絵本の世界につながる高知のパン屋
絵本で見たパンを実際のお店で見つけられるとしたら、子どもだけでなく大人も少しわくわくしますよね。『あさイチ(夏の高知で川あそび▼羽生結弦×ゆず「幾重」)(2026年7月30日)』では、「パンどろぼう」のモチーフになった高知県のパン屋が登場します。その店が、香美市にあるchimney(ちむにぃ)です。絵本との関係や、登場するぼうしパン、店舗へ行く前に確認したいことを詳しく紹介します。
この記事でわかること
- パンどろぼうのモデルになったパン屋
- chimneyと柴田ケイコさんの関係
- 絵本に登場するぼうしパンの特徴
- 営業時間や予約、売り切れ前の確認方法
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パンどろぼうのモデルになったパン屋は高知県香美市のchimney
(参考:Googleマップ)
「パンどろぼう」のモチーフになったパン屋は、高知県香美市土佐山田町にあるchimneyです。
読み方は「チムニー」ではなく、店舗ではちむにぃと表記されています。
田園風景の中に建つ小さなパン屋で、黒を基調とした外壁と、店名を思わせる煙突のある建物が目印です。所在地は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | chimney(ちむにぃ) |
| 住所 | 高知県香美市土佐山田町神通寺346-2 |
| 電話番号 | 0887-52-2628 |
| 営業終了 | パンが完売した時点で閉店 |
| 定休日 | 水曜日・木曜日を基本に臨時休業あり |
| 駐車場 | あり |
高知市中心部からは車で35~40分ほどの場所にあります。高知市内の観光地から歩いて立ち寄れるパン屋ではないため、旅行中に訪れる場合は移動時間も含めて予定を立てる必要があります。
初めて知ると少し驚きますが、絵本の中に描かれたパン屋とまったく同じ建物が高知にある、という意味ではありません。
chimneyの店主と、「パンどろぼう」の作者である柴田ケイコさんとのつながりから、店内やパン作りの風景、販売されているパンなどが作品づくりのヒントになっています。
そのため、chimneyは一般に「モデル店」と呼ばれることがありますが、正確には作品のモチーフになったパン屋と理解するとわかりやすいでしょう。
chimneyがパンどろぼうのモチーフになった理由
chimneyの店主と柴田ケイコさんは、以前から親交のある友人同士です。
柴田ケイコさんは絵本を制作する際、実際のパン屋の厨房やパン作りに使われる道具を取材しています。パンを並べる店内だけでなく、普段はお客さんから見えにくい作業場まで見たことが、作品の細かな描写につながりました。
「パンどろぼう」の魅力は、かわいらしい絵だけではありません。
パンの形や焼き色、厨房の道具、棚に並ぶ商品の雰囲気など、実際のパン屋を思わせる要素が描き込まれています。現実のお店を取材したからこそ、子どもが見ても「本当にありそう」と感じられる世界になっているのでしょう。
chimneyで販売されてきたパンの中には、絵本を読んだことがある人なら見覚えのあるものもあります。店舗と作者の長い交流が、店そのものだけでなく、パンの形や物語の空気感にも影響を与えたと考えられます。
個人的には、「有名になった後で作品に合わせてパンを作った店」ではなく、もともと存在していた店やパンが物語のヒントになったという点がいちばん興味深く感じます。
絵本を先に知った人がchimneyを訪れると、物語の世界を再現したテーマ施設を見るというより、作品が生まれる前からあった日常のパン屋を訪ねる感覚に近いのかもしれません。
パンどろぼうに登場するぼうしパンは高知のご当地パン
chimneyを訪れる人が特に気になるのが、絵本にも登場するぼうしパンです。
ぼうしパンは、丸いパンの周囲にカステラ生地が広がり、帽子のような形に焼き上がった高知発祥のパンです。
中央の丸く盛り上がった部分が帽子の頭、周囲に広がった薄い部分が帽子のつばに見えます。
食感にも違いがあります。
中央はふんわりとしたパン生地で、周囲のつばはほんのり甘く、場所によっては少しサクッとしています。1個の中で、柔らかいパンと甘い焼き菓子のような部分を一緒に楽しめるのが特徴です。
ぼうしパンが誕生したのは1955年ごろとされています。
メロンパンを作る工程で、丸めたパンにビスケット生地をのせ忘れたまま発酵させてしまい、後から生地をかけて焼いたところ、帽子のような形になったことが始まりです。
その後、上にかける生地をカステラ生地へ変更し、当初は「カステラパン」として販売されました。見た目からお客さんが「ぼうしパン」と呼ぶようになり、その名前が広まったとされています。
偶然の失敗から、高知を代表するご当地パンが生まれたというのは面白い話です。
現在は高知県内のさまざまなパン屋やメーカーがぼうしパンを作っており、店によってパンの大きさ、つばの甘さ、食感、中に入れる具材などが異なります。
そのため、ぼうしパンという名前の商品がすべて同じ味というわけではありません。
絵本のぼうしパンとchimneyのパンにはどんな関係がある?
