ツナ缶のうま味を丸ごと活かす和風チャーハンのコツ
チャーハンは家庭の定番料理ですが、なかなかお店のようなパラパラ食感にならないと悩む人も多いのではないでしょうか。『ノンストップ! 笠原将弘のおかず道場(2026年6月9日)』でも取り上げられ注目されています。
今回のレシピは、ツナ缶を汁ごと使うことや、卵黄をご飯に混ぜてから炒めることが大きな特徴です。さらに青ジソの爽やかな香りと、たくあんのポリポリした食感が加わることで、いつものチャーハンとはひと味違うおいしさが楽しめます。
この記事では、作り方だけでなく、なぜその調理法がおいしさにつながるのかまで詳しく紹介します。
この記事でわかること
・ツナ缶を汁ごと使う理由とうま味を引き出すコツ
・卵黄をご飯に混ぜてパラパラに仕上げる方法
・青ジソとたくあんがチャーハンに合う理由
・家庭でも失敗しにくいおいしい炒め方のポイント
NHK【明日から使えるプロの食材術】干物・ツナ缶・ちくわ活用術

(印刷用)
材料と作り方
材料は4人分です。
ツナ缶(油漬け)2缶
青ジソ10枚
長ネギ1/2本
たくあん60g
卵4個
温かいご飯800g
サラダ油大さじ3
塩、コショウ各少し
しょうゆ小さじ2
酒小さじ2
いりゴマ大さじ1
作り方です。
・青ジソは粗みじん切りにする
・長ネギとたくあんはみじん切りにする
・卵は卵黄と卵白に分ける
・温かいご飯に卵黄を混ぜ、ご飯全体を黄色くする
・フライパンにサラダ油を入れて中火で熱する
・卵白を入れ、しっかり火が通るまで炒める
・卵黄を混ぜたご飯を加え、ほぐすように炒める
・ご飯がパラッとしてきたら、ツナを缶汁ごと加える
・全体を炒め合わせ、塩、コショウで味を整える
・青ジソ、長ネギ、たくあんを加えてさっと炒める
・しょうゆと酒を鍋肌から入れ、香りを立たせる
・全体を炒め合わせて器に盛る
・仕上げに白いりゴマをふる
ツナ缶を汁ごと使ってうま味を出すコツ
ツナ缶を開けたとき、油を捨てるか迷う人は多いと思います。さっぱり食べたい料理なら油を切るのもよいですが、チャーハンでは缶汁ごと使うことで、味がぐっとまとまりやすくなります。
ツナ缶の油には、魚のうま味や香りが移っています。これをご飯にからめることで、ただの炒めご飯ではなく、だしのような深みが出ます。特に今回のように肉を使わないチャーハンでは、ツナの油がコクの役割をしてくれます。
ただし、入れ方には少し注意が必要です。ツナを早く入れすぎると、水分と油分でご飯が重くなりやすいので、ご飯をある程度炒めてから加えるのがコツです。
おすすめの流れは、
卵黄ご飯を炒める
ご飯がほぐれる
ツナを缶汁ごと入れる
全体にからめる
最後に香味野菜を入れる
という順番です。
ツナの油だけで炒めようとすると焦げやすくなったり、香りが強く出すぎたりすることがあります。そのため、最初はサラダ油で卵白とご飯を炒め、途中でツナを加える方が失敗しにくいです。
また、ツナ缶は商品によって塩気が違います。最初から塩を多く入れると、たくあんやしょうゆの塩気も加わって濃くなりすぎることがあります。塩、コショウは最後に味を見ながら足すと安心です。
ツナ缶を汁ごと使う良さは、節約にもあります。油を捨てずに使うことで、うま味も無駄にせず、少ない材料でも満足感を出せます。冷蔵庫に肉がない日や、昼ごはんを手早く作りたい日にも向いています。
卵黄ご飯と青ジソ・たくあんでパラパラに仕上げるポイント
このチャーハンが面白いのは、卵をそのまま入れないところです。卵黄をご飯に混ぜ、卵白は先に炒めます。このひと手間で、米粒に卵黄がからみやすくなり、炒めたときにパラパラ感が出やすくなります。
卵黄には油分があり、ご飯の表面を包むように混ざります。その状態で炒めると、米粒同士がくっつきにくくなります。家庭の火力でも作りやすい方法なので、「チャーハンがベチャッとなる」という人に向いています。
大事なのは、温かいご飯を使うことです。冷たいご飯はかたまりやすく、卵黄も均一に混ざりにくくなります。温かいご飯に卵黄を混ぜて、黄色いご飯を作ってから炒めると、フライパンの中であわてずに済みます。
青ジソは、最後に加えるのがおすすめです。長く炒めると香りが飛びやすいため、仕上げに近いタイミングでさっと混ぜると、食べたときにふわっと香ります。ツナのコクに青ジソのさわやかさが加わることで、重たくなりすぎません。
たくあんは、味だけでなく食感のためにも大切です。チャーハンはご飯が中心なので、食べ続けると味が単調になりがちです。そこにたくあんのポリポリ感とほどよい塩気が入ると、ひと口ごとに変化が出ます。
たくあんを入れるときは、大きすぎると食感が強くなりすぎるので、みじん切りがおすすめです。ご飯になじませながら、時々ポリッと感じるくらいがちょうどよいです。
仕上げのしょうゆと酒は、直接ご飯にかけるよりも鍋肌から入れると香ばしくなります。しょうゆの香りが立ち、ツナや青ジソの風味ともよく合います。
おいしく仕上げるポイントをまとめると、温かいご飯を使うこと、卵黄を先に混ぜること、ツナはご飯がほぐれてから入れること、青ジソとたくあんは最後にさっと混ぜることです。
この4つを意識するだけで、家のフライパンでも香りのよい和風チャーハンに近づきます。余った青ジソやたくあんの使い道にもなるので、冷蔵庫整理をしながら満足感のある一皿を作れるのが魅力です。
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