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カレフ(Kalev)のチョコレートと日本通販|エストニアで愛される老舗菓子メーカーの歴史と人気商品

食・食品

カレフ(Kalev)|エストニアの人々に愛されるチョコレートと200年以上続く菓子づくりの歴史

エストニアのお菓子といえば「Kalev(カレフ)」。鮮やかなオレンジ色の包装紙に青いロゴが入ったチョコレートは、現地のスーパーや専門店に並ぶ定番商品です。

カレフは、バルト三国の一つであるエストニアを代表する菓子ブランド。ミルクチョコレートやキャンディーだけでなく、伝統的な穀物を使ったお菓子や、職人が手作業で仕上げるマジパン細工まで幅広く製造しています。

その歴史をさかのぼると、1806年に首都タリンで始まった菓子店にたどり着きます。時代ごとの企業統合や工場の移転を経て、現在もエストニアを代表するブランドとして親しまれています。

2026年10月19日放送予定のテレビ東京系『JAPANをスーツケースにつめ込んで!』では、日本の駄菓子を持ち込む国としてエストニアを訪れ、現地の菓子市場で強い存在感を持つカレフが紹介されます。

日本からも公式オンラインストアを通じて海外配送を利用できるカレフ。代表商品の種類や価格、創業の歴史、エストニアならではのお菓子、購入方法まで詳しく紹介します。

この記事でわかること

  • カレフの代表的なチョコレートと価格・日本からの購入方法

  • 1806年の菓子店から続く歴史と「Kalev」という名前の誕生

  • 穀物を使った「カマバー」や伝統的なマジパン菓子の特徴

  • エストニアで長く愛される理由と現地の直営店・体験工房

カレフのチョコレート|代表商品と価格・日本からの通販方法

カレフのミルクチョコレート・メーカー公式商品画像

出典:Orkla Eesti公式オンラインストア|Kalev Milk Chocolate

カレフの代表的な商品は、オレンジ色のパッケージで知られるミルクチョコレートです。

ほかにも、カカオの風味を生かしたダークチョコレート、ナッツ入りチョコレート、果実を組み合わせた商品、伝統的な穀物菓子などを販売しています。

主な商品とエストニア公式通販での掲載価格

  • Kalev Eesti Milk Chocolate 100g:2.97ユーロ

  • Kalev Anneke Milk Chocolate 100g:2.67ユーロ(通常掲載価格)

  • Kalev Kama Bar 100g:1.47ユーロ

  • Kalev Kirju Koer Cocoa Candy Roll 200g:3.57ユーロ

  • Kalev Vana Tallinn Marzipan Bar 40g:0.97ユーロ(通常掲載価格)

価格は2026年10月時点の公式オンラインストア掲載情報を基準としています。セールや販売条件によって変わります。

まずカレフのチョコレートを知りたい人には、基本のミルクチョコレートがわかりやすい商品です。

カカオマス、カカオバター、砂糖、乳原料などを組み合わせた板チョコレートで、100gタイプや190gタイプなどが販売されています。

一方、エストニアらしい珍しいお菓子を選びたいなら「Kama Bar(カマバー)」が特徴的です。小麦やライ麦、大麦、エンドウ豆の粉を使った、カレフの歴史と結び付いた商品です。

