一富士フルーツが落札した「100万円のぶどう」は石川県産ルビーロマン
2026年10月3日放送のテレビ東京「出没!アド街ック天国」三鷹編で登場するのが、三鷹で約70年続く果実専門店「一富士フルーツ」です。
番組で大きなフックとなる「100万円のぶどう」の正体は、石川県オリジナル品種「ルビーロマン」。株式会社一富士は2026年7月17日の初競りで、最高品質の「特秀Gクラス」1房約1kgを100万円で落札しました。ただし、100万円は通常の販売価格ではなく、初競りで付いた特別な落札価格です。
この記事でわかること
- 100万円で落札されたぶどう「ルビーロマン」の正体
- 一富士フルーツの場所・営業時間・通販
- Café Ichifujiの場所・営業時間・予約方法
- 一富士が1956年から果物を扱い続けてきた歴史
100万円は販売価格ではなく2026年の初競り落札額
出典:一富士フルーツ公式サイト
2026年7月17日、金沢市中央卸売市場でルビーロマンの初競りが行われました。
この日に各産地から出荷された191房の中で、粒の大きさや色など厳しい基準をクリアした「特秀Gクラス」1房約1kgに付いた値段が100万円です。
その1房を購入したのが、東京都三鷹市で果実店とカフェを営む株式会社一富士でした。JA石川かほくによると、一富士による初競りでの購入は前年に続くものです。
ここで注意したいのが、「ルビーロマンは1房100万円で販売されている」という意味ではないことです。
一富士の公式オンラインショップでは、通常流通する「石川県 ルビーロマン」が20,000円で掲載されています。入荷状況や等級などで価格は変わるため、100万円の特秀Gクラスとは分けて考える必要があります。
つまり番組に出てくる「100万円のぶどう」は、通常商品が100万円なのではなく、その年のスタートを飾る特別な初競りで付いた価格なのです。
一富士フルーツの場所・営業時間・通販
一富士フルーツは、JR三鷹駅南口側の東京都三鷹市下連雀3-33-7にあります。
店舗の基本情報は次の通りです。
- 店名:一富士フルーツ
- 運営:株式会社一富士
- 住所:東京都三鷹市下連雀3-33-7
- 営業時間:8:30~19:00
- 定休日:水曜日、臨時休業あり
- 電話:0422-43-6554
- 主な商品:旬の果物、贈答用果物、果実セット、ジャム、ジュースなど
- 通販:公式オンラインショップあり
会社の公式情報では、果実全般だけでなく、贈答用果物や法事・法要用、葬祭用の果物なども扱っています。
通販にも力を入れており、季節の果物やフルーツセット、頒布会などを自宅から購入できます。
ルビーロマンのほか、ぶどうセットや希少品種、クラウンメロンなど、その時期に入荷する果物が公式オンラインショップへ掲載されます。
ルビーロマンは石川県が14年かけて育成した巨大ぶどう
ルビーロマンは、単に値段が高いぶどうではありません。
石川県が14年の歳月をかけて育成したオリジナル品種で、1995年に「藤稔」の種400粒をまいたことから開発が始まりました。
大きな特徴が粒のサイズです。
石川県はルビーロマンについて、粒が巨峰の約2倍になるほど大きく、鮮やかな赤色に色づくぶどうと紹介しています。
長期間の品種育成と厳しい品質管理によって、石川県を代表するブランド果実へ成長しました。
2026年の初競りでは、一富士が購入した特秀Gクラスの1房が100万円となりましたが、JA石川かほくでは、この年に県内105軒の生産者が約3万房の出荷を目指していたとしています。
一富士フルーツは1956年創業の老舗果実専門店
一富士の始まりは1956年です。
現在の「株式会社一富士」の前身となる「富士屋商店」として果実店を創業しました。
翌1957年には長野・山形・静岡からの産地直送販売と卸売を開始。1965年に「株式会社一富士」となりました。
その後、
- 2010年:田中眞紀子さんが2代目代表取締役社長に就任
- 2013年:通販事業を開始
- 2014年:フルーツ頒布会を拡大
