- 農家がホテルを経営する「たいよう農園」の仕組み
- 本田幸久さんは株式会社たいよう農園の代表
- 農業からホテル経営へ進出した理由
- ホテルを「農業の広告塔」にした仕組み
- 株式会社たいよう農園は農業・養豚・ホテルをつないでいる
- ホテルたいよう農園は2017年から展開
- ホテルたいよう農園の現在の店舗展開
- 朝食・夕食に自社農産物を使う6次産業化
- 「農家のホテル」だから食事だけ豪華というわけではない
- 本田幸久さんが目指す今後のホテル展開
- ホテルたいよう農園 徳島県庁前の場所
- ホテルたいよう農園 二番町の場所
- ホテルたいよう農園 松山古三津の場所
- ホテルたいよう農園の料金
- 朝食付き・2食付きのどちらを選ぶか
- ホテルたいよう農園の予約方法
- 本田幸久さんのホテル事業は「農業を売る場所」まで作る発想
- 気になる生活ナビをもっと見る
農家がホテルを経営する「たいよう農園」の仕組み
ホテルなのに、主役は「農業」。そんな少し意外な事業を展開しているのが、株式会社たいよう農園の代表・本田幸久さんです。グループで育てた野菜や豚肉をホテルの朝食・夕食に使い、宿泊施設そのものを農業の魅力を伝える場として活用しています。『がっちりマンデー!!(地方ビジネスホテル)(2026年8月9日)』でも紹介される予定です。今回は、本田さんが農業からホテルへ進んだ理由と、6次産業化の仕組み、店舗や料金・予約のポイントまで詳しく見ていきます。
この記事でわかること
- 本田幸久さんと株式会社たいよう農園の関係
- 農業からホテル事業へ進出した理由
- 自社農産物をホテルで使う6次産業化の仕組み
- ホテルたいよう農園の場所・料金・予約方法
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本田幸久さんは株式会社たいよう農園の代表
本田幸久さんは、愛媛県西予市を拠点とする株式会社たいよう農園の代表取締役です。
たいよう農園は、単純に野菜を作って販売する農業会社ではありません。
グループには農業法人や養豚事業があり、それらとホテル事業を組み合わせながら、農産物の生産から加工、販売、宿泊・飲食までを一体化させています。
会社側が掲げている大きな考え方が、「農業の未来をつくる」ことです。
その手段としてホテル事業が位置づけられています。
普通なら、
農家は野菜を作る
↓
市場やスーパーへ出荷する
↓
消費者が買う
という流れを想像します。
しかし、たいよう農園の場合は、
農場で作る
↓
自社で調理・加工する
↓
ホテルで宿泊客に提供する
という流れを作っています。
初めて知ると、「なぜ農家がホテルまで?」と少し不思議に感じます。
ただ、仕組みを知ると、ホテルは農業と無関係な新規事業ではなく、農産物を直接消費者へ届けるための場所だと分かります。
農業からホテル経営へ進出した理由
本田さんがホテル事業へ進んだ背景には、農業だけで収益を完結させる難しさがあります。
農業は、作物を育てれば終わりではありません。
収穫した野菜や畜産物をどこへ売るのか、いくらで売れるのかによって経営が大きく左右されます。
市場へ出荷する場合、生産者自身が最終販売価格を自由に決められるとは限りません。
そこで、たいよう農園は農産物を生産するだけではなく、加工・販売・サービスまで自分たちで持つ方向へ進みました。
会社ではこれを「6次産業化」の一環として位置づけています。
6次産業化とは、簡単に言うと、
1次産業の生産
+
2次産業の加工
+
3次産業の販売・サービス
を組み合わせる考え方です。
1×2×3=6という意味から「6次産業」と呼ばれています。
たいよう農園の場合、
- 野菜を栽培する
- 豚を育てる
- 食材を加工・調理する
- ホテルで料理として提供する
- 宿泊サービスとして販売する
ところまでグループ内でつながっています。
個人的には、ここが一番おもしろいポイントだと感じます。
ホテルを始めたというより、農業の出口を自分たちで作った結果、ホテルにたどり着いたと考えると理解しやすいです。
