箱根旅行で「見る」だけでは終わらない寄木細工体験
2026年9月6日放送の『路線バスで寄り道の旅』では、小田原・箱根を巡る一行が箱根の伝統工芸「寄木細工」を楽しめる店へ立ち寄り、それぞれ作品作りに挑戦します。徳光和夫さんの“大盤振る舞い”も予告されており、放送後は「箱根で寄木細工を体験できる場所」を探す人が増えそうです。
その検索先として押さえておきたいのが、箱根関所のすぐ近くにある「箱根丸山物産」と併設の「箱根からくり美術館」。寄木細工を買うだけでなく、秘密箱などを実際に作れる体験が用意されています。
この記事でわかること
- 箱根丸山物産で楽しめる寄木細工体験
- 「秘密箱」が普通の木箱と違う理由
- 箱根寄木細工の「ヅク」と「無垢」の違い
- 営業時間・入館料・バスでのアクセス
箱根丸山物産は箱根関所のすぐそばにある寄木細工専門店

箱根丸山物産は、芦ノ湖の箱根町港エリアにある寄木細工専門店です。住所は神奈川県足柄下郡箱根町箱根17。箱根登山バス「箱根関所跡」から徒歩1分で、その名の通り箱根関所のすぐ隣という観光しやすい場所にあります。
店内には秘密箱をはじめ、お盆、コースター、ボールペン、小物入れ、引き出しなどさまざまな寄木細工があります。
寄木細工は「茶色い木を組み合わせた模様」に見えますが、実際には木材本来の色や木目の違いを利用して幾何学模様を作ります。塗料で模様を描くのではなく、異なる木を組み合わせるところが大きな魅力です。
箱根寄木細工には「ヅク」と「無垢」がある

箱根丸山物産の公式解説では、寄木細工の代表的な製法として「ヅク」と「無垢」の2種類が紹介されています。
「ヅク」は、複数の木を組み合わせて作った種板を特殊な鉋で薄く削り、その薄い寄木模様を小箱などの表面へ貼る方法です。
一方の「無垢」は、寄木を組み合わせた種板そのものを削ったり加工したりして作品にします。製品の厚み自体が寄木になっているため、量産が難しい製法です。
店頭で作品を見る際も、「模様がきれい」で終わらず、どのように作られているかを知っておくと見方が変わります。
箱根名物「秘密箱」は順番通りに動かさないと開かない
寄木細工の中でも特に検索されやすいのが「秘密箱」です。
外から見ると普通の木箱ですが、鍵穴はありません。決められた順番で側面などを少しずつ動かしていき、すべて正しく操作して初めて蓋が開きます。
箱根丸山物産によると、日本の秘密箱は19世紀末に箱根の大川隆五郎が考案したものが最初とされています。寄木模様は装飾として美しいだけでなく、仕掛けに必要な木材の継ぎ目を目立ちにくくする役割もあります。
現在の商品には10回、21回、27回、35回、50回を超える仕掛けなど多彩なタイプがあり、難しくなるほど「箱を開けること自体」がパズルになります。公式通販では10回仕掛けの4寸サイズが6,800円、21回仕掛けの4寸サイズが10,300円などの商品も掲載されています。商品の在庫や価格は変わるため、購入時に最新情報を確認してください。
秘密箱を自分で組み立てる体験もできる
箱根丸山物産では、完成品を見るだけでなく「秘密箱の体験工作」を実施しています。
神奈川県公式観光サイトによると、体験ではバラバラになった6つのパーツを組み立てて秘密箱を作ります。完成した箱を持ち帰れるので、単なるお土産購入ではなく「箱根で自分が作ったもの」が残るのがいいところです。
秘密箱だけではなく、コースターや箱根登山電車をイメージした貯金箱などの体験工作も案内されています。
子どもの工作体験としてはもちろん、大人でも寄木の組み合わせを考える楽しさがあります。
箱根からくり美術館では約100点の作品も楽しめる
箱根丸山物産には「箱根からくり美術館」が併設されています。
館内では歴史的なからくり箱や秘密箱、組木細工のほか、からくり創作研究会の作品など約100点を展示。一部は実際に触って遊ぶことができます。
「見る美術館」というより、職人が考えた仕掛けと知恵比べをする場所に近いのがおもしろいところです。
秘密箱を何度動かしても開かず、ようやく仕掛けが分かった瞬間の気持ちよさは、写真を見るだけでは味わえません。
2024年には美術館2階の寄木体験ブースもリニューアルされ、寄木細工の歴史や技術を現代的な見せ方で伝える取り組みが進められています。
寄木細工はお土産の価格帯も幅広い
寄木細工というと高価な工芸品という印象もありますが、実際にはかなり幅があります。
本格的な秘密箱や小物入れ、茶筒、盆などだけでなく、コースター、しおり、文房具といった小さな商品もあります。
一方、手数の多い秘密箱や職人の手仕事が多く入った作品は1万円を超え、さらに大型・複雑なものになると数万円になる商品もあります。たとえば公式オンラインショップには54回+1仕掛けの秘密箱が4万1,000円、特大4回仕掛けが4万8,000円で掲載されています。
番組予告にある徳光さんの「大盤振る舞い」がどんな寄木細工につながるのか、この価格帯を知っておくと放送も少し違って見えそうです。
箱根丸山物産・箱根からくり美術館の実用情報
箱根丸山物産の住所は神奈川県足柄下郡箱根町箱根17。電話番号は0460-83-6604です。
神奈川県観光公式サイト掲載の営業時間は10時〜16時。年末年始と不定休があります。箱根登山バス「箱根関所跡」から徒歩1分なので、路線バス旅との相性も良い場所です。
箱根からくり美術館の入館料は、大人800円、小学生以下500円、未就学児無料。秘密箱などの体験工作は別途予約が用意されているため、体験が目的なら公式サイトの予約ページを確認してから訪れるのがおすすめです。
箱根関所とセットで巡りやすいため、芦ノ湖周辺で2〜3時間ほど過ごす日の立ち寄り先にも向いています。
まとめ
箱根寄木細工は、色を塗って模様を描くのではなく、異なる天然木の色と木目を組み合わせて模様を生み出す工芸品です。
箱根丸山物産では作品を購入できるだけでなく、秘密箱やコースターなどの工作体験も可能。隣接する箱根からくり美術館では、実際に仕掛けを動かして遊べる作品もあります。
『路線バスで寄り道の旅』を見て寄木細工が気になったなら、完成品を見るだけでなく「作る」「開ける」まで体験すると、箱根の伝統工芸がぐっと身近になります。
参考リンク
テレビ朝日「路線バスで寄り道の旅」公式サイト
箱根丸山物産 公式サイト
観光かながわNOW「箱根丸山物産」
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