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モリタ三田工場の35mはしご車・消防ドローン・EV消防車を徹底解説!昭和レトロ工場も【サンド&芦田愛菜の博士ちゃん】

工場見学

モリタ三田工場の消防車製造から昭和レトロ町工場まで2.5時間SPの見どころ

2026年10月3日放送の『サンド&芦田愛菜の博士ちゃん』2.5時間SPは、「日本が世界に誇るスゴ技工場」がテーマです。

大きな柱は、兵庫県三田市にある消防車メーカー・モリタの製造工場への潜入と、昔懐かしい商品を今も作り続ける町工場を取り上げる「昭和レトロ工場クイズ」。消防車パートでは、緊急車両博士ちゃんの相馬実篤くんとチャンカワイさんが、35m級はしご車の製造、巨大車両を傾ける安全試験、消防用ドローン、EV消防車などを体験します。

スタジオにはサンドウィッチマン、芦田愛菜さんに加え、綾瀬はるかさんと伊集院光さんが登場。最新の消防技術と、明治・昭和から受け継がれてきたものづくりを一度に楽しめる構成です。

この記事でわかること

  • 消防車工場「モリタ三田工場」と35mスーパージャイロラダーの技術
  • 転覆角度試験など消防車に課される厳しい最終検査
  • モリタATIセンターの消防ドローン・EVポンプ車・EV指揮車
  • 綾瀬はるかさんも挑戦する昭和レトロ工場クイズ3題の内容

消防車工場は「モリタ三田工場」未来技術は「モリタATIセンター」

公式動画:モリタATIセンター紹介動画

今回、相馬実篤くんとチャンカワイさんが訪れる消防車工場は、兵庫県三田市の「モリタ三田工場」です。さらに近未来の消防技術を体験する舞台として、大阪府八尾市の研究開発拠点「モリタATIセンター」も登場します。モリタ側も、この2施設が『博士ちゃん』で紹介されることを発表しています。

モリタ三田工場は、最新鋭の設備を備えたアジア最大級の消防車製造工場です。モリタによると、日本で活躍している消防車の半数以上を手掛け、海外向けを含めて年間700台以上を製造しています。一方、今回の番組では、国内消防車の6割以上のシェアを持ち、世界50カ国へ消防車を輸出しているメーカーとして紹介されます。

ここで重要なのは、消防車が単純な大量生産品ではないことです。

海沿いなのか、山間部なのか、狭い道路が多い都市部なのか。消防本部が担当する地域や用途によって必要な装備が変わるため、消防車は地域に合わせて1台ずつ仕様を変えて製造されています。

今回の潜入では、普段見ることのできない製造ラインに入り、日本向け消防車と海外向け消防車の違いにも迫ります。消防車の外見だけでは分からない「地域に合わせるものづくり」が大きな見どころです。

消防車はシャシから1台ずつ作り上げていく

モリタ三田工場でのはしご車作りは、運転席とエンジンなどを備えた「シャシ」が入ってくるところから始まります。

そこへ骨組みとボディを架装し、巨大なはしごを旋回させるジャイロターンテーブルや支持フレームを取り付けます。その後、別工程で作られた梯体を車両へ搭載し、社内検査を終えてから第三者機関による試験を受け、ようやく1台のはしご車が完成します。

一般の自動車工場をイメージすると、同じ形の車が次々と流れてくる印象があります。しかし消防車では、自治体や消防本部が求める装備に合わせて仕様が変化します。

消火用ポンプ、水槽、ホース、救助資機材、収納スペースなど、実際の消防活動を想定しながら作り込む必要があります。「赤い車体を作っている工場」ではなく、災害現場で使う機能を1台に組み上げる工場なのです。

35mスーパージャイロラダーはビル11階相当まで上昇

今回、相馬実篤くんが実際にバスケットへ乗り込むのが、モリタの35m級はしご付消防自動車「スーパージャイロラダー」です。

はしごはビル11階相当となる地上約35mまで伸び、相馬くんはその高さを実際に体験します。巨大な金属製のはしごでありながら、高所で安定して活動できるよう数多くの制御技術が組み込まれています。

スーパージャイロラダーシリーズには、自動的にはしごを水平に保つ「ジャイロターンテーブル」が搭載されています。

さらに、急激な動きを抑える操作速度自動制限装置、誤操作による事故を防ぐインターロック装置なども採用。はしごの起伏範囲は上方向だけでなくマイナス17度まで下げることができるため、車両より低い位置にいる要救助者へ接近する水難救助などにも対応できます。

