ますだおかだ増田が岩手の秘湯を巡る!600年の名湯から天空の露天風呂、地熱が育む食と伝統工芸まで
2026年10月18日放送の日本テレビ系『遠くへ行きたい』では、ますだおかだの増田英彦さんが岩手県を旅します。今回のテーマは「秘湯ハンター 全身で体感!大地のパワー」。花巻市から八幡平周辺にかけて、温泉と大地のエネルギーが生み出した特別な場所を訪ねます。
最初に向かうのは、600年以上の歴史を持つ「鉛温泉 藤三旅館」。さらに、無色透明のお湯がエメラルドグリーンに変わる不思議な温泉や、標高1,400mにある天空の露天風呂など、岩手を代表する個性的な名湯が登場します。
温泉の熱を利用して育てられる希少なホロホロ鳥、日本最大級の広さを誇る小岩井農場、そして地熱蒸気によって色鮮やかな布を染め上げる「八幡平地熱蒸気染色」も紹介。自然の恵みを暮らしや産業に生かしてきた岩手の魅力をたどる旅です。
※放送後詳しい内容が分かり次第追記します。
この記事でわかること
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鉛温泉「藤三旅館」の白猿の湯と600年以上続く温泉の歴史
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エメラルドグリーンの国見温泉と標高1,400mの藤七温泉
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温泉熱で育つ石黒農場のホロホロ鳥と小岩井農場の魅力
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地熱染色研究所が手掛ける八幡平地熱蒸気染色の技術と体験情報
鉛温泉 藤三旅館|600年の歴史と日本一深い天然自噴岩風呂「白猿の湯」

出典:鉛温泉 藤三旅館公式サイト
岩手県花巻市の花巻温泉郷にある「鉛温泉 藤三旅館(なまりおんせん ふじさんりょかん)」は、600年以上の歴史を持つ温泉宿です。
宿の最大の特徴は、自然の岩盤を掘って造られた「白猿の湯」。湯船の深さは平均約1.25mあり、立った姿勢で入浴する珍しい温泉として知られています。
通常の温泉は源泉から浴槽へお湯を運びますが、白猿の湯は浴槽の底から温泉が直接湧き出しています。地中から湧き上がるお湯に、その場所で浸かれるのが魅力です。
この温泉の発見には、傷を負った白い猿が湯に浸かっている姿を人が見つけたという伝説が残されています。「白猿の湯」という名前も、この開湯伝説から生まれました。
総けやき造りの木造本館には、昔ながらの湯治場の雰囲気が色濃く残っています。藤三旅館は、詩人・童話作家の宮沢賢治ともゆかりが深く、作品『なめとこ山の熊』にも鉛温泉が登場します。
館内には白猿の湯のほか、豊沢川沿いの景色が楽しめる「桂の湯」、白糸の滝を望む「白糸の湯」、貸切利用にも対応した「銀の湯」があります。5本の源泉を持ち、4つの浴場すべてが源泉100%かけ流しです。
鉛温泉 藤三旅館の基本情報
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所在地:岩手県花巻市鉛字中平75-1
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日帰り入浴料金:大人800円、子ども600円
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日帰り入浴時間:10:00~21:00(受付20:00まで)
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泉質:単純温泉・アルカリ性単純高温泉
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電話番号:0198-25-2311
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宿泊:公式サイトから予約可能
白猿の湯は基本的に混浴ですが、女性専用時間が設けられています。館内の清掃時間や休館日によって利用できない場合もあるため、訪問時には入浴可能時間の確認が必要です。
国見温泉|無色透明のお湯がエメラルドグリーンになる不思議な秘湯
岩手県雫石町、秋田駒ヶ岳の中腹に湧く「国見温泉」は、鮮やかなエメラルドグリーンのお湯で知られる秘湯です。
この温泉の不思議なところは、湯口から流れ出す瞬間には無色透明なのに、浴槽にたまると緑色に変化すること。空気に触れることでお湯の色が変わり、天候などによって青みがかった緑色に見えることもあります。
泉質は「含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉」。自然が生み出す鮮やかな色彩と、硫黄の香りが特徴です。
国見温泉は江戸時代、南部藩主が湯治に利用したという歴史を持ち、「南部の殿様の隠し湯」とも呼ばれてきました。現在は「石塚旅館」と「森山荘」という2つの宿があります。
今回の旅では、色が変わる山奥の温泉とともに「温泉漬け卵」も登場します。卵を温泉に漬けることで生まれる独特の味わいも、この温泉地を訪ねる楽しみのひとつです。
国見温泉・石塚旅館の基本情報
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所在地:岩手県岩手郡雫石町橋場竜川山1-5
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営業期間:例年5月中旬~11月上旬
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2026年の日帰り営業時間:9:00~16:00
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電話番号:090-3362-9139(現地)
