鏡を見ると形が変わる「立体錯視」を鎌倉で体験できる
2026年9月12日放送の日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」では、水森かおりさんが江ノ電沿線を巡り、「鏡に映ると姿を変える!不思議立体のミュージアム」が登場します。
その舞台となるのが、鎌倉駅前の「あいざ鎌倉」3階にある「鎌倉不思議立体ミュージアム」です。
数理工学者・杉原厚吉さんが生み出した立体錯視を約50作品展示する施設で、見る角度や鏡への映り方によって、同じ物体が別の形に見える不思議を実際に体験できます。
料金、場所、営業時間に加え、なぜ鏡の中で姿が変わって見えるのかを紹介します。
この記事でわかること
- 鎌倉不思議立体ミュージアムの入館料金
- 鎌倉駅からのアクセスと営業時間
- 杉原厚吉さんが生み出した立体錯視の仕組み
- 館内で体験できる代表作品
鎌倉不思議立体ミュージアムの料金は大人1,000円
鎌倉不思議立体ミュージアムの入館料金は、
大人・18歳以上 1,000円
4歳以上~高校生 500円
3歳以下 無料
です。
営業時間は10:00~19:00。公式施設ページでは年中無休とされており、年末年始や「あいざ鎌倉」の休館日は除かれます。
現金だけでなく、クレジットカードや交通系を含むキャッシュレス決済にも対応しています。
鎌倉観光の有料施設としては立ち寄りやすい料金設定で、寺社巡りとはまったく違う体験ができる場所です。
場所は鎌倉駅東口から徒歩約1分
住所は、
神奈川県鎌倉市小町1-6-15 あいざ鎌倉3階
です。
JR鎌倉駅東口から徒歩約1分。
小町通り入口の鳥居をくぐり、少し進んだ左側に「あいざ鎌倉」があります。専用駐車場はないため、施設側も公共交通機関での来館を案内しています。
鎌倉駅から極めて近く、小町通り散策の最初や最後にも組み込みやすい場所です。
電話番号は0467-81-3412です。
約50作品を常設する世界初の立体錯視ミュージアム
鎌倉不思議立体ミュージアムは、2025年4月25日にオープンしました。
施設公式では、数理工学博士・杉原厚吉さんが監修する錯視・錯覚立体作品を体験できる世界初の常設ミュージアムと紹介されています。
館内には、杉原さんの代表作から鎌倉をテーマにした作品まで約50点を展示。
単に壁に掛けられた錯視画を見るだけではありません。
実際の立体を目の前から見たり、横から見たり、鏡に映したり、ボールを置いたりすることで、「物理的には起きていない現象」が起きているように感じられる体験型の展示になっています。
番組予告の「鏡に映ると姿を変える」という言葉は、まさに杉原さんが研究してきた「変身立体」の世界を表しています。
杉原厚吉はロボットの「目」の研究から錯視にたどり着いた
杉原厚吉さんは、明治大学先端数理科学インスティテュートの研究特別教授です。
専門は数理工学。
東京大学大学院修士課程を修了後、電子技術総合研究所、名古屋大学、東京大学などを経て、2009年に明治大学へ着任しました。
錯視研究を始めるきっかけになったのが、ロボットの視覚研究です。
ロボットに画像を見せ、その画像から立体の形を判断させる研究を進める中で、「人間には実現不可能に見える図形でも、数学的には実際の立体として作れる場合がある」ことに気づきました。
そこから、不可能図形を本物の立体として作り上げる研究へ発展していきます。
現在では、立体錯視アーティストとしても知られ、国際的な錯視コンテストで複数回優勝しています。
鏡に映すと別の形になる「変身立体」
杉原さんの代表的な研究の一つが「変身立体」です。
直接見ると一つの形に見えるのに、背後に置いた鏡ではまったく別の形に見えます。
例えば杉原さんは、「変身するガレージ屋根」という作品を公開しています。
直接見ると丸みを帯びたかまぼこ型の屋根に見える一方、鏡の中では山が連なったような形に変化します。
