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ネプチューンカーフロートの価格は?対応車種と購入前に確認したい装着条件【所さん!事件ですよで紹介】

防災

車を浮かせて守る水害対策

大雨のたびに浸水した車の映像を見ると、「駐車中の車を事前に守る方法はないのか」と気になります。そこで注目されているのが、車体の下からシートで包み、水位が上がると車ごと浮かせるネプチューン カーフロートです。『所さん!事件ですよ(要注意!“雨”の事件簿)(2026年8月6日)』でも取り上げられ、仕組みや実用性に関心が集まりました。ただし、使える車種や装着後の行動には大切な条件があります。

この記事でわかること

・ネプチューン カーフロートの仕組み
・価格と対応車種
・設置前に確認したい条件
・類似製品との違いと安全上の注意点

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ネプチューン カーフロートは車を水害から守る防水シート

ネプチューン カーフロートは、駐車中の車を大きな防水シートで下から包み、浸水時に車体を浮かせるための水害対策製品です。

一般的なボディーカバーのように、雨やほこりが車体へ付着するのを防ぐだけの商品ではありません。地面に広げたシートの上へ車を移動させ、車体下部からシートを持ち上げてベルトで固定します。

水位が上がると、シートと車体の間に保持された空気の浮力によって車が浮く仕組みです。エンジンやバッテリーを使って浮上させるのではなく、車がもともと持っている浮力と、シート内に残る空気を利用します。

初めて知ると、「重い車が本当に浮くのか」と少し驚きます。しかし、鉄でできた船が浮くのと同じように、全体として押しのけた水の重さが車両の重さを上回れば、車体は水面に浮きます。

製品の目的は、車を船のように移動させることではありません。あくまで大雨や高潮による浸水が予測される前に取り付け、駐車車両の水没を防ぐことです。

現在、メーカーの公式情報では、名称がよく似た次の製品が確認できます。

・旧製品名:ネプチューン カーフロート NF-010
・現行製品名:カーネプチューン フロート NF-011
・軽トラック用:カーネプチューン フロート NF-020

番組や過去の紹介記事では「ネプチューン カーフロート」と呼ばれることがありますが、購入を検討するときは、現行型番と正式名称を確認した方が安心です。

軽自動車用の価格は30万円から

ネプチューン カーフロートは、過去に紹介された時点で価格30万円からと案内されていました。

ただし、これは過去に報じられた価格であり、現在の販売価格を保証するものではありません。仕様変更、型番の更新、付属品、配送費などによって金額が変わる可能性があります。

現行のカーネプチューン フロートについては、購入時点でメーカーや正規販売店へ見積もりを確認することが大切です。

30万円と聞くと、一般的な防災用品としてはかなり高額に感じます。個人的にも、家庭で気軽に買える値段とは言いにくいと思います。

一方で、浸水によって車が全損した場合は、買い替え費用だけでなく、レッカー移動、廃車手続き、代車、通勤や仕事への影響も発生します。特に事業用の軽バンや軽トラックでは、車が使えない期間そのものが大きな損失になることがあります。

そのため、価格だけを見るのではなく、次の条件を含めて考える必要があります。

・自宅や事業所が浸水想定区域にあるか
・過去に周辺道路や駐車場が冠水したか
・車両保険で水害が補償されるか
・車が使えないと仕事や生活へどの程度影響するか
・安全な高台へ事前に移動できる環境か

年に何度も浸水の心配がある地域や、事業継続に欠かせない車を所有している場合には、単なる車用品ではなく、損失を抑えるための設備として検討する余地があります。

反対に、浸水の可能性が低く、早い段階で安全な場所へ車を移動できる家庭では、30万円をかける優先度は低くなるでしょう。

車の下から包んで水に浮かせる仕組み

使用時は、まず広げたボトムシートの上へ車を移動させます。その後、シートの左右を車体下部から持ち上げ、胴巻きベルトなどで固定します。

軽1BOX用の現行製品では、主に次の部品で構成されています。

・ボトムシート
・胴巻きベルト
・雨よけ用トップカバー
・収納運搬用バッグ
・取扱説明書

シートには、水を通しにくく耐久性のあるターポリン素材が使われています。ターポリンは、繊維を合成樹脂で挟んだ防水性の高いシートで、テント、横断幕、トラックの荷台カバーなどにも利用される素材です。

製品を装着すると、車の底面を包んだシートがほぼ平らな形になります。メーカーはこれをフラットボトムと説明しています。

船底のような丸い形よりも底面が平らなため、水上で傾いたときに元へ戻ろうとする力を得やすく、安定性を確保しやすいのが特徴です。

軽1BOXカーは、車体だけの状態では水面から約52cmの深さまで沈む想定ですが、現行製品のボトムシートは装着時に約80cmの高さまで車体下部を覆います。メーカーは、喫水線に対して約1.6倍の余裕があるとしています。

