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9月も日焼け止めは必要|顔に塗る量とSPF・PA、秋の紫外線対策【林修の今知りたいでしょ!で紹介】

林修の今知りたいでしょ!

9月になっても紫外線対策をやめないほうがいい理由

真夏を過ぎると「そろそろ日焼け止めは終わりでいいかな」と思いがちですが、9月の紫外線はまだ油断できません。『林修の今知りたいでしょ!(2時間SP 夏のダメージが蓄積…肌のギモン全部解決!)(2026年9月3日)』では、シミやしわを防ぐ方法も大きなテーマになっています。夏の終わりから秋にかけて、日焼け止めをいつまで使うのか、SPF・PAをどう選び、どのくらい塗ればよいのかを整理します。

この記事でわかること

  • 9月でも日焼け止めを続けたい理由
  • SPFとPAの違いと選び方
  • 顔に必要な日焼け止めの量
  • 秋に忘れやすい首・耳・手の甲の紫外線対策

9月も日焼け止めは必要!紫外線は真夏より減ってもまだ強い

(出典:American Academy of Dermatology

9月になったからといって、日焼け止めを急にやめる必要はありません。

気象庁が公表しているつくばの観測値を見ると、1日の最大UVインデックスを月平均した値は、2025年8月が7.7だったのに対して9月は6.0でした。2024年も8月7.8、9月5.9です。真夏より低下しているものの、紫外線が弱くなったとは言い切れない水準です。

