池森秀一さんの乾麺そばは「選び方」と「ゆで方」で変わる
2026年10月5日放送のNHK「あさイチ」では、「そばの常識アップデート」としてDEEN・池森秀一さんが乾麺選びのコツや、おいしく仕上げるゆで方を紹介します。
池森さんは、体調管理をきっかけにそばを食べ始め、現在では乾麺そばの商品プロデュースまで手掛けるほどのそば好き。家庭で乾麺をおいしく食べるポイントは、難しい裏技ではなく、そば粉の割合を意識して選ぶこと、表示されたゆで時間を守ること、ゆで上がった麺を丁寧に洗うことです。
この記事でわかること
- 池森秀一さん流・乾麺そばの選び方
- 乾麺そばをおいしくゆでる基本
- ゆで上がったそばの正しい締め方
- 十割そばと二八そばの違いと選び分け
乾麺そばの選び方は「そば粉の割合」と好みがポイント
公式動画:池森チャンネル「二八の極みでもりそば」
スーパーのそば売り場には似たような乾麺が並んでいますが、まず確認したいのが「そば粉がどのくらい使われているか」です。
代表的なのは次のタイプです。
- 十割そば:そば粉100%
- 二八そば:そば粉8割、小麦粉2割を基本とするタイプ
- そば粉の割合が低めの乾麺:小麦粉の割合が高く、食感やのど越しを出しやすい
池森さん自身は、そば粉の配合が多い乾麺を好み、十割そばではそば本来の香りや味を、二八そばでは口当たりやのど越しを楽しむという選び分けをしています。
パッケージ裏面の「原材料名」も参考になります。
食品表示基準では、乾めんの原材料は重量割合が高いものから順番に表示されます。そのため、「そば粉」「小麦粉」のどちらが先に書かれているかを見るだけでも、商品を選ぶヒントになります。
さらに、干しそばでそば粉の配合割合が30%未満の場合には、その割合を表示するルールがあります。
つまり、乾麺を選ぶときはパッケージ表面の雰囲気だけでなく、
- 十割・二八などの表示
- 原材料名
- そば粉の配合割合
- 麺の太さ
まで見ると、自分の好みに近い1袋を探しやすくなります。
香りをしっかり味わいたいなら十割、つるっとしたのど越しや食べやすさを重視するなら二八、という選び方が分かりやすいでしょう。
ゆで方の核心はパッケージの表示時間を守ること
池森さん流で特に分かりやすいのが、自己流でゆで時間を変えないという考え方です。
乾麺を見ると「少し硬めがおいしいのでは」と早めに引き上げたくなりますが、池森さんは以前から、袋に書かれている指定時間どおりにゆでることを重視しています。
基本の流れはシンプルです。
- 大きめ、または深さのある鍋にたっぷり湯を沸かす
- しっかり沸騰してから乾麺を入れる
- 麺を入れたらすぐタイマーをスタート
- パッケージ記載のゆで時間を守る
- ゆで上がったらすぐザルへ移す
池森さんは深めの中華鍋やフライパンを使う方法も紹介しています。そばをゆでると、そば粉やでんぷんによって泡が一気に上がってきますが、口の広い深めの調理器具なら吹きこぼれを抑えやすくなります。
特別な技術より「メーカーが設定した時間をきちんと守る」というのがポイントです。
乾麺は太さ、そば粉の割合、製麺方法によって最適なゆで時間が異なります。「そばだから全部同じ」と考えず、毎回パッケージを見るのが失敗しにくい方法です。
締め方は常温水でしっかり洗ってから仕上げる
ゆで時間と同じくらい大切なのが、ゆで上がった後です。
そばをザルへ移したら、そのまま盛り付けるのではなく、水で表面のぬめりを落とします。
池森さんは現在、そば粉を多く使った乾麺について、常温の水で3~4回ほど洗う方法を紹介しています。最初から氷水へ入れると、一気に締まりすぎて乾麺本来の食感を生かしにくくなるという考え方です。暑い時期には、最後の仕上げとして氷水を使う方法は取り入れています。
流れをまとめると、
- ゆで上がったらすぐザルへ
- 常温の水を使って麺をほぐす
- 表面のぬめりを落とすように3~4回すすぐ
