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みとよマネー部の活動内容と参加条件|中高生が銀行員からお金を学ぶ『世の中お金で見てみよう』

教育

三豊市「みとよマネー部」は銀行員からお金を学ぶ放課後の部活動

2026年9月15日放送のテレビ東京『世の中お金で見てみよう』では、香川県三豊市で活動する「みとよマネー部」が紹介されます。市内の中高生たちがお金について学び、講師を務めるのは東京の銀行員。一般的な金融講座を1回受けるだけではなく、年間を通して投資、物価、クレジットカード、スマホ決済、ライフプランなどを探究していくユニークな部活動です。番組でも、中学1年生の部員を通して実際の学びの様子が取り上げられます。

この記事でわかること

  • みとよマネー部の活動内容と参加対象
  • 活動場所・時間・会費と見学方法
  • 三井住友信託銀行が講師を務める理由
  • 中高生が実際に研究しているお金のテーマ

みとよマネー部の対象・活動場所・会費

8月12日 金融の知識を深める「みとよマネー部」特別イベント・発表会を開催!/三豊市

出典:三豊市「金融の知識を深める『みとよマネー部』特別イベント・発表会を開催!」

「みとよマネー部」は、三豊市が進める放課後の学びの取り組みの一つです。

現在公開されている地域クラブ情報では、参加対象や活動条件は次のようになっています。

  • 対象:三豊市内に在住または通学する中学生・高校生・高専生
  • 活動場所:三豊市役所
  • 活動時間:水曜または木曜の17時~18時30分
  • 会費:無料。一部実費負担あり
  • 指導員:三井住友信託銀行・丸の内本店の講師
  • 見学:可能。事前連絡が必要
  • 問い合わせ:三豊市教育委員会 学校教育課
  • 電話:0875-73-3131

2024年に公表された三井住友信託銀行の資料では、活動頻度は原則2週間に1回とされていました。

9月15日の番組予告でも「月に2回オンライン」で学び、夏休みには市役所に集まって特別講義を行ったと紹介されています。

投資だけを教える部活ではない

名前だけを見ると、「中高生に株式投資を教える部活なのでは」と思うかもしれません。

しかし、みとよマネー部が目指しているのは、単にお金を増やす方法を覚えることではありません。

活動の大きなテーマになっているのが、「ファイナンシャル・ウェルビーイング」です。

三井住友信託銀行は、みとよマネー部について、自分の夢や希望を含む人生設計に沿ってお金との向き合い方を探究し、将来の「生きる力」につながる金融リテラシーを身につける活動と説明しています。

つまり、

「どの株を買えば儲かるか」

ではなく、

「自分は将来どんな生活をしたいのか。そのためにお金とどう付き合えばいいのか」

まで考える部活動です。

これは一般的な学校の授業とは少し違うところです。

きっかけは三豊市の「放課後改革」

みとよマネー部が本格的に動き始めたのは2024年です。

三豊市では、従来の学校部活動だけに限定せず、子どもたちが興味のある分野を専門家と学べる「放課後改革」を進めています。

その中から誕生したモデル部活動の一つが、みとよマネー部でした。ほかにも「みとよ探究部」や「メタバース部」などがあります。

2024年8月には、みとよマネー部の体験会が開かれました。

参加者は、三井住友信託銀行の講師からライフプランとマネープランの基本を学んだあと、

「年収が高ければ幸せなのか」

「お小遣いを値上げしてもらうには、どう交渉するか」

といった身近なお金の問題について話し合っています。

最初から難しい投資理論を教え込むのではなく、自分たちの日常にあるお金の疑問から考え始めたことが分かります。

その後、本格的な活動がスタートしました。

三井住友信託銀行が年間を通じて教えている

みとよマネー部の大きな特徴が、銀行員が継続的に関わっていることです。

三豊市と三井住友信託銀行は2024年、若い世代への金融教育を進めるため連携を深めました。

三井住友信託銀行の大山一也社長は当時、1~2回で終わる授業ではなく、放課後の部活動として年間を通じて金融教育に取り組むことは同行にとっても新しい挑戦だという趣旨を語っています。

銀行が学校に出向いて特別授業を行うケースは珍しくありません。

しかし、みとよマネー部では専門家が継続して部員と関わり、部員自身の興味に応じて研究を深めていくところまで踏み込んでいます。

現在のクラブ案内にも、銀行の講師がマネープランづくりを手伝い、部員の関心に合わせて個別に金融知識を教えると記されています。

中高生が「1円スマホ」「スマホ決済」まで研究

では、実際にどんなことを勉強するのでしょうか。

2026年3月に行われた第2期生の期末発表会を見ると、かなり実践的です。

4人の中高生が約1年間取り組んだ自主研究のテーマは、

  • 1円スマホ
  • スマホ決済
  • クレジットカードの仕組み
  • 企業と家計のBS(貸借対照表)・PL(損益計算書)

