キャニオンスパイスは泉南市で1,000種類以上のカレーを生み出すメーカー
2026年10月9日放送の読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」では、関西の工場直売所を巡る企画に大阪府泉南市の「キャニオンスパイス」が登場します。直売では100種類以上のレトルトカレーが並ぶという、カレー好きには気になるメーカーです。
実はキャニオンスパイスは、1979年に香辛料の研究開発から始まり、これまで1,000種類以上ものオリジナルカレーを手がけてきた会社。放送2日後の10月11日には、第2工場を一般開放する大型イベントも開催されます。
この記事でわかること
- キャニオンスパイスの工場直売・工場見学の場所
- 1,000種類以上のカレーを生み出してきたOEM事業
- 「こどものためのカレールウ。」が生まれた背景
- 2026年10月11日のオープンファクトリーの内容
工場直売は泉南市のキャニオンスパイス第2工場
キャニオンスパイスが一般向けイベントを行っているのは、大阪府泉南市りんくう南浜にある第2工場です。
2021年に完成した第2工場ではレトルトカレーを中心に製造しており、1日に約2万~3万個の商品が作られています。2階から製造現場全体を見られる構造になっており、地域の子どもたちの社会見学にも利用されています。
基本情報は次の通りです。
- 施設:株式会社キャニオンスパイス 第2工場
- 住所:大阪府泉南市りんくう南浜2-17
- アクセス:南海電鉄「樽井駅」から徒歩約10分
- 電話:072-484-8820
第1工場ではカレールウ、第2工場では主にレトルトカレーを製造しています。
一般向けの工場イベントは期間限定の毎週開催を2026年8月1日で終了し、その後は原則として毎月1回、最終土曜日に開催する形へ変更されています。
ポップアップストアやカフェ、工場見学は予約不要。オリジナルカレー粉作りは事前予約が必要です。開催日は変更される場合があるため、訪問前に公式案内を確認してください。
10月11日は「キャニオンカレーサーキットVol.11」を開催
「大阪ほんわかテレビ」の放送から2日後となる2026年10月11日(日)には、第2工場で「キャニオンカレーサーキットVol.11 2026秋」が開催されます。
半年に1度の大型オープンファクトリーイベントで、時間は9:00~15:00。入場は無料です。
予定されている主な内容は、
- おすすめ5種類を食べ比べるレトルトカレー大試食会
- レトルトカレー・カレールウの工場直販
- イベント限定のカレーや「バーガークラッシュ」を販売するキッチンカー
- 限定カレーパン
- オリジナルのタンドリーミックス作り
- 子ども向け工場探検企画
などです。
工場直販では、普段なかなか出会えない商品や限定価格の商品も用意されます。
テレビでキャニオンスパイスを初めて知り、「実際に商品を見てみたい」「工場へ行ってみたい」という人にとっては、放送直後に訪問できるタイミングになります。
1,000種類以上のカレーを生み出してきたOEMメーカー
キャニオンスパイスの商品数が多い理由は、自社ブランドだけを作っている会社ではないからです。
同社の大きな柱が、依頼を受けてオリジナル商品を企画・製造するOEM事業です。
有名カレー店の味をレトルト化した商品、地域の特産物を使ったご当地カレー、個性的なパッケージの商品など、依頼内容に合わせて味から開発。これまで手がけた商品は1,000種類を超えています。
会社側は単に既存のカレーソースを使い回すのではなく、食材や商品のテーマごとにコンセプトを設定し、それぞれオリジナルの配合を作っています。
そのため店頭で別々のメーカーの商品に見えても、実際には泉南市のキャニオンスパイスで生産されているレトルトカレーが数多く存在します。
番組で紹介される「100種類以上のレトルトカレーが並ぶ直売所」は、長年のOEM開発によって蓄積された商品力を一度に見られる場所でもあります。
「こどものためのカレールウ。」は2005年の工場移転後に誕生
キャニオンスパイスの代表的な自社商品が「こどものためのカレールウ。」です。
スパイスの刺激を抑え、野菜や果物を使った甘口タイプで、1歳から食べられる商品として販売されています。現在はレトルトカレーなどにもシリーズが広がっています。
このシリーズが生まれた背景には、現在の代表・辻田誉さん自身の幼少期の経験があります。
辻田さんは子どもの頃、食べられるものに制約があった経験から、子どもたちが食事を楽しめる商品づくりを重視。できるだけ余分な食品添加物に頼らず、食材そのものの味を生かす方向へ商品開発を進めました。
2005年に大阪府泉南市へ新工場を建設して移転。その後に開発されたのが「こどものためのカレールウ。」で、さらに子ども向けレトルト商品へとシリーズが拡大していきました。
