渋谷の名曲喫茶ライオンが創業100周年!戦後に再建された音楽の空間
東京・渋谷の道玄坂に、創業から100年を迎えた「名曲喫茶ライオン」があります。
2026年10月15日放送のテレビ東京『東京まち物語』では、変わり続ける渋谷の街でクラシック音楽を届けてきた名曲喫茶ライオンを紹介します。
お店の場所は東京都渋谷区道玄坂2丁目19-13。渋谷駅から徒歩約10分、百軒店(ひゃっけんだな)商店街の一角にあります。営業時間は13時から20時です。
最大の特徴は、高さ約3mの巨大な特注スピーカーと、客席がスピーカーを向いて並ぶ独特の空間。毎日15時と19時には、レコードを使った定時コンサートが開かれています。
1926年に創業し、1945年の東京大空襲で店舗を失いながら、1950年に再建。100年の歴史を経た現在も、静かに音楽を聴くという独自の喫茶文化が守られています。
この記事でわかること
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名曲喫茶ライオンの場所・営業時間・アクセス
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毎日15時と19時に開催されるレコードコンサート
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1926年の創業から戦災、1950年の再建までの歴史
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高さ3mの巨大スピーカーと店内の鑑賞ルール
名曲喫茶ライオンの場所・営業時間・アクセス
名曲喫茶ライオンは、渋谷駅から道玄坂を上がった先にある百軒店商店街にあります。
店舗の基本情報
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店名:名曲喫茶ライオン
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住所:東京都渋谷区道玄坂2-19-13
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電話番号:03-3461-6858
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営業時間:13:00〜20:00
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ラストオーダー:19:30
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定休日:通常は無休(正月・夏季休業あり)
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アクセス:JR・東京メトロ・東急「渋谷駅」から徒歩約10分
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支払い方法:現金
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店内:禁煙
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写真・動画撮影:禁止
渋谷駅のハチ公口方面から道玄坂を進み、百軒店商店街へ入ると、周囲の飲食店とは雰囲気が異なるクラシカルな建物が現れます。
建物の外観には、ヨーロッパの古い建築を思わせる重厚な装飾が施されています。
ライオンの名を冠したレリーフも、店の歴史を伝える特徴の1つです。
利用する際は、通常のカフェとは異なり、店内での会話や撮影に制限があることを知っておくと安心です。
ここはおしゃべりや写真撮影を楽しむ場所ではなく、クラシック音楽そのものを味わうための喫茶店です。
毎日15時と19時に開催されるレコードコンサート
名曲喫茶ライオンでは、毎日2回、レコードによる「定時コンサート」が開催されています。
定時コンサートの基本情報
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1回目:15:00
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2回目:19:00
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演奏時間:各回約1時間
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内容:クラシック音楽の名盤を再生
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追加鑑賞料:なし
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利用方法:飲み物を注文して鑑賞
コンサートといっても、演奏家が舞台に登場するわけではありません。
長年収集されてきたレコードを、店内の巨大なスピーカーで再生する鑑賞会です。
ベートーヴェンやモーツァルトなどの有名な作曲家から、クラシック愛好家に親しまれる作品まで、幅広い曲が選ばれています。
曲目はあらかじめ組まれ、月ごとに更新されるプログラムを見ながら聴くことができます。
また、定時コンサート以外の時間には、希望する曲をリクエストすることもできます。
クラシック音楽に詳しくない人でも、お気に入りの曲をきっかけに音楽と向き合える場所です。
高さ約3mの巨大スピーカーが名曲喫茶の象徴
ライオンの店内に入ると、正面には高さ約3mの巨大な木製スピーカーが設置されています。
一般的な家庭用スピーカーとは大きく異なる、店のために特別に設計された音響設備です。
1950年代に設置されたこのスピーカーは、現在も大切に使い続けられています。
