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オモニ直伝ポッサムはねぎとにんにくで蒸す!ゆでる作り方との違い【激突メシあがれで紹介】

レシピ

ねぎとにんにくで蒸す「オモニ直伝ポッサム」が気になる

『激突メシあがれ(韓国料理SP)(2026年8月27日)』で、韓国から参戦する料理自慢が披露するのがオモニ直伝のポッサムです。ポイントは、一般的によく知られる「豚肉をゆでる」作り方ではなく、ねぎとにんにくを使って蒸し上げること。韓国家庭料理としてのポッサムの意味や、スユクとの違い、何を包んで食べるのかまで知ると、この一皿の面白さがより見えてきます。

この記事でわかること

  • オモニ直伝ポッサムの特徴
  • ポッサムとスユクの違い
  • ねぎとにんにくを使う理由
  • ポッサムとキムチ文化の深い関係

※放送後詳しい内容が分かり次第追記します。

オモニ直伝ポッサムは「ねぎとにんにくで蒸す」のが特徴

韓国から参戦する挑戦者が作る豚肉料理は、ねぎとにんにくで蒸し上げるポッサムです。

ここがまず大きなポイントです。

日本で紹介されるポッサムレシピでは、豚バラ肉や豚肩肉を香味野菜と一緒にじっくりゆでる方法がよく見られます。韓国観光公社の料理紹介でも、豚肉を臭みが出ないようにゆでて薄く切り、キムチなどと合わせる料理として説明されています。

一方、韓国では豚肉を蒸して食べる方法も昔から存在します。キムチを仕込む「キムジャン」の時期に、できたてのキムチと一緒に蒸した豚肉を食べる家庭文化も紹介されています。

つまり今回の料理は、奇抜なアレンジというより、家庭に受け継がれてきた豚肉料理をベースにした一皿と見ることができます。

「オモニ」は韓国語で母を意味します。

料理のテクニックだけでなく、母から子へ受け継がれてきた家庭の味という背景まで含まれているところが、このポッサムの魅力です。

そもそもポッサムは豚肉だけを指す料理ではない

ポッサムというと「韓国風ゆで豚」の名前だと思いがちですが、本来は食べ方まで含めて考えると分かりやすくなります。

基本は、加熱した豚肉を食べやすく切り、

  • 白菜
  • サンチュなどの葉野菜
  • キムチ
  • 大根のキムチ
  • サムジャン
  • セウジョと呼ばれるアミの塩辛

などと一緒に包んで食べます。

肉だけでは完成しないのが面白いところです。

豚肉の脂のコクに、キムチの辛みや酸味、野菜の食感、発酵調味料のうま味を重ねて、ひと口に包みます。

焼いた豚肉を葉野菜で包むサムギョプサルにも似ていますが、ポッサムはゆでる・蒸すなどの方法で火を通した豚肉を使うのが大きな違いです。

ポッサムとスユクの違いは「肉」と「食べ方」

韓国料理を調べていると、ポッサムと一緒によく出てくるのがスユク(수육)です。

2つはかなり近い料理ですが、意味は少し違います。

スユクは、牛肉や豚肉をゆでたり蒸したりして作る加熱した肉そのものを指す言葉です。

一方のポッサムは、その豚肉をキムチや白菜などで包んで食べる料理として定着しています。韓国の食文化資料でも、スユクはゆでる・蒸すことで作る肉料理、ポッサムは豚肉をキムチなどで包んで食べる料理として説明されています。

