若々しい印象は顔だけで決まらない
鏡を見ると顔のシワやたるみに目が向きますが、人から見た印象は、肌の状態だけでなく、表情、立ち姿、歩幅、目線などが重なって決まります。『林修の今知りたいでしょ!「顔・肌・歩き方・姿勢…見た目年齢の新常識!老けて見える人と若く見える人の差SP」(2026年7月30日放送)』でも、表情筋や紫外線対策、歩き方、姿勢を支える筋肉が取り上げられます。大切なのは、無理に若作りすることではなく、毎日の動きや習慣を少しずつ整えることです。
この記事でわかること
- 老けて見える人と若く見える人の違い
- 表情筋を動かすときの注意点
- 肌を守る紫外線対策の基本
- 歩幅と姿勢を無理なく整える方法
※放送後詳しい内容が分かり次第追記します。
若く見えるコツを大調査!3N習慣・美姿勢・むくみ改善で変わる顔の印象と簡単若返りケア【サンド&キスマイの気になるマンで紹介】
老けて見える人と若く見える人の差は全身の印象にある
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結論からいうと、見た目年齢は顔だけで決まるものではありません。
肌のハリやシワ、髪型なども印象に関係しますが、実際に人と会ったときには、次のような部分も自然に見られています。
- 口角や目元が自然に動いているか
- 背中が丸まり、目線が下がっていないか
- 歩幅が極端に狭くなっていないか
- 腕を自然に振って歩けているか
- 動作が重たく見えないか
- 首や肩に力が入りすぎていないか
同じ年齢でも、表情が明るく、背筋が自然に伸び、足を前に運べている人は、いきいきとした印象になります。
反対に、無表情で目線が下がり、歩幅が狭く、背中を丸めて歩いていると、実際の年齢より落ち着いて見えたり、疲れているように見えたりすることがあります。
個人的には、ここがいちばん大事だと感じます。顔だけを一生懸命ケアしても、立ち上がった瞬間に背中が丸まり、足元だけを見ながら歩いていたら、全体の印象は変わりにくいからです。
ただし、「背筋を伸ばさなければ」と腰を強く反らせる必要はありません。
若々しく見せようと力を入れすぎるより、呼吸しやすく、無理なく動ける姿勢を目指す方が続けやすくなります。
顔が老けて見えるときは表情の動きも確認する
顔の印象を左右するのは、シワやたるみだけではありません。
人と話すときに口元がほとんど動かない、眉間に力が入りやすい、口角が下がっているといった表情のクセも、疲れた印象につながることがあります。
表情筋は、目や口、頬などを動かす筋肉の総称です。食事や会話、笑顔など、普段の生活の中でも使われています。
表情をやわらかく見せたいときは、いきなり強い顔の運動をするのではなく、まず鏡の前で次の点を確認してみましょう。
- 口角の高さに大きな左右差がないか
- 会話中に眉間へ力が入っていないか
- 奥歯を強くかみしめていないか
- 笑うときに頬が自然に上がっているか
- 口を開けたときに顎へ痛みが出ないか
簡単に始めるなら、頬や顎へ力を入れすぎず、「あ・い・う・え・お」とゆっくり口を動かす方法があります。
声を出せない場所では、口の形だけでも構いません。ただし、大きく動かせば動かすほど良いとは限りません。
表情筋運動については、小規模な研究で顔の一部に変化が確認された例がある一方、現在の研究全体では、美容上の効果をはっきり断定できるほど十分な証拠はそろっていません。
そのため、「毎日続ければ必ず若返る」と考えるのではなく、表情を動かす習慣の1つとして無理なく取り入れるのが現実的です。
たしかにこれは気になるところですが、顔の体操だけでシワやたるみがすべて変わると期待しすぎない方がよいでしょう。