日本からの通販について

カレフの公式オンラインストアは、エストニア国内だけでなく海外配送にも対応しています。

公式の購入条件では、原則として世界各国への発送を案内しており、ヨーロッパ以外の国への配送にはDHLを利用します。

注文時には配送先の国と郵便番号を選択し、送料を確認する仕組みです。日本向けの送料や最終的な配送条件は、注文画面で確認する必要があります。

  • 公式通販:Orkla Eesti Online Store

  • 決済通貨:ユーロ

  • 海外配送:対応

  • 商品発送準備:最大7営業日

  • 海外配送日数:発送後の目安2〜5営業日

  • 国際配送料:注文する商品の重量と配送先によって変動

なお、輸入時の税金や配送状況によって、最終的な負担額や到着日は変わります。

カレフの歴史は1806年から|タリン旧市街の小さな菓子店が原点

カレフの歴史には、200年以上前に始まった菓子づくりの系譜があります。

その出発点とされるのが、1806年に菓子職人ロレンツ・カヴィーツェル(Lorenz Caviezel)が首都タリンの旧市街で開いた菓子店です。

場所は、現在のピック通りにある老舗カフェ「Maiasmokk(マイアスモック)」の所在地にあたります。

当時作られていたのは、砂糖菓子やマジパンなどでした。

マジパンとは、アーモンドと砂糖を主な材料にしたヨーロッパ伝統のお菓子です。柔らかな生地を果物や動物などの形に成形し、色を塗って仕上げることもあります。

カヴィーツェルの菓子店は、その後のエストニア菓子産業につながる重要な存在となりました。

19世紀後半には、ゲオルク・シュトゥーデ(Georg Stude)が事業を発展させます。

シュトゥーデは建物を拡張し、マジパン細工に加えて高級な手作りチョコレート菓子も製造するようになりました。

当時の製品はエストニアや周辺地域で知られるようになり、ロシア帝国の宮廷にも供給されています。

現在も受け継がれているマジパンづくりは、この時代の菓子職人たちの技術と深く結び付いています。

1921年にKaweが誕生|1948年から使われるKalevの名前

現在のカレフにつながる大きな転機が、1921年です。

この年、チョコレートとキャンディーを製造する「Kawe(カヴェ)」という工場が創業しました。

Kaweは、後にカレフを形作る企業の中でも、規模が大きく著名な存在となりました。

しかし、エストニアの歴史はその後、大きく変化します。

1940年には、タリンで営業していた菓子製造会社が国有化され、企業の統合が進みました。

複数の菓子工場がまとまる中で、現在につながる製造体制が形作られます。

そして1948年、菓子工場の名称として「Kalev」が使われるようになりました。

ここで重要なのは、1806年に現在と同じ会社名で創業したわけではないという点です。

1806年は最も古い前身企業の始まり、1921年は大きな前身となったKaweの創業、1948年はKalevの名称が使われ始めた年にあたります。

カレフの長い歴史は、一つの店が同じ形で営業し続けてきたものではなく、複数の菓子製造会社の伝統と技術が受け継がれてきた歴史です。

エストニアが独立を回復した1991年には、国営企業としてのKalevが再編されました。

1995年には民営化され、株式会社として新しい経営の時代に入ります。

さらに2010年からは、北欧の食品企業グループ「Orkla(オルクラ)」の傘下となりました。

現在の運営会社はOrkla Eesti ASです。

2003年に新工場へ移転|伝統菓子を大量生産する現在の製造体制

カレフは2003年、エストニアのハリュ県ラエ地区にある新しい工場へ生産拠点を移しました。

工場の規模は約26,500平方メートル。チョコレートを中心に、さまざまな菓子製品を製造しています。

カレフの製品はエストニア国内に加え、主にバルト三国や北欧諸国にも供給されています。

商品には、昔から親しまれてきた板チョコレートやキャンディーだけでなく、新しい食感や素材を取り入れたお菓子もあります。

製造するチョコレートに使用するカカオの調達についても、取り組みを進めてきました。

