清水屋ケチャップは130年前の横浜で生まれた国産初とされるトマトケチャップ
1896年、文明開化の港町・横浜で誕生した「清水屋ケチャップ」。日本で最初に作られた国産トマトケチャップとされながら、一度は製造が途絶え、長い間忘れられていた食品です。
その幻の味を現代によみがえらせたのが、食品開発者の丸山和俊(まるやま・かずとし)さんでした。復刻の決め手は、創業者の孫が記憶していた謎の香辛料「ズク」。台湾まで足を運んだ調査によって、その正体がナツメグだと判明しました。
2026年10月10日放送の『食彩の王国』では、清水屋ケチャップの誕生と復活の物語が紹介されます。
現在は300g入りの商品が販売され、横浜の店舗や公式通販でも購入できます。130年前の味がどのように受け継がれたのか、販売情報とともに詳しく紹介します。
この記事でわかること
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清水屋ケチャップの価格・通販・販売店舗
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1896年に清水與助が国産ケチャップを生み出した経緯
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丸山和俊さんが謎の香辛料「ズク」を解明した復刻秘話
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有機原料や味の特徴、横浜の料理人による活用方法
清水屋ケチャップの価格・通販・販売店舗
出典:横濱屋本舗公式ネットストア・清水屋ケチャップ商品写真
清水屋ケチャップは、現在も購入できる商品です。
明治時代のラベルを再現したレトロなボトルが特徴で、横浜の土産品としても販売されています。
販売価格と商品情報
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商品名:清水屋ケチャップ
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内容量:300g
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横濱屋本舗ネットストア価格:1本648円(税込)
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清水屋公式通販価格:300g×3本セット1,620円(税込)
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清水屋公式通販ギフトセット:300g×4本3,240円(税込)
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有機JAS認定:取得商品
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保存方法:直射日光を避けて常温保存。開封後は冷蔵保存
価格は販売店やセット内容によって異なり、送料も別途必要な場合があります。
主な購入先
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清水屋ケチャップ公式オンラインストア
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横濱屋本舗ネットストア
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横濱屋本舗(横浜南部市場)
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横浜高島屋
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横浜開港資料館
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横浜市役所内の土産品販売店
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横浜赤レンガ倉庫などの横浜土産店
横濱屋本舗は、横浜市金沢区鳥浜町1-1の横浜南部市場内にあります。
実店舗では入荷状況や取り扱い商品が変わるため、目当ての商品がある場合は来店前の確認が確実です。
公式通販の3本セットは1本あたり540円ですが、別途送料がかかります。関東・中部への3本セット1ケースの送料は300円(税別)です。
自宅で試すなら単品、家族や知人と分けるなら3本セット、贈り物ならギフトセットと、購入方法を選べます。
清水屋ケチャップを復刻した丸山和俊と有限会社エムズプランニング
清水屋ケチャップを現代に復刻した人物は、食品開発者の丸山和俊さんです。
丸山さんは、現在の清水屋ブランドに関わる有限会社エムズプランニングの代表取締役で、食品開発に長年取り組んできました。
以前は大手コーヒーチェーンで味覚鑑定士を務め、トマトソースの開発を担当。その後、独立して長野県で有機トマトの栽培やトマトソース作りに取り組みました。
トマトソースを扱う店を700軒以上訪ね、味や製法の研究を重ねてきた経歴があります。
その過程で興味を持ったのが、トマトがどのように日本へ伝わったのかという歴史でした。
調べるうちに、明治時代の横浜で国産ケチャップが作られていたことを知ります。
清水屋ケチャップを復刻するきっかけになったのは、横浜開港資料館に保管されていた古い商品ラベルとの出会いでした。
そこには、当時としては斬新な英語表記のデザインが残されていました。