ホテルを「農業の広告塔」にした仕組み
たいよう農園は、ホテルを「農業の広告塔」として位置づけています。
この言葉だけを見ると、「ホテルのロビーに野菜を並べて宣伝するのかな」と思うかもしれません。
実際の仕組みはもっと直接的です。
宿泊客に、グループ企業で生産した新鮮な野菜や豚肉を料理として食べてもらうことで、農産物そのものの魅力を伝えます。
つまり広告と言っても、
ポスターを見る
↓
商品を知る
ではありません。
ホテルの場合は、
泊まる
↓
朝食や夕食を食べる
↓
野菜や豚肉のおいしさを知る
という体験になります。
これは農産物にとってかなり強い宣伝方法です。
野菜の写真を見ただけでは味は分かりません。
しかし、ホテルの朝食で実際に食べてもらえば、
「この野菜おいしいな」
「この豚肉はどこで作っているんだろう」
と興味を持ってもらえます。
ホテルが宿泊施設であると同時に、農産物のショールームのような役割を果たしているわけです。
たしかに、これなら「農業の広告塔」という表現にも納得できます。
株式会社たいよう農園は農業・養豚・ホテルをつないでいる
たいよう農園グループでは、農業だけではなく養豚も行っています。
ホテルの食事では、グループ企業が生産した野菜や豚肉を中心に使用しています。
この仕組みには、もう一つメリットがあります。
ホテル側から見ると、仕入れ先がグループ内にあるため、食材の特徴や生産背景を把握しやすくなります。
農業側から見ると、
「この野菜をどこで販売するか」
という出口の一つが最初から確保されています。
それぞれが単独で事業をするより、
農場
↓
加工
↓
レストラン
↓
宿泊客
という流れを持っている方が、グループ全体として価値を作りやすくなります。
こうした仕組みを見ると、「農家がホテルを経営している」という一言だけでは、本田さんたちの事業の特徴を十分に表せません。
実際には、ホテルまで含めて農業経営を設計していると考えた方が近いでしょう。
ホテルたいよう農園は2017年から展開
株式会社たいよう農園は、2016年に弁当事業を始め、その後ホテル事業へ進出しました。
主な流れは次の通りです。
| 年 | 主な展開 |
|---|---|
| 2016年 | お弁当たいよう農園を創業 |
| 2016年 | 宿泊施設向け業務用食品卸を開始 |
| 2017年 | ホテルたいよう農園 徳島県庁前を開業 |
| 2018年 | ホテルたいよう農園 松山古三津を開業 |
| 2019年 | ホテルたいよう農園 二番町を開業 |
会社の沿革を見ると、最初からホテルを目指していたというより、食品事業から宿泊施設との関係を広げ、その先にホテル運営へ進んだ流れが見えてきます。
この順番はかなり重要です。
いきなり農家が土地を買ってホテルを建てたわけではなく、
弁当
↓
業務用食品
↓
ホテル
と事業を広げています。
農産物を「どう売るか」を考え続けた結果、販売先そのものを自分たちで持つ形になっていったと考えると分かりやすいです。
ホテルたいよう農園の現在の店舗展開
2026年8月時点で、公式サイトでは次のホテルが案内されています。
| ホテル | 所在地 |
|---|---|
| ホテルたいよう農園 徳島県庁前 | 徳島県徳島市 |
| ホテルたいよう農園 二番町 | 愛媛県松山市 |
| ホテルたいよう農園 松山古三津 | 愛媛県松山市 |
| ホテルたいよう農園 西条 | 愛媛県西条市 |
| ホテルたいよう農園 屋島 | 香川県高松市 |
現在は愛媛・徳島・香川を中心に展開しています。
以前の会社情報では3ホテルが中心でしたが、その後、西条や屋島まで拡大しています。
公式サイトでは2026年2月に**「ホテルたいよう農園 常磐町 新築工事」**のお知らせも掲載されています。
つまり現在も、新しいホテル展開が進んでいることが分かります。
本田さんが目指しているのは、1つの地方ホテルを成功させることではなく、このモデルをほかの地域にも広げていくことです。
朝食・夕食に自社農産物を使う6次産業化