「パンどろぼう」シリーズの『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』には、帽子の形をしたパンが登場します。
このパンを見て、「実際に売られているの?」「どこのパン屋で買えるの?」と気になった人も多いのではないでしょうか。
作品に登場するぼうしパンは、chimneyで作られているリボン付きのぼうしパンがヒントになったとされています。
高知の一般的なぼうしパンに、かわいらしいリボンを付けた姿が絵本の世界とよくなじみます。
ただし、絵本と同じ見た目の商品が毎日、同じ数量で店頭に並ぶとは限りません。
パン屋の商品は、曜日、季節、材料の仕入れ、製造数によって変わります。訪問記事で購入できた商品でも、別の日に必ず買えるとは断定できないため注意が必要です。
たしかに、遠方から訪れるなら「行けば買える」と思って予定を立てたくなります。しかし、ぼうしパンを目的にする場合は、出発前に販売予定を確認する方が安心です。
特に次の点を電話などで確かめておくと、行ったのに買えなかったという失敗を減らせます。
- 訪問日にぼうしパンを販売する予定があるか
- 希望する個数を取り置きできるか
- 受け取り可能な時間
- 臨時休業や営業時間の変更がないか
店側が忙しい時間帯もあるため、問い合わせる際は商品名、個数、受取希望日を簡潔に伝えるとよいでしょう。
chimneyではぼうしパン以外にどんなパンが買える?
chimneyは、ぼうしパンだけを販売する専門店ではありません。
柔らかいパン、総菜パン、菓子パン、ハード系のパン、動物をモチーフにしたパンなど、幅広い種類が少しずつ店頭に並ぶパン屋です。
過去には、次のような個性的なパンが紹介されています。
- ブタの顔をかたどったブーブーコロッケパン
- カメのような姿をしたカメロンパン
- クリームパン
- 季節の果物を使ったパン
- 総菜を挟んだ食事向けのパン
子どもが見た目で選びたくなるパンだけでなく、大人が食事用に選べる商品もあるのが特徴です。
ただし、紹介されたパンが常に店頭にあるとは限りません。
小さなパン屋では、同じ商品を大量に作るより、複数の商品を少しずつ焼くことがあります。開店直後と午後では、棚に並んでいる種類が大きく変わることも考えられます。
また、「パンどろぼうの顔をそのまま再現したパンを買える」と思って訪れると、イメージと違う可能性があります。
chimneyの魅力は、キャラクター商品の専門店であることではなく、作品のヒントになったパン屋で、実際のパン作りや店の雰囲気を感じられることです。
絵本の中に出てきそうな形のパンを探したり、どのパンが作品につながっているのか想像したりすることも、訪問の楽しみになるでしょう。
chimneyの営業時間と定休日は訪問前に再確認したい
chimneyの店舗案内では、営業時間は9時から18時まで、完売時は閉店とされています。
一方、店舗情報サイトでは、曜日によって開店時間が異なる案内も確認できます。
- 月曜日・火曜日・金曜日は10時開店
- 土曜日・日曜日は9時開店
- 水曜日・木曜日は定休日
情報が掲載された時期や営業体制によって内容が異なる可能性があるため、実際に訪問する際は、古い紹介記事だけで判断しない方が安全です。
個人的には、この点が来店前に最も大事だと感じます。
せっかく高知市内から時間をかけて向かっても、開店前だったり、臨時休業だったりすれば予定全体が崩れてしまいます。
特に遠方から訪れる場合は、次の順番で確認すると安心です。
- 店舗の最新のお知らせを確認する
- 訪問日の営業予定を確かめる
- 欲しいパンがある場合は販売予定を尋ねる
- 取り置きが可能なら受取時間を決める
営業日でも、パンが売り切れれば予定より早く閉店することがあります。
夕方に立ち寄る予定を組むより、可能であれば午前中を候補にした方が、選べるパンの種類は多くなりやすいでしょう。ただし、最も確実なのは店舗へ直接確認することです。
ぼうしパンは予約できる?売り切れを避ける方法
店舗情報では、chimneyは予約可能と案内されています。また、実際に家族分のぼうしパンを事前に予約して訪れた例もあります。
ただし、「予約可能」という表示が、すべてのパンをいつでも予約できるという意味とは限りません。
パンによっては製造日が限られていたり、予約数に上限があったりすることもあります。当日の取り置きと、数日前からの注文で対応が異なる可能性もあります。
実際に選ぶなら、次のような伝え方がわかりやすいでしょう。
「○月○日に伺う予定ですが、ぼうしパンは販売されますか」
「ぼうしパンを○個、取り置きできますか」
「何時ごろまでに受け取ればよいですか」
売り切れを避ける方法としては、早い時間に行くことも考えられます。
ただ、開店直後にすべての商品がそろっているとは限りません。パンは種類ごとに焼き上がる時間が異なるため、目当ての商品が店頭に並ぶ時間を聞けるなら、その時間に合わせた方が確実です。
遠方から向かう人にとっては、単に「朝早く行く」よりも、目当てのパンの販売日と焼き上がり予定を確認することが重要です。
