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上野動物園コビトカバ「イロハ」はいつ見られる?両親・名前の由来・展示時間【あさイチ】

あさイチ

上野動物園のコビトカバ「イロハ」はクリスマス生まれの女の子

丸い体に小さな耳、つやつやした黒い肌。上野動物園で新たに会えるようになったコビトカバの子どもが**「イロハ」**です。『あさイチ 上野界わいブラリ旅(2026年9月3日)』の“っぽくない動物”と合わせて知っておきたい存在で、2025年12月25日に誕生しました。名前の由来、両親、誕生の経緯、会いやすい時間までまとめます。

この記事でわかること

  • コビトカバ「イロハ」の誕生日と名前の由来
  • 母モミジ・父モトモトとの関係
  • 上野動物園で見られる場所と時間
  • 普通のカバとは違うコビトカバの暮らし

イロハは2025年12月25日に生まれたメスのコビトカバ

(出典:上野動物園「コビトカバの子どもの名前が決まりました!

イロハは2025年12月25日、上野動物園で誕生したメスのコビトカバです。

生まれた時間は12月25日0時38分。その日の午前2時ごろには授乳が確認され、母子ともに落ち着いて過ごしていました。母親はモミジ、父親はモトモトです。

クリスマス当日に生まれたため、名前候補にはクリスマスツリーを連想させる「トウヒ」や「ヒイラギ」も入りました。

それでも投票で1位になったのは「イロハ」。

赤ちゃんらしいかわいさだけでなく、母親とのつながりまで名前に込められているところが、この子の大きな特徴です。

名前は母「モミジ」から続くイロハモミジが由来

(出典:上野動物園「コビトカバの子どもを展示場に出す練習を始めます」

「イロハ」という名前は、母親のモミジから連想した「イロハモミジ」に由来します。

2026年3月17日から31日にかけて、

  • イロハ
  • コハナ
  • ヒイラギ
  • ツバキ
  • トウヒ

の5候補で投票が行われました。

総投票数は9119票。そのうちイロハが3142票を獲得して1位となり、正式な名前に決まりました。2位のコハナは2745票だったので、比較的接戦だったことも分かります。

イロハモミジには「調和」「美しい変化」という花言葉があり、成長して姿を変えていく子どもの名前としても印象的です。

母モミジは上野生まれ、父モトモトはチリ生まれ

イロハの家族関係も興味深いところです。

母親のモミジは2003年11月20日に上野動物園で生まれました。

一方、父親のモトモトは2013年7月9日、南米チリのブイン動物園生まれです。

モトモトは2023年3月20日に大阪府吹田市のNIFRELから上野動物園へやってきました。

目的は、コビトカバの繁殖です。動物園同士が協力するブリーディングローンという仕組みによって受け入れられました。これは繁殖を目的に動物を一定期間貸し借りする取り組みです。

2025年6月上旬にモミジとモトモトを同居させ、複数回の交尾を確認。その後の超音波検査で胎児とみられる姿が確認され、約半年後のクリスマスにイロハが誕生しました。

母モミジはイロハからほとんど離れない子育てをしていた

上野動物園では2025年、モミジだけでなく、妹のナツメもコビトカバを出産しました。

同じ姉妹でも、子育ての方法には大きな違いがありました。

ナツメは比較的早い段階から子どもと離れて過ごす時間が見られました。野生のコビトカバでは、子どもが物陰に隠れ、母親が1日に数回戻って授乳するような子育ても知られています。