丸山さんは、そのラベルを通して清水屋の歴史をたどり、失われた味の復刻に取り組み始めます。
現在、清水屋ケチャップの販売は有限会社エムズプランニングや株式会社横浜食品サービスなどによって支えられています。
1896年、清水與助が横浜で国産ケチャップを製造
清水屋ケチャップの始まりは、1896年にさかのぼります。
当時の横浜は、開港によって海外の食文化が日本へ流れ込んでいた時代でした。
西洋野菜の栽培も広まり、1866年ごろには横浜の子安村で堤春吉が西洋野菜の栽培を始めたと伝えられています。
その後、横浜の鶴見方面にも西洋野菜の栽培が広がりました。
その農家の1人が、清水屋ケチャップを生み出した清水與助(しみず・よすけ)です。
與助は自ら栽培したトマトを加工する事業に取り組み、1896年にトマトケチャップの製造会社「清水屋」を創業しました。
当時のトマトは現代ほど品種改良が進んでおらず、青臭さもあって一般の食卓にはなじみにくい野菜でした。
それでも與助はトマトの活用を諦めず、傷ついたトマトや売れ残ったトマトを加工する方法を考えました。
その研究から生まれたのが、清水屋ケチャップです。
トマトにさまざまな香辛料を組み合わせることで、新しい調味料を完成させました。
完成したケチャップは、宮内省御用達になったとも伝えられています。
また、與助はアメリカのデザインにも関心を持ち、自ら商品ラベルを考案しました。
現在販売されている復刻版にも、その当時のラベルデザインが受け継がれています。
昭和初期に製造終了、一度は姿を消した清水屋ケチャップ
清水屋ケチャップは、明治時代の横浜で生まれた先進的な商品でした。
しかし、国産トマト加工品の市場が広がり、食品製造の工業化が進むなか、清水屋は昭和初期に廃業しました。
ケチャップの製造も途絶え、商品の味を知る人は次第に少なくなっていきます。
当時のレシピやラベルは一部が残されていましたが、それだけで同じ味を作れるわけではありません。
昔の製法を復活させるには、原材料の種類や香辛料の使い方まで知る必要がありました。
丸山さんが復刻に取り組んだ際も、資料に書かれていたレシピだけでは情報が足りなかったのです。
そこで重要な存在になったのが、創業者・清水與助の孫にあたる金子とよ子さんでした。
創業者の孫・金子とよ子の記憶が復刻の手がかりに
金子とよ子さんは、幼いころに祖父のケチャップ作りを手伝った経験を持っていました。
横浜開港資料館に保存されていた昔の商品ラベルも、金子さんが寄贈したものです。
丸山さんは、清水屋の歴史を調べる過程で金子さんの存在を知り、復刻への協力を求めました。
金子さんが覚えていたのは、製造現場で使われていたある香辛料でした。
それは「ズク」と呼ばれていたものです。
金子さんの記憶では、ズクは大きく、ショウガのようにごつごつした形をしていました。
海外から横浜港へ運ばれ、すりおろしてケチャップにたっぷり加えていたといいます。
ただし、金子さん自身も、その香辛料の正式名称までは知りませんでした。
丸山さんは、このわずかな手がかりを頼りに調査を進めました。
謎の香辛料「ズク」の正体はナツメグだった
復刻で最大の難関となったのが、ズクの正体を突き止めることでした。
丸山さんは専門家に問い合わせるだけでなく、海外の市場にも足を運びました。
台湾では「ショウズク」と呼ばれるカルダモンを見つけます。
しかし、その形を金子さんに確認してもらうと、記憶に残っていたズクとは違っていました。
さらに調べていくなかで、「豆蔲」という漢字表記に着目します。
そこから「肉豆蔲(ニクズク)」という香辛料にたどり着きました。
肉豆蔲の正体はナツメグです。
丸山さんは再び台湾へ渡り、実際のニクズクを入手しました。
それを金子さんに見せると、かつて清水屋で使っていた香辛料だと確認できたのです。
失われた味を復活させるための大切な手がかりが、長い調査の末につながりました。
丸山さんは約2年をかけ、復刻版の清水屋ケチャップを完成させました。
当時と現在ではトマトの品種や原材料の品質が異なるため、古いレシピをそのまま再現するのではなく、有機素材を取り入れた現代の商品として作り上げています。
そして2011年には、横浜食品サービスと協力して製造・販売を始めました。
清水屋ケチャップの味と原材料、ナツメグの香り
現在の清水屋ケチャップは、有機トマトを使った濃厚な味わいが特徴です。
原材料は次のとおりです。
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有機トマト
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有機砂糖
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有機醸造酢
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食塩
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有機たまねぎ
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有機香辛料
着色料や増粘剤、保存料などの添加物を使用せず、原材料が持つ風味を大切にしています。
一般的なケチャップと比べても、特にナツメグの香りを生かした配合が特徴です。
ナツメグは、肉料理や焼き菓子などにも使われる香辛料で、温かみのある甘い香りを持っています。
清水屋ケチャップは、この香りとトマトの濃厚な旨みを組み合わせた調味料です。
なお、使用している有機トマトの主な原産国はアメリカです。
横浜発祥という名称は商品が生まれた歴史を示すものであり、現在の原材料がすべて横浜産という意味ではありません。
