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クエバ・デ・ラス・マノスの手形はなぜ残った?約9000年前の壁画・場所・見学方法

手形壁画とパタゴニアの渓谷を描いたクエバ・デ・ラス・マノスのイメージ画像 おでかけ

クエバ・デ・ラス・マノスとは?約9000年前の手形が残る世界遺産

アルゼンチン南部・パタゴニアの岩壁を埋め尽くす手形は、世界遺産クエバ・デ・ラス・マノス(Cueva de las Manos)に残された先史時代の壁画です。日本語では「手の洞窟」と呼ばれます。古い壁画は約9300年前までさかのぼり、1999年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。

2026年10月31日放送予定の日本テレビ系『サクサクヒムヒム』では「9000年前の手形」が予告されています。特徴が一致するこの遺産について、手形の作り方、場所、現地での見学方法を紹介します。なお、番組での紹介先は放送前のため未確定です。

手形はどうやって岩壁に描かれた?

壁画の多くは、岩壁に手を当てて周囲に顔料を吹き付け、手を離すと輪郭が浮かび上がるステンシル(陰画)の技法で作られています。赤や紫には酸化鉄、白にはカオリン、黒にはマンガン系の鉱物など、天然の顔料が使われました。

手形以外にも、グアナコというラクダ科の動物、狩りをする人々の姿が描かれています。狩猟採集を営んだ人々の生活を伝える貴重な記録です。

なぜ大量の手形を残したのか?

無数の手形を残した正確な目的は分かっていません。人々の集まりや儀礼に関わる可能性などが考えられていますが、特定の意味を証明することはできません。

この場所の壁画は一度に描かれたものではなく、古い時代から新しい時代まで繰り返し描き加えられてきました。ユネスコによると、壁画の制作年代はおよそ9300年前から1300年前に及びます。「すべての手形が9000年前のもの」という意味ではありません。

場所はアルゼンチンのどこ?

所在地はアルゼンチン・サンタクルス州北西部、ピントゥーラス川の渓谷です。近隣の拠点となる町はペリト・モレノ。国道40号線方面からアクセスし、洞窟へ向かう道の一部は未舗装です。自家用車または現地で手配するツアーの利用が現実的です。

パタゴニア地方の天候や道路状況は変わりやすいため、出発前に通行情報を確認してください。周辺のパタゴニア公園のハイキング入口と、壁画を見学する考古遺跡の受付は別の施設です。

見学時間・入場料金・予約方法

遺跡の公式案内に掲載されている見学時間は、10月~4月が9時~19時、5月~9月が10時~17時です。訪問には現地スタッフ・ガイドの案内が伴い、見学にはおおむね1~1時間半を見込んでください。

2026年に公開されているパルケ・パタゴニアの訪問案内では、外国人旅行者の一般入場料は40,000アルゼンチン・ペソとされています。遺跡の入場料はパルケ・パタゴニアの入園料とは別です。料金は改定される場合があるため、旅行の際は現地窓口で最新情報を確認してください。

個人での見学は原則として現地受付の先着順です。見学情報はクエバ・デ・ラス・マノス公式案内から確認できます。壁画の保護のため、岩壁に触れないこと、フラッシュ撮影をしないこと、指定された通路から外れないことが大切です。

まとめ

クエバ・デ・ラス・マノスは、約9300年前までさかのぼる手形や狩猟の壁画が残るアルゼンチンの世界遺産です。手形は岩壁に当てた手の周囲へ顔料を吹き付けて作られましたが、描いた目的は確定していません。現地ではガイド付きで見学でき、訪問前には営業時間や入場料金、未舗装路の状況を確認しておくと安心です。


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