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ホテルニューグランドのナポリタンの値段・食べられる場所・通販|ケチャップを使わない元祖の製法と誕生秘話

グルメ

ホテルニューグランドのナポリタン|戦後の横浜から生まれた、トマトの風味を生かす元祖の味

横浜・山下公園の目の前に建つ「ホテルニューグランド」は、日本の洋食文化を語るうえで欠かせない老舗ホテルです。1927年の開業以来、ドリア、スパゲッティ ナポリタン、プリン ア ラ モードなど、現在も親しまれている洋食を生み出してきました。

中でも有名なのが、2代目総料理長・入江茂忠(いりえ・しげただ)さんが考案した「スパゲッティ ナポリタン」です。

一般的なナポリタンは、ケチャップで味付けする料理として知られています。しかし、ホテルニューグランドが生み出したナポリタンは、生のトマト、トマトの水煮、トマトペーストを使用し、野菜の甘みやトマト本来の酸味を生かしていることが特徴です。

現在もホテル本館1階の「コーヒーハウス ザ・カフェ」で提供されており、価格は税込2,340円。さらに、ホテル直営ショップでは、家庭で楽しめるナポリタンソースや冷凍パスタセットも販売されています。

2026年10月20日放送予定のTBS『ラヴィット!』でも、ホテルニューグランドのシェフが「大人のナポリタン」を紹介する料理企画に登場します。

普段食べているケチャップ味のナポリタンと、ホテルニューグランドのナポリタンは何が違うのか。その答えは、終戦直後の横浜で生まれた料理の歴史と、フランス料理の技術を取り入れたトマトソースにあります。

この記事でわかること

  • ホテルニューグランドのナポリタンの値段・食べられる場所・予約方法

  • 公式通販で購入できるナポリタンソースと冷凍パスタセット

  • 2代目総料理長・入江茂忠がナポリタンを考案した歴史

  • ケチャップを使わず、トマトの風味を引き出す元祖ナポリタンの製法

ホテルニューグランドのナポリタンの値段と食べられる場所

ホテルニューグランド発祥の「スパゲッティ ナポリタン」は、ホテル本館1階にある「コーヒーハウス ザ・カフェ」で食べられます。

2026年10月時点の公式メニューでは、税込2,340円で提供されています。

価格には消費税とサービス料が含まれており、別途サービス料を加算する必要はありません。

店舗の基本情報は次のとおりです。

  • 店舗名:コーヒーハウス ザ・カフェ

  • 所在地:ホテルニューグランド本館1階

  • 住所:神奈川県横浜市中区山下町10

  • 電話番号:045-681-1841

  • 営業時間:10:00~21:30

  • ラストオーダー:21:00

  • 席数:100席

  • 全席禁煙

  • 予約:食事利用の場合、一部の席で予約可能

ザ・カフェは、ホテルニューグランドの伝統的な洋食を提供するレストランです。

ナポリタンだけでなく、ドリアやプリン ア ラ モードなど、ホテルが生み出した歴史あるメニューも楽しめます。

店内は木の温かみを生かした造りで、窓から自然光が入る明るい空間になっています。

歴史ある高級ホテルのレストランですが、宿泊客以外も利用できます。

なお、11:00~14:00は飲み物だけの利用を受け付けていません。この時間帯は食事を注文する必要があります。

ザ・カフェの予約方法とアクセス|元町・中華街駅から徒歩1分

ホテルニューグランドは、横浜の山下公園に面した場所にあります。

最寄り駅は、みなとみらい線の元町・中華街駅です。

  • みなとみらい線「元町・中華街駅」1番出口から徒歩約1分

  • JR根岸線「石川町駅」から徒歩約13分

  • 山下公園の目の前

  • 横浜中華街からも徒歩でアクセス可能

ザ・カフェでは、食事を利用する人向けに、一部の予約席を用意しています。

予約は電話または公式オンライン予約から申し込めます。

予約可能な時間帯は次のとおりです。

  • 12:30~14:30

  • 15:00~17:00

  • 17:30~19:30

予約人数は1~6名で、利用時間は2時間制です。

ただし、すべての席が予約制というわけではありません。多くの席は予約なしで、来店順に案内されています。

また、予約席は食事を注文する人向けです。デザートやドリンクのみで利用する場合は、来店順の案内となります。

服装については、タンクトップ、ビーチサンダル、ぞうりでの入店を控えるよう案内されています。

ナポリタンを目的に訪れる場合は、混雑状況を考慮し、時間に余裕を持って利用するのがおすすめです。

ナポリタンソースの通販と値段|648円で家庭でも楽しめる

ホテルニューグランドのナポリタンは、レストランで食べるだけでなく、家庭でも楽しめる商品として販売されています。

ホテル直営ブランド「S.Weil by HOTEL NEW GRAND(エスワイル バイ ホテルニューグランド)」では、ナポリタンソースのレトルト商品と冷凍パスタセットを取り扱っています。

