大阪・阿倍野「こたろう和」は寿司職人の父と羊羹職人の娘が営む店
2026年10月3日放送のABCテレビ「LIFE~夢のカタチ~」では、大阪市阿倍野区のテイクアウト専門店「こたろう和(のどか)」と、店を営む父・野間龍寛さん、娘・野間のどかさんが取り上げられます。
一つの店で作っているのは、巻き寿司と羊羹。一見すると結びつかない2つの商品ですが、その背景には、寿司職人として一度店を閉じた父と、アレルギーによって和菓子職人への道を阻まれた娘が、もう一度それぞれの仕事に挑んだ親子の物語があります。
この記事でわかること
- 「こたろう和」の場所と通販情報
- 野間龍寛さんとのどかさんが親子で店を始めた経緯
- 小エビの卵巻きと160種類以上の羊羹レシピ
- 寿司店と和菓子店を1つにした理由と現在
こたろう和は巻き寿司と羊羹を一緒に作るテイクアウト専門店
「こたろう和」は、大阪市阿倍野区万代にある寿司と羊羹のテイクアウト専門店です。
2021年9月に父・野間龍寛さんと娘・のどかさんが店をオープン。龍寛さんが寿司、のどかさんが羊羹を担当し、それぞれが職人として商品を作ってきました。
店の基本情報は次の通りです。
- 店名:こたろう和(のどか)
- 住所:大阪府大阪市阿倍野区万代1-6-2
- 業態:寿司・羊羹のテイクアウト専門店
- 開業:2021年9月
- 寿司担当:野間龍寛さん
- 羊羹担当:野間のどかさん
- 営業時間:11時~18時
- 定休日:月曜・火曜
姫松駅から徒歩圏内にあり、店頭だけでなくオンラインショップも設けられています。
通販ではフルーツ水ようかんやキャラメル羊羹を販売
羊羹は公式オンラインショップから通販されています。
「こたろう和」の羊羹は、北海道産の小豆や手亡豆、てん菜糖、無漂白寒天などを基本に使い、旬の果物や野菜を組み合わせるのが特徴です。伝統的な羊羹だけでなく、果実や洋菓子の発想を持ち込んだ商品を展開しています。
2026年10月1日時点で公式通販に掲載されている商品には、
- キャラメル羊羹アソート:2,850円
- パッションフルーツ水ようかん:1,800円
- フランボワーズ水ようかん:1,800円
- レモンパンチ水ようかん:1,600円
- 白桃水ようかん:1,600円
- 黒糖水ようかん
などがあります。
ただし、確認時点では掲載商品はいずれもSOLD OUTになっています。在庫や再販売については公式オンラインショップで確認するのが確実です。
キャラメル羊羹アソートは、「ミルクキャラメル羊羹」「いちごキャラメル羊羹」「焦がしキャラメル羊羹」の3種類を詰め合わせた商品。羊羹という枠の中に、かなり大胆に洋菓子の要素を取り入れています。
一番人気は約10尾のエビを包む「小エビの卵巻き」
父・龍寛さんが作る寿司の中で、番組が一番人気として紹介するのが「小エビの卵巻き」です。
出汁を染み込ませた薄焼き卵で、およそ10尾のエビを巻いた贅沢な巻き寿司。一般的な寿司店のように握り寿司を並べるのではなく、龍寛さんは自分が好きな「巻き寿司」で勝負しています。
仕込みは早朝から始まります。
龍寛さんが店に入るのは午前4時。複数の具材とシャリの味を合わせるため、それぞれを丁寧に仕込みます。
その根底にあるのが、父から受け継いだ「人と同じことをするな」という考え方でした。
この言葉は龍寛さんの寿司だけでなく、のどかさんの羊羹作りにもつながっています。
のどかさんは160種類以上の羊羹レシピを生み出した
「こたろう和」のもう一つの柱が、のどかさんの羊羹です。
果物と餡を合わせた羊羹をはじめ、これまでに生み出したレシピは160種類以上。季節の果実だけでなく、キャラメルなど洋菓子の要素も組み合わせながら、従来の羊羹とは違う商品を作っています。
のどかさんと羊羹の出会いは幼い頃でした。
公式発信では、2歳のときに福井の祖母の家で水ようかんを食べ、その味に強く惹かれたことが原点として紹介されています。
父が寿司職人として働く姿を見て育ったこともあり、自分も好きな和菓子を作る職人になりたいと考えるようになりました。
高校卒業後は製菓学校で学び、和菓子職人への道を進みます。
しかし、アレルギーによる激しい手荒れが起こり、仕事を続けることが難しくなりました。職人になるという幼い頃からの夢を、一度は断念せざるを得なくなります。
