ナンタケットバスケットは籐と木を編み上げるアメリカの伝統工芸品
ナンタケットバスケットは、米国東海岸のナンタケット島で育まれた、籐と木製のパーツを組み合わせて作る手編みのかごです。完成品は小型の販売例で48,400円、大きさや装飾によっては10万円以上、高級な作品は数十万円以上になります。2026年11月7日放送予定の日本テレビ『ぶらり途中下車の旅』でも、アメリカ・ナンタケット島の技法による籐製のバスケットとゴルフバッグが紹介される予定です。
ナンタケットバスケットとは?普通のかごとの違い
ナンタケットバスケットの特徴は、モールドと呼ばれる木型を使い、底の木製ベースに縦の骨組みを立て、細い籐を規則正しく編み込む製法にあります。ふちにはリム、持ち手には木や革を取り付け、ふた付きの作品ではつまみや留め具にも工夫が施されます。
木型に沿って形を整えるため、編み目が細かく、均整の取れた丸型や楕円形のかごに仕上がります。材料には籐のほか、チェリー、オーク、メープルなどの木材が使われます。手で編むため、同じ型でもサイズや編み方、装飾によって表情が変わります。持ち歩くバッグだけでなく、小物入れ、蓋付きのパース、ワインボトル用のかごなどにも応用されています。
完成品の値段はいくら?4万円台から数十万円以上
ナンタケットバスケットは一律の定価がある商品ではありません。作品の大きさ、ふたの有無、材料、編み目の細かさ、制作者によって価格が大きく変わります。実際の専門店の税込掲載価格例を見てみましょう。
- 5インチラウンドバスケット:48,400円。ドゥブリアン掲載の直径約14cm、高さ約10cm(ハンドルを含む高さ約18.5cm)の小型作品。
- 6インチラウンドバスケット:104,500円。ドゥブリアンの掲載例。
- 9インチオーバルバスケット:385,000円。ドゥブリアン掲載のふた付き作品例。
いずれも個別商品の掲載価格で、ナンタケットバスケット全般の最低価格や平均価格を示すものではありません。高級な木材や装飾を用いた作品、作家の一点物はさらに高額になることがあります。購入前にはサイズ、底や持ち手の素材、付属品、納期、在庫を確かめておきましょう。
どこで買える?完成品とオーダーメイドの購入先
完成品を購入するなら、ナンタケットバスケットの専門店や制作教室に併設された販売店が候補です。たとえばドゥブリアンでは完成品や制作資材を取り扱い、公式オンラインショップにサイズ別の作品を掲載しています。Nantucket Basket Companyも、職人によるオーダーメイド作品と材料を公式サイトで案内しています。
商品名に「ナンタケット」とあっても、籐ではなく革を編んだデザインバッグなど別製法のものがあります。伝統的なナンタケットバスケットが欲しい場合は、木製ベース、籐の編み目、木型を用いた製法などの説明を確かめて選ぶと安心です。販売状況や価格は注文時の掲載内容が優先されます。
作り方は?木型と籐を使う基本工程
基本となる制作の流れは、①作りたい形に合う木型と底板を用意する、②木型に底板を固定して縦の籐を立てる、③細い籐を横方向に編み込んで側面を作る、④ふちのリムを仕上げる、⑤持ち手やふたなどを取り付けるというものです。
木型(モールド)、底のベース、縦のステーブ、編み込むケーン、ふちのリムは、それぞれサイズを合わせる必要があります。たとえば専門店の5インチ用材料では、木製ベースが3,278円から、木型のボトムが27,280円、木製ハンドルが6,050円からの掲載例があります。これは材料の一部のみで、これだけ購入しても完成するわけではありません。
編み目の幅をそろえながら立体的な形に仕上げるため、初心者には教室で基本を学ぶ方法が向いています。自分で作る場合は材料だけでなく道具、木型のレンタルや購入、受講費も予算に含めて考えましょう。
体験教室の料金は?青山では6回36,432円と材料費
実際に編んでみたい人には、全国の制作教室やカルチャー講座があります。NHK文化センター青山教室の2026年10〜12月期「ナンタケットバスケット 土曜午前クラス」は、第2・4土曜日の全6回で、掲載されている会員受講料は36,432円(税込)です。教材費は1作品につき25,000円からで、選ぶ素材によって変わります。
この掲載条件で受講料と作品1点の材料費を単純に合計すると61,432円以上です。ただし、講座の受講資格・会員費・道具代や制作状況などにより実際の負担は異なります。また、全6回の受講が必ず1作品の完成を保証するという意味ではありません。開催日や受付状況はNHKカルチャーの講座案内で確認できます。
より近い教室を探す場合は、New England Nantucket Basket Associationが全国と北米の認定講師によるクラスを案内しています。初めてなら、必要な材料や作れるサイズ、1回あたりの時間、何回程度で完成するかを先に聞いておくと選びやすくなります。
長く使うためのお手入れと保管方法
日常のお手入れは柔らかい布で軽く乾拭きし、編み目にたまったホコリはやさしくブラシで落とします。籐や木、革を組み合わせた作品は湿気に弱いため、雨に濡れたら早めに水気を拭き取り、直射日光の当たらない風通しのよい場所で保管するのが基本です。
天然素材の色の変化も魅力のひとつですが、長時間の強い日差しや湿った場所での放置は避けましょう。装飾や持ち手に特殊な素材が使われている場合は、制作者や販売店の案内を優先してください。
まとめ
ナンタケットバスケットは、木型を使って籐を細かく編み上げるアメリカ発祥の伝統工芸です。完成品の価格例は小型で48,400円、サイズや装飾によって10万円台から数十万円以上まで幅広くあります。自作する場合は木型や籐などの材料に加えて受講料も必要です。購入するか教室で作るか、予算と楽しみ方に合わせて選べます。
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