- 2015年:店舗をリニューアル
と、地域の果物店から通販まで手がける専門店へ広がっています。
一富士が大切にしているのは、単純な安売りではありません。
生産者が果物を育てる時間や、新品種を生み出す研究者の努力まで含めて商品の価値を届けるという考えを掲げ、目利きによって産地や市場から果物を仕入れています。
100万円でルビーロマンを競り落とした背景にも、こうしたブランド果実を消費者へ伝えてきた専門店としての姿勢があります。
Café Ichifujiは一富士の果物をその場で味わえるカフェ
一富士には果実店だけでなく、**「Café Ichifuji(カフェ イチフジ)」**があります。
場所は一富士フルーツ本店から少し離れた三鷹市下連雀3丁目です。
- 店名:Café Ichifuji
- 住所:東京都三鷹市下連雀3-9-12 富士見マンション1階
- 営業時間:9:00~19:00
- ラストオーダー:18:15
- 定休日:水曜日・木曜日
- 電話:0422-24-9001
- 席の予約:不可
- 駐車場・駐輪場:専用設備なし
JR三鷹駅南口から徒歩圏内で、来店順に案内されます。
カフェでは、一富士が扱う旬の果物をパフェやフルーツサンドなどで楽しめます。
フルーツサンドには老舗果物店が選んだ果物と北海道産100%生クリームを使用。定番のミックスフルーツサンドやメロンサンドのほか、季節によってマンゴーやいちじくなども登場します。
果物を購入するだけでなく、その場で最もおいしい状態をデザートとして味わえる場所を作ったことで、一富士の果物を知る入口がさらに広がりました。
通販ではルビーロマンや季節の高級果物を購入できる
遠方から三鷹まで行けない場合でも、一富士には公式オンラインショップがあります。
掲載される商品は季節によって変わりますが、確認できる主な商品には、
- 石川県 ルビーロマン:20,000円
- 石川県 ルビーロマンと加賀しずく:22,000円
- 葡萄セット:17,000円
- 富士の輝き ブラックシャインマスカット:12,000円
- 四季の贅沢フルーツ頒布会:1回5,000円
などがあります。
生鮮果実のため、商品は収穫時期や入荷状況で変更されます。
ルビーロマンも一年中購入できる商品ではないため、購入したい場合は公式オンラインショップで販売状況を確認するのが確実です。
100万円の落札には能登への思いも込められていた
2026年の100万円落札には、単に高級ぶどうを仕入れる以上の意味もありました。
初競りに参加した一富士の田中聖基常務は、ルビーロマンの生産組織にとって節目の年であることに触れるとともに、能登半島地震を風化させず、復興へ協力したいという考えを語っています。
高値で購入されたルビーロマンは、それ自体がニュースになります。
しかし一富士が長く続けてきたのは、話題の果物だけを扱う商売ではありません。
1956年から産地や生産者と関係を築き、市場で目利きした果物を三鷹の店へ届け、現在は通販やカフェへと販売方法を広げてきました。
100万円のルビーロマンは、そんな一富士の「果物そのものの価値を伝える」という仕事を象徴する1房ともいえます。
まとめ
「出没!アド街ック天国」三鷹編に登場する一富士フルーツは、1956年創業の老舗果実専門店です。
2026年7月17日に行われた石川県産ルビーロマンの初競りでは、最高品質の特秀Gクラス1房約1kgを100万円で落札しました。100万円は通常の店頭価格ではなく、初競りで付いた特別な価格です。
一方、公式オンラインショップでは通常流通するルビーロマンも取り扱い、三鷹には旬の果物をパフェやフルーツサンドで楽しめる「Café Ichifuji」もあります。
「100万円のぶどう」という驚きの数字の奥にあるのは、約70年にわたり果物を見極め、生産者と消費者をつないできた三鷹の果物専門店の歴史です。
参考リンク
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