ただし、約80cmまでなら、どのような流れや環境でも安全という意味ではありません。

実際の水害では、次のような危険が重なります。

・流れの速い水
・流木やごみなどの漂流物
・地面から外れたマンホールのふた
・ガラスや金属片
・水位の急激な上昇
・固定場所ごと破損する危険

静かな水面で行う実験と、濁流や高潮を伴う災害現場では条件が異なります。製品は水没リスクを減らすための対策であり、あらゆる水害から車を確実に守るものではないと理解しておく必要があります。

対応車種と購入前に必要な確認事項

現行のNF-011は、軽1BOXカーを対象としています。

軽自動車であれば何でも使えるわけではありません。公式仕様では、次のような車両は適用外とされています。

・ハイルーフ車
・キャンピングカー
・キッチンカー

車高や架装状態が通常と異なる車は、シートの高さやベルトの固定位置が合わない可能性があります。

軽トラックには、軽トラック用のNF-020が用意されています。普通乗用車など、それ以外の車種については、条件に応じた特別注文が案内されています。

購入前には、車名だけで判断せず、少なくとも次の情報を販売元へ伝えて適合を確認した方が安全です。

・車種と型式
・初度登録年
・全長、全幅、全高
・標準ルーフかハイルーフか
・キャリアなど後付け用品の有無
・エアロパーツや大型バンパーの有無
・キャンピング仕様などの架装の有無

実際に選ぶなら、私は車体サイズだけでなく、使用する駐車場の状況も確認したいところです。

シートを地面に広げ、その上へ車を移動させるため、車の周囲に作業できる余白が必要です。壁や隣の車との間隔が狭い駐車場では、シートを持ち上げたり、ベルトを回したりする作業が難しくなります。

また、水位が上昇して車が浮けば、車体が通常の駐車位置から動く可能性があります。流出防止用のベルトやロープを取り付ける場合は、固定先にも十分な強度が必要です。

細いフェンス、簡易的な物置、植木、弱い支柱などへ固定すると、車が浮いたときに一緒に破損するおそれがあります。

購入前に確認したいのは、次の点です。

・自分の車が対応車種に含まれるか
・駐車場にシートを広げる余裕があるか
・車の周囲で固定作業ができるか
・十分な強度を持つ固定場所があるか
・鋭い石や金属片が地面にないか
・保管場所を確保できるか
・定期点検や交換が必要か

現行製品の収納時サイズは約60cm×35cm×25cm、重量は約15kgです。トランクに積める大きさですが、15kgの荷物を持ち上げて広げる作業は、人によっては負担になります。

耐用年数は約3年とされていますが、保管環境によって変わります。高温になる車内や直射日光が当たる場所で長期間保管する場合は、素材の劣化にも注意が必要です。

装着時間と1人で作業する場合の注意点

メーカーの公開ページでは、現行製品について一律の標準装着時間は明記されていません。

そのため、「必ず何分で装着できる」と考えるのは避けた方が安全です。作業時間は、車種、駐車場の広さ、風雨、作業人数、製品への慣れによって変わります。

基本的な作業は、次の流れになります。

  1. シートを地面へ広げる
  2. シートの中央へ車を移動させる
  3. シートを車体下部から持ち上げる
  4. 胴巻きベルトで固定する
  5. トップカバーや流出防止対策を取り付ける
  6. 固定状態とシートの傷を確認する

製品自体は「簡単装着」と案内されていますが、災害が迫ってから初めて説明書を読むのでは間に合わない可能性があります。

大雨の中ではシートが風にあおられ、地面も滑りやすくなります。暗い時間帯では、シートの位置やベルトのねじれも確認しにくくなります。

1人で装着できるかどうかは、所有者の体力、駐車環境、天候によって大きく異なります。公式情報だけでは、すべての利用者が1人で安全に作業できるとは確認できません。

個人的には、ここが購入前に最も確認したい点です。商品を持っていても、必要なときに設置できなければ十分な備えになりません。

できれば平常時に、家族や同僚と次の練習をしておくと安心です。

・収納袋から取り出して広げる
・車をシートの中央へ停車させる
・ベルトの位置と締め方を確認する
・作業に必要な人数と時間を測る
・固定できる場所を確認する
・作業後に元どおり収納する

