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桃田賢斗の400km/hスマッシュ!力を入れるのは一瞬・フットワーク練習も|ジョブチューン

スポーツ

桃田賢斗の400km/hスマッシュを支える練習と世界王者の技術

2026年9月19日放送のTBS系『ジョブチューン』では、バドミントン元世界王者の桃田賢斗さんが登場します。番組が注目するのは「400km/hのスピードを誇る」と紹介されたスマッシュで、元ラグビー日本代表の田中史朗さん、さらに二宮和也さんがその高速ショットを迎え撃ちます。

では、桃田さんのスマッシュはなぜ速いのか。本人が公開しているスマッシュ解説やフットワーク練習、世界トップ時代に取り組んだフィジカルトレーニングをたどると、単純な腕力だけではない強さが見えてきます。

この記事でわかること

  • ジョブチューンで紹介される「400km/hスマッシュ」の内容
  • 桃田賢斗さん本人が明かすスマッシュのポイント
  • 世界トップを支えたフットワークとフィジカル練習
  • 得意のヘアピンや1時間に及ぶ守備練習との関係

桃田賢斗のスマッシュは番組で「400km/h」と紹介

公式動画:桃田賢斗公式YouTube「スマッシュ!力入れるのは一瞬!」

今回の『ジョブチューン』公式予告では、桃田賢斗さんについて「400km/hのスピードを誇るバドミントン元世界王者」と紹介されています。

企画では元ラグビー日本代表の田中史朗さんが、そのスマッシュを打ち返せるかに挑戦。二宮和也さんも緊急参戦し、桃田さんのスマッシュを実際に体験します。

ただし、この「400km/h」は今回の番組予告で示されている表現です。

桃田さん個人の公式最高速度として競技団体が認定した「400km/h」という意味まで確認できたわけではないため、番組で紹介されるスマッシュ速度として捉えるのが正確です。

それでもバドミントンのシャトルが肉眼では追いにくいほどの速度で飛んでくることを考えれば、田中さんや二宮さんがネット越しに体験する場面は、この回の大きな見どころになりそうです。

桃田賢斗が教えるスマッシュのポイントは「力を入れるのは一瞬」

桃田さん自身が公式YouTube「桃CHANNEL」で公開しているスマッシュ解説には、非常に分かりやすいタイトルが付けられています。

「スマッシュ!力入れるのは一瞬!」

です。

速いスマッシュというと、最初から最後まで腕に力を込めて思い切り振るイメージがあります。

しかし桃田さんが技術解説で前面に出しているのは、ずっと力むことではなく、必要な瞬間に力を伝えることです。

本人によるスマッシュ解説動画は2021年5月に公開され、2026年時点で170万回を超えて再生されている人気動画となっています。桃田さんの技術を知りたい選手から長く見られていることが分かります。

つまり「400km/h」という数字だけを見るとパワーが主役に感じますが、桃田さんのスマッシュを考えるうえでは、リラックスした状態からインパクトへ力を集める技術も重要なポイントです。

フットワークはラダートレーニングまで本人が公開

高速スマッシュを打つには、ラケットを速く振るだけでは足りません。

シャトルの下へ素早く入り、十分な体勢をつくってから打てなければ、強いショットにはつながりにくくなります。

桃田さんは自身の公式YouTubeで、スマッシュだけでなくフットワーク練習も公開しています。

その一つがラダーを使ったトレーニングです。

公式動画では「フットワーク練習公開!-ラダートレーニング-」として実際の練習風景を公開。練習前に動画を見てポイントを確認したり、自主練習に利用したりしてほしいと説明しています。

桃田さんの強さは、派手な1本のスマッシュだけではありません。

素早く正しい位置へ移動する。

体勢を整える。

そこからショットを選択する。

こうした一連の動きを支えているのがフットワークです。

世界1位時代には3時間練習の約2時間をフィジカル強化に使用

桃田さんの世界トップ時代を調べると、さらにハードな練習が確認できます。

2019年7月に富山県高岡市で行われた日本代表強化合宿では、午前9時から約3時間の練習を実施。

そのうち約2時間が、

  • シャトルラン
  • コートを使ったフットワーク
  • シャトルを打たないフィジカルトレーニング

などに充てられていました。

その後にコーチによるノックや1対1などのシャトル練習へ入り、午後にはウエイトトレーニングも行われています。

2019年の桃田さんは世界選手権男子シングルスを連覇し、世界ランキング1位として圧倒的な結果を残していた時期です。

TBSも当時の桃田さんについて「最速のフットワーク」でどんなショットも打ち返す選手として取り上げ、世界トップの強さを支えるものとして激しい練習を紹介していました。

