住友林業が開発する無花粉スギ・木造ビル・航空燃料の新技術
2026年10月17日放送のテレビ東京『知られざるガリバー〜エクセレントカンパニーファイル〜』では、住宅メーカー大手「住友林業」が取り組む、木の可能性を広げる最先端技術が紹介されます。
注目されるのは、無花粉スギの大量増殖、火災に耐える木質建材、巨大地震に強い10階建て木造ビル、そして建築廃材を航空燃料の原料に変える技術です。
無花粉スギの研究では、東京都と協力して組織培養による苗木の増殖を進め、年間10万本以上の生産体制を目指しています。
木造建築では、スギとカラマツの燃え方の違いを利用した耐火部材「木ぐるみHB」を開発。さらに、アメリカで実施した10階建て木造ビルの振動台実験では、阪神・淡路大震災級の揺れを含む繰り返しの加振に耐える性能を実証しました。
2026年4月には、建築廃材から持続可能な航空燃料「SAF」の原料を製造するため、レンゴーとの共同出資会社も設立しています。
住宅を建てるだけではない、森林の育成から木材の利用、廃材の再資源化までをつなぐ住友林業の技術を紹介します。
この記事でわかること
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無花粉スギをクローン増殖する仕組みと年間10万本の生産目標
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スギとカラマツを組み合わせた耐火部材「木ぐるみHB」の技術
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10階建て木造ビルが大地震の揺れに耐えた実験結果
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建築廃材から航空燃料の原料を作る新会社と事業計画
無花粉スギを年間10万本以上生産するためのクローン増殖技術
公式動画:住友林業グループ公式「NEWS#05 無花粉のスギ篇」
住友林業が取り組んでいるのが、花粉を出さないスギの苗木を大量に増やす技術です。
2024年7月23日、住友林業は東京都と「無花粉スギの生産事業化に向けた協定」を締結しました。
目標は、組織培養技術を活用して無花粉スギの苗木を効率よく増殖し、将来的に年間10万本以上を生産できる体制をつくることです。
事業計画の主な内容
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協定締結:2024年7月23日
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協力先:東京都
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研究内容:組織培養による無花粉スギの増殖
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生産目標:年間10万本以上
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試験植栽の計画:2026年春
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本格事業化の目標:2030年ごろ
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研究拠点:住友林業の研究施設など
無花粉スギは、花粉症の原因となる花粉を飛散させない性質を持つスギです。
日本では、戦後に植林されたスギ人工林が広く分布しています。これらの森林を計画的に伐採し、花粉の少ない樹木などへ植え替える取り組みが進められています。
しかし、従来の方法では無花粉スギの苗木を短期間で大量に増やすことが難しいという課題がありました。
そこで活用されるのが、組織培養によるクローン増殖技術です。
無花粉スギを増やす組織培養の仕組み
組織培養は、植物の細胞や組織を取り出して適切な環境で培養し、植物体へと育てる技術です。
無花粉という性質を持つ樹木の遺伝的特徴を受け継いだ苗木を、効率よく増やすことを目指しています。
住友林業の研究では、東京都が保有する無花粉スギの遺伝資源を活用します。
東京都から球果の提供を受け、培養による増殖、苗木の育成、植栽試験を進める計画です。
住友林業には、もともと貴重な樹木をクローン増殖する技術があります。
神社仏閣などに残る歴史的な桜や名木を組織培養によって増やし、次の世代へ受け継ぐ活動にも取り組んできました。
この研究で培ってきた技術が、無花粉スギの生産事業にも生かされています。
2024年に発表された計画では、2030年ごろの本格事業化を目指しています。
ただし、年間10万本という数字は将来の生産目標であり、2026年時点ですでにその数量を生産しているという意味ではありません。
また、無花粉スギが普及しても、既存の森林がすぐに置き換わるわけではありません。
長い時間をかけて植林と森林更新を進める、将来に向けた花粉発生源対策です。
「木ぐるみHB」はスギとカラマツの燃え方を利用した耐火部材
住友林業の建築技術で注目されるのが、木被覆鉄骨部材「木ぐるみHB」です。
木は燃える素材ですが、その燃え方を適切に制御することで、建築物に必要な耐火性能を確保する技術が開発されています。
木ぐるみHBでは、鉄骨の柱をスギとカラマツを組み合わせた木材で覆います。
特徴は、比較的燃えやすいスギを外側に配置することで、内側のカラマツの燃え止まり性能を高めていることです。
通常、木材が燃えると表面に炭化層ができます。
この炭化層には、内部へ熱が伝わるのを抑える働きがあります。
しかし、炭化層に深い亀裂が入ると、内部に熱がたまり、燃焼が進む原因になります。
木ぐるみHBでは、スギとカラマツの燃え方の違いを利用して、カラマツの炭化層に深い亀裂が発生するのを抑えています。
その結果、木材だけで鉄骨を被覆しながら、必要な耐火性能を確保できるようになりました。
木ぐるみHBの主な特徴
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開発企業:住友林業
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正式名称:木被覆鉄骨部材「木ぐるみHB」
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使用材料:スギ材・カラマツ材など
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構造:鉄骨を木材で覆う二層構成
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耐火性能:1時間耐火構造の大臣認定を取得
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用途:オフィス・教育施設などの中大規模建築
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特徴:木材の質感と耐火性能を両立
2025年9月1日には、改良したI字形状の木ぐるみHB柱が、国土交通大臣による1時間耐火構造の認定を取得しました。
