一度姿を消し、市民と元従業員の力で復活した「横濱ハーバー」
2026年10月6日放送の『ありえへん∞世界』で、横浜を代表する手土産として登場するのが、ありあけの「横濱ハーバー」です。船をかたどったしっとりしたマロンケーキとして長く親しまれていますが、その歴史には「会社の倒産によって市場から姿を消し、地元の人たちの力で復活した」という大きな転機があります。
2026年は、2001年4月26日の復活からちょうど25周年。さらに前身の有明製菓が1936年に創業してから90周年という、2つの節目が重なる年でもあります。
この記事でわかること
・横濱ハーバーが1999年に一度消えた理由
・2001年に復活できた背景
・ダブルマロンの現在の価格と通販方法
・1954年の「ロマン」から続く横浜銘菓の歴史
横濱ハーバー ダブルマロンは栗入りのしっとりマロンケーキ

現在の定番商品は「横濱ハーバー ダブルマロン」です。
港町・横浜をイメージした船形のお菓子で、薄く柔らかなカステラ生地の中に、刻んだ栗と栗餡を包んで焼き上げています。ずっしり重い生菓子ではなく、常温で持ち歩ける焼き菓子でありながら、栗の風味としっとりした食感を楽しめるのが特徴です。
5個入り商品の基本情報は次の通りです。
・商品名:ありあけ横濱ハーバー ダブルマロン
・内容量:5個
・価格:1,188円(税込)
・賞味期限:製造日より60日
・保存方法:直射日光、高温多湿を避けて常温保存
・主なアレルゲン:小麦・卵・乳成分
2026年10月時点では、単品から16個入りまでオンラインで購入できます。
横濱ハーバーの価格と通販
ありあけオンラインショップで販売されているダブルマロンの価格は次の通りです。
・単品:237円
・5個入り:1,188円
・8個入り:1,900円
・12個入り:2,851円
・16個入り:3,801円
公式オンラインショップから通販できるため、横浜へ行かなくても購入できます。横浜市内を中心とした直営店のほか、百貨店、駅売店、量販店などでも取り扱われています。
横浜土産として持ち帰りやすいのも強みです。常温保存でき、5個入りは賞味期限が製造日から60日あるため、旅行のお土産や贈り物としても選びやすくなっています。
始まりは1954年の「ロマン」
横濱ハーバーの歴史は、現在の商品名よりさらに前へさかのぼります。
旧有明製菓は1936年、横浜市鶴見区で和菓子の製造販売業として誕生しました。戦後になると時代の変化に合わせて洋菓子の開発にも取り組みます。
そして1954年に発売されたのが、ハーバーの原型となった「ロマン」です。
当時は栗を使った菓子自体が現在より贅沢な存在でした。「マロン」に夢を託す意味を込めて「ロマン」と名付けられ、お土産や贈答品として人気を集めます。
現在の横濱ハーバーにつながる「栗のお菓子」という基本部分は、この時代から続いていることになります。
1966年「ロマン」から「ハーバー」へ改名
大きな転機となったのが1966年です。
船をかたどった菓子の形と、港町・横浜を象徴する商品であることから、「ロマン」という名前を「ハーバー」へ変更しました。
ここから商品は横浜を代表する銘菓へ成長していきます。
関東一円でテレビCMも放送され、地元横浜だけではなく、広い地域で知られる菓子となりました。現在でも「横浜のお土産」と聞いてハーバーを思い浮かべる人がいる背景には、この長い歴史があります。
ただし、その歴史は順調に続いたわけではありません。
1999年、旧有明製菓の倒産でハーバーが消えた
1999年6月、大きな出来事が起こります。
ハーバーを製造していた旧有明製菓が、不動産投資の失敗を原因として倒産。長年横浜で親しまれてきたハーバーは、突然市場から姿を消しました。
人気がなくなったから販売終了したわけではありません。
商品を愛する人が残っているにもかかわらず、製造する会社そのものがなくなったことで買えなくなったのです。
長年食べてきた人にとっては、「いつでも買える地元のお菓子」が突然なくなる出来事でした。
ここから、横濱ハーバーならではの復活物語が始まります。
「もう一度食べたい」市民と元従業員が動いた
