大阪・能勢の本瀧寺が全国のライダーを集めるバイク寺になった理由
大阪府豊能郡能勢町にある本瀧寺(ほんたきじ)は、日本唯一の「バイク寺」として知られ、全国からオートバイ愛好家が参拝に訪れる寺院です。
2026年10月11日放送のテレビ大阪『日経スペシャル もしものマネー道 もしマネ』では、ハーレーダビッドソンを愛する和尚が取り組んだ寺院改革が取り上げられます。
その中心人物が、本瀧寺の執事長を務める野間秀顕(のま・しゅうけん)さんです。
40歳で大型二輪免許を取得し、若い頃に親しんだバイクに再び乗り始めたことをきっかけに、ライダーの交通安全を願う活動に力を入れるようになりました。
現在の本瀧寺では、バイクと一緒に受けられる交通安全祈祷を実施。守護鈴という独自のお守りや、山の絶景を眺められるカフェもあり、参拝とツーリングを楽しめる場所として親しまれています。
この記事でわかること
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本瀧寺の場所・アクセス・バイク祈祷の料金
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ハーレー和尚・野間秀顕さんの経歴と転機
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バイク寺が誕生したきっかけと寺院改革
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守護鈴や絶景カフェ「ほんたき寺巣」の魅力
本瀧寺の場所とバイク祈祷の料金・予約方法
本瀧寺は、大阪府北部の能勢町にある妙見宗の総本山です。
大阪市中心部からバイクで約1時間の距離にあり、豊かな山林に囲まれています。妙見山周辺の自然を楽しみながら走れるため、ツーリングの目的地としても親しまれています。
本瀧寺の基本情報
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正式名称:能勢妙見山 妙見宗総本山 本瀧寺
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読み方:ほんたきじ
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所在地:大阪府豊能郡能勢町野間中718
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電話番号:072-737-0028
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駐車場:あり
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バイク祈祷:予約制
本瀧寺では、通常の祈祷に加えて、オートバイを対象とした「バイク車輛前祈祷」を行っています。
公式サイト掲載の祈祷料金
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バイク車輛前祈祷(守護鈴付き):6,000円
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自動車祈祷(お守り付き):4,000円
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一般祈祷(木札):5,000円
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特別祈祷:10,000円
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祈祷済み守護鈴:3,000円
バイク車輛前祈祷は、事前予約が必要です。予約や料金の確認は、本瀧寺へ電話で問い合わせる方法があります。
通常の祈祷は、土日祝日に9時から1時間ごとに行われ、最終受付は16時です。平日は予約制となっています。
ハーレー和尚・野間秀顕さんは40歳でバイクに再挑戦した
本瀧寺のバイク寺改革を進めてきた野間秀顕さんは、自らもハーレーダビッドソンに乗るライダーです。
「シュウケン和尚」「ハーレー和尚」の愛称でも知られています。
野間秀顕さんのプロフィール
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名前:野間秀顕(のま・しゅうけん)
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生年月日:1974年9月9日
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出身地:大阪府
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所属:能勢妙見山 本瀧寺
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役職:執事長・宗法会部長
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2004年:本瀧寺に入寺
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40歳:大型二輪免許を取得
野間さんは高校卒業後、比叡山などで修行を重ね、2004年から本瀧寺で僧侶としての活動を始めました。
祈祷や供養、滝行など、寺院でのさまざまな役割を担う日々が続いていました。
大きな転機となったのは40歳のときです。
若い頃にバイクへ乗っていた野間さんは、友人や先輩の勧めを受け、再びオートバイに乗り始めました。
その際、若い頃とはバイクへの向き合い方が変わっていることに気づきます。
年齢と経験を重ねたことで、バイクに乗る楽しさと同時に、事故の危険性をより強く意識するようになったのです。
もともと本瀧寺では交通安全祈祷を行っていましたが、野間さん自身がライダーになったことで、オートバイに乗る人たちの安全を守る活動へと取り組みが広がっていきました。
バイク寺の誕生はライダー仲間との出会いがきっかけだった
本瀧寺は、最初からオートバイ愛好家が集まる寺院だったわけではありません。
野間さんが交通安全活動に力を入れ始めた頃、寺院とオートバイを結びつける取り組みは、まだ珍しいものでした。
野間さんが目指したのは、ライダーが気軽に参拝でき、交通安全について考える機会を持てる場所です。
その活動を後押ししたのが、バイク仲間たちでした。
野間さん自身は、当初「バイク寺」という呼び名に照れくささも感じていました。しかし、周囲の仲間たちが活動の認知を広げることの重要性を伝え、取り組みを支えました。
さらに、お寺にカフェを設けたことで、ツーリング中のライダーが休憩に立ち寄れるようになります。
バイク好きの和尚がいる寺院から、ライダーが集まる「バイク寺」へ。
こうして本瀧寺は、伝統的な祈祷寺でありながら、オートバイという新しい接点を持つ場所へ変化していきました。
活動は関西圏にとどまらず、関東や九州など、全国各地のライダーへ広がっています。
守護鈴はハーレー和尚が考案したバイクのお守り
本瀧寺には、オートバイ愛好家に向けて作られた独自のお守りがあります。
それが守護鈴(しゅごりん)です。
守護鈴は、野間さんが考案したバイク用の法器で、車体に取り付けて使用することを想定しています。
一般的なお守りとは異なり、小さな鈴の形をしていることが特徴です。