高知市内からchimneyへ行くなら車が便利
chimneyは、高知市中心部から東へ車で35~40分ほどの香美市にあります。
最寄り駅から店舗まで距離があるため、観光中に複数の場所を回るなら車の方が便利です。
店舗情報では、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の立田駅から徒歩約20分、土佐長岡駅から約1.5キロと案内されています。ただし、パンを持って移動することや夏の暑さを考えると、徒歩での訪問は時間と体力に余裕を持ちたいところです。
車で訪れる場合も、カーナビに店名だけを入力するより、住所まで確認しておくと安心です。
田園風景の中にあるため、「本当にこの道で合っているのか」と不安になりやすいという訪問者の声もあります。黒い外壁と煙突を目印に探すとわかりやすいでしょう。
駐車場は用意されていますが、利用できる台数や混雑時の案内は訪問前に確認が必要です。
路上や近隣の私有地に無断で駐車せず、満車の場合は店の案内に従いましょう。
子連れで訪れるときに確認したいこと
「パンどろぼう」が好きな子どもと一緒に訪れたいと考える家庭も多いでしょう。
店内には作品に関係するイラストや絵本の雰囲気を感じられるものがあり、パンを選ぶ時間そのものを楽しめそうです。
一方で、chimneyは大型のテーマ施設ではなく、地域にある実際のパン屋です。
長時間滞在して遊ぶ場所というより、パンを選び、購入することが中心になります。混雑時は店内に多くの人が入らないよう、順番を待つ可能性も考えておきましょう。
子ども連れの場合は、次の点を確認しておくと安心です。
- 店内や駐車場が混みやすい時間
- ベビーカーで入りやすいか
- 店内で飲食できる場所があるか
- トイレを利用できるか
- 近くに休憩できる場所があるか
特に夏は、購入したパンを車内へ長時間置かないよう注意が必要です。
クリーム、総菜、果物などを使った商品は、気温が高い環境で持ち歩くのに向かないことがあります。すぐに食べない場合は、保冷バッグや保冷剤を用意し、商品の保存方法を店で確認してください。
子どもが喜ぶことも大切ですが、実際に訪れるなら、小さな店の営業を妨げずに楽しめる予定を組むことも忘れたくないところです。
一般的なぼうしパンとchimneyのぼうしパンは同じではない
高知県内では、さまざまな店やメーカーがぼうしパンを作っています。
そのため、「chimneyへ行けなければ、高知でぼうしパンを食べられない」というわけではありません。高知市内のパン屋やスーパーなどでも、ぼうしパンが販売されることがあります。
元祖のぼうしパンは、高知市にある永野旭堂本店の直営店「リンベル」で購入できます。店によって、つばの厚さ、甘さ、中央部分の食感、クリームやあんこの有無などに違いがあります。
一方、chimneyを訪れる意味は、単に高知のご当地パンを食べることだけではありません。
パンどろぼうの制作につながった店とパンを実際に見られることが、ほかの店舗にはない魅力です。
目的によって選び方は変わります。
ぼうしパンそのものの歴史や元祖の味を確かめたい人は、発祥店にも目を向けるとよいでしょう。
「パンどろぼう」の世界につながる店を訪れたい人や、絵本に登場するぼうしパンを探したい人には、chimneyが向いています。
どちらが優れているというより、元祖のぼうしパンを味わう店と、絵本のモチーフを感じる店では、訪れる目的が違うと考えるとわかりやすいでしょう。
chimneyへ行く前に確認したいこと
chimneyは、「パンどろぼうのモデル店」という答えだけを知って終わるより、実際に訪れて店の空気やパンを楽しみたくなる場所です。
ただし、小さなパン屋だからこそ、営業日や商品の種類、売り切れ時間は一定とは限りません。
訪問前には、次の内容を確認しておきましょう。
- 最新の営業日と開店時間
- 臨時休業の有無
- ぼうしパンの販売予定
- 予約や取り置きが可能か
- 受取時間
- 駐車場の利用方法
- 購入後の保存方法
遠方から訪れるなら、「何時に営業しているか」だけでなく、目当ての商品をその日に買える可能性があるかまで確認することが大切です。
パンどろぼうの世界をそのまま再現した観光施設ではありませんが、作品が生まれる背景に触れられる実在のパン屋という点に、chimneyならではの面白さがあります。
絵本を読み返してから訪れると、店に並ぶパンや道具の見え方も変わるかもしれません。
参考リンク
- 「パンどろぼう」のモチーフになったパン屋「chimney」と個性的なパン
- chimneyの住所・電話番号・営業時間・定休日
- chimneyの店舗情報・予約・交通手段・駐車場
- chimneyのぼうしパン訪問記
- 高知のご当地パン「ぼうしパン」の誕生秘話
- 元祖ぼうしパンと永野旭堂本店リンベル
- パンどろぼう公式サイト
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