2014年には持続可能なカカオ生産を支援するUTZ認証の取り組みに参加。2017年からはチョコレート製造に必要なカカオを認証対象のものへ切り替えています。

2022年には、UTZと統合されたレインフォレスト・アライアンスの認証表示へ移行しました。

単に昔からある商品を作り続けるのではなく、原材料の調達や製造方法も時代に合わせて見直しています。

エストニア独自のカマバー|カカオ不足の時代から生まれた伝統菓子

カレフの製品の中でも、特に珍しい歴史を持つのが「Kama Bar(カマバー)」です。

この商品には、エストニアの伝統食材「カマ(Kama)」が使用されています。

カマは複数の穀物や豆を加工して作られる粉で、主に次の材料が使われます。

  • 小麦

  • ライ麦

  • 大麦

  • エンドウ豆

カレフのカマバーが初めて作られたのは1960年代でした。

当時のカレフは、カカオに頼らない新しい板状のお菓子として、この商品を開発しました。

その後、1970年代後半にカカオが不足した時代には、カマバーの人気が高まります。

チョコレートの原材料が十分に手に入らない状況でも、地元の穀物を使った菓子を提供できたことが特徴でした。

しかし、カカオ不足の時代が終わると人気は落ち着き、カマバーは長い間、販売されなくなります。

再び商品として登場したのは2001年です。

カレフが昔の味を復活させたところ、懐かしさを感じる人々から支持されました。

現在の商品には、カマ粉、砂糖、植物油脂、全粉乳などが使われています。カレフの定番カマバーには、カマ粉が22%配合されています。

なお、現在の商品には少量のココアパウダーも含まれるため、完全なカカオ不使用の商品ではありません。

カマバーの魅力は、単なる変わり種のお菓子ではなく、原材料が限られていた時代に生まれ、国民の記憶に残り、復活したという歴史にあります。

キルユ・コエル|社員のアイデアから生まれた人気キャンディー

カレフには、従業員のアイデアから商品化されたお菓子もあります。

その一つが「Kirju Koer(キルユ・コエル)」です。

エストニアで親しまれている同名のケーキをもとに作られた、ココア風味のキャンディーです。

特徴は、柔らかなココア生地の中にビスケットとマーマレード状の果実菓子が入っていることです。

  • ビスケットのサクサクした食感

  • ココアの風味

  • 果実由来の酸味

  • 柔らかなキャンディー生地

異なる食感を一つのお菓子に組み合わせています。

カレフの公式商品説明によると、このキャンディーを製品化するアイデアを提案したのは、同社の物流部門で働いていた従業員でした。

菓子開発を専門とする研究者や職人だけではなく、別の部署の社員から出た発想が人気商品につながった事例です。

現在は200g入りのキャンディーロールのほか、36gのバータイプなども販売されています。

カレフの製品開発には、地元の食文化や身近な人々のアイデアを取り入れる特徴があります。

マジパン細工を今も手作り|200個ほどの歴史的な型が残る

カレフの菓子づくりを象徴するもう一つの存在が、マジパンです。

エストニアの首都タリンでは、中世からマジパンが知られてきました。

旧市街にある市庁舎薬局には、15世紀からマジパンに関する記録が残されています。

かつてマジパンは菓子だけでなく、薬局で扱われる製品でもありました。

19世紀にシュトゥーデが発展させたマジパン細工は、現在もタリンの老舗カフェ「Maiasmokk」で受け継がれています。

製作には、19世紀末から20世紀初頭に使われていた歴史的な型も使用されています。

保存されている型は約200個。動物や鳥、果物、野菜など、さまざまな形のマジパンを作ることができます。

型で成形した後は、職人が筆と食用色素を使って一つずつ色を塗ります。

手作業で仕上げるため、同じ形のお菓子でも細かな表情は一つずつ異なります。

かつてロシア帝国の宮廷にも届けられた技術が、現在の観光客や地元の人々に親しまれる菓子づくりにつながっているのです。

なぜカレフはエストニアで長く愛されているのか

カレフの強みは、チョコレートの味だけではありません。

長年、誕生日やクリスマス、家族の集まりなど、人々の暮らしの中で食べられてきたことも重要です。

