若者が熱狂する社交ダンス「夏全2026」の舞台
2026年10月6日放送の「マツコの知らない世界」では、元日本チャンピオンの織田慶治さん・渡辺理子さんが12年ぶりに登場し、「社交ダンスの世界」を1時間にわたって紹介します。
今回、大きく取り上げられるのが、青春を社交ダンスに捧げる大学生たちです。番組では全国大会、通称「夏全」の熱戦にも密着。2026年大会では、岡山大学が北海道大学の連覇を止めて団体優勝を果たすという大きな結果が生まれました。
この記事でわかること
- 夏全2026の団体・個人成績
- 岡山大学が団体優勝を果たした大会の仕組み
- スタンダードとラテンの学生チャンピオン
- 大学生が競技ダンスにのめり込む理由
夏全2026は岡山大学が団体優勝!北海道大学の5連覇を止める

2026年の「第63回全日本学生選抜競技ダンス選手権大会」は、7月12日に大阪府の東和薬品RACTABドームで開催されました。
「夏全」と呼ばれる、学生競技ダンスの全国大会です。
団体成績は次の結果となりました。
- 優勝:岡山大学
- 2位:北海道大学
- 3位:東京大学
岡山大学は、それまで大会を5連覇していた北海道大学を抑えて団体優勝。2026年大会を象徴する結果となりました。
夏全では、ただ1組のエースが勝てば大学が優勝できるわけではありません。
個人戦の成績をもとに団体成績が決まるため、大学全体として複数のペアが上位へ進むことが重要になります。2026年の岡山大学は、その層の厚さを見せました。
ラテンでは岡健太さん・宮嶋椛蓮さん組が2位。スタンダードでも上山健史郎さん・仙波紗弥さん組が4位、井上菖一さん・木下瑞樹さん組が5位に入りました。
1組だけではなく、ラテンとスタンダードの両方から上位選手を送り出したことが、団体優勝につながった大会でした。
ラテン優勝は北海道大学の安藤汰真・米沢芽映組
2026年夏全のラテン部門で頂点に立ったのは、北海道大学の安藤汰真さん・米沢芽映さん組でした。
ラテン部門の上位6組は次の通りです。
- 優勝:安藤汰真・米沢芽映組(北海道大学)
- 2位:岡健太・宮嶋椛蓮組(岡山大学)
- 3位:石橋優太・穴澤彩咲組(明治学院大学)
- 4位:モンゴメリアレキサンダー優瑠・鈴木麗彩組(慶應義塾大学)
- 5位:髙橋玄・西前陽成組(福岡大学)
- 6位:安田圭吾・池田優組(電気通信大学)
安藤さん・米沢さん組は学生大会だけでなく、2026年6月の日本インターナショナルダンス選手権アマチュア・ラテンでも決勝に進み、6位に入ったペアです。
全国の大学生だけで競う夏全で強いだけではなく、一般の競技選手も参加する大きな大会ですでに実績を残していました。
社交ダンスという言葉から「ゆったり踊るダンス」を想像すると、ラテン部門の印象はかなり異なります。
男女がペアになりながら、スピード、リズム、身体表現、ステップ、相手との呼吸まで求められる競技です。
大学生活の数年間を使ってその技術を磨き、全国の強豪と直接ぶつかるところに学生競技ダンスならではの熱さがあります。
スタンダード優勝は東京大学の奥村翼・早川茉莉香組
スタンダード部門で優勝したのは、東京大学の奥村翼さん・早川茉莉香さん組です。
上位6組はこちらです。
- 優勝:奥村翼・早川茉莉香組(東京大学)
- 2位:小出啓太・加藤万結組(慶應義塾大学)
- 3位:松尾栞汰・野村咲月組(福岡大学)
- 4位:上山健史郎・仙波紗弥組(岡山大学)
- 5位:井上菖一・木下瑞樹組(岡山大学)
- 6位:内田篤史・﨑野睦組(北海道大学)
奥村さん・早川さん組は以前から学生競技会で結果を残してきたペアで、2025年の全日本学生競技ダンス選手権でもスローフォックストロットの部で優勝しています。
さらに2026年6月の日本インターナショナルダンス選手権にも学連所属選手として出場しており、学生競技の枠を越えた舞台にも挑んでいます。