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アクセス:盛岡ICから国道46号・県道266号経由で約60分
石塚旅館は2026年6月19日から日帰り入浴の営業を再開しました。ただし、改修工事がすべて完了していないため、一部営業の状態となっています。利用できる設備や宿泊の取り扱いは、宿の最新案内に従ってください。
藤七温泉 彩雲荘|標高1,400mに広がる東北最高所の天空露天風呂
岩手県八幡平市にある「藤七温泉 彩雲荘(とうしちおんせん さいうんそう)」は、標高約1,400mに位置する東北最高所の温泉宿です。
八幡平の山並みを見渡す露天風呂が最大の魅力で、目の前には広大な森林と山岳風景が広がります。
天候に恵まれると、岩手山や雲海、朝日に照らされた山々を眺めながら入浴できます。周囲を自然に囲まれた開放感は、標高の高い秘湯ならではのものです。
泉質は単純硫黄泉で、乳白色のにごり湯が特徴。露天風呂の湯床から温泉が直接湧き出す場所もあり、大地の熱を身近に感じられます。
露天風呂には混浴の浴槽があり、女性は専用の大きなバスタオルや湯浴み着を使用して入浴できます。また、夜間には女性専用時間も設けられています。
藤七温泉 彩雲荘の基本情報
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所在地:岩手県八幡平市松尾寄木北の又
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標高:約1,400m
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日帰り入浴料金:大人700円、小学生以下350円
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日帰り入浴時間:8:00~17:00
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営業期間:例年4月下旬~10月下旬
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泉質:単純硫黄泉
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電話番号:090-1495-0950
標高が高く積雪の多い地域にあるため、冬季は営業していません。秋は紅葉を楽しめる一方、気温の低下や道路状況にも注意が必要です。
なお、彩雲荘の公式アクセス案内では、八幡平樹海ラインの一部区間について道路崩落による通行止めが案内されています。車で訪れる際には、利用可能なルートを確認しておくことが大切です。
石黒農場のホロホロ鳥|温泉熱の床暖房で育てる岩手の希少食材
今回の旅で登場する温泉の恵みは、入浴だけではありません。
岩手県花巻市にある「石黒農場」では、温泉熱を活用した独自の飼育方法によって、希少な食用鳥「ホロホロ鳥」を育てています。
ホロホロ鳥はアフリカを原産とする鳥で、寒さに弱く、非常に臆病な性質を持っています。そのため、寒暖差の大きい日本で安定して飼育するのは容易ではありません。
石黒農場が注目したのは、敷地内から湧き出る温泉でした。
鶏舎に温泉を利用した床暖房を設けることで、冬の厳しい寒さから鳥を守っています。温泉の熱を暖房に利用するという発想が、岩手でのホロホロ鳥飼育を可能にしました。
石黒農場はホロホロ鳥の飼育に特化した専門農家で、飼料となる米の生産にも取り組んでいます。
ホロホロ鳥の肉は、適度な歯ごたえとうま味が特徴で、フランス料理などでも使われる食材です。日本では一般的な鶏肉ほど流通していないため、特別な料理の食材としても知られています。
石黒農場のホロホロ鳥の購入方法
石黒農場では、生肉のほか、燻製やソーセージなどの加工品も公式オンラインショップで販売しています。
主な商品には次のようなものがあります。
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ほろほろ鳥燻製 1羽:6,800円
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ほろほろ鳥燻製 半羽:4,000円
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ほろほろ鳥 プレミアムセット:8,000円
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ほろほろ鳥 ハムセット:5,000円
商品や価格は公式ショップ掲載時点のものです。
温泉を使って鳥を育て、その肉を食材として全国へ届ける。石黒農場の取り組みは、岩手の豊富な温泉資源が地域の農業を支えている例でもあります。
小岩井農場|明治時代の荒野から始まった日本最大級の農場
岩手県雫石町にある「小岩井農場」も、今回の旅の重要な立ち寄り先です。
岩手山の南麓に広がる小岩井農場は、1891年(明治24年)に開設された歴史ある農場で、総面積は約3,000ヘクタールに及びます。
現在は緑豊かな牧草地や森林が広がる場所ですが、開設当初はススキやワラビなどが生い茂る荒野でした。
農場の誕生には、日本の近代化を支えた3人の人物が関わっています。
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小野義眞
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岩崎彌之助
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井上勝
「小岩井」という名前は、この3人の名字から1文字ずつ取って付けられました。