守護鈴の開発では、仏教で使われる金剛鈴から着想を得ました。
野間さんが特にこだわったのは、鈴の音色です。
バイクでカーブを曲がるときや走行中、守護鈴の音が耳に入ることで、安全運転を思い出してもらうことを大切にしました。
何度も試作を重ね、心地よさと注意を促す音の両方を意識して完成させています。
守護鈴には交通安全への祈りが込められていますが、それだけで事故を防げるものではありません。
鈴を身につけることが、安全運転への意識を新たにするきっかけになるという考え方です。
本瀧寺では、守護鈴の授与のほか、ライダーとバイクを対象とする祈祷も行っています。
絶景カフェ「ほんたき寺巣」が新たな参拝客を呼び込んだ
本瀧寺の変化を象徴するもう1つの存在が、境内にあるカフェ「ほんたき寺巣(ホンタキテラス)」です。
もともとは2016年に「ほんたき山のカフェ」として始まりました。
当初は空いている場所にテーブルや椅子を並べた小さな休憩スペースでしたが、2022年4月29日にリニューアルしています。
現在の名称「ほんたき寺巣」は、野間さんの弟で、同じく僧侶の昭泉さんが名付けました。
巣のように何度でも帰ってきたくなる場所にしたいという考えが込められています。
カフェの大きな魅力は、能勢の山々を見渡せる眺望です。
屋外のテラス席からは豊かな自然が広がり、ツーリング途中にゆっくり休憩できます。
代表的なメニューは「ほんたき薬膳カレー」です。
スパイスを使ったカレーで、揚げ玉ねぎをのせたメニューも提供されてきました。寺院の境内にありながら本格的な食事を楽しめることが、特徴の1つです。
カフェの開設によって、交通安全の祈祷を目的とする人だけでなく、食事や景色を楽しみにする人も本瀧寺を訪れるようになりました。
そして、カフェをきっかけに寺院そのものを知ってもらえることが、新しい参拝者とのつながりを生んでいます。
本瀧寺は交通安全の活動を寺院の新しい役割につなげた
バイク寺としての取り組みは、単なる観光客の呼び込みだけではありません。
本瀧寺では、大阪府警豊能警察署と協力して交通安全に関するイベントを実施してきました。
白バイ隊員による安全運転の説明や、野間さんによる交通安全の講話など、ライダーが事故防止について考える機会を設けています。
また、バイク仲間が集まって祈祷を受ける「ご祈祷ミーティング」も行われています。
参加者は本瀧寺で交通安全を祈願したあと、仲間とツーリングへ出発します。
野間さんは、バイク専門媒体で仏教の教えと安全運転を結びつけた法話の執筆も続けています。
こうした活動は、お寺が地域や趣味のコミュニティーと関わる新しい形としても注目されます。
僧侶の本来の仕事である祈祷や教えを伝える活動を、現代のライダーに届く形へ変えていったことが、本瀧寺の改革の特徴です。
約1200年以上の信仰を受け継ぐ本瀧寺の歴史
本瀧寺の歴史をたどると、オートバイとはまったく異なる古い信仰の世界につながります。
寺院がある妙見山一帯には、約1250年前、僧侶の行基が山を開き、「爲楽山大空寺(いらくさんだいくうじ)」を建立したと伝わっています。
山中には修行のための滝があり、古くから水行の場として信仰されてきました。
現在の本瀧寺につながる寺院の整備を進めたのは、開祖の野間日照上人です。
1926年には寺の名称が本瀧寺となり、その後も境内の整備が進められました。
1935年には本堂が完成しています。
現在の本瀧寺は妙見宗の総本山であり、祈祷や供養、滝行などを行う寺院として活動を続けています。
こうした長い歴史を持つ信仰の場に、交通安全祈祷やカフェといった新しい取り組みが加わりました。
本瀧寺の改革は、古くからの宗教活動をやめるのではなく、現代の人々が寺院に足を運ぶ新しいきっかけを作った点に特徴があります。
本瀧寺を訪れる際の実用情報
バイク祈祷・参拝
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バイク車輛前祈祷:6,000円(守護鈴付き)
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バイク祈祷の予約:必要
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祈祷の問い合わせ:072-737-0028
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土日祝日の通常祈祷:9時から1時間ごと
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通常祈祷の最終受付:16時
ほんたき寺巣(ホンタキテラス)
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所在地:本瀧寺境内
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開業:2016年(旧・ほんたき山のカフェ)
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リニューアル:2022年4月29日
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主なメニュー:ほんたき薬膳カレー
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電話番号:080-9057-0008
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駐車場:本瀧寺駐車場を利用
カフェの営業日・営業時間は変更される場合があるため、訪問前には公式Instagramなどで確認してください。
アクセス
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所在地:大阪府豊能郡能勢町野間中718
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大阪市中心部から:バイクで約1時間
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阪急池田駅から:車で約25分
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駐車場:あり
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公共交通:阪急池田駅からの路線バスや、能勢電鉄妙見口駅からのアクセスが案内されています
本瀧寺の送迎車は予約制です。公共交通機関の時刻や送迎の運行状況については、事前に確認する必要があります。
まとめ
大阪府能勢町の本瀧寺は、ハーレー和尚として知られる野間秀顕さんが中心となり、ライダーの交通安全を祈る「バイク寺」として新しい魅力を築いてきた寺院です。
40歳でバイクに再び乗り始めた経験をきっかけに、交通安全祈祷、守護鈴の開発、安全運転の講話などの活動を広げました。
さらに、絶景カフェ「ほんたき寺巣」の開設によって、ツーリングの目的地としても全国に知られるようになりました。
約1200年以上前にさかのぼる信仰の歴史を大切にしながら、現代のライダーとの新しいつながりを生み出してきたことが、本瀧寺の大きな特徴です。
参考リンク
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