顎関節に痛みがある人、顔にしびれや動かしにくさがある人、治療中の人は、自己判断で強い運動を続けず、医療機関へ相談してください。
表情筋トレーニングで力を入れすぎないことが大切
表情筋を意識するときに失敗しやすいのが、顔を強く動かしすぎることです。
力いっぱい目を閉じる、額へ深いシワを寄せる、頬を強く引っ張るといった動きを繰り返すと、顔や顎が疲れてしまう場合があります。
次のような状態が出たら、いったん中止しましょう。
- 顎やこめかみに痛みが出る
- 頭痛や目の疲れを感じる
- 顔がけいれんする
- 口を開けにくくなる
- 首や肩が強くこる
- 翌日まで違和感が残る
鏡を見ながら、顔だけでなく首や肩にも力が入っていないか確認すると安心です。
個人的には、回数を増やすよりも、力まずに左右を均等に動かすことを優先したいところです。
日常では、家族や友人と話す、音読する、よくかんで食べるなど、特別な道具を使わなくても顔を動かす機会があります。
高額な器具を買う前に、まずは会話中の表情や食いしばりのクセを確認する方が、失敗しにくいでしょう。
肌の見た目年齢には紫外線の積み重ねが関係する
肌の印象を考えるうえで見逃せないのが、長年にわたる紫外線の影響です。
紫外線を浴びることで起こる肌の変化は、年齢による自然な変化と区別して光老化と呼ばれます。
日焼けというと、肌が赤くなったり黒くなったりする変化を思い浮かべますが、紫外線の影響はそれだけではありません。
長期間にわたって紫外線を浴び続けることは、シミやシワなどの肌変化に関係します。そのため、見た目年齢が気になる場合も、顔の運動だけではなく、日々の紫外線対策が重要です。
対策は日焼け止めだけに頼らず、次の方法を組み合わせます。
- 日傘を使う
- つばの広い帽子をかぶる
- 長袖などで肌を覆う
- 日陰を選んで歩く
- 紫外線の強い時間帯の外出を調整する
- 露出する部分へ日焼け止めを塗る
日本皮膚科学会では、帽子や衣服などで皮膚に届く紫外線を減らしたうえで、日焼け止めを使うことが案内されています。
日焼け止めだけを塗って安心するより、日傘や帽子も一緒に使う方が現実的です。
夏の強い日差しの中で長時間過ごす日と、近所へ短時間出かける日では、必要な対策も異なります。毎日必ず最も強い製品を選ぶのではなく、外出時間や活動内容に合ったものを使うことが大切です。
日焼け止めはSPFの数字だけで選ばない
日焼け止めには、SPFやPAなどの表示があります。
SPFは主にUVBを防ぐ効果、PAはUVAを防ぐ効果を示す目安です。
数字や「+」が多いほど防御効果は高くなりますが、強い製品を一度塗れば1日中安心という意味ではありません。
日常生活、短時間の買い物、屋外スポーツ、海や山でのレジャーでは、汗の量や紫外線を浴びる時間が違います。
日本皮膚科学会でも、日常生活と晴天下のスポーツなどでは、用途に応じて日焼け止めを選ぶ目安が示されています。
実際に選ぶなら、次の点を確認したいところです。
- 普段使いか屋外レジャー用か
- 汗や水に触れる予定があるか
- 肌が乾燥しやすいか
- 香料やアルコールで刺激を感じないか
- 石けんで落とせるか
- 化粧の上から塗り直しやすいか
顔では、頬や鼻だけでなく、額、生え際、耳、顎の下、首の後ろなどが塗り残しやすい部分です。
朝に塗ったから終わりではなく、汗をかいたとき、タオルで拭いたとき、長時間屋外で過ごすときは、製品の表示を確認して塗り直します。
肌に赤みやかゆみが出た場合は使用を中止し、症状が続く場合は皮膚科へ相談してください。
老けて見える歩き方には歩幅と目線が関係する
歩いている姿は、全身の印象が最も表れやすい場面の1つです。
歩幅が極端に狭い、足を引きずる、腕をほとんど振らない、目線が足元へ落ちていると、実際の年齢にかかわらず、慎重で重たい印象になることがあります。