カレフの公式サイトでは、菓子がエストニアの人々の思い出や祝日の食卓と深く結び付いていることを紹介しています。

実際に、消費者調査でも高い支持を得ています。

エストニアの調査会社Kantar Emorが2024年に発表したブランド調査では、カレフが国内で最も好まれるブランドに選ばれました。

この調査は15〜74歳のエストニア居住者1,034人を対象に実施されたもので、160を超えるブランドの中から好みのブランドを選ぶ方式でした。

カレフは以前から人気の高いブランドでしたが、2021年には順位が5位となっていました。

そこで同社はブランドの刷新に取り組みます。

従来のパッケージを見直しただけでなく、チョコレートバーや多層構造のチョコレート、グミ、クリーム入りビスケットなど、新しい商品も展開しました。

特に若い世代への浸透を目指した取り組みで、2024年の調査では15〜34歳の層で人気が大きく伸びています。

昔から親しまれる定番商品と、新しい世代に向けた商品の両方を大切にすることが、長く愛される理由の一つになっています。

エストニアでカレフを買える場所|直営店と菓子づくり体験

エストニアには、カレフの直営チョコレートショップがあります。

首都タリンをはじめ、タルトゥやパルヌなどの都市でも購入できます。

通常のチョコレートだけでなく、手作りのチョコレート菓子やマジパン細工、ギフト商品などを扱う店舗もあります。

タリンの主な直営店

ロテルマン地区のチョコレートショップ

  • 住所:Roseni 7, Tallinn, Estonia

  • 営業時間:月〜土曜10:00〜19:00、日曜11:00〜18:00

  • 特徴:チョコレートやマジパンの販売、菓子づくり体験工房を併設

ヴィル・ショッピングセンター内の店舗

  • 住所:Viru väljak 4-6, Tallinn, Estonia

  • 営業時間:月〜土曜10:00〜21:00、日曜10:00〜19:00

  • 特徴:定番菓子から贈答用の商品まで幅広く販売

バルティ駅市場の店舗

  • 住所:Kopli 1, Tallinn, Estonia

  • 営業時間:月〜土曜9:00〜19:00、日曜9:00〜17:00

  • 特徴:手作り菓子やギフトボックスを取り扱う

現地では、購入だけでなくお菓子作りを体験することもできます。

ロテルマン地区の体験工房では、マジパンの色付けやチョコレート菓子の製作体験が行われています。

代表的な体験料金

  • マジパンの絵付け:1人30ユーロ

  • チョコレート菓子作り:1人40ユーロ

  • チョコレートの絵付け:1人25ユーロ

マジパンの絵付け体験では、約100gのマジパンを使い、自分で色を塗って仕上げます。所要時間は約2時間です。

体験はグループ向けのプログラムで、定員や予約条件が設定されています。

エストニア旅行でカレフの歴史を感じたい場合には、旧市街のMaiasmokkカフェと、直営チョコレートショップを訪れると、伝統的な菓子づくりと現代の製品を両方楽しめます。

まとめ

カレフ(Kalev)は、エストニアを代表する老舗菓子ブランドです。

その歴史は、1806年にタリンで始まった菓子店を最も古い前身とし、1921年のKawe工場創業、1948年のKalevという名称の採用を経て、現在へと続いています。

代表商品のミルクチョコレートに加え、穀物のカマを使った板状のお菓子や、ビスケット入りキャンディー、職人が手作業で仕上げるマジパンなど、エストニア独自の食文化が詰まった商品を作っています。

現在はOrkla Eestiが事業を運営し、国内だけでなく北欧やバルト三国にも商品を供給。公式オンラインストアは国際配送にも対応しています。

カレフの魅力は、200年以上にわたる菓子づくりの技術を受け継ぎながら、新しい商品を生み出してきたことです。

伝統的な味を知る年配の人にも、新しいチョコレートを楽しむ若い世代にも親しまれていることが、エストニアを代表するブランドとして長く支持されてきた理由を物語っています。

参考リンク

おすすめ関連商品:Kalev Eesti Milk Chocolate 100g


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