旧有明製菓の倒産翌年となる2000年、ハーバー復活に向けた動きが始まります。
昔からハーバーを食べてきた地元市民と旧有明製菓の元社員らが集まり、「ハーバー復活実行委員会」を結成しました。
企業が新ブランドとして昔の商品名を再利用したというだけの話ではありません。
「ありあけのハーバーをもう一度食べたい」という地元からの声と、かつて商品を作っていた人たちの思いが重なったことが、復活の出発点でした。
横浜で長年売られてきた商品だったからこそ、販売が途絶えた後も復活を求める人がいたのです。
2001年4月26日、横浜銘菓ハーバーが復活
そして2001年4月26日、「ハーバー」は市場へ戻ってきます。
復活当日には旧横浜松坂屋や横浜マリンタワーなどで催事が行われ、多くの人が訪れました。
1999年の消滅から約2年。
一度途切れた横浜銘菓が、市民と元従業員らの働きかけによって再び商品として販売されるようになりました。
この4月26日が、現在の横濱ハーバーにとって大切な日となっています。
2026年4月26日には復活25周年を迎え、ありあけでは記念商品も販売されました。
パッケージも横浜らしさを受け継いでいる
横濱ハーバーといえば、船を描いたパッケージも印象的です。
現在の代表的なパッケージには、船や港を数多く描いたイラストレーター・柳原良平氏の作品が使われています。2009年の横浜開港150周年を機にデザインを一新し、横浜港へ初入港した大型客船「クイーン・メリー2」が描かれました。
中身の菓子も船の形。
パッケージを見ても、菓子を取り出しても、港町・横浜とのつながりが感じられる商品になっています。
全国各地で買える菓子へ広がりながらも、「横浜の土産物」という軸を失っていないことも長く支持されてきた理由の1つです。
2026年は復活25周年と創業90周年
2026年は、ありあけと横濱ハーバーにとって特別な年です。
・旧有明製菓の1936年創業から90周年
・横濱ハーバーの2001年復活から25周年
という2つの節目を迎えました。
さらに現在では、定番のダブルマロンだけでなく、抹茶黒蜜、ミルクモンブラン、ミニサイズ、横濱はまっこもちなどへ商品展開が広がっています。
一方で、中心にあるのは今も栗を使った「横濱ハーバー ダブルマロン」です。
1954年の「ロマン」から始まった栗菓子の系譜が、会社の倒産や商品の消滅を乗り越え、70年以上後の現在まで続いています。
横濱ハーバーを買える主な場所
横濱ハーバーは横浜市内を中心に幅広く販売されています。
直営店には、
・ハーバーズムーン本店
・横濱ハーバー そごう横浜店
・横濱ハーバー シァル桜木町店
・ありあけ ハーバースタジオ横浜ハンマーヘッド店
・横濱ハーバースタジアムBASEGATE横浜関内店
などがあります。
そのほか百貨店、駅売店、量販店などにも取扱店があります。店舗によって商品や営業時間が異なるため、目当ての商品がある場合は事前に確認しておくと安心です。
通販なら、ありあけオンラインショップからダブルマロンなどを直接購入できます。
まとめ
横濱ハーバーは、単に長く売られている横浜土産ではありません。
1954年に「ロマン」として誕生し、1966年に「ハーバー」へ改名。横浜銘菓として成長したものの、1999年に旧有明製菓が倒産したことで、一度は市場から完全に姿を消しました。
それでも終わらなかったのは、地元に「もう一度食べたい」という人がいたからです。
市民と元従業員らによるハーバー復活実行委員会が動き、2001年4月26日に復活。2026年には復活25周年を迎えました。
2026年10月6日の『ありえへん∞世界』で横浜の手土産として登場する「ハーバー」の背景には、約70年にわたる商品史と、一度失われた銘菓を取り戻した横浜の人たちの物語があります。
参考リンク
・テレビ東京「ありえへん∞世界」
・ありあけ「ハーバーヒストリー」
・ありあけオンラインショップ「横濱ハーバー ダブルマロン」
おすすめ関連商品案
・横濱ハーバー ダブルマロン 5個
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