やまさきそら、裏方から目指した京都『ギア』の舞台
2026年10月4日放送のMBS『京都知新』では、京都を拠点に活動するプロマジシャン・やまさきそらさんが特集されます。
2001年生まれ、京都府京田辺市出身。10歳でマジックに出会って独学を始め、高校卒業後はいったん一般企業へ就職しました。ところが、その後に挑戦したノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』のマジシャンオーディションでは不合格。それでも裏方から劇場に入り、2022年にはついに同じ舞台のマジックパートへ出演するまでになりました。
現在は、観客の目の前約30cmで見せるクロースアップマジックを得意とし、『ギア』のレギュラーキャストとして活動しています。
この記事でわかること
- やまさきそらさんの年齢・出身地・経歴
- 10歳でマジックを始め、プロになるまでの流れ
- 『ギア』のオーディション不合格から出演者になった転機
- 現在の活動と『ギア』でマジックを見る方法
やまさきそらは2001年生まれ、京田辺市出身のマジシャン

やまさきそらさんは、2001年2月14日生まれ。京都府京田辺市出身のプロマジシャンです。
MBS『京都知新』では、京都を拠点に修業を続けながらプロとして活動し、現在はノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』へレギュラー出演する人物として紹介されています。
得意としているのが「クロースアップマジック」です。
大きな舞台で遠くの観客へ見せるイリュージョンとは違い、カードや小物などを使い、観客のすぐ目の前で不思議な現象を起こします。やまさきさんの場合、公式プロフィールには「目の前30センチ」で魅せることを最も得意とすると記されています。
現在の活動は舞台だけではありません。
- ノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』レギュラー出演
- イベントや飲食店でのマジック
- 自主公演
- マジックのワークショップ
- オリジナルマジックの創作
- ジャグリング指導
- イラスト・デザイン
- オリジナルグッズ制作
ジャパン・ジャグリング・スクールではアートディレクターも務め、マジシャンだけでなく、イラストレーター、デザイナーとしても紹介されています。
小学5年生で買ってもらったマジック本が始まり
やまさきさんがマジックと出会ったのは10歳、小学5年生ごろでした。
きっかけは、派手なステージショーでも有名マジシャンへの弟子入りでもありません。
本屋で見つけた子ども向けのマジック解説書でした。
興味を持って親に頼み、その本を買ってもらったことからマジックを始めます。専門学校や教室へ通って基礎を身につけたのではなく、その後は独学で続けました。
学校では友人や下級生にマジックを披露するようになります。
この時点では、将来それを職業にすると決めていたわけではありません。長く続けてきた好きなことが、卒業後のある出来事を境に「仕事」へ変わっていきます。
高校卒業後はいったん就職、マジックから離れた
高校を卒業したやまさきさんは、そのままプロマジシャンになったわけではありません。
いったん就職し、マジックも止めていました。
ところが半年ほどたったころ、仕事が自分に合っていないと感じ、進路について迷うようになります。
そこで友人から教えられたのが、京都のノンバーバルシアター『ギア-GEAR-』のスタッフ募集でした。
『ギア』は、やまさきさんにとって未知の舞台ではありませんでした。以前から存在を知り、何度か観客として公演を見に行ったことがあり、その舞台を「かっこいい」と感じていたと京田辺市のインタビューで振り返っています。
そしてスタッフ募集を確認する中で、出演パフォーマーも募集していることを知ります。
ここで大きな一歩を踏み出しました。
『ギア』のマジシャンオーディションは不合格だった
やまさきさんは、『ギア』のマジシャンになるためオーディションを受けます。
しかし結果は不合格でした。
子どものころから独学でマジックを続けてきたとはいえ、プロとしての経験が不足していたためです。
そこで示されたのが、すぐに出演者になる道ではなく、「裏方からなら目指してもいい」という選択肢でした。
やまさきさんはその道を選びます。
これは現在までの経歴を見るうえで大きな転機です。
オーディションに落ちて別の道へ進むのではなく、自分が立ちたい舞台の裏側へ入り、劇場の中で経験を積みながら出演者を目指しました。
2022年1月30日、ついに『ギア』マジックパートでデビュー
転機から時間をかけて実力を磨き、2021年11月23日、『ギア』はやまさきそらさんのマジックパート加入を正式発表しました。
デビュー日は2022年1月30日。
