柳川の肉屋で生まれた「まかないカレー」が再び全国放送へ
2026年9月28日放送のNHK『鶴瓶の家族に乾杯 幸せをありがとうSP 前編』では、これまでの旅で出会った人や逸品を再訪する特別企画が放送されます。その中で組み合わされるのが、福岡県柳川市の極旨カレーと新潟県燕市のカレー専用スプーンです。
柳川のカレーとしてつながるのが、食肉店・清柳食産の「柳川黄金博多和牛カレー」。もともと肉屋のまかないとして受け継がれてきた一皿で、博多和牛のさまざまな部位を使い、3日かけてトロトロになるまで煮込みます。2012年には「筑後七国 まかない飯グランプリ」で優勝し、現在は冷凍・レトルト商品として全国から取り寄せることもできます。
この記事でわかること
- 柳川の肉屋で受け継がれてきた「まかないカレー」の始まり
- 博多和牛を3日間煮込む柳川黄金博多和牛カレーの特徴
- 冷凍・レトルト商品の価格と公式通販
- まかない飯グランプリ優勝から『鶴瓶の家族に乾杯』再登場までの歩み
柳川の肉屋で受け継がれたまかないカレー

「柳川黄金博多和牛カレー」を作っているのは、福岡県柳川市沖端町に店を構える有限会社清柳食産です。
清柳食産は1989年6月に柳川市で創業。総合食肉卸・販売を手がけ、地元のホテルや施設などにも食肉を納めてきました。博多和牛取扱指定店でもあり、和牛を扱う肉の専門店として歩んできた会社です。
その肉屋で受け継がれてきたのが「まかないカレー」でした。
商品化を前提に最初から開発されたカレーではなく、肉を扱う店だからこそ手元にあるさまざまな部位を使って作られてきたまかない料理が原点です。
牛肉の切り落としを少し加えるという程度ではありません。
スネ肉や肩肉、スジ肉、ランプなど複数の部位を使い、肉の旨味をカレー全体へ溶け込ませていきます。肉を知る専門店だからこそ、部位ごとの特徴を1つの鍋へ集められることが、このカレーの土台になっています。
博多和牛を3日煮込む柳川黄金博多和牛カレー
柳川黄金博多和牛カレーの大きな特徴が、約3日間かけて煮込む製法です。
清柳食産では、程よくサシが入った博多和牛のさまざまな部位をたっぷり使用。長時間煮込むことで肉がトロトロになり、カレー全体にも肉から出た旨味とゼラチン質が溶け込みます。
2020年に清柳食産が紹介した製法では、水をほとんど使わず、火加減と蒸らし加減を調整しながら3日間じっくり煮込むとされています。
一般的なカレーのように「ルーの中へ肉が入っている」というより、さまざまな和牛の部位を煮込んだ結果、肉そのものの旨味がカレーへ溶け込んでいるのが特徴です。
公式の商品説明でも「肉屋に伝わる秘伝の賄いカレー」と紹介されています。
柳川へ行かなくても食べられるようになった現在でも、この3日煮込みという作り方は商品の中心にあります。
冷凍・レトルト商品の価格と公式通販
柳川黄金博多和牛カレーは、店内で食べるだけでなく、清柳食産の公式オンラインショップから購入できます。
2026年9月26日時点で公式トップページに掲載されている主な商品と価格は次の通りです。
- 博多和牛黄金カレー・冷凍5食入り:4,000円(税別)
- 博多和牛黄金カレー・冷凍10食入り:8,000円(税別)
- レトルト5種類まるごとセット:6,000円(税別)
- 炙りなかおちステーキカレー:1,200円(税別)
- 和牛テールカレー:1,200円(税別)
- 牛タンサイコロステーキカレー:1,200円(税別)
- 厳選和牛すじカレー:1,200円(税別)
公式サイト内には、冷凍5食3,500円、レトルト1食1,000円など以前の価格表示が残る商品ページもあります。現在のトップページとは価格が異なるため、実際に注文する際は買い物かごに表示される販売価格を最終確認するのが確実です。
冷凍タイプは、店で提供するまかないカレーに近い形で楽しみたい人向け。
一方、レトルトには基本の黄金カレーだけではなく、和牛テール、牛タン、和牛すじ、炙りなかおちステーキなど、肉屋らしい商品がそろっています。
百貨店や土産物店などからの要望を受け、常温で扱いやすいレトルト商品へ展開した経緯もあります。
通販は清柳食産公式サイトから注文でき、支払いはクレジットカード、銀行振込、代金引換に対応。公式案内では通常、注文後1週間以内の引き渡しとされています。
2012年まかない飯グランプリ優勝から柳川名物へ
肉屋のまかないだったカレーが広く知られる大きな転機になったのが、2012年です。