単なる「辛くないカレー」ではなく、会社のものづくりの方向性を決める商品になったわけです。
1℃の温度差まで管理するカレールウ作り
多品種を生産する一方で、製造工程には職人の感覚が残されています。
カレールウの製造では、職人が釜につき、工程ごとの状態を確認します。公式サイトでは、わずか1℃の温度差が仕上がりに大きく影響するほど条件がシビアであることが紹介されています。
さらに、味を優先すると完成時の状態が一定にならない場合があり、機械による画一的な充填が難しい商品は現在も手作業で充填しています。
一方、レトルトカレーでは、袋にカレーソースと具材を詰めて加圧加熱する前の「火入れ」が重要です。
肉や野菜をどの段階まで加熱しておくのかを調整することで、レトルト処理後の食感や味を整えています。大量生産の食品でありながら、商品ごとに工程を変えることが1,000種類以上の味を作り分ける土台になっています。
1979年の香辛料研究からカレー会社へ
キャニオンスパイスの始まりは1979年です。
創業者が香辛料を研究し、オリジナルのカレーパウダーを完成させたことからスタートしました。そのカレーパウダーを使って「エクセレントカレールウ」の販売を開始し、塩コショウやタレ類なども製造するようになります。
1999年7月に「有限会社キャニオンスパイス」となり、2005年4月には事業拡大に伴って大阪府泉南市へ工場を移転。同年7月に株式会社へ組織変更しました。
現在の社名にある「キャニオン」は、アメリカのグランドキャニオンのような壮大な会社にしたいという思いから付けられています。
現在は代表取締役の辻田誉さんのもと、
- カレールウ
- レトルトカレー
- シチュー
- スープ
- 惣菜
- 他社ブランドのOEM商品
- 共同開発商品
などを手がけています。
香辛料を研究する小さなメーカーから始まり、多品種のレトルトカレーを開発できる会社へと事業を広げてきました。
工場を「作る場所」から「遊びに行ける場所」へ
近年のキャニオンスパイスで特徴的なのが、工場を地域へ開いていることです。
第2工場では製造するだけでなく、一般客がカレーを買ったり、工場を見たり、スパイスを調合したりできるイベントを開催しています。
2026年春に行われた「キャニオンカレーサーキットVol.10」は過去最大規模となり、次回のVol.11が10月11日に開催されることになりました。
工場見学、直売、試食、子ども向け企画を組み合わせることで、「食品工場=商品を製造するだけの場所」から、消費者がメーカーそのものを体験できる場所へ変わりつつあります。
100種類以上の商品を見比べられる直売所が注目される背景には、1979年から続くスパイス研究、1,000種類以上のOEM開発、そして工場を地域へ開く現在の取り組みまでがつながっています。
キャニオンスパイスの実用情報
- 会社名:株式会社キャニオンスパイス
- 代表者:辻田誉
- 創業:1979年
- 第1工場:大阪府泉南市りんくう南浜4-15
- 第2工場・メインオフィス:大阪府泉南市りんくう南浜2-17
- 電話:072-484-8820
- 第2工場アクセス:南海電鉄「樽井駅」から徒歩約10分
- 主な事業:カレールウ、レトルト食品、OEM、共同開発
- 一般向け工場イベント:2026年8月以降は原則毎月最終土曜日
- キャニオンカレーサーキットVol.11:2026年10月11日(日)9:00~15:00
- Vol.11入場料:無料
イベントの日程・内容は変更される場合があるため、訪問前に公式サイトで最新情報を確認してください。
まとめ
キャニオンスパイスは、大阪府泉南市でカレールウやレトルトカレーを製造する食品メーカーです。
1979年の香辛料研究から始まり、「こどものためのカレールウ。」などの自社商品に加え、店や企業、地域の依頼に応じたOEM商品を開発。手がけてきたカレーは1,000種類以上にのぼります。
2026年10月9日の「大阪ほんわかテレビ」では、100種類以上のレトルトカレーが並ぶ工場直売が紹介されます。そして10月11日には同じ第2工場で、大型オープンファクトリー「キャニオンカレーサーキットVol.11」が開催予定です。
直売所の商品数の多さだけでなく、「なぜこれほど多くのカレーを作れるのか」まで知ると、泉南にあるこのカレーメーカーの面白さがより見えてきます。
参考リンク
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こどものためのカレールウ。150g(6皿分)
こどものためのレトルトカレー。100g×2
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