練習するときは、車を浮かせる必要はありません。乾いた安全な場所で一連の作業を確認し、無理なく扱えるかを確かめます。

また、強風や豪雨が始まってからの屋外作業は危険です。避難情報が出ている段階で設置を優先し、人の避難が遅れることは避けなければなりません。

製品の設置より、人の安全確保が優先です。

カーパッくんやウォーターセーフとの違い

車両の浸水を防ぐ製品には、ネプチューン カーフロート以外にも、カーパッくんウォーターセーフシートがあります。

いずれも車を水害から守る目的は共通していますが、構造や設置方法は同じではありません。

製品 主な構造 対応の特徴 設置条件
ネプチューン カーフロート 車体下部をターポリン製シートで包む 浮力で車を水面へ浮かせる シートを広げる空間と固定場所が必要
カーパッくん 防水カバーとエアマットの二重構造 車体全体を包み、衝突や浸水に備える エアマットへの空気注入とロープ固定が必要
ウォーターセーフシート パイプ車庫と専用シートを組み合わせる 平常時は車庫として使い、非常時に車を保護 対応するパイプ車庫への設置が必要

カーパッくんは、防水カバーとエアマットを組み合わせた構造です。エアマットが浮力を生み、漂流物がぶつかったときの衝撃を和らげる役割も持たせています。

車両全体を包み、防水ファスナーで閉じる点がネプチューン カーフロートとの大きな違いです。車だけでなく、バイクや資機材などへの利用も想定されています。

一方のウォーターセーフシートは、南榮工業の対応するパイプ車庫へ取り付ける専用シートです。

普段は車庫として利用し、大雨が予想されるときにシートを取り付けて車両を保護します。シート単体で自由に使う商品ではなく、指定されたパイプ車庫との組み合わせが前提です。

ウォーターセーフシートの公式案内では、2人で約30~45分の装着時間が目安とされています。受注生産で、在庫がない場合は出荷まで時間がかかることにも注意が必要です。

選ぶときは、単純に価格だけを比べるのではなく、次の違いを確認します。

・車の下部だけを包むか、全体を包むか
・浮力をシート内の空気で得るか、エアマットで得るか
・常設の車庫が必要か
・対象車種が決まっているか
・日常の保管場所を確保できるか
・設置に必要な人数と時間
・漂流物への保護機能
・流出防止の固定方法

自宅の駐車場にパイプ車庫を設置できる人と、月極駐車場を利用している人では、適した製品が異なります。

また、集合住宅や月極駐車場では、アンカー、ロープ、パイプ車庫などを勝手に設置できない場合があります。管理会社や土地所有者への確認も必要です。

車内に残る使い方は避難方法として慎重な判断が必要

ネプチューン カーフロートを取り付けると、車が水面に浮く様子から、「車内へ入って避難できるのでは」と考える人もいるかもしれません。

しかし、現行の軽1BOX用製品は、装着後にドアを開閉して乗り降りできないと明記されています。

つまり、設置後の車を避難用の船やシェルターとして使うことを前提にした製品ではありません。

車内に人が残った状態で水位が上がれば、次のような事態が考えられます。

・固定が外れて車が流される
・漂流物が車体やシートに衝突する
・シートが破損する
・車体が想定以上に傾く
・ドアを開けられず脱出できなくなる
・周囲の水流で救助が難しくなる

水害時に車内へとどまること自体にも大きな危険があります。車が水没すると、電気系統の故障でパワーウインドウが動かなくなり、車内外の水位差によってドアが開かなくなることがあります。

公的な注意喚起でも、冠水路へ安易に進入せず、車が動かなくなった場合は早めに脱出することが勧められています。

たしかに、高価な車を置いて避難するのは不安です。それでも、車を守るために避難が遅れてしまっては本末転倒です。

水害が予測される場合は、次の順番で考えることが大切です。

  1. 気象情報と自治体の避難情報を確認する
  2. 可能なら早い段階で車を浸水しにくい場所へ移動する
  3. 安全な時間帯に限り水害対策製品を装着する
  4. 設置後は車内へ残らず、安全な場所へ避難する
  5. 警報解除後も安全が確認されるまで車へ戻らない

車を高台や立体駐車場へ事前に移動できるなら、まずはその方法を検討します。ただし、避難情報が発令された後や道路の冠水が始まった後に車を移動させるのは危険です。

ネプチューン カーフロートは、命を守る避難用品ではなく、駐車中の財産を水没から守るための補助的な防災製品と考えるのが適切です。

購入を検討するときは、価格や対応車種だけでなく、「いつ装着するのか」「誰が作業するのか」「設置後にどこへ避難するのか」まで決めておく必要があります。

商品そのものより、使うタイミングと避難計画の方が大切です。車を守る備えと、人が安全に逃げる備えは分けて考えましょう。


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