もちろん、鏡に映ったからといって物体そのものが変形しているわけではありません。
実際の物体は、直接見た形とも鏡の中で見える形とも違う、複雑な形状をしています。
人間の脳がその複雑な輪郭から「自分が知っている普通の形」を無意識に補ってしまうことで、違う形に見えているのです。
なぜタネを知っても錯覚してしまうのか
立体錯視の面白いところは、仕組みを説明されても錯覚が消えないことです。
明治大学の公式動画では、人間が網膜に映った2次元情報から3次元の世界を理解するとき、脳が足りない情報を補って形を判断していることが紹介されています。
つまり、人間は物体をそのまま正確に「見ている」のではありません。
目から届いた情報を脳が解釈し、「たぶんこういう形だろう」と判断しているのです。
杉原さんは、その脳の判断のクセを数学的に利用して、あり得ないように見える立体を作っています。
「騙されないように頑張って見る」だけでは解決できないところが、錯視の面白さでもあります。
「何でも吸引4方向すべり台」は世界大会優勝作品
館内の代表作品の一つが、
「何でも吸引4方向すべり台」
です。
4方向に伸びたすべり台へボールを置くと、本来なら高いところから低いところへ転がるはずのボールが、低い場所から中央の高い場所へ登っていくように見えます。
施設公式によると、この作品は2010年の「Best Illusion of the Year Contest」で優勝した杉原さんの代表作です。
もちろん重力が逆転しているわけではありません。
見る位置を巧妙に設計することで、高低差について脳が誤った判断をするように作られています。
しかも館内では、実際にボールを手に取って体験できます。
「建長寺」が反対側から見ると「鎌倉大仏」に変わる
鎌倉にあるミュージアムならではの作品もあります。
その一つが、
「建長寺と鎌倉大仏」
です。
ある方向から見ると鎌倉の建長寺に見える立体が、別方向から見ると鎌倉大仏に変わります。
杉原さんの錯視技術に鎌倉の名所を組み合わせた、この施設ならではの作品です。
「鎌倉へ行って鎌倉大仏を見る」という定番観光とはまったく違い、数学によって作られた「もう一つの鎌倉大仏」を楽しめます。
歩くだけで海面が動く「大海原」
エントランス付近には「大海原」という白黒の錯視空間もあります。
静止している図形なのに、その中を歩くと海面がうねるように動いて見える作品です。
こちらは立体物だけを見る展示ではなく、自分自身が錯視空間の中へ入り込むタイプです。
写真や動画も撮りやすく、「自分の目では動いているのに、実際には何も動いていない」という感覚を体験できます。
実用情報
施設名:鎌倉不思議立体ミュージアム
住所:神奈川県鎌倉市小町1-6-15 あいざ鎌倉3階
アクセス:JR鎌倉駅東口から徒歩約1分
営業時間:10:00~19:00
休館日:年中無休、年末年始・ビル休館日を除く
料金:大人1,000円
4歳以上~高校生:500円
3歳以下:無料
電話番号:0467-81-3412
支払い:現金、クレジットカード、交通系・キャッシュレスなど
専用駐車場:なし
まとめ
「ぶらり途中下車の旅」で紹介される「鏡に映ると姿を変える!不思議立体のミュージアム」は、鎌倉駅東口から徒歩約1分の「鎌倉不思議立体ミュージアム」です。
入館料は大人1,000円、4歳以上から高校生まで500円、3歳以下無料です。
杉原厚吉さんが数学を使って生み出した約50作品を常設し、鏡に映すと姿が変わる「変身立体」や、ボールが坂を登って見える「何でも吸引4方向すべり台」などを実際に体験できます。
寺社やグルメとはまた違った鎌倉観光を楽しみたいときに、かなり面白い立ち寄り先になりそうです。
参考リンク
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