木材を燃えない素材へ変えるのではなく、木材の燃焼特性を理解して耐火性能を生み出すという技術です。
木ぐるみHBは製造コストを約20%削減して実用化
新しい技術を建築現場で普及させるには、性能だけでなく、製造や施工にかかる費用も重要です。
住友林業は木ぐるみHBの被覆パーツを、従来のL字形からI字形へ改良しました。
形状をシンプルにすることで、木材の加工工程や接着作業を減らし、改良前と比較して製造コストを約20%削減しています。
また、被覆パーツを工場で製造して現場へ運び、ビスと木栓によって組み立てる方法を採用しています。
鉄骨の建方や床のコンクリート工事が終わった後から取り付けることもでき、施工中の傷や汚れを減らせる利点があります。
2025年11月には、集成材メーカー3社とのライセンス契約も発表しました。
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齋藤木材工業株式会社(長野県)
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株式会社志田材木店(新潟県)
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藤寿産業株式会社(福島県)
住友林業が設計や施工を担当しない建物でも、各社を通じて木ぐるみHBを利用できる体制が整えられました。
木材を使った中大規模建築を普及させるため、技術の開発だけでなく、部材を供給する仕組みづくりも進められています。
10階建て木造ビルが大地震に耐えたポストテンション耐震技術
木造建築の高層化に欠かせないのが、地震に対する安全性です。
住友林業は2023年、アメリカ・カリフォルニア大学サンディエゴ校で、10階建て木造ビルの実大振動台実験を行いました。
使用したのは、高さ約34mの木造建築物です。
実際の大地震の揺れを再現できる振動台に建物を設置し、耐震性能を検証しました。
その中核となるのが「ポストテンション耐震技術」です。
柱や壁などの構造部材に高強度の鋼棒やワイヤーロープを通し、あらかじめ引張力を加えることで、部材同士を強く結びつけます。
地震によって建物が変形しても、元の位置へ戻ろうとする復元力を利用できる仕組みです。
実大振動台実験の概要
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実施年:2023年
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実施場所:アメリカ・カリフォルニア州
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試験体:10階建て木造ビル
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建物の高さ:約34.14m
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構造:ポストテンション耐震技術を用いた木造軸組構造
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加振回数:住友林業の検証段階で計51回
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検証内容:日本の建築基準法で想定される地震動や実際の大地震の記録など
実験には、1995年の阪神・淡路大震災で観測された地震波も使用されました。
また、南海トラフ沿いで発生する巨大地震を想定した長周期地震動などでも検証されています。
その結果、建物は繰り返しの揺れを受けても復元力によって直立状態へ戻り、木造の主要構造部材に損傷がないことが確認されました。
これは、実際の10階建て試験体を用いて耐震技術の性能を確認した成果です。
ただし、あらゆる地震に対して建物の安全を保証するものではなく、実験で設定した条件における結果です。
東京・秋葉原には木造技術を採用した9階建てオフィスビルも誕生
住友林業の木造・木質化技術は、実際の建築物にも導入されています。
2026年7月31日には、東京・秋葉原の木造オフィスビル「KiGi AKIHABARA」の竣工・開業が発表されました。
この建物は、住友林業の中大規模木造建築ブランド「with TREE」によるプロジェクトです。
KiGi AKIHABARAの特徴
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所在地:東京都千代田区
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建物用途:オフィス
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規模:地上9階建て
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特徴:木造と鉄骨造を組み合わせたハイブリッド構造
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採用技術:木質耐火部材や木質座屈拘束ブレースなど
耐震性能を確保するため、住友林業と熊谷組が共同開発した「KS木質座屈拘束ブレース」が採用されています。
この部材は、鋼製の芯材を木質材料で補強し、地震による力を受けても安定した変形性能を発揮する仕組みです。
また、9階の梁には木材だけで鉄骨梁を耐火被覆した「木ぐるみHB」が使用されています。
建物の内部に木材の質感を残しながら、オフィスに求められる耐震・耐火性能を確保しています。
住友林業の研究成果が、実際の都市型オフィスビルにも取り入れられている例です。
建築廃材から航空燃料SAFの原料を製造する新会社を設立
住友林業の取り組みは、建築物をつくる技術だけではありません。
木造住宅の建築や解体で発生する廃材を、新しい資源として利用する研究も進めています。
2026年4月1日、住友林業は段ボール・製紙大手のレンゴーと共同で「RSウッドリファイナリー株式会社」を設立しました。
目的は、建築廃材からバイオエタノールを製造し、持続可能な航空燃料「SAF」の原料として供給することです。
新会社の概要
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社名:RSウッドリファイナリー株式会社
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設立日:2026年4月1日
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所在地:静岡県富士市上横割10
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出資比率:レンゴー66%、住友林業34%
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資本金:500万円
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事業内容:木材チップの調達とバイオエタノール製造
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商用生産目標:2028年までに年間2万kL
