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NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館の宿泊と妖怪ブックカフェ|旧辻川郵便局を再生した本の宿

旅行・観光

NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館|大正時代の郵便局で読書と宿泊を楽しむ

兵庫県福崎町にある「NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館」は、歴史的な建物を再生した宿泊施設です。なかでも特徴的なのが、1923年に完成した旧辻川郵便局を活用した「妖怪ブックカフェ」と2室の客室です。

1階では妖怪や民俗学に関する本を読みながらコーヒーを楽しめ、2階では大正時代の面影を残す空間に宿泊できます。

2026年10月23日放送予定のテレビ東京『風景の足跡』でも、この旧郵便局がブックホテルに生まれ変わるまでの歴史が紹介されます。

この記事では、妖怪ブックカフェの営業時間や場所、宿泊できる客室、旧郵便局が再生された背景、柳田國男とのつながりを詳しく紹介します。

この記事でわかること

  • NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館の特徴と利用できる施設

  • 妖怪ブックカフェの場所・営業時間・アクセス

  • 旧辻川郵便局に宿泊できる2つの客室と予約方法

  • 大正時代の郵便局が再生された歴史と柳田國男との関係

NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館は歴史的建物を再生した宿泊施設

「NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館」は、兵庫県神崎郡福崎町に2020年開業した宿泊施設です。

特徴は、一般的なホテルのように一つの大きな建物に客室を集めるのではなく、歴史ある建物それぞれの個性を生かしていることです。

宿泊施設には、大庄屋として地域を支えてきた三木家の住宅や蔵、そして旧辻川郵便局などが活用されています。

客室は全部で7種類あり、古民家や蔵の歴史を感じられる部屋から、大正時代の洋風建築に泊まれる部屋まで用意されています。

施設名にある「蔵書の館」という言葉にも意味があります。

この地域は、日本民俗学の基礎を築いた柳田國男と深いつながりを持っています。

柳田が少年時代に大量の書物と出会った土地であることから、宿泊施設でも本に囲まれる時間を大切にしています。

歴史ある建物を保存するだけでなく、読書や宿泊という新しい用途を与え、訪れる人がその土地の文化に触れられるようにしているのです。

妖怪ブックカフェの場所・営業時間・楽しみ方

旧辻川郵便局の1階にある「妖怪ブックカフェ」は、宿泊しなくても利用できるカフェです。

民俗学や妖怪をテーマにした書籍、絵本などが並び、コーヒーや軽食、スイーツとともに読書を楽しめます。

福崎町は柳田國男の故郷であり、町全体で妖怪を生かした地域づくりに取り組んでいます。

その土地ならではのテーマを楽しめることが、このカフェの大きな魅力です。

店内には、旧郵便局として使用されていた時代の窓枠や高い天井など、レトロな建築の特徴が残されています。

現代のカフェとは違う建物の雰囲気を味わいながら、本を開いてゆっくり過ごせる空間になっています。

妖怪ブックカフェの基本情報

  • 所在地:兵庫県神崎郡福崎町西田原1022-1

  • 営業日:土曜日・日曜日

  • 営業時間:11:00~15:00

  • ラストオーダー:14:00

  • 主な内容:コーヒー、ドリンク、軽食、スイーツ、妖怪や民俗学の書籍

営業時間は公式サイトで案内されている内容です。臨時休業や営業内容の変更も考えられるため、訪問前には最新情報を確認してください。

なお、ホテル全体の所在地は「福崎町西田原1106」と案内されています。妖怪ブックカフェの住所とは異なるため、目的地を設定する際には注意が必要です。

旧辻川郵便局の2階に泊まれる2つの客室

旧辻川郵便局は、1階がカフェ、2階が宿泊施設という構成です。

2階には、かつての郵便局舎を改装した2つの客室が用意されています。

BOOKCAFE 〒201

  • 定員:2名

  • 面積:32.01㎡

  • ベッド:2台

  • 客室タイプ:カジュアル

BOOKCAFE 〒202

  • 定員:2名

  • 面積:32.58㎡

  • ベッド:2台

  • 客室タイプ:カジュアル

どちらも1923年築の旧辻川郵便局舎をリノベーションした客室です。

大正時代の雰囲気を伝える窓枠などを残しながら、宿泊に必要な設備を整えています。

歴史的建造物に泊まると聞くと、和室や古民家を思い浮かべる人も多いでしょう。

しかし、旧辻川郵便局の客室は洋風建築の趣を残した空間です。三木家住宅や蔵を活用した客室とは、異なる宿泊体験ができます。

また、施設全体ではテレビや時計を設置せず、静かな環境で過ごすことを重視しています。

普段は時間を気にして過ごしている人にとって、歴史ある建物の中で本を読みながら過ごすこと自体が特別な体験になります。

宿泊料金・予約方法・チェックイン時間

宿泊予約は「NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館」の公式サイトから行えます。

宿泊プランには、食事付きや素泊まりなどがあります。

2026年10月21日時点の公式トップページでは、夕食・朝食付きのプランが18,150円からと案内されています。ただし、料金は宿泊日や人数、客室によって異なります。