日本の音響技術者が設計に関わり、音を店内全体へ響かせる仕組みが整えられました。
巨大スピーカーの特徴
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高さ:約3m
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設置時期:1950年代
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形式:大型の特注木製スピーカーシステム
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スピーカーユニット:日本製のフォステクスを採用
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客席:スピーカーを向くように配置
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2階席:吹き抜けを通じて音楽を楽しめる構造
店内には1階と2階があり、客席の多くがスピーカーに向いて並んでいます。
通常の喫茶店では、向かい合って座り会話を楽しむことが中心ですが、ライオンでは音楽を聴くために座席が配置されています。
そのため、初めて訪れた人には、喫茶店というよりも小さなコンサートホールのように感じられる造りです。
特に2階の最前列は、巨大スピーカーから広がる音を楽しめる席として紹介されています。
この設備は、1959年にはアメリカのオーディオ専門誌から取材を受けるほど注目されました。
創業から100年という歴史だけでなく、長い年月をかけて維持されてきた音響設備そのものも、ライオンの貴重な財産となっています。
1926年に山寺弥之助が創業した名曲喫茶ライオン
ライオンを創業したのは、福島県出身の山寺弥之助さんです。
1926年、24歳だった山寺さんは、母親とともに恵比寿・並木橋で喫茶店を開業しました。
その後、渋谷の百軒店へ移転します。
当時の渋谷は、現在のような大規模な繁華街ではありませんでした。
百軒店は1924年、関東大震災後の街づくりの中で開発された商業地区です。
銀座や日本橋などから店を誘致し、新しい繁華街として発展していきました。
山寺さんが開業したライオンも、そうした渋谷の変化とともに歩んできた店の1つです。
創業当初は流行歌などを流していましたが、客からの要望を受けてクラシック音楽を中心に扱う名曲喫茶へと変わっていきました。
家庭で高音質の音楽を楽しむことが難しかった時代、優れた音響設備でレコードを聴ける場所には大きな価値がありました。
ライオンは、飲み物だけでなく音楽を楽しむ時間を提供する店として、多くの人に親しまれていきました。
1945年の東京大空襲で全焼し1950年に再建
ライオンの100年の歴史で、大きな転機となったのが1945年の東京大空襲です。
当時の店舗は戦災によって全焼しました。
しかし、創業者の山寺弥之助さんは店の再建に取り組み、1950年に現在の場所で営業を再開します。
再建された店舗は、ヨーロッパのバロック建築を思わせる装飾に満ちた独特の空間となりました。
店内には、アーチ状の装飾、シャンデリア、彫刻を施した柱などが設けられています。
驚くのは、こうした内装の基本的なデザインを山寺さん自身が考えたことです。
山寺さんは建築家ではありませんでしたが、店の外装や内装、音響設備、パンフレットに至るまで、細部にこだわりました。
入口にあるライオンのレリーフも、初代店主が手がけたものです。
現在の建物では、1950年の再建当時の雰囲気が大切に残されています。
建物を新しく作り替えるのではなく、補修しながら使い続けてきたことが、ライオン独特の空間を守ることにつながっています。
5000枚以上のレコードを守り続ける店主たち
ライオンの魅力を支えているのは、建物やスピーカーだけではありません。
店内には5000枚以上のレコードが収蔵され、CDなどを含めると1万枚以上の音源があると紹介されています。
戦後の物資が不足していた時代には、露天商などからレコードを少しずつ集めていました。
その後も中古レコード店などで買い集め、長い年月をかけて現在のコレクションが形成されました。
ライオンを守ってきた人物として知られるのが、3代目店主の石原圭子さんです。
石原さんは1960年ごろから店に携わり、昭和の最盛期から現代まで、店の移り変わりを見守ってきました。
昭和30年代には、現在は使用されていない地下や3階の客席もあり、大勢の人が音楽を聴きに訪れていました。
2023年の取材では、石原さんの息子である山寺直弥さんが、店の維持管理を担っている様子が紹介されています。
古い家具や設備は、同じものを簡単に買い直せるわけではありません。
そのため、店内の調度品を修理し、スピーカーの部品を探しながら、長年使われてきた音響環境を維持しています。
渋谷の街並みが大きく変化する一方で、ライオンには昔から通う常連客もいます。
数十年にわたって同じ席を好み、同じ空間で音楽を聴き続ける人がいることも、名曲喫茶ならではの文化です。
コーヒーはロンドンの喫茶店から伝わった2度煮出し製法
ライオンでは、飲み物にも創業当時から受け継がれる工夫があります。
代表的なのが、独特の方法で抽出するコーヒーです。
この製法のルーツは、ロンドンにあった「ライオン ベーカリー」という喫茶店にあります。
創業者の山寺弥之助さんの従兄弟が現地で修業し、学んだ抽出方法を伝えました。
ライオンのコーヒー抽出法
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深煎りのコーヒー豆を使用
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大きな鍋でコーヒー粉を煮出す
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一度寝かせる工程を挟む
