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札幌北高校文芸部は俳句甲子園全国初出場!ほぼ初心者6人が松山へ【17音と“忘れもの”~俳句甲子園2026~】

文化

札幌北高校文芸部、俳句甲子園全国初出場までの夏

2026年10月3日放送のNHK Eテレ「17音と“忘れもの”~俳句甲子園2026~」では、全国大会へ初出場した北海道札幌北高等学校の文芸部が大きく取り上げられます。

注目したいのは、もともと俳句一筋の強豪チームではないことです。札幌北高校自身が全国大会へ向かった6人を「ほぼ初心者チーム」と紹介しており、普段は小説や短歌、詩など幅広い創作を楽しむ文芸部が、句作だけでなく相手の句を読み解いて議論する「俳句甲子園」に挑み、北海道予選を突破しました。

この記事でわかること

  • 札幌北高校文芸部が俳句甲子園全国大会へ初出場した経緯
  • 「ほぼ初心者」の6人が挑んだ俳句甲子園の競技内容
  • 札幌地区大会から松山の全国大会までの歩み
  • 普段の札幌北高校文芸部の活動内容

札幌北高校文芸部は2026年に俳句甲子園全国大会へ初出場

札幌北高校文芸部が大きな一歩を踏み出したのは、2026年6月21日に札幌市教育文化会館で行われた「第29回俳句甲子園」の地方大会です。

札幌会場には、

  • 北海道旭川東高等学校A
  • 北海道旭川東高等学校B
  • 北海道旭川西高等学校
  • 旭川実業高等学校
  • 北海道札幌西高等学校
  • 北海道札幌北高等学校

が参加しました。

その中で札幌北高校が優勝。正岡子規のふるさとであり、俳句甲子園の本大会が開かれる愛媛県松山市への切符を手にしました。

学校が公開した全国大会出場のお知らせには、文芸部の6人について「ほぼ初心者チーム」と記されています。

決して長年俳句だけを専門に続けてきた生徒たちではありません。それでも全国大会を前に、句を作る練習とディベートの練習を重ねてきました。

文芸部は週1回活動する「ほとんど初心者」の部活

札幌北高校文芸部の日常を知ると、全国大会進出の意外性がさらに分かります。

学校公式の部活動紹介では、文芸部は週1回、午後4時から5時30分まで活動しています。

活動場所は校内の地歴公民教室です。

普段取り組んでいる作品も俳句だけではありません。

  • 小説
  • 評論・随筆
  • 短歌
  • 俳句
  • 詩

など、それぞれが自分の書きたいものを制作しています。

集まった日も、打ち合わせのほか、短歌の歌会、句会、カードゲームなどをしながら活動。毎年、部員で文芸部誌も制作しています。

そして学校自身が「部員のほとんどは初心者」と紹介しています。

部活動として毎日のように俳句だけを鍛えているわけではなく、それぞれが自由に言葉と向き合ってきた文芸部なのです。

そこから全国の高校生俳人が集まる舞台へ進んだことが、2026年の大きな転機になりました。

俳句甲子園は「良い句を作る」だけでは勝てない

俳句甲子園の面白さは、作品だけを提出して順位を決める大会ではないことです。

高校生が5人1組でチームを組み、自分たちが作った俳句を発表。その句について対戦相手と質疑応答を行い、「創作力」と「鑑賞力」の両方を競います。

つまり、

「なぜこの言葉を選んだのか」

「この句をどう読めるのか」

「相手の指摘にどう答えるのか」

まで問われます。

札幌北高校が全国大会前に「句作やディベート練習」に力を入れていたのもそのためです。

17音という短い作品を作るだけなら、一人で完結できます。

しかし俳句甲子園では、自分の句について言葉で説明し、相手の作品をその場で読み込み、自分たちとは異なる解釈にも向き合わなければなりません。

10月3日の番組が「感じたことを言葉で表現する難しさと向き合う」札幌北高校を追うのは、この大会ならではの難しさがあるからです。

2023年に初エントリー、2026年についに全国へ

札幌北高校と俳句甲子園との関係は、2026年に突然始まったわけではありません。

松山市が公開している過去のエントリー記録では、札幌北高校は2023年の第26回大会に初エントリーしています。当時も札幌会場から全国大会を目指しましたが、本大会への進出には至りませんでした。