2026年10月時点の公式販売価格は次のとおりです。

  • ナポリタンソース(レトルト):648円(税込)

  • ナポリタンソース&パスタセット(冷凍):1,404円(税込)

  • パスタソースセット(ナポリタンソース・ボロネーゼソース各2個):2,808円(税込)

レトルトのナポリタンソースは、ホテル発祥の料理を家庭で手軽に楽しめるようにした商品です。

トマトの甘みと酸味を生かしたソースが特徴で、自宅で用意したパスタと組み合わせて食べられます。

一方、冷凍の「ナポリタンソース&パスタセット」は、パスタとソースがセットになっています。

ナポリタンを一から調理するには、野菜を炒めてトマトソースを作る工程が必要ですが、これらの商品ならその工程を省けます。

購入先は、ホテルニューグランドの公式オンラインショップと直営店舗です。

特にレトルトのナポリタンソースは、公式オンラインショップで単品販売されています。

2026年10月時点の商品ページでは、648円(税込)で販売中です。

商品は、ホテル発祥の洋食を自宅でも楽しみたい人や、横浜旅行のお土産を探している人にとっても選択肢になります。

なお、オンラインショップでは商品代金とは別に送料がかかる場合があります。

直営ショップ「S.Weil」の場所と営業時間

「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」は、2024年4月29日に誕生したホテル直営ブランドです。

初代総料理長サリー・ワイルの名前を受け継ぎ、ホテルの伝統的な洋食や洋菓子を家庭でも楽しめるようにしています。

店舗情報は次のとおりです。

  • 店名:S.Weil by HOTEL NEW GRAND

  • 住所:神奈川県横浜市中区山下町31-7 グランドメゾン山下公園1階

  • 営業時間:10:00~19:00

  • 開業日:2024年4月29日

ホテルニューグランドの近くにあり、レストランで食事を楽しんだ後に立ち寄ることもできます。

ナポリタン関連商品以外にも、シーフードドリア、ビーフシチュー、ハンバーグステーキ、レトルトカレー、焼き菓子など、ホテルの歴史を受け継ぐ商品を販売しています。

さらに、ナポリタンをパンに挟んだ「ナポパンプレミアム」も取り扱っています。

2026年10月時点の販売価格は税込972円です。

ナポパンプレミアムは、ホテルの伝統料理をパンとして手軽に楽しめる商品で、決まった焼き上がり時間が案内されています。

  • 火曜~金曜:11:00

  • 土曜・日曜・月曜:10:00

ただし、当日の製造状況や気温、湿度によって焼き上がり時間が変わる場合があります。

レストランで味わうナポリタンと、家庭向けの商品。両方を楽しめるのが、現在のホテルニューグランドの特徴です。

元祖ナポリタンはケチャップを使わない|3種類のトマトを生かすソース

ホテルニューグランドのナポリタンが一般的な家庭料理と異なる最大の理由は、トマトソースの作り方にあります。

家庭のナポリタンでは、トマトケチャップを使って麺を炒める方法が広く知られています。

しかし、ホテルニューグランドのオリジナルソースは、ケチャップではなく、生のトマトやトマトペーストを中心に作られています。

ホテルが公開している製法では、主に次の材料を使用します。

  • 生のトマト

  • トマトの水煮

  • トマトペースト

  • ニンニク

  • タマネギ

  • ローリエ

  • オリーブオイル

特徴的なのは、生のトマト、トマトの水煮、トマトペーストを組み合わせていることです。

生のトマトにはみずみずしさがあり、トマトの水煮はソースの土台となります。トマトペーストは濃厚なトマトの風味を加える役割があります。

それぞれの特徴を組み合わせることで、ケチャップだけではない味わいを作っています。

また、ニンニクとタマネギをじっくり炒めることも重要な工程です。

野菜の甘みを引き出してからトマトを加えることで、酸味と甘みのバランスを整えています。

この製法は、2代目総料理長・入江茂忠さんが考案した当時から受け継がれています。

ホテルニューグランドのナポリタンの製法|入江茂忠が考案した調理工程

ホテルニューグランドが公開しているナポリタンの製法は、次のような流れです。

  1. ニンニクとタマネギをみじん切りにする。

  2. オリーブオイルでニンニクとタマネギを炒める。

  3. タマネギが飴色になるまでじっくり加熱する。

  4. 生のトマト、トマトの水煮、トマトペーストを加える。

  5. ローリエを加えてトマトソースを仕上げる。

  6. スパゲッティとソースを合わせる。

これはホテルが紹介している基本的な製法を整理したものです。

家庭で再現するための材料の正確な分量や、加熱時間をすべて公開したレシピではありません。

この料理で特に大切なのは、トマトの味を引き立てるための下準備です。

タマネギを飴色になるまで炒めることで、野菜の甘みがソースに加わります。

さらに、ローリエやオリーブオイルを使用することで、香りを重ねています。

こうしたソース作りには、ホテルニューグランドが開業当初から受け継いできた西洋料理の技術が生かされています。

ナポリタン誕生のきっかけ|米兵が食べていたケチャップスパゲッティ

ホテルニューグランドのナポリタンが生まれた背景には、第二次世界大戦後の横浜があります。

1945年8月、日本は終戦を迎えました。

同年8月30日には、連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーが厚木飛行場へ到着し、ホテルニューグランドへ向かいます。