高く伸びることだけが、はしご車の性能ではありません。

数十メートル先で人を救助するため、「どうすれば揺れや急な動きを抑え、安全に操作できるのか」という制御技術まで含めて1台の消防車が作られています。

巨大消防車を最大40度まで傾ける「転覆角度試験」

消防車製造のもう1つの大きな見どころが、安全性を確認する検査です。

今回登場する「転覆角度試験」は、消防車を載せた巨大な装置そのものを傾け、カーブや傾斜地でも車両が安全に活動できるかを確認するもの。番組では巨大なはしご車が少しずつ傾いていく様子を、相馬実篤くんとチャンカワイさんが間近で見学します。

三田工場に設置されている転覆角度測定装置は、全長9m、幅3.5m、最大荷重44t。最大40度まで傾けることができます。

しかも、確認項目は転覆試験だけではありません。

工場には、768カ所の突起を設置した全長52mの悪路走行コース、26.6度の坂を使って登坂性能やブレーキを調べる登坂路、全長200mの走行テストコースもあります。

屋内には消防ポンプを同時に10台試験できる放水試験場があり、屋外では120m離れた場所から水や泡を放射することもできます。消防車が完成するまでには、「走れる」「水が出る」だけでは済まない多角的な検査が待っています。

モリタATIセンターは未来の消防を作る研究開発拠点

消防車工場の次に登場するのが、大阪府八尾市にある「モリタATIセンター」です。

正式名称はMorita Advanced Technology Innovation Center。2023年に開設された研究開発拠点で、モリタグループに分散していた研究機能を集約し、大学や行政、他企業などとの共同研究を進めるために作られました。

施設内には、実際の火災に近い環境で燃焼実験を行える「A-Field」、11階建て・高さ33mの防災訓練棟「T-Tower」、研究者や企業が交流する「I-Cube」などがあります。

A-Fieldには、高温や濃煙状態を再現できる模擬マンションや、長さ55mの無風放水通路も用意されています。

つまりATIセンターは、完成した消防車を展示する施設ではありません。これから消防や救助の現場で必要になる技術を、実際に燃やし、放水し、訓練しながら形にしていく場所です。

最新消防ドローンは人が近づきにくい火災への切り札

ATIセンターでは、相馬実篤くんとチャンカワイさんが最新の「消防用ドローン」を体験します。

この回では、一般的な放水とは異なる方法で消火するドローンが登場し、実際に消火デモンストレーションを実施。その最中には2人が思わず苦笑いするハプニングも起きます。

モリタグループは消防活動へのドローン活用を実際に研究しており、大阪市消防局、奈良先端科学技術大学院大学、豊橋技術科学大学などと連携しています。

背景の1つにあるのが、大規模災害で消防隊員が安全に進入できない状況です。

2026年度の研究では、既存のドローンと消防車・消防資機材を組み合わせ、ドローンによる放水時の重量、反動、通信、飛行安定性などを検証。圧縮空気泡消火システム「CAFS」を使った消火活動についても有効性を検証しています。

道路が寸断された場所、津波警報が出ている地域、隊員が近づくこと自体が危険な火災現場。ドローンは単なる上空撮影の道具から、消防活動そのものを担う機械へ進化しようとしています。

EV消防ポンプ車「MoEVius concept」は2023年に1号車が完成

もう1つの大きな未来技術が、EV消防ポンプ自動車です。

モリタでは2019年に消防車のEV化に向けた基礎研究を開始。2021年からEV消防ポンプ自動車の開発を本格化させ、2023年に第1号車を完成させました。

「東京国際消防防災展2023」では、「MoEVius concept(メビウス・コンセプト)」として公開されています。エンジンではなく、バッテリーから供給される電力で消防ポンプを駆動する、日本メーカーとして初のEV消防ポンプ自動車でした。

消防車をEV化する難しさは、単にエンジンをモーターへ交換すれば済む話ではない点にあります。

現場まで走行した後も、大量の水を長時間、高い圧力で送り続けなければなりません。そのため、走行用の電力だけでなく消防ポンプを動かすためのエネルギーまで確保する必要があります。

2025年の大阪・関西万博ではEV消防ポンプ自動車が実運用され、次の段階へ進みました。

今回の2.5時間SPでは、「日本に1台の近未来消防車」や「超小型消防車」も含め、従来の消防車とは異なる発想で開発された車両が見どころとして登場します。

EV指揮車はAIと大型画面で消防隊の判断を支える

消防車の進化は、火を消す車だけではありません。

モリタが開発を進めている「EV指揮車」は、災害現場に集まる大量の情報を整理し、消防隊の指揮を支援するための車両です。

2022年にはEV指揮車と指揮卓を中心とした、AI活用型の指揮支援システムの開発が始まりました。現場から届く情報を集約し、大型の画面などを使って消防隊が状況を把握しやすくする構想です。