加齢に伴い、歩く速さ、歩数のリズム、歩幅などが小さくなる傾向は、複数の研究で報告されています。
ただし、歩幅は大きければ大きいほど良いわけではありません。
身長、脚の長さ、筋力、柔軟性、履いている靴、路面の状態などによって、安全に歩ける幅は異なります。
テレビやインターネットで紹介された数字だけを見て、急に歩幅を広げると、腰、股関節、膝へ負担がかかったり、つまずいたりする可能性があります。
最初は歩幅を何cmにするかよりも、次のような基本を確認しましょう。
- 数メートル先へ目線を向ける
- 肩の力を抜く
- 腕を自然に前後へ動かす
- 足を前へ出すときに無理をしない
- かかとから着くことだけを強く意識しすぎない
- 会話できる程度の無理のない速さで歩く
自宅で確認するときは、普段どおり廊下などを歩き、家族に横から見てもらうと、自分では気づきにくいクセが見つかることがあります。
動画を撮る場合は、転倒しない安全な場所を選び、撮影に気を取られないようにしてください。
理想の歩幅は全員に共通する数字ではない
理想の歩幅と聞くと、はっきりした数字を知りたくなります。
しかし、歩幅には個人差があり、誰にでも共通する1つの数字があるわけではありません。
歩幅を確認する場合は、床に印を付けて、自然に数歩歩いたときの左右それぞれの一歩分を測ります。最初の一歩と止まる直前は動きが安定しにくいため、途中の歩幅を確認する方が普段の状態を把握しやすくなります。
見るべきなのは、数字だけではありません。
- 左右で大きな違いがないか
- 片方の足を引きずっていないか
- 急に歩幅が狭くなっていないか
- 歩行中にふらつかないか
- 膝や股関節に痛みが出ないか
- 少し歩いただけで強く息切れしないか
歩幅が短くなることや歩行速度が落ちることは、加齢に伴う変化の1つとしてみられますが、急な変化は体調や病気が関係している場合もあります。歩き方が突然変わった、片側だけ動かしにくい、しびれや強い痛みがある場合は、運動で様子を見続けず受診を検討してください。
初めて知ると少し驚きますが、「若く見えるために大股で歩く」のではなく、安全に足を前へ運べる状態を保つことが先です。
姿勢は胸を張るだけでは整わない
姿勢を良くしようとすると、胸を強く張り、腰を反らせる人がいます。
しかし、見た目だけを一時的に整えようとして力を入れると、呼吸が浅くなったり、首や腰が疲れたりすることがあります。
自然な姿勢を確認するときは、横から見て次の点をチェックします。
- 顎が大きく前へ出ていないか
- 肩が必要以上に上がっていないか
- 背中が強く丸まっていないか
- 腰を反らせすぎていないか
- 左右どちらかに体重をかけ続けていないか
- 膝を後ろへ突っ張っていないか
良い姿勢とは、ずっと同じ形を保つことではありません。
どれほど整った姿勢でも、長時間動かずに固まっていれば、肩や腰がつらくなることがあります。
座り仕事が多い人は、完璧な姿勢を維持しようとするより、定期的に立ち上がり、少し歩いたり、肩や股関節を動かしたりする方が取り入れやすいでしょう。
個人的にも、背筋を伸ばそうと頑張り続けるより、同じ姿勢を長時間続けないことの方が、毎日の生活では実践しやすいと感じます。
姿勢を支えるのは腸腰筋だけではない
姿勢や歩行の話でよく名前が挙がるのが腸腰筋です。
腸腰筋は、背骨や骨盤周辺から太ももの骨につながり、股関節を曲げて脚を前へ運ぶ動きなどに関わります。
ただし、腸腰筋だけを鍛えれば、姿勢や歩き方がすべて改善するわけではありません。
立つ、歩く、体を安定させる動きには、腹部、背中、尻、太もも、ふくらはぎなど、複数の筋肉が関係しています。
