平塚生まれの新米「はるみ」が主役
2026年10月10日放送の「満天☆青空レストラン」では、神奈川県平塚市で育つ新米「はるみ」が登場します。
大粒でしっかりとした粒感があり、炊き上がりにはツヤが出て、甘みともっちりした食感を楽しめる米です。実はこの「はるみ」、単に神奈川県で栽培されているだけではありません。品種そのものが平塚で生まれています。
開発には19年を要し、2016年産と2017年産では米の食味ランキング最高評価「特A」を2年連続で獲得。現在は「湘南そだち米」の一つとしてJA湘南の直売所でも販売される、湘南を代表する米へと成長しています。
この記事でわかること
- 「はるみ」が平塚生まれと呼ばれる理由
- 特Aを獲得した年と現在の食味ランキング
- 平塚産「はるみ」を購入できる場所
- 大粒・甘み・冷めてもおいしい理由
「はるみ」は平塚で19年かけて開発された米
公式動画:満天☆青空レストラン 10/10放送「神奈川県 はるみ(新米)」
「はるみ」が生まれた場所は、平塚市東八幡にあるJA全農の営農・技術センターです。
1995年に「コシヒカリ」と「キヌヒカリ」を交配。その後、何世代にもわたって選抜と固定を重ね、2014年に品種登録されました。平塚市では、開発にかかった期間を19年としています。
名前の由来も湘南らしく、「湘南の晴れた海」から「はるみ」と名付けられました。
もともと神奈川県で広く栽培されていたキヌヒカリの後継品種として育成され、食味だけでなく、米粒の品質や栽培面での扱いやすさも考えられています。
つまり「神奈川で採れた米」ではなく、品種開発から平塚で始まった本当の意味での「平塚生まれの米」なのです。
特A獲得は2016年産・2017年産の2年連続
「はるみ」を一躍有名にしたのが、日本穀物検定協会の「米の食味ランキング」です。
2016年産の神奈川県産「はるみ」が、初エントリーで最高評価の「特A」を獲得しました。神奈川県産米としては初めての特Aです。
さらに2017年産も特Aとなり、2年連続で最高評価を獲得しました。
ただし、「はるみは現在も毎年特A」という意味ではありません。
日本穀物検定協会が公表している2025年産の神奈川県産「はるみ」は「A’」評価です。食味ランキングは毎年の供試米を試食して評価するもので、市場に流通しているすべての米を評価するものでもありません。
それでも、神奈川県産米として初の特A、しかも2年連続という実績は、「はるみ」の存在を全国へ知らしめた大きな転機になりました。
平塚産「はるみ」はJA湘南「あさつゆ広場」などで購入できる
平塚産の「はるみ」を探すなら、代表的な販売先がJA湘南の大型農産物直売所「あさつゆ広場」です。
平塚市も、平塚産はるみの購入先として「あさつゆ広場」を案内しています。JA湘南では「はるみ」と「キヌヒカリ」を「湘南そだち米」として扱っており、管内の直売所で販売しています。
あさつゆ広場の基本情報は次の通りです。
- 名称:JA湘南 あさつゆ広場
- 所在地:神奈川県平塚市寺田縄424-1
- 営業時間:9:00~17:00
- 取扱品目:米、野菜、果物、花、加工品など
- 駐車場:約100台
- 電話:0463-59-8304
あさつゆ広場にはJA湘南管内の農家から地元農産物が集まります。米だけでなく、平塚や湘南地域の旬の農産物を一緒に購入できる直売所です。
コシヒカリ×キヌヒカリから生まれた大粒の米
「はるみ」の両親は、「コシヒカリ」と「キヌヒカリ」です。
神奈川県農業技術センターの資料では、従来のキヌヒカリと比較して粒が大きく、玄米の外観品質にも優れ、食味はキヌヒカリと同等以上という特性が示されています。
炊いたときの特徴は、
- 粒がしっかりしている
- 炊き上がりにツヤが出る
- 甘みを感じやすい
- もっちりした食感
- 冷めても硬くなりにくい
というものです。
特に面白いのが「冷めても硬くなりにくい」という性質です。
はるみは炊飯後の表層老化度が低く、時間がたっても食感が変わりにくいことから、おにぎりや弁当にも向いています。丼物のように、ご飯に具材やタレをのせて食べる料理とも相性の良い品種として開発段階から期待されていました。
炊きたてだけで評価される米ではなく、「食卓で実際に使いやすい」こともはるみの強みです。
「湘南そだち米」として地域に定着
はるみの登場後、平塚周辺の米づくりも大きく変わりました。
JA湘南へ出荷される米は、かつてキヌヒカリが中心でしたが、はるみへの品種転換が進みました。2018年産のJA湘南への出荷申出数量では、はるみが全体のおよそ7割を占めるまでになっています。
現在、JA湘南では「はるみ」と「キヌヒカリ」を「湘南そだち米」として展開しています。
栽培では、種もみを農薬ではなく60℃のお湯で消毒する「温湯種子消毒」を採用。品種特性を備えた種子を使用し、品質を保ちながら地域ブランドとして育てています。
「湘南そだち米」は「かながわブランド」にも登録されています。
19年をかけて平塚で誕生した新品種が、食味ランキングで注目され、その後に地元農家へ広がり、現在の湘南ブランド米へとつながったわけです。
新米だからこそ味わいたい「はるみ」の甘みと粒感
今回の放送では、収穫したばかりの新米を炊き上げて味わいます。
新米シーズンのはるみは、大粒の米そのものの存在感と、噛んだときの甘みをシンプルに楽しめるのが魅力です。
さらに番組では、福島県松川浦のあおさを使った「かけるあおさ」や鯛めしなど、全国から集められたご飯のお供も登場。地元神奈川の「あつぎ豚」を使ったスタミナ豚丼にも仕上げられます。
それでも今回の中心にあるのは、料理やお供を受け止める「はるみ」そのものです。
冷めても硬くなりにくく、丼物にも向くという品種の特徴を考えると、ご飯のお供や豚丼と組み合わせる構成は、はるみの持ち味を知るうえでも相性の良い食べ方といえます。
実用情報
平塚産「はるみ」を探す場合は、JA湘南の直売所が分かりやすい購入先です。
- 品種:はるみ
- 産地:神奈川県平塚市など
- ブランド:湘南そだち米
- 主な特徴:大粒、ツヤ、甘み、もっちりした食感
- 向いている食べ方:炊きたてご飯、おにぎり、弁当、丼物
- 平塚市内の代表的な販売先:JA湘南 あさつゆ広場
- あさつゆ広場住所:平塚市寺田縄424-1
- 営業時間:9:00~17:00
まとめ
「はるみ」は、平塚市にあるJA全農の営農・技術センターで、コシヒカリとキヌヒカリを交配して生まれた米です。
開発には19年を要し、2016年産で神奈川県産米として初めて食味ランキング「特A」を獲得。2017年産も特Aとなり、2年連続の最高評価を記録しました。
大粒でツヤがあり、甘みともっちりした食感がありながら、冷めても硬くなりにくいのも大きな特徴です。
現在は「湘南そだち米」として地域に根付き、JA湘南「あさつゆ広場」などの直売所で販売されています。
平塚で品種そのものが生まれ、農家へ広がり、地域を代表する米になった「はるみ」。満天☆青空レストランの新米スペシャルでは、その歩みとともに炊きたてならではのおいしさにも注目です。
参考リンク
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