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フライパンは底の厚さで選ぶ!ダイヤ・マーブル・ハードコートの違い【あさイチ】

生活・暮らし

フライパン選びはコーティング名だけでは決まらない

2026年9月8日放送のNHK「あさイチ」では、「もう迷わない!フライパン 使い方も選び方も新常識」と題して、普段何気なく使っているフライパンを特集します。中でも気になるのが、ハード、ダイヤ、マーブルといったコーティングの違いと、フライパンの「底の厚さ」です。

売り場では「ダイヤモンドコート」「マーブルコート」といった名前が大きく書かれているため、ついコーティング名だけで選びたくなります。しかし実際には、本体の材質や厚み、熱の伝わり方まで見て選ぶことが大切です。

この記事でわかること

  • ダイヤ・マーブル・ハードコートの基本的な違い
  • コーティング名だけでは判断できない理由
  • 底が厚いフライパンのメリット
  • 買うときに確認したいポイント

ダイヤ・マーブル・ハードコートは何が違う?

IH・ガス対応】ダイヤモンドコートフライパン|ダイヤモンドコートシリーズ|フライパン|調理器具・キッチン用品|商品情報|アイリスオーヤマ

出典:アイリスオーヤマ「ダイヤモンドコートフライパン」

まず整理しておきたいのが、「ダイヤ」「マーブル」「ハード」という言葉です。

和平フレイズの解説によると、一般的なふっ素樹脂加工は複数の塗膜を重ねて作られています。そのうえで、摩耗に強くするためセラミック粉末などを加えたものをハードコート、斑点状の加工などによって耐久性を高めたものをマーブルコート、ダイヤモンド微粒子を混ぜて摩耗に強くしたものをダイヤモンドコートと説明しています。

つまり、まったく別物の「ダイヤのフライパン」「大理石のフライパン」が存在しているわけではありません。

たとえばアイリスオーヤマのダイヤモンドコートフライパンも、商品仕様では内面が「ふっ素樹脂塗膜加工」と明記されています。ダイヤモンドの微粒子を組み合わせ、コーティングの耐摩耗性を高める設計です。

このため、売り場で名称だけを比較するより、「どんなコーティングを、どんな本体に施しているのか」を見るほうが実際の使いやすさを想像しやすくなります。

「ダイヤだから絶対くっつかない」ではない

「あさイチ」の番組予告では、ハード、ダイヤ、マーブルについて「焦げ付きにくさはほぼ同じ!?」という興味深い切り口が示されています。

ここでポイントになるのは、こうした名称の違いが主に「摩耗への強さをどう高めるか」に関係していることです。

新品の状態で食材がスルッと動く性能と、1年、2年と使ったあともその状態を維持できるかは別の話です。

もちろん製品ごとにコーティングの層数、塗膜の厚み、製造方法は違うため、「ダイヤでもマーブルでも全部同じ」と考えるのも正確ではありません。ただ、名前の派手さだけで料理の仕上がりが決まるわけではない、と考えると分かりやすいでしょう。

実は見逃せない「底の厚さ」

フライパン選びでもう一つ注目したいのが底の厚さです。

北陸アルミニウムは、底厚3.7mmのアルミ鋳物製フライパンについて、特厚底は蓄熱性が高く、温度を保ちながら調理しやすいと説明しています。アルミ鋳物製品の強みとして、熱ムラを抑えた加熱も挙げています。

厚みがあるフライパンは、一度温まると温度が安定しやすいのが特徴です。

肉を入れた瞬間に温度が大きく下がりにくいため焼き色をつけやすく、卵料理などでも局所的な加熱を抑えやすくなります。

一方、薄くて軽いフライパンはすぐ温まるため、取り回しの良さが大きなメリットです。ただし加熱も速いため、強火にかけたままにすると一部分だけが高温になりやすくなります。

和平フレイズも、軽量フライパンは厚底タイプと比べ、使い方によってはふっ素樹脂加工への負荷が大きくなる場合があるとして、火加減に注意するよう紹介しています。

底が厚ければ厚いほど良いわけでもない

ここで「それなら一番厚いものを買えばいい」と考えたくなりますが、厚みには重さというデメリットがあります。

毎日炒め物をしてフライパンを持ち上げる人にとっては、100~200gの違いでも意外と大きく感じます。

反対に、ハンバーグ、餃子、ステーキ、ホットケーキなど、フライパンをコンロに置いたまま焼く料理が中心なら、多少重くても厚底のメリットを感じやすくなります。

選ぶときは「厚さ」と「重量」をセットで確認するのがおすすめです。

実際の商品でも底厚にはかなり差がある

同じダイヤモンドコートシリーズでも仕様は同じではありません。

アイリスオーヤマの一例では、ガス火用ダイヤモンドコートフライパンは底厚2.4mm、IH・ガス兼用モデルは張り底を含め2.7mmとなっています。

北陸アルミニウムのIHハイキャストプレミアムでは3.7mm。別シリーズのプレールでは4.7mmの商品もあります。

「26cm」という直径だけ見れば同じでも、中身はかなり違うのです。

フライパンを買うときはここを見る

実店舗でも通販でも、まず確認したいのは「表面加工」「本体材質」「底の厚さ」「重量」「対応熱源」です。

毎日の朝食や少量料理が中心なら、軽くて扱いやすいものが便利です。

餃子や肉料理をきれいに焼きたいなら、ある程度厚みがあり温度が安定しやすいタイプが候補になります。

IHの場合は底面の構造も商品によって異なるため、「IH対応」とだけ確認して終わらず、張り底を含めた厚さや重量まで商品仕様を見ると比較しやすくなります。

実用情報

通販で探す場合、「26cm フライパン」だけで検索すると膨大な商品が出てきます。

「26cm 底厚3mm IH」「アルミ鋳物 フライパン 26cm」など、底厚や製法を加えると候補をかなり絞れます。

ただしメーカーによって「底の厚さ」の測り方や、IH用の張り底を含むかどうかが異なる場合があります。単純な数字だけで比較せず、各商品の仕様欄を確認してください。

まとめ

フライパン売り場では、ダイヤ、マーブル、ハードといったコーティング名が目を引きます。

ただ、その名称だけで料理のしやすさや寿命が決まるわけではありません。

ふっ素樹脂加工をどのように強化しているのかに加え、本体の材質、底の厚み、重量まで見てみると、そのフライパンの性格が見えてきます。

「あさイチ」をきっかけに買い替えるなら、「何コートか」だけではなく「底は何mmか」までチェックしてみると、これまでとはかなり違った選び方ができそうです。

参考リンク

和平フレイズ「ふっ素樹脂加工の特徴・使い方」
アイリスオーヤマ「ダイヤモンドコートフライパン」
北陸アルミニウム「IHハイキャストプレミアム」


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