サタプラのケチャップランキングでも注目された商品
清水屋ケチャップは、テレビの食品比較企画でも取り上げられています。
2026年9月19日放送の『サタプラ』では、ひたすら試してランキングのケチャップ企画に登場しました。
結果は次のとおりです。
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炒め部門:1位
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総合ランキング:3位
この結果は清水屋ケチャップ公式オンラインストアでも紹介されています。
清水屋ケチャップは、そのまま料理へかけるだけでなく、加熱調理でも使われている商品です。
ナポリタンやオムライスはもちろん、ソースの隠し味として加える使い方もあります。
横浜の料理人が清水屋ケチャップを和食や四川料理に活用
清水屋ケチャップは、家庭料理だけでなく、プロの料理人にも使われています。
横浜市中区にある「日本料理 仁」の店主・柴田義仁さんは、和食にケチャップを取り入れています。
一般的にケチャップといえば洋食の印象が強い調味料ですが、トマトの旨みと酸味は和食にも応用できます。
さらに横浜ベイホテル東急のオールデイダイニング「カフェトスカ」でも、清水屋ケチャップを使った新作料理が取り上げられます。
横浜中華街の老舗「重慶飯店」では、高橋義宣シェフが新しい四川料理に挑戦します。
おこげを使った料理など、洋食とは異なる中華料理でケチャップの持ち味を生かします。
丸山さん自身も、清水屋ケチャップをナポリタンのほか、サバの味噌煮に加える食べ方を紹介しています。
少量のケチャップが持つ酸味を、味噌の味わいと組み合わせる工夫です。
130年前に西洋の調味料として誕生した商品が、現在は和食や中華料理にも活用されています。
実用情報|清水屋ケチャップの購入方法と保存の注意点
公式通販
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販売元:横濱清水屋&CRAFT
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運営会社:有限会社エムズプランニング
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商品:清水屋ケチャップセミハードボトル
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内容量:300g
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価格:3本1,620円(税込)
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決済方法:クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済、PayPay
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商品発送:支払い確認後5日以内
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保存:未開封は直射日光を避け常温、開封後は要冷蔵
横濱屋本舗
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所在地:神奈川県横浜市金沢区鳥浜町1-1
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施設:横浜南部市場内
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電話番号:045-770-6281
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商品:清水屋ケチャップ300gなど
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ネットストア掲載価格:300g・648円(税込)
購入時の注意点
オンラインと実店舗では価格が異なる場合があります。また、ギフトセットには地域別の送料条件が設定されているため、注文前に確認してください。
商品は開封後、冷蔵庫で保存し、早めに使い切ることが推奨されています。
まとめ
清水屋ケチャップは、1896年に横浜の農家・清水與助が生み出した、日本初の国産トマトケチャップとされる商品です。
昭和初期に製造が途絶えましたが、食品開発者の丸山和俊さんが歴史を調べ、創業者の孫・金子とよ子さんの記憶を頼りに復刻しました。
その過程で重要だったのが、謎の香辛料「ズク」の正体を探し当てたことです。台湾まで足を運び、ズクがナツメグだと確認したことで、失われた味の再現につながりました。
現在の清水屋ケチャップは、有機原料とナツメグの香りを生かした調味料として、横浜の店舗や公式通販で販売されています。
一度は消えた商品が、古いラベルと1人の女性の記憶、そして食品開発者の情熱によって復活した物語です。
参考リンク
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テレビ朝日『食彩の王国』第1142回「横浜ケチャップ物語」
テレビ朝日 -
清水屋ケチャップ公式|清水與助から丸山和俊へ受け継がれた復刻の歴史
清水屋ケチャップ 公式オンライン -
清水屋ケチャップ公式オンラインストア|商品・価格・通販
清水屋ケチャップ 公式オンライン
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