かつてオーディションで落とされた劇場に、今度は正式な出演者として立つことになりました。
『ギア』側は加入発表時、やまさきさんを「繊細で熟達したテクニック」を持つ若手マジシャンとして紹介しています。10歳から独学で積み上げてきた技術と、劇場へ入ってから重ねた経験が、出演へつながりました。
現在も『ギア』公式キャストページにマジシャンとして掲載されています。
高校卒業後にいったんマジックから離れ、オーディションにも一度は落ちた人物が、その劇場のレギュラーキャストになるという歩みは、やまさきさんの経歴の中でも大きな軸になっています。
言葉を使わない『ギア』で磨かれるマジック
『ギア-GEAR-』は、京都市中京区に専用劇場を構えるノンバーバルシアターです。
「ノンバーバル」とは、せりふに頼らずに物語を表現するスタイル。マジックだけでなく、パントマイム、ブレイクダンス、ジャグリングなど、異なるジャンルのパフォーマンスが組み合わされています。
やまさきさんは、この作品でマジックを担当しています。
クロースアップマジックでは、観客との距離が近いほど、ごまかしの効かない繊細な動きが求められます。一方、『ギア』では舞台作品の一員として、マジックを物語や身体表現の中へ組み込む必要があります。
単に「すごい手品を見せる」だけではなく、演技や世界観まで含めて一つの表現にする環境で経験を積んできました。
『京都知新』でも、物語性を伴うオリジナルマジックを創作する現在の活動が取り上げられます。
「Silent Noise」に込めたマジックへの考え方
やまさきさんは自身の活動で「Silent Noise」という名前も掲げています。
直訳すれば「静かな雑音」という、一見すると矛盾した言葉です。
公式サイトでは、あまりにも驚くことが起きたとき、人が声を失ってしまう瞬間をこの言葉で表現しています。
つまり目指しているのは、ただ拍手や歓声を起こすことだけではありません。
観客が驚きすぎて、一瞬言葉を失ってしまうほどの体験をマジックで生み出すこと。その思いから「Silent Noise」という名前を付けています。
クロースアップマジックを中心にしていることとも、この考え方はよく重なります。
目の前で見ているのに仕組みが分からない。その小さな距離で生まれる驚きを磨き続けているのが、やまさきそらさんのマジックです。
地元・京田辺から京都の舞台へ
やまさきさんは京田辺市出身で、地元での活動も続けています。
2026年には京田辺市文化協会のイベントでもスペシャルゲストとして紹介されました。
一方、活動の大きな拠点となったのは京都市内です。
就職後に進路に迷っていた時期に『ギア』とつながり、裏方から劇場へ入り、やがて出演者へ。現在はその京都で自主公演やイベント、ワークショップ、マジック創作へ活動を広げています。
10月4日の『京都知新』が掲げているのも、やまさきさん自身の「京都がなければ、いまの自分はない」という言葉です。
10歳で出会ったマジックが仕事へ変わった背景には、独学で続けた時間だけでなく、一度は不合格となった京都の劇場との出会いがありました。
やまさきそらのマジックを『ギア』で見る方法
やまさきさんがレギュラー出演している『ギア-GEAR-』は、京都市中京区の「ART COMPLEX 1928」3階にある専用劇場で上演されています。
- 劇場:ギア専用劇場 ART COMPLEX 1928
- 住所:京都府京都市中京区弁慶石町56 1928ビル3F
- 一般プレミアム席:7,800円
- 一般スタンダード席:5,800円
- 一般エコノミー席:3,800円
- 小学生~高校生:2,800円~5,800円
- 予約:『ギア』公式サイトから可能
料金は2026年10月2日時点の公式掲載情報です。やまさきさんの出演日は固定ではないため、観劇前に公式キャストスケジュールで出演者を確認するのが確実です。
まとめ
やまさきそらさんは、2001年生まれの京都府京田辺市出身。小学5年生のころに1冊のマジック本を買ってもらったことをきっかけに、独学で技術を磨いてきました。
高校卒業後はいったん就職してマジックから離れましたが、仕事に迷っていた時期に『ギア-GEAR-』と再び接点を持ちます。
最初のマジシャンオーディションは不合格。それでも劇場の裏方から出演者を目指し、2022年1月30日には念願だった『ギア』のマジックパートでデビューしました。
現在はクロースアップマジックを中心に、舞台、イベント、自主公演、ワークショップ、オリジナルマジックの創作まで活動を拡大しています。
2026年10月4日の『京都知新』は、単に若手マジシャンの技を見るだけでなく、一度は立てなかった京都の舞台が、その後の人生の中心になっていく歩みに注目したい回です。
参考リンク
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