ホテルたいよう農園の分かりやすい特徴が、食事です。
公式サイトでも「農家が営む、朝食自慢の宿」と打ち出しています。
朝食や夕食では、グループ企業が生産した新鮮な野菜や豚肉を使い、バイキング形式を中心に提供しています。
一般的なビジネスホテルでは、
宿泊
+
必要なら朝食
という形が多いです。
一方、ホテルたいよう農園では、食事そのものがホテルの大きな特徴になっています。
宿泊客にとっては、
「地方のビジネスホテルに泊まった」
だけでなく、
「農家が作った食材をしっかり食べた」
という体験が残ります。
農産物の価値を宿泊サービスに組み込んでいるわけです。
特にビジネス利用では、夕食を探すのが意外と面倒なことがあります。
仕事が終わってから周辺の飲食店を調べ、混雑や営業時間を気にする必要があります。
その点、朝食・夕食付きプランがあればホテル内で完結できます。
個人的には、出張で使うならこの「食事までホテルで済ませられる」という点はかなり助かると感じます。
「農家のホテル」だから食事だけ豪華というわけではない
ホテルたいよう農園は食事が目立ちますが、宿泊施設としてはビジネス・観光の両方で使える立地も重視されています。
例えば松山二番町は繁華街から徒歩圏内。
松山古三津は松山空港、松山観光港、JR松山駅などから車で移動しやすい場所にあります。
つまり、
「農園の中にある宿泊施設」
ではありません。
一般的なビジネスホテルとして使いやすい場所に建て、その中で農業とのつながりを出しています。
ここは初めて知る人が誤解しやすいところです。
「農園ホテル」と聞くと、畑の真ん中に泊まる農業体験型施設を想像するかもしれません。
実際は、都市部や交通の便利な場所にあるビジネスホテル型です。
本田幸久さんが目指す今後のホテル展開
株式会社たいよう農園は、ホテル事業を農業の6次産業化を実現する重要な柱としています。
会社は、宿泊施設を各地域へ展開しながら、農産物を消費者へ直接届けるモデルを広げる方針を示しています。
すでに、
徳島
↓
松山
↓
西条
↓
高松
へと展開地域が広がっています。
さらに新しいホテル計画も進んでいることから、本田さんが目指すモデルは現在も拡大途中と考えられます。
本田さんたちの特徴は、ホテルを単なる収益事業として扱っていないことです。
ホテルが増えれば、
農産物を提供できる場所が増える
↓
農業側の販売先が増える
↓
農業の規模も拡大できる
という循環を作れます。
個人的には、普通のホテルチェーンと比較すると、ここが最大の違いだと思います。
一般的なホテル会社は「部屋を増やす」ことが事業拡大になります。
たいよう農園の場合は、ホテルを増やすことが農業の販売網を増やすことにもつながるわけです。
ホテルたいよう農園 徳島県庁前の場所
徳島県庁前店は、徳島市中心部にあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | ホテルたいよう農園 徳島県庁前 |
| 住所 | 徳島県徳島市昭和町1丁目15 |
| 電話 | 088-655-5151 |
| 最寄り | JR阿波富田駅から徒歩圏内 |
徳島県庁にも近く、仕事で徳島市内へ行く人には使いやすい立地です。
ビジネスホテルとして利用しながら、農園由来の食事も楽しめるのが特徴です。
ホテルたいよう農園 二番町の場所
二番町店は、愛媛県松山市中心部にあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | ホテルたいよう農園 二番町 |
| 住所 | 愛媛県松山市二番町1丁目11-5 |
| 電話 | 089-931-3111 |
| 周辺 | 松山中心街・大街道エリア |
松山市の繁華街から徒歩圏内で、ビジネスだけでなく観光にも利用しやすい場所です。
松山城や道後温泉方面へ観光する際の拠点としても検討できます。
ホテルたいよう農園 松山古三津の場所
松山古三津店は、松山市西部にあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | ホテルたいよう農園 松山古三津 |
