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オルファのカッターナイフは誰が発明?岡田良男と板チョコから生まれた折る刃式の秘密

折る刃式カッターナイフ、板チョコ、ガラス片。板チョコが生んだ発明のイメージ ものづくり

折る刃式カッターナイフを発明したのはオルファ創業者の岡田良男

2026年11月6日放送予定の『ザワつく!金曜日』では、日本発祥の大ヒット商品を当てるクイズが登場します。折る刃式カッターナイフは1956年に日本で発明され、世界に広がった身近な道具です。発明者はオルファ株式会社の創業者、岡田良男(おかだ よしお)。使い捨てだった刃を、繰り返し新しい切れ味で使える道具に変えました。

靴職人のガラス片と板チョコが発明のヒント

岡田良男は、紙の断裁業を営む家庭に生まれ、幼い頃から刃物に親しんでいました。弟の三朗から、紙を安全かつ無駄なく切る道具はないかと相談されたことが、開発に向かうきっかけです。

当時、印刷の現場ではカミソリの刃を使うこともあり、切れ味が落ちれば刃全体を捨てていました。一方、路上の靴職人はガラス片で靴底を削り、切れなくなるとガラスを割って新たな鋭い部分を使っていました。

そこに重なったのが、溝に沿って割れる板チョコです。あらかじめ刃に折り筋を入れれば、先端が鈍くなっても折り取って次の鋭い刃先を出せる。日常の二つの光景が、一枚の刃を長く使える仕組みにつながりました。

1956年に試作品完成、1959年に商品化

岡田良男が世界初の折る刃式カッターナイフの試作品を完成させたのは1956年。刃の折り筋の間隔や深さ、硬さ、研磨の精度を何度も調整し、刃先の角度を59度とする設計にたどり着きました。

ただし、発明してすぐ広まったわけではありません。「刃が折れる道具」は常識外れと見られ、製造を引き受ける企業が見つかりませんでした。自ら商品化に取り組んだものの、最初に製造した3,000本は仕上がりが不ぞろいで、岡田は一本ずつ約3か月かけて手直ししました。

こうして1959年4月に商品化・発売が始まります。発明の年は1956年、発売開始は1959年です。その後、1967年に前身の岡田工業株式会社を設立し、1984年に社名をオルファ株式会社へ変更しました。折る刃式カッターナイフは世界100か国以上に広がり、身近な道具として使われています。

「OLFA」の社名と黄色い本体の由来

オルファ(OLFA)という名前は「折る刃」に由来します。海外でも通用する名前にするため、「OLHA」のHをFに変えたブランド名が使われました。

黄色い本体にも理由があります。刃物が工具箱の中でも目立ち、不意のけがを避けられるようにという考えから選ばれた色です。たまごの黄身のような温かい黄色が採用され、1967年発売の「A型」「L型」に初めて使われました。今ではオルファを象徴する色になっています。

折る刃式カッターを使う際の注意点

刃を折れば切れ味のよい先端に替えられますが、刃の扱いには注意が必要です。オルファは、作業中に刃を出す長さの目安を折り筋1本分とし、刃を長く出しすぎないよう案内しています。切る物を押さえる手は、刃が進む方向に置きません。

切れ味が落ちたら、刃折り器など適切な道具を使い、飛び散らないよう安全に刃先を処理します。刃を無理にねじったり、手で直接折ったりしないことも大切です。

まとめ

折る刃式カッターナイフは、岡田良男が靴職人のガラス片と板チョコから着想し、1956年に発明した日本生まれの道具です。1959年の発売までには多くの試行錯誤がありました。OLFAという名前や黄色い本体にも、使いやすさと安全を重視する発明者の思いが込められています。何気なく使う文房具にも、大きな工夫が隠れています。


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