一方のモミジは、イロハからほとんど離れず常に寄り添うような子育てをしました。

周囲の音や環境の変化にも敏感になっていたため、飼育担当者は監視カメラを中心に母子の様子を観察しています。

モミジが子どもから離れなかったため、イロハの体重測定などの健康管理が簡単ではなかったほどでした。

親子が並んでいる姿を見るときにも、この母親の強い保護行動を知っていると見え方が少し変わります。

イロハを見るなら午前中が狙いやすい

イロハは2026年6月2日から正式公開されています。

展示場所は西園のコビトカバ舎です。

公開開始時に案内された展示スケジュールは、

  • 9時30分~12時:屋外
  • 12時~15時:寝室との出入り自由
  • 15時以降:室内展示なし

となっています。

特に注意したいのが午後です。

12時以降は寝室への扉が開いているため、イロハ自身が中へ入ると姿が見えないことがあります。

「せっかく行くならイロハを見たい」という場合は、9時30分~12時の午前中を中心に計画したほうが見られる可能性を高めやすいでしょう。

ただし、生き物なので体調や天候によって展示方法が変わる場合があります。

普通のカバより小さいが大人になると160~270kgになる

「コビトカバ」という名前だけを見ると、かなり小さな動物を想像しそうです。

実際には、大人になると頭から胴まで約1.5~1.7m、体重は160~270kgほどになります。

確かに一般的なカバよりずっと小型ですが、人間と比べればかなり大きな動物です。

生息地は西アフリカのコートジボワール、リベリア、シエラレオネ、ギニアなどの熱帯雨林。

普通のカバが草原の川や湖でまとまって過ごすイメージとは違い、コビトカバは湿った森林で基本的に単独生活をします。

ここが「カバっぽくない」と感じる大きなポイントです。

普通のカバほど水の中に長時間いない

(出典:上野動物園「コビトカバ」

普通のカバとコビトカバでは、水との付き合い方にも違いがあります。

一般的なカバが暮らす草原は日差しが強く、体を守るため昼間の多くを水中で過ごします。

ところがコビトカバは森林に暮らしています。

木や茂みの陰に隠れることができるため、普通のカバほど長く水の中にいる必要がありません。

食べ物も植物中心で、木の葉、草、果実、若い芽などを食べます。

「小さいカバ」というより、森で暮らすことに適応した別の生活スタイルを持つカバと考えると、その姿や行動が分かりやすくなります。

コビトカバは絶滅の危険が高い希少動物

かわいらしい姿の一方で、コビトカバは野生では厳しい状況に置かれています。

IUCNレッドリストでは**EN(危機)**に分類されています。

上野動物園でイロハが生まれたことも、単に「かわいい赤ちゃんが増えた」という話だけではありません。

今回の繁殖は上野動物園とNIFRELが協力して進めたものです。動物園同士が個体を移動させながら繁殖を進めることは、希少動物を将来へ残していくためにも重要になります。

イロハの父モトモトが大阪から東京へやってきた背景には、こうした動物園を越えた繁殖計画があります。

入園料は一般600円、小学生まで無料

上野動物園の開園時間は基本的に9時30分~17時です。

入園料は、

  • 一般:600円
  • 65歳以上:300円
  • 中学生:200円
  • 都内在住・在学の中学生:無料
  • 小学6年生まで:無料

となっています。

通常の休園日は月曜日で、月曜日が祝日や振替休日の場合は翌日が休園日になります。

イロハが目当てなら「動物園は17時までだから午後遅くても大丈夫」と考えず、コビトカバ舎の公開時間を基準に予定を組むのがおすすめです。

イロハは「かわいい赤ちゃん」の先まで知るともっと面白い

イロハは、クリスマスに誕生したコビトカバの女の子です。

母モミジの名前からイロハモミジへつながる名前をもらい、9119票の投票から選ばれました。

さらに背景をたどると、チリ生まれでNIFRELからやってきた父モトモト、非常に子どもを大切にする母モミジ、動物園同士による共同繁殖という物語があります。

そして、コビトカバ自体も「普通のカバをそのまま小さくした動物」ではありません。

森林で単独生活をし、水への依存も普通のカバより少ない独特な動物です。

上野動物園でイロハを見るなら、丸い体やかわいらしい顔だけでなく、森で生きるカバならではの体つきや動き、母モミジとの距離感まで観察してみると、より楽しめます。


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