海道旭川市緑町19丁目 |
| 電話 | 0166-55-9014 |
| 営業時間 | 11:30〜20:00 |
| 定休日 | 月曜日・第2、第3火曜日 |
| 備考 | カレーがなくなり次第終了 |
祝日の場合は営業すると案内されています。
人気店ということに加え、カレーがなくなれば営業終了となるため、「大谷くんカレー」を目的に訪れるなら遅い時間より早めの来店が安心です。
また、店そのものが「ボールパーク」をコンセプトに作られており、食事だけでなく店内のファイターズ関連品を見る楽しみもあります。
エスコンフィールドにも受け継がれた味がある
旭川まで行けないファイターズファンにうれしいのが、エスコンフィールドHOKKAIDOでもクレイジースパイスのカレーを味わえることです。
エスコンへの出店は2023年。旭川本店と同じレベルの味をスタジアムで提供するため、担当者が本店で何度も仕込みを練習しました。
特に大量の玉ねぎを焦がさずに仕上げる工程は難しく、店の味を受け継ぐまで何度も試作が行われています。2026年シーズンで出店4年目を迎えました。
単に店名を貸したスタジアムグルメではなく、本店の製法を受け継ごうとして始まった店という背景があります。
「大谷くんカレー」を入口に知った人でも、旭川本店の歴史や新庄監督との縁までたどっていくと、なぜこの店がファイターズファンの特別な場所になったのかがよく分かります。
参考リンク
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