スタンダードでは、燕尾服やロングドレスをまとったペアが、ワルツやタンゴなどを踊ります。
華やかさが目を引きますが、その内側では姿勢、足運び、音楽への合わせ方、ペアとしての動きなどを長時間かけて磨き続けています。
夏全は1種目だけではなく「総合力」を競う全国大会
夏全の正式名称は「全日本学生選抜競技ダンス選手権大会」。
2026年は第63回大会として開催されました。大学の年間予定にも「夏の全日本戦」として組み込まれる、学生競技ダンスを代表する大会の一つです。
特徴的なのが、複数種目を通した総合力が問われることです。
2026年大会を掲載した「月刊ダンスビュウ」でも、スタンダード、ラテンそれぞれ「5種目総合成績」で学生チャンピオンを決める大会として紹介されています。
つまり、得意な1曲だけに全力を注ぐ大会ではありません。
異なるテンポや性格を持つ複数のダンスを踊り続け、そのすべてで高い評価を得る必要があります。
華やかな衣装の裏側に、体力と技術の積み重ねがある。この部分を知ってから見ると、学生たちの競技ダンスはかなり違って見えてきます。
大学生の競技ダンスは未経験から全国を目指せる
今回の「マツコの知らない世界」が打ち出しているポイントの一つが、社交ダンスにハマる若者たちです。
大学の競技ダンス部を見ると、その理由の一端がわかります。
東京大学運動会競技ダンス部は2026年時点で61人が所属し、経験者はわずか1人。9割が大学から競技ダンスを始めていると紹介しています。
大阪公立大学も「部員のほとんどが未経験者からスタート」としており、名城大学舞踏研究会も9割以上が初心者です。
つまり、幼少期から続けてきた経験者だけの競技ではありません。
大学へ入ってから初めてワルツやルンバを習い始め、数年後には全国大会を目指せる世界です。
野球やサッカーでは、大学から始めて全国トップクラスへ進むのは簡単ではありません。一方で競技ダンスには、大学入学が本格的な競技生活のスタートになる選手が数多くいます。
「初めてなのに本気で全国を目指せる」という環境そのものが、若者が夢中になる大きな魅力になっています。
織田慶治・渡辺理子組は統一全日本6連覇の元王者
今回の案内役となる織田慶治さんと渡辺理子さんは、2014年11月にも「マツコの知らない世界」に出演しています。
当時、TBSは2人を「6年連続日本チャンピオン」として紹介していました。
2人は2002年にカップルを結成。
織田さんは幼少期から社交ダンスに触れ、渡辺さんはテレビ番組の社交ダンス企画を見たことが始めるきっかけでした。18歳でプロデビュー後、織田・渡辺組は急速にトップへ駆け上がり、統一全日本ダンス選手権では史上初となる6連覇を達成しています。
現在は東京・早稲田の「オダケイジダンスアカデミー」で指導にも携わっています。
12年前には日本の頂点に立った現役トップペアとして社交ダンスを紹介した2人が、今回は若い世代まで広がった現在の社交ダンスを案内する形になります。
学生たちの夏全と並べて見ることで、この12年間で社交ダンスの楽しみ方がどこまで広がってきたのかも見どころになりそうです。
まとめ
2026年の夏全では、岡山大学が北海道大学の5連覇を止め、団体優勝を果たしました。
個人では、ラテンを北海道大学の安藤汰真さん・米沢芽映さん組、スタンダードを東京大学の奥村翼さん・早川茉莉香さん組が制しています。
そして学生競技ダンスの面白さは、結果だけではありません。
大学から初めてダンスシューズを履いた学生が、数年間の練習を重ねて全国大会のフロアに立つ。未経験からでも本気で日本一を目指せることが、学生たちを競技ダンスへ引き込む大きな魅力です。
10月6日の「マツコの知らない世界」では、夏全を舞台にした大学生たちの熱戦とともに、衣装やヤングサークルなど、今の社交ダンスの広がりが紹介されます。
参考リンク
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