旧辻川郵便局の「〒201」「〒202」を希望する場合は、予約画面で客室名を確認してください。

宿泊時の基本情報

  • チェックイン:15:00~20:00

  • チェックアウト:10:00

  • 宿泊予約:公式サイトのオンライン予約

  • 駐車場:ホテル近隣にあり

  • JR福崎駅からの無料送迎:事前予約制

公式サイトでは、JR福崎駅から宿泊施設への送迎時刻として14:30と16:30が案内されています。

建物は歴史的な木造建築のため、現代のホテルと比較すると断熱性や気密性が高くないこと、音が響きやすいことも公式サイトに記されています。

宿泊前に知っておきたい特徴です。

また、宿泊料金だけでなく、予約のキャンセル条件も確認しておきましょう。

旧辻川郵便局は1923年完成の洋風建築

旧辻川郵便局の歴史は、大正時代にさかのぼります。

1922年、三木家の当主が辻川郵便局の局長に就任したことをきっかけに建設が進められ、翌1923年に完成しました。

当時、郵便局は手紙や荷物を扱うだけでなく、地域の通信を支える重要な施設でした。

この建物も郵便業務と電話交換業務に使用され、1960年代まで地域の通信拠点として役割を果たしていました。

建物の2階は、かつて電話交換業務に使われていた場所でもあります。

現在、その空間は宿泊客が過ごす客室に変わっています。

建物の用途は変わっても、窓枠や洋風建築の特徴を残すことで、地域の人々の暮らしを支えてきた時代の面影が伝わるようになっています。

旧辻川郵便局は国の登録有形文化財として紹介されている建物です。

歴史を持つ建物が取り壊されず、現在も人が訪れる場所として活用されていることに、この施設の大きな価値があります。

2019年の移築から2020年のホテル開業へ

旧辻川郵便局は、現在の場所に最初から建っていたわけではありません。

NIPPONIAの公式情報によると、2019年に元の場所から数十メートルほど移築されました。

その後、三木家住宅の活用と合わせて改修が進められ、ブックカフェと2室の客室を持つ建物として再生しています。

2020年には「NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館」が開業しました。

この事業を手掛けたのが、神戸新聞社と株式会社NOTEが共同で設立したまちづくり会社「株式会社PAGE」です。

NIPPONIAの公式資料では、この取り組みはPAGEの第1号案件とされています。

開発事業者は株式会社PAGE、運営事業者は株式会社レックです。

こうした建物の再生には、古いものを保存することに加えて、使い続ける仕組みを考える必要があります。

宿泊施設やカフェとして人が訪れるようになれば、建物の維持と地域文化の発信を結びつけることができます。

旧辻川郵便局は、文化財を現代の暮らしや観光に取り入れた具体例といえるでしょう。

柳田國男と三木家住宅が結ぶ本の歴史

「蔵書の館」を理解するうえで欠かせないのが、民俗学者・柳田國男と三木家住宅の関係です。

柳田國男は兵庫県福崎町に生まれ、日本各地に伝わる習俗や伝承を研究した人物です。

少年時代には、学問に関心の深かった三木家に預けられました。

三木家は、1655年に辻川へ移り住み、姫路藩の大庄屋として地域の政治や文化を支えてきた家です。

邸宅には非常に多くの書物があり、柳田はその蔵書に触れる機会を得ました。

施設の公式案内では、当時の三木家に4,100冊余りの蔵書があったことが紹介されています。

現在の宿泊施設は、この歴史を受け継ぐ形で、本に囲まれて過ごせる空間を整えています。

三木家住宅を利用した客室と、旧辻川郵便局を再生した妖怪ブックカフェ。

この2つの建物を結んでいるのが、福崎町に根付いた本と民俗学の文化です。

なお、三木家住宅は兵庫県指定重要有形文化財であり、国登録有形文化財の旧辻川郵便局とは文化財の区分が異なります。

2026年には旧郵便局前に新しい妖怪ベンチが登場

旧辻川郵便局には、建物だけでなく周辺にも見どころがあります。

2026年3月には、建物前の銀の馬車道沿いに新しい妖怪ベンチ「河童駒引(かっぱこまひき)」が設置されました。

福崎町で23基目となる妖怪ベンチです。

この作品は、2匹の河童が白馬を水中へ引き込もうとし、馬が力強く抵抗する場面を表現しています。

銀の馬車道開通150周年を記念して設置されました。

また、ベンチの登場を記念して、妖怪ブックカフェでは河童や妖怪の世界をテーマにしたメニューも紹介されています。

福崎町は、妖怪を題材にした観光資源が点在する地域です。

宿泊施設の近くには、河童のガタロや逆さ天狗などで知られる辻川山公園もあります。

旧辻川郵便局で本を読んでから、妖怪にまつわる町の風景を歩いてみるのも、福崎町らしい楽しみ方です。

アクセスはJR福崎駅からタクシー約10分

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館の所在地は、兵庫県神崎郡福崎町です。

鉄道では、JR姫路駅から播但線に乗り換えて福崎駅へ向かいます。

福崎駅からはタクシーで約10分です。

目的地の住所

  • 宿泊施設全体:兵庫県神崎郡福崎町西田原1106

  • 妖怪ブックカフェ:兵庫県神崎郡福崎町西田原1022-1

車の場合は、中国自動車道の福崎ICや、播但連絡道路の福崎北ランプ・福崎南ランプからアクセスできます。

宿泊者向けには、事前予約制の無料送迎も案内されています。

カフェだけを訪れる場合と宿泊する場合では、利用する建物や手続きが異なるため、出発前に公式サイトの案内を確認しておくと安心です。

まとめ

「NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館」は、兵庫県福崎町の歴史的建築物を活用した宿泊施設です。

特に旧辻川郵便局は、1923年に完成した建物を移築・改修し、1階を妖怪ブックカフェ、2階を宿泊客室として再生した点が特徴です。

妖怪ブックカフェは土曜日・日曜日の11時から15時まで営業する案内となっており、宿泊しない人でも利用できます。

宿泊を希望する人には、旧郵便局の雰囲気を残す「BOOKCAFE 〒201」「BOOKCAFE 〒202」という2室があります。

大正時代の郵便局、柳田國男と三木家の蔵書文化、そして妖怪を生かした町づくり。

それぞれの歴史が重なり合っていることが、この施設ならではの魅力です。

参考リンク


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