「筑後七国 まかない飯グランプリ」に柳川黄金博多和牛カレーを出品し、優勝しました。
翌2013年には「まかない飯グランプリ in ハウステンボス」で殿堂入り。清柳食産の店内でも「2012 まかない飯グランプリ優勝商品」として提供されるようになりました。
さらに2016年には「ふるさとカレーグランプリ全国大会」で準グランプリを獲得しています。
もともと従業員が食べていた肉屋のまかないが、
「まかない料理」
↓
「グランプリ優勝」
↓
「店の看板メニュー」
↓
「冷凍商品」
↓
「レトルト商品」
↓
「柳川のお取り寄せ商品」
へと広がっていったことになります。
柳川市のふるさと納税でも「柳川黄金 博多和牛カレー」が返礼品として扱われ、清柳食産自身も柳川名産品として紹介しています。
単に大会で1度優勝したカレーではなく、受賞後も10年以上販売を続け、柳川を代表する肉料理の1つへ育ててきたところに、この商品のストーリーがあります。
『鶴瓶の家族に乾杯』で紹介された店主と従業員の関係
清柳食産が『鶴瓶の家族に乾杯』に登場したのは、2025年12月1日の福岡県柳川市の旅でした。
笑福亭鶴瓶さんとゲストの後藤久美子さんが柳川を訪れ、その中で清柳食産の「まかない飯のカレー」が紹介されました。
番組で描かれたのは、カレーのおいしさだけではありません。
清柳食産の公式記録では、店主と従業員が40年以上にわたって共に歩んできた関係や、日々手作りを続ける姿も取り上げられたとされています。
柳川黄金博多和牛カレーが長く続いてきた背景には、肉の品質や3日煮込みという製法だけでなく、肉屋として柳川で積み重ねてきた店そのものの歴史があります。
『鶴瓶の家族に乾杯』で再び登場する経緯
2026年9月28日の『鶴瓶の家族に乾杯 幸せをありがとうSP 前編』は、過去の旅で出会った人たちを再訪する特別編です。
その中で行われるのが、「旅で出会った逸品同士」を組み合わせるグルメ企画。
登場する組み合わせとして発表されているのが、
柳川市の極旨カレー × 燕市のカレー専用スプーン
です。
柳川の旅で出会った清柳食産のまかないカレーが、今度は新潟県燕市で出会ったカレー専用スプーンと組み合わされる形です。
カレーそのものをもう一度紹介するだけではなく、別の旅で出会った逸品とつなぐのが今回のポイント。
番組には塚地武雅さんも出演し、カレー専用スプーンの「口抜け感」を体験します。
2025年の柳川旅で出会ったカレーが、約10カ月後の特別編で別の地域のものづくりとつながる。『家族に乾杯』で生まれた縁をもう一度たどる企画になっています。
清柳食産の店舗でも柳川黄金博多和牛カレーを食べられる
柳川を訪れるなら、清柳食産の店舗で食べる方法もあります。
店舗は福岡県柳川市沖端町にあり、西鉄柳川駅から約2.4km。川下りや柳川観光で知られるエリアに店を構えています。
店舗情報
- 店名:柳川肉匠職人 有限会社清柳食産
- 所在地:福岡県柳川市大字沖端町82
- イートイン:11:30~14:30
- 精肉・持ち帰り:11:00~18:00
- 定休日:水曜日・日曜日
- 電話:0944-72-9834
営業時間や定休日は変更される場合があるため、遠方から訪れる場合は公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。
まとめ
柳川黄金博多和牛カレーは、福岡県柳川市の肉屋・清柳食産で受け継がれてきた「まかないカレー」から生まれました。
博多和牛のスネ、肩、スジ、ランプなどさまざまな部位を使い、約3日間じっくり煮込むことで、肉の旨味がカレー全体へ溶け込むのが特徴です。
2012年には筑後七国まかない飯グランプリで優勝。その後は店の看板料理となり、冷凍・レトルト商品、通販、ふるさと納税へと広がりました。
そして2025年12月の『鶴瓶の家族に乾杯』で、鶴瓶さんと後藤久美子さんの柳川旅に登場。
2026年9月28日の特別編では、柳川の極旨カレーと燕市で出会ったカレー専用スプーンを組み合わせる企画として再び取り上げられます。
肉屋のまかないから始まった一皿が、グランプリを経て柳川の名物となり、今度は別の地域の職人技とつながっていく。その歩みまで知ると、3日煮込みのカレーを一度味わってみたくなります。
参考リンク
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