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もう一度煮出して仕上げる
一般的なペーパードリップとは異なり、2度煮出すことが特徴です。
深く焙煎した豆を使用するため、しっかりした苦みと濃厚な風味を持つコーヒーになります。
店名の「ライオン」も、このロンドンの喫茶店に由来しています。
クラシック音楽の鑑賞が中心の店ですが、飲み物にも100年の歴史を伝える物語があるのです。
店内は撮影禁止!静かに音楽を楽しむためのルール
名曲喫茶ライオンを初めて訪れる際に知っておきたいのが、店内での過ごし方です。
ライオンでは、音楽を楽しむ環境を守るため、会話や写真撮影に制限が設けられています。
店内の主なルール
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写真・動画の撮影は禁止
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大きな声での会話は控える
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携帯電話の通話は控える
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音楽の鑑賞を妨げる行為はしない
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席では静かに音楽を楽しむ
店内の写真を撮影してSNSに投稿したい人には向きませんが、静かに音楽を聴きたい人には特別な空間です。
また、クラシック音楽について専門知識がなければ入店できないわけではありません。
飲み物を注文し、席に座って音楽を聴くだけでも楽しめます。
レコードの曲名や作曲家を知りたい場合には、店内のプログラムを参考にできます。
通常の喫茶店とは違うルールも、音楽を大切にするという創業時からの考え方につながっています。
実用情報|名曲喫茶ライオンを訪れる前に
店舗情報
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店名:名曲喫茶ライオン
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住所:東京都渋谷区道玄坂2-19-13
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電話:03-3461-6858
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営業時間:13:00〜20:00
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ラストオーダー:19:30
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休業:正月・夏季に休業期間あり
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最寄り駅:渋谷駅
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アクセス:渋谷駅から徒歩約10分
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支払い:現金
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店内撮影:禁止
定時コンサート
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15:00〜
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19:00〜
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各回約1時間
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追加鑑賞料なし
訪問時のポイント
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静かにクラシック音楽を楽しむ店
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店内の客席はスピーカー方向に配置
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2階席からも巨大スピーカーを鑑賞できる
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定時コンサート以外にも音楽が流れている
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レコードのリクエストができる時間帯がある
まとめ
渋谷の名曲喫茶ライオンは、1926年に山寺弥之助さんが創業し、2026年に100周年を迎えた歴史ある喫茶店です。
1945年の東京大空襲で店舗を失いましたが、1950年に再建され、当時の建築や音響設備を大切に守り続けています。
高さ約3mの巨大スピーカー、5000枚以上のレコード、毎日15時と19時の定時コンサートが大きな特徴です。
現在の営業時間は13時から20時で、場所は渋谷駅から徒歩約10分の百軒店商店街にあります。
創業100年を経ても変わらないのは、音楽を静かに聴く時間を大切にする姿勢です。街の景色が変化し続ける渋谷で、昭和から続く喫茶文化を今に伝える貴重な場所となっています。
参考リンク
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