- 水をしっかり切る
- 暑い時期は最後だけ冷水や氷水で冷やす
という形です。
以前は池森さんも「氷水は使わない」という方法を紹介していましたが、その後も乾麺を食べ続け、現在は高配合の乾麺を常温水で洗ってから、季節に応じて最後に冷やす方法へと変化しています。まさに今回の「あさイチ」のテーマである“常識アップデート”にもつながる部分です。
十割そばと二八そばはどちらを選ぶか
「そば粉が多ければ多いほど上」という単純な話ではありません。
池森さんが重視しているのは、自分がどんなそばを食べたいかです。
十割そば
小麦粉などのつなぎを使わず、そば粉だけで作られるため、そばそのものの香りや風味を感じやすいのが特徴です。
池森さんも、そばの味をダイレクトに楽しみたいときに十割そばを評価しています。
一方で、そば粉100%だけに麺が切れやすかったり、商品によっては食感に独特の個性があったりします。
二八そば
そば粉と小麦粉を組み合わせることで、麺のまとまりが良くなり、つるっとした食感やのど越しを楽しみやすくなります。
池森さんも「口当たりやのど越しを重視するなら二八」という選び方をしています。
初めて乾麺をいろいろ食べ比べるなら、まず十割と二八を1袋ずつ用意して、同じつゆで食べ比べてみると違いが分かりやすいでしょう。
池森秀一さんが乾麺そばにハマったきっかけ
池森さんのそば人生は、最初から趣味として始まったわけではありません。
音楽活動を続けるための体づくりの一環として食事にそばを取り入れたことがきっかけでした。
そこから全国各地のそば店を巡るようになり、自宅でも昼食に乾麺を食べる生活へ。さまざまな商品やゆで方を試すうちに、家庭で食べる乾麺そのものの面白さにのめり込んでいきました。
現在の「池森そば」公式ショップでは、自身がプロデュースする商品だけでなく、全国各地の乾麺そばも扱っています。
公式ショップに並ぶ全国乾麺は60種類を超えており、池森さんの活動が「自分のそばを売る」だけではなく、乾麺そのものを楽しむ文化へ広がっていることが分かります。
家庭で試すならこの手順が分かりやすい
池森さん流を家庭で試すなら、まずは難しいアレンジをせず「もりそば」にすると麺そのものの違いを確認できます。
1人前の乾麺を用意したら、
- 十割または二八など好みの乾麺を選ぶ
- パッケージの指定時間を確認する
- たっぷりのお湯を沸かす
- 麺を入れた瞬間から時間を計る
- 指定時間どおりにゆでる
- ザルへ上げ、常温水で丁寧にすすぐ
- 水気をしっかり切る
- まず麺だけを味わってからつゆにつける
という流れです。
池森さんは、そばを食べる際も最初からつゆへたっぷり浸すのではなく、まず香りを確かめ、そのまま一口食べる方法を取り入れています。塩やわさびを合わせてから、最後につゆへ進む食べ方も楽しんでいます。
乾麺は手軽な食品ですが、選び方、時間、水の使い方を少し意識するだけで楽しみ方が大きく広がります。
まとめ
2026年10月5日の「あさイチ」でそばの魅力を紹介するDEEN・池森秀一さん。家庭で乾麺そばをおいしく食べる基本は、意外なほどシンプルです。
ポイントは、
- 十割・二八など、そば粉の割合を見て選ぶ
- 原材料表示も確認する
- ゆで時間はパッケージ記載どおり
- 大きめ・深めの調理器具を使う
- ゆで上がったら常温水で丁寧にすすぐ
- 十割は香り、二八はのど越しなど好みで選ぶ
ということ。
高価な道具をそろえたり、職人のような技術を身につけたりしなくても実践できます。
いつも何となく選んでいた乾麺も、そば粉の割合と原材料を見比べるだけで選ぶ楽しみが増えます。さらに表示時間どおりにゆで、最後の水洗いまで丁寧に行えば、普段の「家そば」をもう一段楽しめそうです。
参考リンク
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