源兵衛川の水の苑緑地で行われた大規模な再生作業
2026年9月24日放送の『相葉ヒロミのお困りですカー?』では、静岡県三島市を流れる源兵衛川中流の「水の苑緑地」が舞台となりました。
約3,200㎡の自然豊かな水辺で取り組んだのは、単なる草刈りではありません。相葉雅紀さんが深さ2mの井戸へ入り、長年たまった砂利や泥を取り除き、池では生きものを保護しながらヘドロを除去。ヒロミさんは竹林を整え、さらに荒れていた2つの浮島も新しい景観へと生まれ変わりました。
この記事でわかること
- 水の苑緑地で行われた大掃除の内容
- 相葉雅紀さんが入った「20年開かずの井戸」の作業
- ヒロミアイランド・相葉アイランドの再生内容
- 水の苑緑地の場所・アクセスとホタルの時期
水の苑緑地は約3,200㎡の親水公園
公式動画:『相葉ヒロミのお困りですカー?』2026年9月24日放送予告
水の苑緑地は、静岡県三島市南本町9、源兵衛川の中流部にある約3,200㎡の親水公園です。
園内には数か所の湧水源があり、かわせみ橋、水辺のデッキ、遊歩道などが整備されています。野鳥の姿も見られ、市街地にいながら水と緑に囲まれた三島らしい景観を楽しめる場所です。
しかし番組で作業が始まった時点では、池の周囲に草木や竹が密集し、日の光も入りにくい状態になっていました。
大きな池は25mプール約10個分に相当する規模。かつて地域の人たちが足を止めて過ごしていた水辺を、再び気持ちよく利用できる場所へ戻すことが今回の大きな目的となりました。
相葉雅紀が深さ2mの「20年開かずの井戸」へ
特に大掛かりだったのが、池へ水を送る井戸の清掃です。
井戸は約20年間開けられておらず、底には砂利や笹の葉、泥などが堆積。これらが目詰まりを起こし、湧き水の流れを妨げる原因になっていました。
そこで相葉雅紀さんが入ったのが、深さ約2mの井戸です。
内部へ入り、底にたまった砂利や泥を手作業でかき出していきました。地上の景観だけを整えるのではなく、水辺を支える「水の入口」から手を入れたことが、今回の再生作業の大きなポイントです。
三島市内に湧く水は、富士山周辺から地下へ浸透した水が三島溶岩流などを通り、市街地で湧き出していると考えられています。楽寿園の小浜池などから流れ出した水は源兵衛川となり、街の中を潤してきました。
池のヘドロを除去する前に生きものを救出
井戸だけでなく、大きな池の底にも大量のヘドロがたまっていました。
このヘドロを吸引するために使われたのがバキュームです。ただ水を抜いて一気に清掃するのではなく、池に暮らしている生きものを先に保護し、生態系への影響を抑えながら作業が進められました。
番組にはNPO birth自然環境マネジメント部の金本敦志さんと山下洋平さんも参加。生きもの調査を担当し、水辺の環境を確認しながら作業を支えています。
池からは貴重な生きものや準絶滅危惧種も確認される一方、生態系への影響が考えられる外来生物への対応も行われました。
さらに大きな魚を移動させる場面では、相葉さんたちが素手で救出する展開もありました。池をきれいにすることと、もともと暮らしている生きものを守ることを同時に進めた作業だったのです。
ヒロミは竹を間引き「木漏れ日の入る水辺」へ
池の水だけでなく、周囲の植物も大きく手が入りました。
ヒロミさんが気にしたのは、竹などが密集して水辺が暗くなっていたことです。
そこで竹をすべて取り除くのではなく、必要なものを残しながら間引き、光が差し込むように整備。目指したのは、竹そのものの景観を生かしながら木漏れ日が入る「竹のカーテン」のような空間でした。
水辺では植物を減らしすぎても環境が変わります。一方で繁茂しすぎれば、景観だけでなく人が近づきにくい場所にもなります。