簡単に整理すると、

スユク=加熱した肉

ポッサム=その肉を野菜やキムチで包んで楽しむ料理

と考えると分かりやすいでしょう。

料理名を知っているだけでは気づきにくい違いですが、韓国料理店でメニューを見るときにも役立ちます。

ねぎとにんにくは豚肉料理でよく使われる香味野菜

今回の作り方を象徴するのが、ねぎとにんにくです。

豚肉を使ったポッサムでは、にんにく、ねぎ、しょうが、玉ねぎなどの香味野菜を一緒に使うレシピが多く見られます。

韓国料理の資料に掲載されたポッサムでも、豚バラ肉を調理する際に、にんにく、しょうが、玉ねぎ、ねぎ、テンジャンなどが使われています。

日本の家庭向けレシピでも、豚バラブロックを長ねぎやにんにくなどと一緒に加熱する作り方があります。

今回の料理では、その香味野菜を生かしながら「蒸す」という方法が選ばれています。

鍋いっぱいの湯で煮るポッサムとは調理風景もかなり違うため、家庭でポッサムを作ったことがある人ほど気になるポイントになりそうです。

蒸すポッサムは韓国の食文化から外れた料理ではない

「ポッサムはゆで豚なのに、蒸してもポッサムなの?」と感じる人もいるでしょう。

実は、豚肉を蒸す方法そのものは韓国の食文化にも見られます。

韓国政府の食文化紹介では、キムジャンをするときにゆでたり蒸したりした豚肉を準備し、できたてのキムチと一緒に食べる文化が紹介されています。

また韓国料理資料では、スユクについて肉を「boiling or steaming」、つまりゆでる、または蒸して作る料理として説明しています。

そのため、

ポッサム=必ず大量の湯でゆでなければならない

というわけではありません。

家庭ごとに使う香味野菜や調味料、火の入れ方が違うことも、家庭料理ならではの面白さです。

今回の「オモニ直伝」という言葉は、まさにその家庭ごとの違いを感じさせます。

ポッサムとキムチは切り離せない組み合わせ

ポッサムを語るうえで欠かせないのがキムチです。

特に韓国では、冬に備えて大量のキムチを仕込む「キムジャン」とポッサムとの結びつきがあります。

家族や地域の人たちが集まってキムチを仕込み、その日に作った新しいキムチと温かい豚肉を一緒に食べる文化があります。

長期間熟成させた酸味の強いキムチとは違い、作りたてのキムチには野菜のみずみずしさがあります。

そこへ豚肉を合わせます。

肉料理と漬物を別々に食べるのではなく、白菜に豚肉とキムチを重ね、ひと口に包んで完成させるのがポッサムです。

だからこそ、肉の味付けだけで勝負する料理とは違います。

肉、葉野菜、キムチ、味噌のどれを組み合わせるかによって、同じ豚肉でも食べるたびに味を変えられます。

ポッサムを家で食べるならサムジャンがあると作りやすい

家庭でポッサムを楽しむなら、肉だけでなくサムジャンを用意すると韓国らしい食べ方に近づきます。

サムジャンは、韓国味噌をベースに唐辛子やにんにく、ごま油などを合わせた調味味噌です。

食べ方は簡単です。

サンチュや白菜などを広げ、

豚肉→キムチ→サムジャン

の順にのせて包みます。

好みでねぎやにんにくを加えると、さらに香りが重なります。

1枚の葉に具材を詰め込みすぎず、一口で食べられるくらいにすると食べやすくなります。

豚バラと豚肩肉では食べた印象も変わる

ポッサムには豚バラ肉だけでなく豚肩肉も使われます。韓国観光公社も、サムギョプサルにあたる豚バラと肩肉を使用する料理として紹介しています。

豚バラなら脂身が多く、柔らかな食感を楽しみやすいのが特徴です。

一方、肩の部位は赤身部分もあるため、肉らしい食感を楽しみやすくなります。

スーパーでブロック肉を選ぶときは、「本場だから必ず豚バラ」と決める必要はありません。

野菜やキムチをたっぷり合わせたいなら、肉の脂身とのバランスを見ながら部位を選ぶと食べやすくなります。

家庭で作るときは豚肉の中心までしっかり加熱する

ポッサムは大きな豚肉の塊を使うことが多いため、家庭で作る際に最も気を付けたいのが加熱不足です。

表面が十分熱くなっていても、厚いブロック肉は中心まで火が入るのに時間がかかります。

豚肉は生や加熱不足の状態では食べず、中心部まで十分に加熱することが必要です。加熱条件の目安には、中心部63℃で30分以上、または75℃で1分以上などがあります。

特に蒸し料理は、肉の大きさや厚み、蒸し器の状態によって加熱時間が変わります。

時間だけで判断せず、中心まで十分火が通っていることを確認するのが大切です。

「オモニの味」が競う料理の中でも強い理由

料理対決というと、高級食材や複雑な技法に目が向きがちです。

今回のポッサムは少し違います。

中心にあるのは、韓国の家庭で母から伝えられてきた料理です。

ねぎとにんにくを使って豚肉を蒸し、キムチや野菜と包んで食べる。

料理そのものは素朴でも、その中には韓国の家庭料理、キムジャン、サム文化までつながっています。

「なぜこの作り方なのか」をたどるほど、単なる豚肉料理ではなくなっていくのがポッサムの面白さです。

5分で完成するトマトコッチョリが「日本の家庭で作りやすい韓国料理」なら、このオモニ直伝ポッサムは韓国家庭に受け継がれる味そのものを知る料理として、対照的な楽しみ方ができます。

参考リンク


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