トランペットの黒い箱はBrass GearのHome Mute
2026年9月27日放送のTBS系『がっちりマンデー!!』で紹介される、トランペットの先端に取り付ける黒い箱。その正体は、広島県福山市のBrass Gear株式会社が開発したトランペット用練習器具「Home Mute(ホームミュート)」です。
価格は税込21,780円。一般的な練習用ミュートの課題だった「吹き心地の変化」や「音程の悪化」を抑えながら、自宅などで音量を落として練習することを目指した製品で、Brass Gearは「小さな防音室」をコンセプトにしています。
この記事でわかること
- Home Muteの価格と通販先
- 黒い箱をトランペットへ取り付ける仕組み
- 従来の練習用ミュートとの違い
- 横川央雄社長が開発した背景
Home Muteは税込21,780円で公式通販から購入できる
公式動画:Brass Gear Home Mute 公式サイト掲載動画
Home Muteの通常ブラックモデルは税込21,780円で、2024年3月6日に販売が始まりました。Brass Gear公式オンラインショップから購入できます。
主な仕様は次の通りです。
- 商品名:Home Mute(ホームミュート)
- 価格:21,780円(税込)
- サイズ:直径135mm、高さ113mm
- 重量:約184g
- 材質:ABS樹脂
- 推奨ベル直径:115~129mm
- 製造:日本・広島
- 国際特許出願中
ピッコロトランペットではベル最小直径94mmまで使用確認がありますが、ベル直径129mmを超える楽器や、抜差し管などが干渉する形状では使用できません。
黒い箱はベル全体を覆う「小さな防音室」
Home Muteが印象的なのは、一般的なミュートとは見た目から大きく異なることです。
円筒形の黒い本体をトランペットのベル部分へ取り付けます。フタは2つのパーツに分かれていて磁石で接合する構造になっており、ベルを挟むように装着した後、そのフタと円筒形の本体を接続します。
つまり、ベルの中へ小さな栓のような器具を差し込むだけではなく、ベルの出口周辺を大きな筒で包み込む形です。
Brass Gearがこの構造で重視したのが、「静かにすること」と「通常演奏に近い吹奏感」を両立させることでした。
従来の練習用ミュートでは、消音できても息の抵抗が変わったり、音程が変化したりする課題があります。Home Muteではベル周辺を覆う新しい方法によって、吹奏感や音程への影響を大幅に減らすことを目指しています。
「消音できればいい」ではなく練習の質を変えた
トランペットは家庭での練習が難しい楽器の一つです。
電子ピアノのように音量ボタンを下げることはできず、本来の音量で吹けば住宅環境によっては周囲への配慮が必要になります。そのため練習用ミュートが使われてきました。
一方、練習用ミュートを装着した状態と、本番で何も付けない状態では、息の抵抗や音程、音色が変わる場合があります。
Brass Gearが解決しようとしたのは、まさにこの部分です。
同社の公式サイトでは、プロのトランペット奏者から、従来型より抵抗感が少ないことや、音色を確認しながら練習しやすいことなどが評価されています。
音を小さくする道具ではありますが、製品の中心にあるのは「静音性能だけを優先しない」という考え方です。
横川央雄社長は20年以上の吹奏楽経験から開発
Brass Gearを率いるのは横川央雄社長です。
中小機構の支援事例によると、横川社長には約20年の吹奏楽経験があり、その経験を生かしてトランペット用ミュートを開発しました。Brass Gearは2023年に創業し、2024年に法人化されています。
長くトランペットを演奏してきたからこそ、「自宅では大きな音が出せない」「しかし従来の練習用ミュートでは本番と吹き心地が違う」という奏者側の悩みを具体的に知っていました。
Home Muteは、その不便を楽器そのものではなく、周辺機器から解決しようとした商品です。
Brass Gearは広島県福山市に拠点を置いており、Home Muteにも「Made in JAPAN HIROSHIMA」と掲げています。
『がっちりマンデー!!』広島イベントから全国放送へ
Brass Gearと番組との接点は今回が最初ではありません。
2025年に行われた「出張!がっちりマンデー!! in 広島」のビジネスピッチ大会で、Brass Gearは最終選考進出企業に選ばれていました。
そこで掲げていたテーマが「世界初!トランペット専用の『小さな防音室』」です。同じ大会には、今回一緒に取り上げられるLifeFit運営会社のFiTも出場していました。
地方イベントで披露された商品が、その後の展開を経て全国放送で紹介されることになります。
Home Muteの実用情報
購入前には、自分のトランペットへ装着できるかを確認する必要があります。
- 通常ブラックモデル:21,780円(税込)
- 推奨ベル直径:115~129mm
- ベル直径129mm超は装着不可
- 本体:直径135mm×高さ113mm
- 重量:約184g
- 材質:ABS樹脂
- 公式オンラインショップで通販可能
- 2024年3月6日発売
- 国際特許出願中
2026年には金色・銀色の試作モデルも公開されていますが、こちらは通常ブラックモデルとは別の商品展開で、発売時期や価格は確定していません。現在購入できる基本モデルとして確認できるのはブラックのHome Muteです。
まとめ
『がっちりマンデー!!』に登場するトランペットの先の黒い箱は、Brass Gearの「Home Mute」です。
税込21,780円で販売されているトランペット用練習器具で、ベル部分を円筒形の本体で覆い、音量を抑えながら吹奏感や音程の変化をできるだけ小さくすることを目指しています。
横川央雄社長自身の長年の吹奏楽経験から生まれた、奏者ならではの悩みを解決するものづくりです。「楽器の音を小さくする」という一見単純な課題を、従来とは違う構造から解決したことがHome Muteの大きな特徴です。
参考リンク
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