強烈なスマッシュの裏側には、まずシャトルへ追いつくための足と、長いラリーでも動き続けるための身体があったわけです。

不調からの再起では約1時間のディフェンス練習

桃田さんのトレーニングで特に印象的なのが、2022年の再強化です。

当時は国際大会で思うような結果が出ず、海外ツアーへの出場をいったん見送り、国内で練習に集中しました。

桃田さん自身が挙げているメニューは、

  • ノック
  • ディフェンス練習
  • 攻撃練習
  • ランニング

など。

その中でも特に厳しかったのがノックで、ディフェンス練習を約1時間続けたと明かしています。

本人が「本当に倒れるかと思いました」と振り返るほどの練習でした。

ここで桃田さんが取り戻そうとしていたのは、単純なスマッシュ速度ではありません。

「相手のコートへ1球でも多く返す」という粘りでした。

桃田さんのプレースタイルを理解するうえでは、400km/h級の強打だけを切り取るより、この守備力とセットで見る方が本質に近づきます。

高速スマッシュへの対策も「打たれる前の1球」から考えていた

2022年の再強化では、世界トップ選手の高速スマッシュへの対応も課題になっていました。

そこで桃田さんが考えたのが、飛んできたスマッシュだけに反応するのではなく、スマッシュを打たれる前の展開を変えることです。

具体的には、ヘアピンで相手をネット前へ動かしてからロビングを打つことで打ちづらい体勢にしたり、ロブの高さを変えてタイミングをずらしたりする方法を試していました。

これは桃田さんらしい考え方です。

自分が強く打つ。

相手の強打を拾う。

さらにその前のショットで相手の体勢まで崩す。

1球だけの速さではなく、ラリー全体を組み立てて有利な状況を作ることが、世界王者のプレーにつながっていました。

桃田賢斗の最大の武器は実は「ヘアピン」

今回の番組では高速スマッシュが注目されていますが、日本バドミントン協会の選手情報で桃田さん本人が「得意なショット」に挙げているのは、実はヘアピンです。

ヘアピンはネット際でシャトルを浮かせず、相手コートのネットぎりぎりへ落とす繊細なショット。

桃田さんにとっては子どものころから磨いてきた技術でした。

テレビ朝日の選手プロフィールでは、家の中でネットの代わりにゴムを張り、ヘアピンを練習していた思い出も紹介されています。

日本バドミントン協会の現在のプロフィールでも、

得意なショット:ヘアピン

私のここを見てほしい:ヘアピン

とされています。

スマッシュだけを武器に押し切る選手ではなく、ネット際の繊細なショットで相手を動かし、相手が甘く返したシャトルを攻撃する。

この組み立てがあるからこそ、強打もさらに生きてきます。

桃田賢斗は現在「選手兼コーチ」としてプレーを継続

桃田さんは2024年に日本代表から退きましたが、バドミントンそのものを引退したわけではありません。

2026年現在はNTT東日本バドミントン部に所属し、肩書は「選手兼コーチ」となっています。

2026年の抱負は「全てを全力で!!」。

9月に開催された全日本社会人バドミントン選手権大会にも男子シングルスで出場し、6回戦まで進んでいます。

世界選手権を制した頃の経験を次世代へ伝えながら、自身もコートに立ち続けている現在の桃田さん。

『ジョブチューン』で披露されるスマッシュは、過去の世界王者を振り返る企画というだけではなく、今も選手としてラケットを握っている桃田さんの技術を間近で見る機会でもあります。

まとめ

『ジョブチューン』が予告している桃田賢斗さんのスマッシュは400km/h。田中史朗さんと二宮和也さんが、その高速ショットを迎え撃ちます。

一方、桃田さん自身が公開している練習をたどると、速さの背景にあるものは単純な腕力ではありません。

本人のスマッシュ解説では「力を入れるのは一瞬」とし、ラダートレーニングによるフットワークも公開。世界トップ時代には、3時間の午前練習の約2時間をフィジカル強化へ充てる合宿も経験しました。

不調時には約1時間に及ぶディフェンス練習で自分を追い込み、相手の高速スマッシュに対しても「打たれる前の1球」から改善しています。

そして本人が最大の武器として挙げるのは、意外にもスマッシュではなくヘアピンです。

400km/h級のスピード、素早いフットワーク、粘り強い守備、ネット際の繊細なヘアピン。そのすべてを組み合わせて戦うところに、元世界王者・桃田賢斗さんの強さがあります。

参考リンク


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