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本品堂の守袋は浅草の型染め!1867年創業の技と縁起柄|ぶらり途中下車の旅

ぶらり途中下車の旅

本品堂「守袋」は江戸の小袋を現代へつなぐ浅草の型染め

2026年10月10日放送の『ぶらり途中下車の旅』で登場する「守袋」は、東京・浅草に工房を構える「本品堂(ポンピン堂)」が手がける布製品です。

江戸時代、人々がお守りや護符を入れて懐に忍ばせていた小さな袋を現代の暮らしへ取り入れ、富士山、達磨、千鳥、鈴、瓢箪など、意味を持つ伝統文様を型染めで表現しています。

本品堂の母体は1867年創業の江戸型染め屋「更銈(さらけい)」。古いものをそのまま残すのではなく、イヤホンやカードなども入れられる日用品へ変えながら、江戸の文様文化を受け継いでいるのが大きな特徴です。

この記事でわかること

  • 本品堂「守袋」の特徴と現在の使い方
  • 守袋を購入できる店舗と公式通販
  • 1867年創業の「更銈」から続く型染めの歴史
  • 千鳥・達磨・瓢箪など縁起柄に込められた意味

本品堂の守袋は公式通販や銀座伊東屋などで購入できる

出典:本品堂公式オンラインストア「守袋とは」

本品堂の守袋は、公式オンラインストアで購入できるほか、東京都内を中心とした常設取扱店でも販売されています。

主な取扱店は次のとおりです。

  • 銀座伊東屋 G.Itoya本店6F
  • 松屋浅草店
  • 藤巻百貨店 銀座店
  • 神保町いちのいち グランスタ丸の内店
  • 神保町いちのいち 有楽町店
  • 神保町いちのいち アトレ上野店

店舗によって取り扱っている柄や商品が異なるため、目当ての文様が決まっている場合は事前確認がおすすめです。

公式オンラインストアでは多数の守袋が販売されており、たとえば「福千鳥」は桐箱入り3,300円、紙パッケージ2,970円。サイズは縦13.7cm×横10cmで、表地には綿、裏地にはポリエステルが使われています。

守袋は現代ならイヤホンやカードを入れる小物入れになる

「守袋」と聞くと、神社や寺院のお守りを入れる専用品のようにも感じます。

もともとは江戸時代の人々がお守りや護符を入れ、懐に忍ばせていた小袋です。江戸の粋人たちは、自分の好みに合った縁起柄を誂え、その文様や仕立てにも個性を表したと伝えられています。

本品堂は、この文化を現代の日用品としてよみがえらせました。

今なら、

  • ワイヤレスイヤホン
  • USBメモリ
  • 印鑑
  • カード
  • リップクリーム
  • 薬
  • 衛生用品
  • 小さなお菓子

などを入れる小物入れとして使えます。

「江戸時代のお守り袋」という用途だけに限定せず、大切なものを持ち歩く袋という考え方を残しているところが面白いポイントです。

富士山・千鳥・達磨・瓢箪…柄そのものに意味がある

本品堂の守袋の魅力は、色鮮やかなデザインだけではありません。

一つひとつの文様には、長い歴史の中で受け継がれてきた意味があります。

代表的なものでは、

  • 達磨:七転び八起きから、心願成就や目標達成
  • 瓢箪:6つの瓢箪を「六瓢=無病」と読み、無病息災や健康長寿
  • 千鳥:「千取り」の語呂から目標達成や勝運祈願
  • 鈴:厄を祓い、開運招福につながる文様
  • 富士山:古くから親しまれてきた縁起の良い富士の文様
  • 蜻蛉:前へ進み後退しない姿から「勝ち虫」と呼ばれる文様

などがあります。

たとえば「福千鳥」は、ふっくらと丸い千鳥と波を表現した輪を組み合わせた図柄です。

千鳥には「多くのものを手に入れる」という意味を重ね、周囲の輪には波から転じた永遠不滅の意味が込められています。

単に「かわいい柄だから選ぶ」だけでなく、贈る相手や自分の願いに合わせて文様を選べるのが守袋ならではです。

本品堂の原点は1867年創業「更銈」の江戸型染め

本品堂のものづくりを支えているのが、江戸型染めの技術です。

母体となる「更銈」は1867年、初代・新兵衛によって東京・浅草で創業しました。

型染めでは、和紙に文様を彫った「型紙」と、もち米から作る糊を使います。

生地の染めたくない部分を糊で防ぎ、型紙を使って細かな文様を染め分けていく、日本独自の染色技法です。現在につながる技術の基盤は約400年前に成立したとされています。

守袋の文様も、浅草の工房で一つひとつ手仕事によって染め抜かれ、彩色されています。

大量生産されたプリント雑貨とは違い、昔から伝わる「型を使って布を染める」という工程そのものが商品に残っています。

着物だけでは伝統技術が残らないことから本品堂が生まれた

現在の「本品堂」が誕生した背景には、伝統技術を暮らしの中へ戻したいという考えがあります。

母体の更銈は着物の型染めを手がけてきましたが、本品堂は「型染めや伝統文様を、もっと気軽に楽しんでもらいたい」という思いから約20年前に誕生しました。

現在ものづくりを担っているのは、デザイナーの大野耕作さんと、更銈5代目の工藤資子さん。

工藤さんが代々受け継がれてきた型染めの技術を持ち、大野さんが日本に残る伝統文様を調べながら、現代でも使いやすいデザインへ落とし込んでいます。

伝統工芸を美術館の中だけに残すのではなく、小さな袋として毎日持ち歩けるものにする。

その発想が、守袋という商品につながっています。

文様は「飾り」ではなく願いを託すもの

本品堂が大切にしているのは、文様を単なる装飾として扱わないことです。

日本の伝統文様には、健康、長寿、勝運、厄除け、良縁、成長など、人々が暮らしの中で抱いてきた願いが重ねられてきました。

だからこそ守袋には、その文様の意味を伝えるカードも添えられています。

自分用なら、現在の目標に合った柄を選ぶ。

贈り物なら、相手への願いを柄に託す。

言葉だけでは少し照れくさい気持ちを、昔ながらの文様に置き換えて渡せるのも守袋の魅力です。

浅草の工房から銀座など全国の取扱店へ

本品堂の工房は東京都台東区橋場にあり、商品の制作を行っています。

一方、購入しやすい常設店としては銀座伊東屋や松屋浅草などがあります。

特に銀座伊東屋では本店6Fで常設販売されており、東京メトロ銀座駅からも訪れやすい場所です。

公式通販も用意されているため、東京まで行けなくても購入できます。

ただし、本品堂の商品は手仕事で作られており、公式オンラインストアでは注文状況によって発送まで日数がかかる場合があります。欲しい柄が決まっている場合は在庫状況も含めて確認しておくと安心です。

まとめ

本品堂の「守袋」は、江戸時代にお守りや護符を入れて持ち歩いた小袋を、現代の日用品としてよみがえらせた商品です。

背景にあるのは、1867年に浅草で創業した江戸型染め屋「更銈」。

富士山、達磨、千鳥、瓢箪、鈴などの縁起柄を、浅草の工房で一つひとつ型染めしながら受け継いでいます。

イヤホンやカードを入れる小物入れとして使える一方、柄には健康、目標達成、開運など、それぞれ昔から伝わる意味があります。

伝統技法をただ保存するのではなく、毎日の暮らしで使える小さな道具へ変えて次の時代へ残していることこそ、本品堂の守袋の大きな魅力です。

参考リンク

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