大規模災害では、火災だけでなく救助・救急事案が同時に発生します。

どこに部隊を送り、どこを優先し、どの情報を共有するのか。未来の消防では、車両そのものの性能と同じくらい「情報をどう扱うか」が重要になっています。

EVポンプ車が現場で活動する車なら、EV指揮車は消防隊全体の動きを支える頭脳に近い役割を目指しているわけです。

昭和レトロ工場クイズは3つのヒット商品が登場

消防車だけでなく、今回の前半を盛り上げるのが「昭和レトロ工場クイズ」第2弾です。

ゲストの綾瀬はるかさん、伊集院光さんとともに、町工場で何が作られているのかを製造工程から推理する早押しクイズに挑戦します。

最初に登場するのは、明治から令和まで売れ続けている超ロングセラー商品です。昭和のアニメにもたびたび登場したレトロな品で、製造工程では「2種類の粉」が重要な材料になります。

2つ目は、昭和スターたちにも愛された名品。金属へ独特な方法で穴を開けて作っていく工程がヒントとなり、綾瀬はるかさんも答えに悩みます。

そして最難関として登場するのが、最盛期には年間およそ2億個も生産された昭和の大ヒット商品です。

昭和好き博士ちゃんたちにとっては、自分たちが昭和へ興味を持つうえで欠かせない存在。スタジオへ実物が持ち込まれ、初めて触れた芦田愛菜さんが操作すると、出演者が大爆笑する展開になります。

消防車パートが「未来へ進む日本のものづくり」なら、昭和レトロ工場クイズは「昔から残る日本のものづくり」。2つを並べているのが今回のSPの特徴です。

緊急車両博士ちゃん・相馬実篤くんが16歳で消防車工場へ

今回の消防車パートで案内役となるのは、緊急車両博士ちゃんの相馬実篤くんです。

2021年に11歳で『博士ちゃん』へ出演した際から、パトカー、救急車、消防車などの緊急車両を紹介してきました。当時の番組でも「水を使わない消防車」など特殊な緊急車両を解説しています。

2026年現在は16歳の高校2年生となり、将来の夢は消防士。

今回は自らの好きな車両をスタジオで解説するだけではなく、実際の製造現場へ入り、職人の技術や検査設備、35m級はしご車を体験します。

同行するチャンカワイさんも、防災士と救命技能の資格を持っています。消防車好きの高校生と、防災を学んだ大人という組み合わせで工場を見ていく点も、このロケならではです。

モリタ三田工場は一般の工場見学も受け付けている

モリタ三田工場は消防関係者だけでなく、一般向けの工場見学も受け付けています。

所在地は兵庫県三田市テクノパーク1番地の5。JR宝塚線「新三田駅」からテクノパーク行きバスで約15分、「溝口」下車後徒歩約1分です。車の場合は舞鶴若狭自動車道の三田西ICが最寄りとなります。

見学は月曜日から金曜日に実施され、午前の部が10時30分~11時30分、午後の部が14時~15時。受け入れ人数は10~25人で、事前申し込みが必要です。

見学ではビデオ上映や工場概要の説明に加え、3階の専用通路から消防車の組み立てや検査風景を見ることができます。費用は無料です。

テレビで見た巨大な消防車が、実際にどのように組み上がっていくのかを見学できる貴重な施設です。

まとめ

2026年10月3日の『サンド&芦田愛菜の博士ちゃん』2.5時間SPは、消防車を「完成した乗り物」として見るだけでなく、製造・検査・研究開発まで一気に見られる回です。

中心となるモリタ三田工場では、地域に合わせたオーダーメイドの消防車製造、35m級スーパージャイロラダー、最大40度まで車体を傾けられる転覆角度測定装置など、日本の消防車を支えるものづくりを紹介します。

さらにモリタATIセンターでは消防用ドローン、EV消防ポンプ車、EV指揮車といった次世代技術へ。消防隊員が危険な場所へ入らなくても活動できる技術や、EV・AIを生かした消防活動まで研究対象が広がっています。

一方、綾瀬はるかさんと伊集院光さんが参加する「昭和レトロ工場クイズ」では、明治から続くロングセラー、昭和スターが愛した名品、年間約2億個が作られた大ヒット商品という3つの製造現場が登場します。

昔ながらの職人技から、ドローン・EV・AIを使う未来の消防まで。「日本のものづくりが、時代に合わせてどう受け継がれ、変化しているのか」が2時間半を通じた大きな見どころです。

参考リンク

モリタ三田工場 公式工場紹介

モリタホールディングス「博士ちゃん」放送案内

テレビ朝日「博士ちゃん」10月3日放送内容

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