水の苑緑地がもともと持っていた自然を残しつつ、人が再び立ち寄れる明るさを取り戻す作業となりました。
2つの浮島を「ヒロミアイランド」「相葉アイランド」として再生
池には、かつて景観の見どころだった2つの浮島もありました。
長期間のうちに土台は傷み、植物が伸び放題になっていたことから、相葉さんとヒロミさんがそれぞれ1つずつ担当して再生しています。
ヒロミさんが手掛けた「ヒロミアイランド」では、ドウダンツツジを残しながら周囲の枝や植物を整理。日光が届き、もともとの木の姿が引き立つ島へ仕上げました。
一方の「相葉アイランド」は、より大掛かりです。
相葉さんは島を一から組み直し、好きな苔を使って表面を仕上げました。さらに重さ約700kg、全長約4mという巨大なシンボルを人力で運び込んで設置しています。
目指したのは、片側だけを正面にするのではなく、見る位置や角度によって異なる表情を楽しめる「両A面」の浮島。完成後は、池そのものだけでなく、岸から眺めたときの景観にも大きな変化が生まれました。
ホタルが暮らせる源兵衛川の環境を守る意味もある
水の苑緑地を語るうえで欠かせないのがホタルです。
源兵衛川では5月から6月にかけて自生するホタルが見られ、水の苑緑地も観賞ポイントのひとつになっています。
三島の市街地でホタルが暮らせるのは、カワニナなどが育つ水環境、水草や藻、安定した水温、川辺の草むらなど複数の条件が保たれているためです。
源兵衛川では一時、湧水量の減少や水辺環境の悪化によってホタルが見られなくなった時期もありました。その後、水辺を守る活動が続けられ、現在は自然発生したホタルを見ることができる環境が戻っています。
今回の大掃除も、単に見た目をきれいにするだけではありません。
井戸の詰まりを取り、池のヘドロを除去し、生きものを守り、植物の密度を整える。水の苑緑地が本来持っている「水と緑と生きものが共存する場所」を維持するための作業だったことが分かります。
水の苑緑地の場所・アクセス
水の苑緑地は、観光地が集まる三島市中心部から歩いて訪れることができます。
- 名称:水の苑緑地
- 読み方:みずのそのりょくち
- 所在地:〒411-0841 静岡県三島市南本町9
- 面積:約3,200㎡
- 最寄り駅:伊豆箱根鉄道駿豆線・三島田町駅
- 三島田町駅から:西へ徒歩約7分
- 園内:湧水源、かわせみ橋、デッキ、遊歩道、トイレ、水飲み場など
三島田町駅から水の苑緑地へ向かい、源兵衛川沿いを歩く散策コースも設定されています。周辺には三島梅花藻の里や源兵衛川の飛び石など、水の都・三島らしい場所が点在しています。
ホタルの見頃は例年5月上旬から6月上旬。日没後の19時30分~20時ごろに姿を見られることが多いと案内されています。
ホタルは捕まえず静かに観賞すること、夜は足元が暗くなるため、水辺や木道を歩く際には特に注意が必要です。
まとめ
三島市の水の苑緑地では、相葉雅紀さんとヒロミさんによって、池・井戸・竹林・浮島まで含めた大規模な再生作業が行われました。
相葉さんは深さ2mの20年開かずの井戸へ入り、砂利や泥を除去。池では生きものを保護してからヘドロを吸引し、ヒロミさんは生い茂った竹を間引いて光の入る景観へ変えました。
さらに、荒れていた2つの浮島は「ヒロミアイランド」「相葉アイランド」として再生。水の苑緑地は、もともとの豊かな自然を残しながら、人が再び立ち寄りたくなる水辺へと整えられています。
初夏にはホタルが舞う源兵衛川。その美しい風景の背景には、水を流し、生きものを守り、植物を手入れし続ける地道な環境管理があることも印象に残る放送となりました。
参考リンク
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