その後、2026年の第29回大会で再び札幌会場へ。

そこで地区大会優勝を果たし、初めて全国大会出場を実現しました。

札幌北高校の同窓会「東京楡の会」も、2026年8月に「北高文芸部が第29回俳句甲子園 全国高等学校俳句選手権大会に初出場」と紹介しています。

最初の挑戦から全国の舞台まで、一直線に進んだわけではありません。

だからこそ2026年の松山行きは、文芸部にとって大きな節目になりました。

全国86チームから32チームだけが松山へ

2026年の第29回俳句甲子園には、全国から86チームが参加しました。

その中から地方大会を勝ち抜いた17チームと、投句審査で選ばれた15チーム、合計32チームだけが全国大会へ進出しています。

全国大会は8月22日と23日に愛媛県松山市で開催されました。

初日は松山市の大街道商店街を舞台に、

  • 開会式
  • 予選リーグ
  • 予選トーナメント

を実施。

2日目は松山市総合コミュニティセンターで、敗者復活戦、決勝リーグ、決勝、表彰式が行われました。

札幌北高校にとっては、北海道内の大会を勝つだけでも終わりではありません。

松山では、日常的に句会を行う学校や、何年も全国大会へ出場している強豪校と同じ舞台に立つことになりました。

全国大会では強豪・海城高校と大将戦までもつれる

札幌北高校は全国大会の予選でBブロックに入りました。

同じブロックだったのは、

  • 東京家政学院・三輪田学園高等学校
  • 洗足学園中学高等学校A
  • 海城高等学校B
  • 北海道札幌北高等学校

です。

特に海城高校は、2026年大会でAチームが全国優勝を果たした学校です。

海城高校の大会記録によると、Bチームと札幌北高校の試合は最後の大将戦までもつれました。

結果は海城Bが2対1で勝利。

全国初出場の札幌北高校が、全国屈指の実績を持つ学校を相手に最後の一句まで勝負を続けました。

最終的に2026年大会を制したのは海城高校A、準優勝は横浜翠嵐高校。札幌北高校は決勝リーグ進出6校には残りませんでした。

しかし札幌北高校にとって2026年の意味は、順位だけでは測れません。

ほぼ初心者だった生徒たちが北海道の予選を突破し、全国大会で強豪校と真正面から作品と言葉をぶつけ合った初めての夏だったからです。

番組は札幌北高校と京都共栄学園の2校を追う

「17音と“忘れもの”~俳句甲子園2026~」で中心になるのは札幌北高校だけではありません。

もう1校、京都共栄学園高校も密着対象になります。

京都共栄学園は2年連続で全国大会へ出場。3年生2人を中心に、優勝を目指して俳句甲子園を研究してきたチームです。実際に2026年大会では敗者復活戦から決勝リーグへ進み、全国3位相当となる決勝リーグ進出を果たしました。

片方は「ほぼ初心者」で初の全国大会。

もう片方は、俳句甲子園を研究しながら最後の夏に頂点を目指すチーム。

経験も立場も異なる高校生たちを通して、番組は「言葉と向き合う」という共通の時間を描きます。

全国初出場が文芸部に残したもの

札幌北高校文芸部では、普段から俳句だけを作っているわけではありません。

小説を書く生徒もいれば、短歌や詩を書く生徒もいます。

そんな文芸部の6人が俳句甲子園へ向けて、一つの句を作り、その意味を考え、相手の句を読み、仲間と答えを作っていく。

それまで個人で作品を書くことが多かった文芸活動とは違い、チームとして「言葉」を扱う経験になりました。

番組タイトルにある「忘れもの」は、勝敗や作品の出来だけを指しているわけではありません。

高校生が一つの夏に言葉と向き合い、全国の同世代と対話したあと、その場所に何を残し、自分の中に何を持ち帰るのか。

全国初出場だった札幌北高校は、その問いを最も象徴するチームの一つです。

放送・大会情報

  • 番組名:17音と“忘れもの”~俳句甲子園2026~
  • 放送局:NHK Eテレ
  • 放送日:2026年10月3日
  • 放送時間:16:00~16:45
  • 語り:八木莉可子さん
  • 密着校:北海道札幌北高等学校、京都共栄学園高等学校
  • 大会:第29回俳句甲子園 全国高等学校俳句選手権大会
  • 全国大会開催日:2026年8月22日・23日
  • 開催地:愛媛県松山市

まとめ

北海道札幌北高校文芸部は、2026年の第29回俳句甲子園札幌地区大会を勝ち抜き、初めて全国大会へ出場しました。

全国へ向かったのは、学校自身が「ほぼ初心者チーム」と紹介する6人です。

普段は週1回、小説や短歌、俳句、詩などを自由に制作している文芸部。その生徒たちが、句を作るだけでなく、作品を読み解いて議論する俳句甲子園へ挑戦しました。

松山では全国の強豪校と対戦し、海城高校Bとの試合では大将戦まで勝負が続きました。

2026年10月3日の「17音と“忘れもの”~俳句甲子園2026~」で描かれるのは、単なる高校生俳句大会の結果ではありません。

これまで俳句を専門にしてきたわけではない高校生たちが、自分の感じたことを17音へ落とし込み、さらにそれを人へ伝える難しさに向き合った、全国初出場の夏です。

参考リンク


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