記事内には、広告が含まれています。

生熊酒造「超群」は硬度100の帝釈の水で造る辛口地酒!1865年創業の東城の老舗|六角精児の呑み鉄本線・日本旅

旅行・観光

広島では珍しい硬水を生かした東城の地酒「超群」

2026年10月10日放送のNHK総合「六角精児の呑み鉄本線・日本旅 秋・芸備線、木次線、一畑電車を呑む!」では、六角精児さんが芸備線沿線を旅し、広島県庄原市東城町で「超硬水で造る酒」に出会います。NHKオンデマンドでも、この回の主要な立ち寄り先の一つとして東城の酒が紹介されています。

東城で、硬度100という特徴的な水を仕込みに使っているのが生熊酒造です。慶応元年の1865年創業。代表銘柄は、昭和元年の1926年に誕生した「超群(ちょうぐん)」です。

この記事でわかること

  • 生熊酒造「超群」に使われる硬度100の仕込み水
  • 1865年創業の酒蔵と「超群」という名前の由来
  • 帝釈カルスト台地と東城の日本酒の関係
  • 生熊酒造の場所・営業時間と主な「超群」の種類

生熊酒造「超群」は硬度100の水を仕込みに使う

出典:庄原観光ナビ「生熊酒造」

生熊酒造の酒造りを語るうえで欠かせないのが水です。

酒蔵がある東城町の近くには、石灰岩からなるカルスト台地で知られる帝釈峡があります。

生熊酒造では、この帝釈のカルスト台地から湧き出る水を仕込み水として使用。庄原観光ナビでは、その硬度を100と紹介しています。さらに、酒を仕上げる際の割り水には、蔵の井戸からくみ上げる城山の水を使っています。

広島の日本酒というと、一般的には軟水を利用した酒造りがよく知られています。

ところが東城周辺は石灰岩地帯。その土地を通ってきたミネラルを含む硬水を利用できるため、生熊酒造では土地そのものの特徴を酒造りへ生かしてきました。

「超群」は、やわらかさを前面に出した酒というより、硬水仕込みによるキリッとした口当たりと辛口の味わいが特徴とされています。

番組の「超硬水で造る広島・東城の酒」というフックにつながる、まさにこの地域ならではの酒造りです。

帝釈峡のカルスト台地が日本酒の味を生み出す

東城の水が特徴的なのは、周辺の地質と深く関係しています。

帝釈峡一帯には石灰岩でできたカルスト台地が広がっています。長い時間をかけて雨水や地下水が石灰岩を溶かし、雄橋や鍾乳洞など独特の地形を形成してきました。

その大地を通る水を酒造りに利用しているのが生熊酒造です。

日本酒は完成した酒の大部分を水が占めるため、どの水を使用するかは酒質を左右する重要な要素になります。

生熊酒造が遠くから特別な水を運び込んでいるのではなく、酒蔵のある東城で得られる水を使い続けていることが重要です。

米だけでなく、水まで地元のものを使う。

「超群」は東城の自然環境そのものから生まれている地酒といえます。

生熊酒造は1865年創業、160年以上続く東城の酒蔵

生熊酒造の創業は1865年(慶応元年)。

江戸時代末期から続く酒蔵です。日本酒造組合中央会にも、設立年1865年、代表銘柄「超群」として登録されています。

東城町は、かつて備中新見方面と福山方面を結ぶ道が交わった交通の要衝でした。

城下町であり、宿場町としても栄え、人や物が行き交う町で酒造りを続けてきたのが生熊酒造です。

長い歴史の中では酒蔵の老朽化も進み、酒造りを行う蔵は移転しました。

一方、東城の古い町並みに残る従来の建物は店舗として残されています。

酒だけを見るのではなく、東城という町の歴史の中で酒蔵がどのように続いてきたのかまで知ると、「超群」の背景がより分かりやすくなります。

「超群」という酒名は昭和元年に誕生

現在、生熊酒造を代表するブランドとなっている「超群」が誕生したのは1926年、昭和元年です。

少し珍しい名前ですが、由来もしっかり残っています。

連なる山々の中でひときわそびえる富士山のように、そして多くの鶏の中で際立つ一羽の鶴のように、酒造界で秀でた存在になってほしいという願いを込めて名付けられました。

江戸末期から続く蔵が、昭和という新しい時代を迎えたタイミングで生み出したブランド。

その名前が約100年後まで受け継がれていることになります。

現在も「超群」を軸に、純米酒、純米吟醸、大吟醸、純米大吟醸など複数の酒が造られています。

酒米も比婆の土地で育ったものを使用

水とともに大切なのが米です。

生熊酒造では、比婆地域で収穫される酒造好適米を使った酒造りを行っています。

たとえば「超群」には、

  • 山田錦を使った大吟醸
  • 広島県オリジナルの酒米「千本錦」を生かした純米酒
  • 八反錦を使った純米酒

などがあります。

大吟醸は華やかな香りとすっきりした飲み口、千本錦を使った酒はフルーティーな香り、八反錦は米の味わいと穏やかな酸味を生かした食中酒というように、同じ「超群」でも原料米によって個性が変わります。

土地の硬水と地元の酒米。

この2つを組み合わせて造ることが、生熊酒造の基本になっています。

「超群」は硬水だからこそのキレを楽しむ酒

硬水を使った酒造りでは、軟水とは違う発酵の進み方が酒の個性へつながります。

生熊酒造の「超群」について、地元の庄原観光ナビでは、ミネラルを含む硬水によるキリッとした口当たりとキレの良さを特徴として紹介しています。

日本酒は水の違いが完成した酒へそのまま現れやすい飲み物です。

帝釈峡の鍾乳洞やカルスト地形を見たあとに東城の酒を飲めば、景色と酒が別々の観光資源ではないことが分かります。

六角精児さんが鉄道を途中下車し、その土地の酒を飲む「呑み鉄」という旅にぴったりの一杯です。

生熊酒造の場所・営業時間

生熊酒造は広島県庄原市東城町にあります。

現在の基本情報は次の通りです。

  • 酒蔵:生熊酒造株式会社
  • 代表銘柄:超群
  • 創業:1865年
  • 住所:広島県庄原市東城町川西887-1
  • 電話:08477-2-0056
  • 営業時間:8:00~17:00
  • 定休日:土曜・日曜・祝日

最新の営業情報は、訪問前に確認してください。

まとめ

「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」に登場する広島・東城の酒を知るうえで注目したいのが、生熊酒造の「超群」です。

生熊酒造は1865年創業。

酒造りで大きな特徴となっているのが、帝釈のカルスト台地から得られる硬度100の硬水です。

さらに比婆地域の酒米を使い、東城の自然をそのまま酒へ映し込むような酒造りを続けてきました。

そして昭和元年に誕生した代表銘柄「超群」は、約100年にわたり受け継がれています。

帝釈峡の石灰岩、大地を通って湧き出す水、その水で仕込まれる辛口の日本酒。

芸備線で東城へ向かう旅だからこそ味わいたい、土地と深く結び付いた地酒です。

参考リンク

庄原観光ナビ「生熊酒造」

東城・比婆屋「生熊酒造」

日本酒造組合中央会「生熊酒造」

おすすめ関連商品

六角精児の呑み鉄本線・日本旅3 DVD 全7枚


気になる生活ナビをもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました