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勝浦ブルーバーガーは1650円!未利用魚ブダイで海を守るご当地グルメ|ブルードリーム 海と森の守り人たち

グルメ

勝浦ブルーバーガーは食べることで藻場再生につながる新ご当地グルメ

2026年9月23日(水)放送の『ブルードリーム 海と森の守り人たち』では、千葉県勝浦市で起きている海の異変と「海を救うハンバーガー」が取り上げられます。テレビ東京系列6局ネットで放送される今回、そのハンバーガーとして注目したいのが、未利用魚を活用して生まれた「勝浦ブルーバーガー」です。

勝浦ブルーバーガーは、勝浦沿岸で捕獲されるブダイなどの魚をパティに活用した商品。現在、勝浦東急ゴルフコースのレストランではポテト・ドリンク付き1650円で「勝浦ブルーバーガー(てりやき)」が公式メニューに掲載されています。

この記事でわかること

  • 勝浦ブルーバーガーの価格と販売場所
  • 1日最大10食から始まった限定バーガーの特徴
  • 未利用魚「ブダイ」を食べることが海を守る仕組み
  • さんが焼き・照り焼きという2種類が生まれた開発背景

勝浦ブルーバーガーは1650円で勝浦東急ゴルフコースが販売

出典:勝浦東急ゴルフコース「レストラン」公式ページ

勝浦ブルーバーガーを現在提供しているのは、千葉県勝浦市にある勝浦東急ゴルフコース内のレストランです。

2026年9月時点の公式メニューには「勝浦ブルーバーガー(てりやき)」が掲載されており、価格は1650円。ポテトとドリンクがセットになっています。

商品説明には、勝浦沿岸の未利用魚をおいしく食べることで、藻場の再生と海の生態を守ることにつなげる「勝浦ブルーカーボンプロジェクト」から生まれたバーガーであることが明記されています。

単なる珍しい魚のハンバーガーではなく、食事そのものを海の環境保全につなげることが、この商品最大の特徴です。

1日最大10食から始まったサステナブルなご当地バーガー

勝浦ブルーバーガーが本格販売されたのは2025年10月です。

東急不動産によると、2025年9月に「東急リゾートタウン勝浦」のイベントでお披露目され、その翌月から勝浦東急ゴルフコースのレストランで販売が始まりました。

未利用魚を原料とするため、一般的なハンバーガーのように大量の材料を安定して確保できるわけではありません。

そのため販売開始時は、

  • 1日最大10食
  • 勝浦東急ゴルフコース内レストランで提供
  • 未利用魚の供給量に応じた限定販売

という形でスタートしました。

それでも発売初月だけで約110食を提供する反響がありました。

「数量限定」という珍しさだけではなく、「なぜ魚のハンバーガーを食べることが海を守るのか」という背景まで含めて楽しめるご当地グルメになっています。

なお、2026年9月現在のレストラン公式ページでは価格と「てりやき」の掲載は確認できますが、1日の販売数については現在の上限数が明記されていません。提供状況は当日の魚の確保などによって変わることがあります。

海を守る秘密は未利用魚「ブダイ」

勝浦ブルーバーガーで重要な魚がブダイです。

ブダイは食べられない魚ではありません。しかし、うろこが非常に硬く処理に手間がかかることや、処理方法によっては臭みが出やすいことなどから、十分に市場価値を生み出しにくい「未利用魚」として扱われることがあります。

ところが勝浦の海では、このブダイなどの海藻を食べる植食性魚類が別の問題にも関係しています。

海中には「藻場」と呼ばれる海藻や海草がまとまって生えている場所があります。

藻場は、

  • 魚介類の産卵場所
  • 稚魚の成育場所
  • 多くの海洋生物のすみか
  • 二酸化炭素を吸収・貯留する場所

として重要な役割を果たしています。

その藻場が減少して海底が砂漠のようになる現象が「磯焼け」です。勝浦でも藻場の減少が課題となり、その対策のひとつとして植食性魚類の活用が進められています。

ブダイを食べることが藻場再生につながる仕組み

ここが勝浦ブルーバーガーの一番おもしろいところです。

藻場を食べるブダイなどを捕獲するだけでは、漁業者にとって負担になります。市場で十分な価格が付かず、処理にも手間がかかる魚なら、捕獲を続ける経済的なメリットが生まれにくいからです。