そのため、1つの筋肉だけを集中的に鍛えるより、次のような運動を組み合わせる方が全身を動かしやすくなります。
- 無理のないウォーキング
- 椅子からの立ち座り
- かかとの上げ下げ
- 壁や椅子につかまって行う足上げ
- 股関節周辺のストレッチ
- 体を支えながら行うバランス運動
国の身体活動・運動ガイドでは、成人に対して筋力トレーニングを週2~3日行うことが推奨されています。高齢者には、筋トレだけでなく、有酸素運動やバランス運動などを組み合わせる方法も示されています。
ただし、週2~3日という目安は、毎回限界まで追い込むという意味ではありません。
運動習慣がない人は、椅子を使った立ち座りを数回行うなど、無理なく続けられる量から始めます。
自宅で姿勢筋を動かすなら安全を優先する
自宅で運動するときは、見た目の変化を急ぐより、転倒や痛みを防ぐことが大切です。
たとえば、椅子からの立ち座りは、太ももや尻などを使う基本的な運動です。
背もたれのある安定した椅子を壁際に置き、足裏を床につけます。体を少し前へ傾けて立ち上がり、ゆっくり座ります。
最初は手を使っても構いません。
次に、椅子の背へ手を添えた状態で、片足ずつ軽く持ち上げます。膝を高く上げることよりも、上半身を大きく傾けず、安全に足を上げ下げすることを意識します。
次のような場合は無理をしないでください。
- 腰や膝、股関節に強い痛みがある
- 立っているだけでふらつく
- 動悸や強い息切れがある
- めまいや吐き気が出る
- 医師から運動を制限されている
- 最近転倒したことがある
不安定な椅子やキャスター付きの椅子は避け、周囲に物がない場所で行います。
実際に始めるなら、回数よりも「翌日に強い痛みが残らないか」を確認したいところです。
若々しい印象を目指すなら変えやすい部分から始める
顔、肌、歩き方、姿勢を一度に変えようとすると、続かなくなることがあります。
まずは、その日に確認できることから始めましょう。
朝は日焼け止めを塗る場所を確認し、外出時には帽子や日傘も準備します。
歩くときは、足元だけを見続けず、安全を確認しながら少し先へ目線を向けます。
座り時間が長くなったら、立ち上がって数分動きます。
会話中に眉間や顎へ力が入っていることに気づいたら、息を吐いて力を抜きます。
最初の1週間は、次の3つ程度でも十分です。
- 首や耳にも日焼け止めを塗る
- 歩くときに目線を少し前へ向ける
- 1時間座ったら一度立ち上がる
慣れてきたら、椅子からの立ち座りや、無理のない表情の運動を加えます。
見た目年齢という言葉にとらわれると、シワや姿勢の悪さを探して落ち込んでしまうこともあります。しかし、本来目指したいのは、年齢を隠すことではなく、疲れて見えにくく、動きやすい状態を保つことではないでしょうか。
肌を守る、表情の力みを減らす、安全に歩く、同じ姿勢を続けない。この4つなら、特別な道具をそろえなくても始められます。
まとめ
老けて見える人と若く見える人の差は、顔のシワやたるみだけで決まるものではありません。
表情が硬い、紫外線対策が不足している、歩幅が狭く目線が下がっている、背中が丸まっているといった要素が重なると、全体として疲れた印象になることがあります。
一方で、表情筋を強く動かしすぎたり、若く見せようとして急に大股で歩いたり、腰を反らせて姿勢を作ったりするのは避けたいところです。
まずは、紫外線を防ぐ、肩や顎の力を抜く、安全な範囲で歩く、座りっぱなしを減らすことから始めてみましょう。
痛み、しびれ、ふらつき、歩き方の急な変化がある場合は、見た目の問題だけと考えず、医療機関へ相談することも大切です。
参考リンク
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