父・野間龍寛さんも一度は寿司店を閉じていた
一方、父の龍寛さんも順調に寿司職人を続けてきたわけではありません。
20代後半には2軒の店を構え、多くの従業員を抱えるまでになっていました。
ところが、多忙な生活の中で顔面神経麻痺を発症。店をたたむことになります。
寿司職人として店を閉じた父。
アレルギーで和菓子職人を諦めた娘。
それぞれ別の理由で一度立ち止まった2人が、再び職人として歩き始める場所になったのが「こたろう和」でした。
娘の「一緒にやれへん?」から親子の店が始まった
転機になったのは、のどかさんから父への申し出でした。
和菓子職人への夢を諦めきれなかったのどかさんが、店を休業していた龍寛さんに一緒に仕事をすることを提案。龍寛さんも娘が羊羹職人として続けられるよう支えることを決めます。
こうして2021年、「寿司と羊羹」という異色の店が誕生しました。
寿司か和菓子か、どちらか一方に店を合わせるのではありません。
父が積み重ねてきた寿司職人としての仕事と、娘が諦めきれなかった羊羹職人としての夢を、そのまま1つの店に残した形です。
その後、寿司は2022年11月から髙島屋大阪店の味百選、羊羹は2023年2月から銘菓百選でも販売されるようになりました。
フルーツ羊羹には3年かけて生み出した独自技術も
のどかさんの羊羹は、単に果汁を餡へ混ぜているだけではありません。
果物、とくに柑橘類には酸があり、寒天を使った羊羹では固まりにくくなる問題があります。
「こたろう和」では試行錯誤を重ね、フルーツを使った羊羹を作るための方法を約3年かけて確立しました。
例えば「レモンパンチ水ようかん」には、大阪府和泉市・四季盛農園の「エコ・檸檬」を使用。果汁を手搾りし、白餡や寒天と合わせています。
2026年には、いちごと自家製キャラメルを組み合わせた羊羹も発売。
いちごとキャラメルをうまく合わせるため、2年以上試作を重ねてレシピを完成させています。
「人と同じことをするな」という祖父から父へ受け継がれた考え方が、娘の新しい羊羹にも表れているのです。
のどかさんの産休で父が寿司と羊羹の両方を担う
2026年10月3日の「LIFE~夢のカタチ~」では、親子に新たな変化が訪れます。
のどかさんが出産を控え、産休に入ることになったためです。
これまで寿司は父、羊羹は娘と役割を分けてきましたが、娘が店を離れる間は、龍寛さんが寿司だけでなく羊羹作りも担うことになります。
親子で始めた店が、今度は父1人で守る期間へ入ります。
一度は店を閉じた寿司職人の父が、娘と再出発し、さらに娘が作ってきた羊羹まで受け継ぐ。
「こたろう和」は、寿司と羊羹という珍しい商品だけでなく、親子それぞれの職人としての再出発が重なってできた店なのです。
店舗・通販の実用情報
「こたろう和」を利用する場合の基本情報です。
- 店名:こたろう和(のどか)
- 住所:大阪府大阪市阿倍野区万代1-6-2
- 営業時間:11時~18時
- 定休日:月曜・火曜
- 最寄り:阪堺電軌上町線・姫松駅から徒歩圏内
- 店舗形態:テイクアウト専門
- 通販:公式オンラインショップあり
- 主な通販商品:水ようかん、羊羹セットなど
通販商品は季節や製造状況によって入れ替わります。公式オンラインショップでは売り切れ表示になっている商品もあるため、購入時に最新の販売状況を確認してください。
まとめ
大阪・阿倍野の「こたろう和」は、寿司職人の父・野間龍寛さんと羊羹職人の娘・のどかさんが2021年に始めた、寿司と羊羹のテイクアウト専門店です。
龍寛さんは病気をきっかけに一度店を閉じ、のどかさんもアレルギーによって和菓子職人への道を断念。それでも娘の「一緒にやりたい」という思いから親子で再出発しました。
現在では、龍寛さんの小エビの卵巻きと、のどかさんが生み出した160種類を超える羊羹レシピが店の大きな柱になっています。
そして2026年、のどかさんの出産・産休という新しい節目を迎えます。
寿司を作ってきた父が、娘の羊羹まで受け継いで店を守る。「LIFE~夢のカタチ~」では、そんな職人親子の次の一歩が描かれます。
参考リンク
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