そこで「駆除する魚」ではなく、おいしく食べられる地域資源へ変えるという発想から勝浦ブルーバーガーが生まれました。

魚をバーガーとして商品化できれば、

ブダイなどを捕獲する
↓
藻場への食害を減らす
↓
捕獲した魚を廃棄せず食材として利用する
↓
商品として販売する
↓
地域の飲食・観光にも価値が生まれる

という循環を作れます。

勝浦市では2025年5月、勝浦市、新勝浦市漁業協同組合、東急不動産、東急リゾーツ&ステイなどが参加する藻場保全の取り組みを本格化しました。勝浦ブルーバーガーも、この活動から生まれた商品のひとつです。

「環境保全だから我慢して食べる」のではなく、普通においしい料理として食べてもらい、その結果が海の再生につながる仕組みを目指しています。

さんが焼きと照り焼きから生まれた2種類

勝浦ブルーバーガーの開発時には、「さんが焼きバーガー」と「フィッシュ照り焼きバーガー」という2種類が作られました。

さんが焼きバーガーは、千葉県の郷土料理「さんが焼き」をヒントにしたものです。

さんが焼きは、魚を味噌や薬味などと一緒にたたき、焼き上げる房総地域の郷土料理。その考え方をバーガーへ取り入れ、勝浦らしい一品に仕上げました。

一方のフィッシュ照り焼きバーガーは、未利用魚をミンチ状にしてパティにし、親しみやすい照り焼き味に仕上げたタイプです。

開発段階では約4種類を試作し、その中からさんが焼きと照り焼きの2種類が選ばれました。

発売後には2種類を月替わりで提供した時期もありました。

2026年9月現在、勝浦東急ゴルフコースの公式レストランメニューに掲載されているのは「勝浦ブルーバーガー(てりやき)」です。現在食べられる種類を確認したい場合は、訪問前に公式メニューを見るのが確実です。

東急不動産と勝浦市・漁協が開発した背景

勝浦ブルーバーガーは、飲食店だけで考案されたメニューではありません。

勝浦市では藻場を守るため、行政、漁業者、民間企業が連携する取り組みが進められてきました。

勝浦市の公式情報では、バーガーを考案したのは東急不動産と東急リゾーツ&ステイ。勝浦市、新勝浦市漁業協同組合などとともに藻場保全へ取り組み、約半年かけて新メニューの開発を進めました。

背景にあるのは、「磯焼け対策を続けるには環境保護だけで終わらせない」という考え方です。

未利用魚を商品化すれば、漁師にとって新しい収入源になる可能性があります。

さらに観光客がバーガーを食べれば、海の異変について知る入口にもなります。

勝浦市では、勝浦タンタンメンに続く新たなご当地グルメとして地域を盛り上げながら、漁業者の収入拡大と藻場保全につなげることを目指しています。

「海の環境問題」「漁業」「観光」「ご当地グルメ」を一つの商品でつないでいるのが、勝浦ブルーバーガーです。

勝浦ブルーバーガーを食べられる場所とアクセス

勝浦ブルーバーガーは、勝浦東急ゴルフコース内のレストランで提供されています。

現在確認できる基本情報は次の通りです。

  • 施設名:勝浦東急ゴルフコース
  • 住所:千葉県勝浦市松部361
  • 電話:0470-76-2711
  • 勝浦ブルーバーガー(てりやき):1650円
  • 内容:ポテト・ドリンク付き
  • JR勝浦駅から:車で約10分
  • 市原ICから:約53km
  • 市原鶴舞ICから:約30.3km

南房総・勝浦の高台にあり、クラブハウスから太平洋を望めるリゾート型のゴルフコースです。

ゴルフ場のレストランで提供されている商品ですが、未利用魚の確保状況などによって提供内容が変わることも考えられるため、ブルーバーガーを目的に訪れる場合は事前にレストランの最新メニューを確認しておくのがおすすめです。

まとめ

勝浦ブルーバーガーは、勝浦沿岸で捕獲されるブダイなどの未利用魚を使ったサステナブルなご当地バーガーです。

2026年9月現在、勝浦東急ゴルフコースのレストランでは「勝浦ブルーバーガー(てりやき)」をポテト・ドリンク付き1650円で提供しています。

商品開発の出発点は、勝浦の海で進む藻場の減少でした。

海藻を食べる魚をただ駆除するのではなく、食材として活用し、ご当地グルメへ変える。その販売が漁業や観光につながれば、海を守る活動自体を継続しやすくなります。

2026年9月23日の『ブルードリーム 海と森の守り人たち』で紹介される「海を救うハンバーガー」は、一口のハンバーガーから勝浦の海の未来までつながっている商品です。

参考リンク

勝浦東急ゴルフコース「レストラン」

東急不動産「勝浦ブルーカーボン推進プロジェクト」

勝浦市「勝浦ブルーバーガー」紹介


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