農場開設のきっかけをつくった井上勝は、日本の鉄道建設に深く関わった人物です。鉄道敷設によって田畑が失われたことへの思いから、岩手山麓の荒れ地を開拓し、大農場をつくる構想を抱きました。
その後、長い年月をかけて防風林を育て、土壌を改良し、酪農や農林業の基盤を築いてきました。
小岩井農場まきば園の基本情報
現在、農場の一部は観光施設「まきば園」として一般公開されています。
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所在地:岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1
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2026年グリーンシーズン入場料:大人800円
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子ども(5歳~小学6年生):300円
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5歳未満:無料
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営業時間:季節・日程によって変動
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電話番号:019-692-4321
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アクセス:東北自動車道盛岡ICから車で約15分
農場では自然や歴史に触れる観光プログラムが用意されており、牧場ならではのグルメや買い物も楽しめます。
今回、増田さんは小岩井農場を再び訪れます。明治時代の開拓から続く歴史と、現代の農場の姿も見どころです。
八幡平地熱蒸気染色|地球の蒸気で生まれる世界にひとつだけの色彩
温泉と大地のエネルギーを巡る旅のもうひとつの見どころが、八幡平市の「地熱染め」です。
八幡平市の松川温泉周辺では、地下から噴き出す高温の地熱蒸気を利用した独自の染色技術が発展してきました。
この技術を手掛けているのが「株式会社地熱染色研究所」です。
一般的な染色では、水や蒸気で布を加熱して染料を定着させます。しかし、八幡平地熱蒸気染色では、地中から噴出する蒸気に含まれる成分そのものが色彩の変化に関わります。
重要なのが、蒸気に含まれる微量の硫化水素です。
高温の蒸気には染料を定着させる働きがある一方、硫化水素には一部の染料を脱色させる働きがあります。
この正反対の作用を同時に利用し、独自の染料調合や絞り染めの技法と組み合わせることで、複雑な色の重なりを表現しています。
出来上がった布には、まるで大自然の風景を写し取ったような多色のグラデーションが現れます。
同じ技法で染めても、色彩や模様はひとつずつ異なります。地熱蒸気という自然の力と、職人の技術が合わさって生まれる工芸品です。
地熱染色研究所の歴史
地熱染色の開発は、旧松尾村で地熱蒸気の産業利用が模索されたことから始まりました。
1981年には染色装置の開発が進められ、染色作家の高橋陽子さんが岩手県工業技術センターとともに基本的な技法を確立しました。
その後、息子の高橋一行さんも技術開発に携わり、ハンカチや巾着袋、絹のスカーフなど、さまざまな製品が作られるようになりました。
1989年には第三セクターの株式会社地熱染色研究所が設立され、1994年には「工房夢蒸染(こうぼう むじょうせん)」が整備されています。
八幡平地熱蒸気染色の体験情報
地熱染色研究所では、染色体験も実施しています。
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施設名:株式会社地熱染色研究所
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所在地:岩手県八幡平市松尾寄木松川国有林559林班ヲ小班
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日時限定体験料金:1人3,850円
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体験内容:ハンカチ1枚とミニスカーフ1枚の染色
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対応人数:日時限定コースは1~15人
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予約方法:公式サイトのオンライン予約または電話
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電話番号:0195-78-2451
体験では、布に模様をつけるための絞り作業から着色までを行います。染色家が調合した染料を使い、地熱蒸気によって仕上がる独特の色彩を楽しめます。
体験できる日時は限られているため、事前予約が必要です。
八幡平の地熱は、温泉や発電だけでなく、工芸品の制作にも活用されています。地球のエネルギーを色として残す地熱染めは、この地域ならではの文化です。
まとめ
2026年10月18日の『遠くへ行きたい』は、ますだおかだ増田英彦さんが岩手県の大地のエネルギーを体感する温泉旅です。
600年以上の歴史を持つ鉛温泉、鮮やかな緑色の国見温泉、標高1,400mの藤七温泉と、それぞれ異なる魅力を持つ秘湯が登場します。
さらに、温泉熱でホロホロ鳥を育てる農業、明治時代から続く小岩井農場、地熱蒸気を利用した独自の染色技術など、岩手の自然を生かした産業にも注目が集まります。
温泉に入るだけでなく、食べ物や工芸品を通じて大地の力を感じられる、岩手ならではの旅です。
参考リンク
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