| 住所 | 愛媛県松山市古三津3丁目6-8 |
| 電話 | 089-953-2111 |
| 客室数 | 72室 |
松山空港や松山観光港から車で約10分、JR三津浜駅からも徒歩圏内です。
飛行機やフェリーを使う旅行者には、こちらの方が便利なケースもあります。
ホテルたいよう農園の料金
宿泊料金は、ホテル、日程、曜日、部屋タイプ、食事の有無によってかなり変わります。
そのため「1泊○円」と固定して考えない方が安全です。
2026年の予約サイト掲載例では、
- 素泊まり
- 朝食付き
- 朝夕食付き
など複数のプランが確認できます。
例えば徳島県庁前では、時期によって大人2名1室で1万円前後からのプランが見つかることがあります。
松山古三津でも、日程によってかなり安いプランが出ることがあります。
ただし、ここは注意が必要です。
ホテル料金は、
平日か土曜日か
繁忙期か閑散期か
1人利用か2人利用か
朝食付きか
夕食付きか
で大きく変動します。
テレビなどで「安い」と紹介された料金が、いつでも同じとは限りません。
実際に選ぶなら、宿泊日を入力して最終料金を確認することがいちばん大切です。
朝食付き・2食付きのどちらを選ぶか
ホテルたいよう農園を初めて利用するなら、食事付きプランはかなり気になるところです。
このホテルの特徴を最も体験しやすいのは、やはり朝食付き、または朝夕食付きです。
自社グループの野菜や豚肉を使った食事がホテルの大きな特徴だからです。
一方で、
「夜は地元の店で食べたい」
「出張先の会食がある」
という場合は、朝食付きや素泊まりの方が使いやすいでしょう。
観光旅行なら地元料理を外で食べる楽しみもあります。
そのため「2食付きがお得だから必ず選ぶ」というより、自分の旅程と比べて決めた方がよさそうです。
個人的には、ホテルたいよう農園を初めて利用するなら、少なくとも朝食は付けてみたいと感じます。
農業会社がホテルを運営する意味を、一番分かりやすく体験できる部分だからです。
ホテルたいよう農園の予約方法
ホテルたいよう農園は、公式サイトから宿泊日とホテルを選んで予約できます。
一般的な宿泊予約サイトでも取り扱いがあります。
予約時には、単純な宿泊料金だけではなく、
食事の有無
駐車場料金
キャンセル条件
部屋タイプ
チェックイン・チェックアウト時間
まで確認しておくと安心です。
特に車で利用する場合は、ホテルによって駐車場条件が異なるため注意したいところです。
例えば松山古三津では、車両サイズなどによって条件が設定されています。
出張や観光で実際に泊まるなら、「安いプランを見つけた」で決めるのではなく、食事・駐車場まで含めた総額で比較すると失敗しにくくなります。
本田幸久さんのホテル事業は「農業を売る場所」まで作る発想
本田幸久さんとたいよう農園の事業を知ると、「農家がホテルを経営している」という珍しさだけではないことが分かります。
農場で野菜や豚を育てる。
それを加工する。
さらに自分たちのホテルで料理として提供する。
ホテルを訪れた人が食べ、その農産物の魅力を知る。
こうした流れを一つにつないでいるのが、たいよう農園の6次産業化です。
農業では「良いものを作れば売れる」とは限りません。
作る力と同じくらい、どう消費者へ届けるかが重要です。
本田さんはその出口として、スーパーや通販だけでなくホテルそのものを作ったことになります。
しかも現在は徳島、愛媛、香川へホテルを広げ、新たな建設計画も進んでいます。
ホテルに泊まる側から見ると、朝食がおいしい地方ホテル。
農業側から見ると、自社農産物を直接消費者に体験してもらえる場所。
同じホテルでも、見る立場によって意味が変わります。
個人的には、「ホテル経営へ進出した農家」ではなく「農業を続けるためにホテルまで作った会社」と見ると、本田幸久さんの取り組みが一番分かりやすいと感じます。
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