SAFとは、Sustainable Aviation Fuelの略称で、持続可能な原料から製造される航空燃料です。
航空機の脱炭素化を進める手段の1つとして注目されています。
今回の事業では、住友林業グループの住宅建設、リフォーム、解体現場などで発生する木材の廃棄物を原料にします。
レンゴーグループの製造技術を利用してバイオエタノールを生産し、それを石油元売事業者へ販売します。
石油元売事業者がバイオエタノールをSAFへ転換した後、航空燃料として使用する計画です。
つまり、住友林業が木くずから直接ジェット燃料を完成させるのではなく、航空燃料へ転換するための原料を製造する仕組みです。
2026年10月時点では事業化を進めている段階で、年間2万kLという数字は2028年までの商用生産目標です。
木材から燃料だけでなく住宅用塗料の原料もつくる
RSウッドリファイナリーでは、バイオエタノール以外の製品開発も計画しています。
注目されているのが、木材に含まれる「リグニン」という成分です。
リグニンは、木材の細胞壁を構成する主要成分の1つで、木の強さや構造を支えています。
バイオエタノールを製造する工程では、このリグニン成分を別の製品へ活用することが検討されています。
住友林業は、住宅用塗料などの原料として利用する研究を進める方針です。
従来であれば廃棄物として処理されていた木材を、燃料や化学製品の原料として再利用する取り組みです。
こうした木質資源の活用は「バイオリファイナリー」と呼ばれています。
木を燃やすだけでなく、さまざまな成分を利用して新しい価値を生み出すことを目指しています。
住友林業が目指す森林から建築・再資源化までのウッドサイクル
住友林業は、住宅メーカーとして知られていますが、事業領域は建築だけにとどまりません。
森林の管理、苗木の育成、木材の加工・流通、住宅建築、木質バイオマス発電など、木に関わる幅広い事業を展開しています。
その考え方をまとめたのが「ウッドサイクル」です。
森林を育て、木材を建築物として使用し、建物の解体後も木材を再利用することで、森林資源を循環させる仕組みです。
ウッドサイクルを構成する主な取り組み
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森林を適切に管理して木を育てる
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苗木を生産し、森林の更新につなげる
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木材を住宅や中大規模建築物に使用する
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木造建築物に炭素を長期間貯蔵する
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建築廃材を燃料や化学製品の原料にする
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資源の再利用によって木材の価値を高める
住友林業が掲げる長期ビジョン「Mission TREEING 2030」でも、この木材資源の循環が重要な役割を担っています。
無花粉スギの大量増殖は森林を育てる段階、耐震・耐火木造技術は木材を建物に利用する段階、SAFの原料製造は木材を再資源化する段階に位置づけられます。
それぞれ別々に見える研究が、森林資源の循環という1つの考え方でつながっています。
住友林業の研究・開発技術の基本情報
無花粉スギ増殖
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技術:組織培養によるクローン増殖
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協力先:東京都
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生産目標:年間10万本以上
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本格事業化目標:2030年ごろ
木質耐火部材
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正式名称:木ぐるみHB
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特徴:スギとカラマツの燃焼特性を利用
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性能:1時間耐火構造の大臣認定
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改良効果:製造コスト約20%削減
木造ビル耐震技術
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技術:ポストテンション耐震技術
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実験:10階建て木造ビルの実大振動台実験
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実施年:2023年
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検証:住友林業の段階で51回の加振試験
建築廃材の燃料化
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事業会社:RSウッドリファイナリー
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設立:2026年4月1日
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製造品:バイオエタノール
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用途:持続可能な航空燃料SAFの原料
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目標:2028年までに年間2万kLの商用生産
まとめ
住友林業は、森林を育てるところから木材の建築利用、廃材の再資源化まで、木の可能性を広げる研究開発を進めています。
無花粉スギの増殖では、東京都と連携して年間10万本以上の苗木を生産できる体制を目指しています。
建築分野では、スギとカラマツの燃え方の違いを利用した「木ぐるみHB」を開発し、木材の質感と耐火性能を両立させました。
さらに、10階建て木造ビルの振動台実験では、大地震級の揺れを含む繰り返しの加振に対して高い耐震性能を確認しています。
2026年にはレンゴーと共同で新会社を設立し、建築廃材を航空燃料の原料へ変える事業も始動しました。
木を育て、建築に使い、使い終わった後も資源として生かす。住友林業が目指すのは、木材の価値を最後まで活用する循環型のものづくりです。
参考リンク
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