顔を出さなくても歌手活動を始められるMusic Planet
2026年9月26日放送のNHK総合『所さん!事件ですよ』では、「匿名」をテーマに、顔を出さずに歌手を目指す人たちが集まるオーディションが取り上げられます。
番組に登場するのは、株式会社アプラが運営するアーティスト活動支援プロジェクト「Music Planet(ミュージックプラネット)」です。Music Planetは2020年11月から「顔出しNGボーカリストオーディション」を展開しており、仕事を続けながら、あるいは本名や顔を公開せずに音楽活動をしたい人にも参加の道を開いています。
この記事でわかること
- 番組に登場する顔出しNG歌手オーディションの正体
- Music Planetの現在の応募条件と審査方法
- 2020年に顔出しNGオーディションが始まった背景
- 合格後に受けられる楽曲制作や活動支援の内容
顔出しNG歌手オーディションはMusic Planet
公式動画:顔出しNG歌手オーディションを受けてみた|Music Planet公式YouTube
番組で紹介されるのは「Music Planet」の顔出しNG歌手オーディションです。
運営会社の株式会社アプラは、2026年9月20日に、9月26日放送の『所さん!事件ですよ』へMusic Planetが登場することを告知しています。
Music Planetそのものは2017年にスタートしたアーティスト活動支援プロジェクト。一般的な芸能事務所への所属だけを目的とした仕組みではなく、プロを目指す人から、仕事と両立して音楽を続けたい人まで、それぞれの形に合わせた活動を支援しています。
その中から生まれた特徴的な仕組みが「顔出しNGボーカリストオーディション」です。
2020年11月にスタートし、株式会社アプラはこれを業界で初めての顔出しNGボーカリストオーディションとして紹介しています。2023年にはABEMA Primeでも取り上げられました。
応募条件は20~49歳、未経験でも参加できる
2026年8月時点でMusic Planetが案内している主な応募条件は次の通りです。
- 学生を除く20~49歳
- 歌手活動に興味がある人
- 心身ともに健康な人
- 音楽経験不問
- 日本国籍または日本永住権を持つ人
- ジャンル不問
- オーディション参加費無料
- 顔出しなしでの参加が可能
- 遠隔オーディションに対応
Music Planetでは、音楽経験がない人も対象としています。書類選考で経歴を競うのではなく、歌声や個性、音楽活動への思いを見る形です。
遠隔審査の場合は、スマートフォンなどで歌声を録音して提出できます。
顔を撮影した動画を送る必要はなく、歌唱録音だけで一次審査を受けられるため、「職場や知人には知られずに挑戦したい」という人でも参加しやすい仕組みになっています。
顔出しNGオーディションが2020年に始まった
Music Planetが顔出しNGボーカリストオーディションを始めたのは2020年11月です。
音楽活動といえば、かつてはライブハウスやテレビ、レコード会社などを通じて本人の姿を見せながら活動する形が中心でした。
しかし、YouTubeやSNS、ストリーミング配信が普及すると状況が変わります。
本人の顔を前面に出さなくても、歌声や楽曲、イラスト、映像などを通じてファンへ作品を届けられるようになりました。
Music Planetも、顔を公開しないアーティストが増えていく音楽業界の変化を背景に、顔出しNGで参加できる仕組みを作っています。
顔を隠す理由も1つではありません。
会社員として働きながら音楽を続けたい人、周囲に知られず活動したい人、容姿ではなく歌声で評価されたい人など、それぞれ違った事情があります。
「顔を出さないこと」が音楽活動を諦める理由ではなく、活動スタイルの1つになってきたことが、このオーディションの大きな特徴です。
合格後はオリジナル楽曲やイラストを制作
Music Planetは、オーディションに合格した後の活動支援まで用意しています。
主な内容は、
- 音楽プロデューサーとの個人面談
- プロのボイストレーナーによるレッスン
- オリジナル楽曲制作
- アーティスト写真撮影またはイラスト制作
- オリジナル楽曲のレコーディング
- ストリーミングサービスへの楽曲配信
- カラオケ配信
- ライブやイベントなど活動機会の提供
となっています。
顔出しをしないアーティストの場合に重要なのが「イラスト制作」です。
本人の写真を前面へ出さなくても、アーティストの分身となるビジュアルを作り、楽曲と組み合わせて活動できるようになっています。
Music Planetは芸能事務所への所属だけをゴールにしているわけではありません。
オリジナル曲を作って配信したい人、人前で歌ってみたい人、本業を続けながら音楽を長く楽しみたい人など、参加者ごとに違う活動の形を想定しています。
オーディションは無料だが合格後のプロジェクトには費用がかかる
応募を考える場合に確認しておきたいのが費用です。
Music Planetのオーディション自体は無料ですが、オーディション合格後にMusic Planetのプロジェクトへ参加する場合は、参加費用とサポート費用がかかります。
公式サイトでは具体的な一律料金を掲載する形ではなく、プロジェクト参加時に費用が発生することを明記しています。
一方、プロジェクトに含まれるボイストレーニングについては、別途レッスン料金はかからないと案内されています。
応募時点と合格後では費用の扱いが違うため、契約前に内容と金額を確認してから参加を決めることが重要です。
顔を隠したままライブにも出演できる
顔出しNGだからといって、活動がインターネットだけに限定されるわけではありません。
Music Planetでは、顔を公開しないアーティスト向けのライブも開催しています。
過去の顔出しNGアーティスト限定ライブでは、お面やサングラスを使用する人のほか、背後から照明を当てて顔が見えないようにするなど、それぞれが自分に合った方法でステージに立ちました。
さらに2026年9月22日には、新宿ReNYで「Music Planet SUPER LIVE 2026」を開催。
24歳から64歳までの90人が出演し、会社員や家庭を持つ人、顔を出さずに活動する人など、さまざまなスタイルで音楽を続ける参加者がステージに立っています。
2023年に始まったSUPER LIVEは、2025年までに延べ900人を超えるアーティストが出演するイベントへ広がっています。
顔を隠すことと、人前で歌うことは両立できるわけです。
累計応募数は35万人、音楽活動の入口そのものが変化
Music Planetへの累計プロジェクト応募数は、2025年7月時点で35万人とされています。
従来、歌手になるためには、若いうちから音楽活動を始め、オーディションを受け、芸能事務所やレコード会社に選ばれるというイメージが強くありました。
Music Planetが打ち出しているのは、それとは少し違う道です。
仕事を持ちながらでもいい。20代だけでなく30代、40代からでもいい。顔を公開しなくてもいい。
プロになることだけを目的にするのではなく、「自分の曲を作りたい」「一度ステージに立ちたい」「音楽を続けられる環境がほしい」といった目標にも対応しています。
匿名での活動が広がったことで、これまで歌手活動を諦めていた人にも別の入口が生まれています。
まとめ
2026年9月26日の『所さん!事件ですよ』に登場する顔出しNG歌手オーディションは、株式会社アプラが運営する「Music Planet」です。
Music Planetは2020年11月から顔出しNGボーカリストオーディションを展開しています。
現在は、
- 顔出しなしで参加可能
- 学生を除く20~49歳が対象
- 音楽経験不問
- オーディション参加費無料
- 遠隔審査にも対応
- 合格後はオリジナル楽曲やイラストを制作
- ライブや楽曲配信など活動機会も用意
という仕組みになっています。
顔や本名を前面に出さなくても、歌声や作品を中心に音楽活動を続けられる時代になりました。
匿名は「隠れるため」だけではなく、自分が無理なく表現活動を続けるための1つの選択肢にもなっています。
参考リンク
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