UVインデックスは紫外線が人体へ及ぼす影響を分かりやすく数値化した指標で、一般に6~7は「強い」に分類されます。

つまり9月は、

「夏が終わったから紫外線対策終了」

ではなく、

「真夏ほどではないが、まだしっかり対策する時期」

と考えたほうがよいでしょう。

特に晴れた日の昼前後に長時間外に出る場合は、帽子や日傘、衣類と日焼け止めを組み合わせることが大切です。

シミだけではなくしわにも紫外線が関係する

紫外線対策というと、真っ先に思い浮かぶのがシミではないでしょうか。

しかし長期間の紫外線曝露で起こる光老化では、シミだけでなく、しわや皮膚の弾力低下にもつながります。

特にUVAは皮膚の深い部分まで届きやすく、長期間浴び続けることによる肌への影響が問題になります。

一方、UVBは日焼けによる赤みなどを起こす作用が強い紫外線です。

そのため、

「赤く焼けなかったから紫外線の影響はなかった」

とは考えないほうがよいのです。

毎日の買い物や通勤、洗濯物を干す時間など、短時間の外出でも紫外線を浴びる機会はあります。

夏に受けたダメージを気にして高価な美容液を追加する前に、これから浴びる紫外線を減らすことも重要なケアになります。

日焼け止めはSPFだけ見て選ばない

日焼け止め売り場では「SPF50+」という数字が特に目立ちます。

しかし見るべき表示はSPFだけではありません。

SPFは主にUVBを防ぐ効果を示し、PAはUVAに対する防御効果を示します。

シミ・しわなど長期的な紫外線ダメージを考えるなら、両方を見る必要があります。

また、毎日どんな場面でも一番高い数値の商品を使わなければならないということでもありません。

近所への買い物や通勤と、炎天下で何時間もスポーツをする日では紫外線を浴びる条件が違います。

大切なのは、生活場面に合うものを選び、表示された性能が発揮できる量をきちんと塗ることです。

SPF50を使っていても塗る量が少なければ十分な効果を得にくい

ここは日焼け止めで特に見落とされやすいポイントです。

「SPF50だから少し塗れば大丈夫」

とは限りません。

日本皮膚科学会では、実際に使用する日焼け止めの量を調べると平均で約1.3mg/cm²程度となり、規定量の約2/3しか塗れていなかったデータを紹介しています。

その場合、期待した防御効果を十分に得られなくなると説明しています。

つまり、

SPFの数字を上げること以上に、必要量を使えているか

が大切なのです。

高性能な日焼け止めを薄く伸ばして安心するより、自分が無理なく十分な量を使える商品を選ぶという考え方もあります。

顔の日焼け止めは「真珠の玉2個分」が1つの目安

では、どのくらい塗ればよいのでしょうか。

日本皮膚科学会が顔に使う量の目安として示しているのが、真珠の玉2個分程度です。

最初から大量に出して一気に伸ばすより、数か所に置いて顔全体へ均一になじませると塗りやすくなります。

特に忘れやすいのが、

生え際、こめかみ、耳の周辺、フェイスラインです。

顔の中心だけしっかり塗り、輪郭部分が薄くなるという塗り方は避けたいところです。

汗をかいたり、タオルで顔を拭いたり、手で顔を触ったりすれば日焼け止めは少しずつ落ちます。

朝に1回塗っただけで、夕方まで最初とまったく同じ状態が維持されるわけではありません。

日焼け止めは朝1回で終わりではない

日焼け止めで意外に難しいのが「塗り直し」です。

日本皮膚科学会では、より確実に紫外線を防ぐためには3時間に1回程度の塗り直しを紹介しています。汗や水、皮膚を触ることなどでも落ちるためです。

屋内でほとんど過ごす日と、屋外で長時間活動する日を同じに考える必要はありません。

特に注意したいのは、汗をたくさんかいた日、タオルで顔を拭いたあと、水遊びやスポーツをしたあとです。

こうした日は「朝SPF50を塗ったから大丈夫」と考えず、状態に応じて塗り直します。

米国皮膚科学会も屋外では2時間ごとの塗り直しに加え、泳いだり汗をかいたりしたあとは再度塗ることを勧めています。

首・耳・手の甲は秋になると忘れやすい

顔には毎日日焼け止めを塗っていても、首や耳、手の甲まで塗っている人は意外と少ないかもしれません。

日本皮膚科学会も、忘れやすい場所としてうなじ、耳たぶ、胸、首、手の甲などを挙げています。

9月以降は長袖を着る日が増える一方で、首や手はまだ露出しています。

特に車の運転、自転車、屋外での買い物などでは、顔だけでなく手にも日光が当たります。

顔のシミ対策だけに集中するより、

露出している皮膚をまとめて守る

と考えると塗り忘れを減らしやすくなります。

曇りの日でも紫外線対策を全部やめない

「今日は曇っているから日焼け止めはいらない」と思う日もあるでしょう。

しかし雲があるから紫外線が完全になくなるわけではありません。

紫外線量は天候によって変化しますが、曇天でも地表まで届きます。

秋になると日差しのまぶしさが弱まり、体感的に「紫外線も弱い」と感じやすくなります。

ですが、暑さと紫外線の強さは同じものではありません。

気温が低くなったからといって、その瞬間から紫外線対策が不要になるわけではないのです。

日焼け止めだけに頼らないほうが続けやすい

紫外線対策は日焼け止めだけで完成するものではありません。

帽子、日傘、長袖、日陰などを組み合わせれば、肌に塗るものだけへ負担を集中させずに済みます。

例えば近所まで歩くなら帽子をかぶる、長時間屋外にいる日は日傘も使う、首まで覆える服を選ぶといった方法です。

環境省も紫外線を浴びすぎないため、日陰、衣服、帽子、日傘、日焼け止めなどを組み合わせることを案内しています。

日焼け止めを完璧に塗らなければならないと考えるより、物理的に日差しを遮る方法と組み合わせるほうが現実的です。

9月からのシミ・しわ対策は「新しい美容法」より基本を続ける

夏を過ぎると、シミや乾燥が急に気になり、美白美容液やパックなどを増やしたくなる時期です。

もちろん自分の肌に合うスキンケアを使うことはできます。

ただし、紫外線を浴び続けながら肌ケアだけを増やすより、まず日常の紫外線対策を続けるほうが基本になります。

9月以降も意識したいのは、

日焼け止めを必要量使うこと、汗などで落ちたら塗り直すこと、首や耳、手の甲を忘れないこと、帽子や日傘も使うことです。

特別なことではありません。

しかし、シミやしわにつながる光老化は長い時間をかけて積み重なります。

だからこそ、真夏だけ頑張るのではなく、季節が変わっても無理なく続けられる紫外線対策を見つけることが、肌との長い付き合いでは大切になります。


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