でした。

大人でもきちんと説明するとなると難しいテーマが並んでいます。

しかも、単に「クレジットカードとは何か」を調べるだけではありません。

自分で調査し、分析や考察を行い、その成果を保護者や入部希望者、三井住友信託銀行の講師らの前で発表しています。

中高生のうちから、金融商品やサービスを「使う側」だけでなく、なぜその仕組みが存在するのかを考える側に回っているのが、みとよマネー部の面白いところです。

投資・物価・銀行だけでなく詐欺や契約も学ぶ

2026年3月には、小中高生が参加できる金融イベントも開催されています。

チームで、

「投資」

「物価」

「銀行」

などに関するクイズを解きながら金融知識を学ぶ内容でした。

参加した子どもからは、SNSを使った詐欺や売買契約について知ることができたという感想も出ています。

金融教育というと資産運用に注目しがちですが、中高生にとってはむしろ、

「ネットで買い物をすると何が契約になるのか」

「キャッシュレス決済をどう安全に使うのか」

「詐欺からどう自分のお金を守るのか」

といった知識の方が早く必要になる可能性があります。

みとよマネー部は「増やす」だけではなく、使う・守る・考えるところまで含めてお金を学ぶ場になっています。

夏休みは人生ゲームでライフプランを学習

2026年8月12日には、夏休みの特別イベントも行われました。

テーマは「東京の銀行員と人生ゲームで金融を学ぼう」。

小中学生12人が参加し、三井住友信託銀行の講師とゲームを進めながら、人生のさまざまな出来事とお金の関係を考えました。

就職、収入、支出など人生にはさまざまな選択があります。

ゲームを使うことで、「お金の勉強」を数字の暗記ではなく、自分の将来を考える問題へ置き換えているわけです。

9月15日の『世の中お金で見てみよう』で紹介される夏休みの特別講義は、この活動を指しているとみられます。番組公式情報でも、市役所に集まって講義を受けたことが予告されています。

金融教育家・田内学さんを招いた特別授業も

みとよマネー部では、銀行員以外の専門家を招いた活動も行っています。

2024年12月には、元ゴールドマン・サックス証券のトレーダーで金融教育家の田内学さんをゲスト講師に迎えました。

テーマは「お金の向こうに人がいる」。

田内さんの講演だけでなく、部員以外の中高生や教育関係者も参加した特別イベントとして実施されています。

「投資でいくら増やせるか」だけではなく、お金の先には働いている人や社会があることまで考える。

こうした活動を見ると、みとよマネー部が単なる「投資部」ではないことがよく分かります。

「お金の使い方がヘタだから入ってみれば」から始まる学び

9月15日の番組で取り上げられるのは、中学1年生の男子部員です。

番組公式予告では、母親からお金の使い方について入部を勧められたことが参加のきっかけとして紹介されています。

これは、みとよマネー部の存在意義を象徴するエピソードともいえます。

金融教育というと「投資」「NISA」「資産形成」といった難しい言葉から始まりがちです。

しかし、子どもにとって最初のお金の問題は、

「お小遣いを何に使うか」

「欲しいものを全部買っていいのか」

「貯めるのか、使うのか」

という日常生活そのものです。

そこからスマホ決済やクレジットカード、物価、投資、人生設計へと学びを広げていくのが、みとよマネー部のスタイルです。

まとめ

香川県三豊市の「みとよマネー部」は、中学生・高校生・高専生が銀行員と一緒にお金について探究する放課後の部活動です。

三井住友信託銀行の講師から金融知識を一方的に教えてもらうだけではなく、自分自身でテーマを決めて研究するのが大きな特徴です。

実際にこれまで、

「1円スマホ」
「スマホ決済」
「クレジットカード」
「家計のBS・PL」

といった身近で実践的なテーマが研究されてきました。

活動場所は三豊市役所で、対象は三豊市内に在住・通学する中学生、高校生、高専生。現在のクラブ案内では会費は無料で、見学にも対応しています。

投資でお金を増やすことだけを教えるのではなく、「自分はどんな人生を送りたいのか」「そのためにお金とどう付き合うのか」まで考える。

みとよマネー部は、これからの金融教育がどんな形になっていくのかを感じさせる取り組みです。

参考リンク

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