ホテルはその後、連合国軍の将校宿舎として接収され、1952年まで米軍関係者が利用する施設になりました。

この時期、ホテルで働く料理人たちは、アメリカ軍の食文化に触れることになります。

米兵が食べていた料理の一つが、茹でたスパゲッティに塩、こしょう、トマトケチャップを和えたものでした。

当時、アメリカ軍が持ち込んだ保存食には、スパゲッティやケチャップなどがありました。

調理が簡単で、限られた材料でも作れるケチャップスパゲッティは、米兵たちの食事として親しまれていました。

やがて、こうした食べ方は横浜の街にも広がります。

しかし、ホテルニューグランドの料理人には、別の考えがありました。

ケチャップを和えただけのスパゲッティではなく、ホテルのレストランで提供するための、より本格的な料理を作りたい。

その思いが、新しいナポリタンの開発につながりました。

2代目総料理長・入江茂忠|ナポリタンを生み出した料理人

ホテルニューグランドのナポリタンを考案したのが、2代目総料理長の入江茂忠さんです。

入江さんは1935年にホテルニューグランドへ入社し、初代総料理長サリー・ワイルさんのもとでフランス料理を学びました。

ワイルさんは、ホテルの開業時から料理部門を率いていた人物です。

当時のホテルニューグランドでは、フランス料理の技術を取り入れたさまざまな洋食が提供されていました。

入江さんは、こうした技術を受け継いだ料理人でした。

戦後、ホテルが米軍の宿舎となった時代を経て、入江さんは新しいスパゲッティ料理の開発に取り組みます。

手本となったのは、米兵が食べていたケチャップスパゲッティです。

しかし、そのまま再現するのではなく、ホテルで提供する料理として改良することを考えました。

そこで使用したのが、生のトマトやトマトの水煮、トマトペーストです。

ニンニクとタマネギを炒め、ローリエやオリーブオイルを加えてソースを作りました。

こうして完成した料理が「スパゲッティ ナポリタン」です。

入江さんは後に、1964年の東京オリンピックで女子選手村の料理長も務めました。

日本の洋食文化に影響を与えたナポリタンの考案者であると同時に、国際的な大会で料理を担当した経験を持つ料理人でもあります。

なぜ「ナポリタン」という名前なのか|横浜で生まれた日本独自の洋食

「ナポリタン」という名前から、イタリアのナポリで生まれた料理を連想する人もいるでしょう。

しかし、日本で一般的に食べられているナポリタンは、イタリア料理の定番メニューをそのまま取り入れたものではありません。

ホテルニューグランドのナポリタンは、戦後の横浜で、アメリカ軍の食文化をヒントに考案された日本独自の洋食です。

入江茂忠さんは、フランス料理の技術を使ってトマトソースを作り、スパゲッティと組み合わせました。

その料理に「スパゲッティ ナポリタン」という名前を付けたのです。

重要なのは、現在のナポリタンには大きく異なる2つの系統があることです。

一つは、ホテルニューグランドのように、トマトソースを中心に仕上げる料理。

もう一つは、日本の喫茶店や洋食店で広まった、トマトケチャップで味付けするナポリタンです。

どちらも日本で親しまれてきた料理ですが、材料や調理方法は同じではありません。

ナポリタンが日本の国民的な洋食として広まった背景には、戦後の食文化の変化と、料理人たちによる工夫がありました。

ホテルニューグランドは1927年創業|横浜の食文化を築いたクラシックホテル

ホテルニューグランドは、1927年12月1日に開業しました。

建設の背景には、1923年に発生した関東大震災があります。

震災で大きな被害を受けた横浜の復興を象徴する施設として、新しいホテルが建設されました。

本館を設計したのは建築家の渡辺仁さんです。

銀座の和光本館などの設計でも知られる建築家で、ホテルニューグランドには西洋建築の様式が取り入れられています。

開業当初から、ホテルは料理部門に力を入れていました。

初代総料理長には、スイス出身のサリー・ワイルさんが就任します。

ワイルさんは、フランス料理の伝統を大切にしながら、お客さんの要望に合わせて料理を作る柔軟な姿勢を持っていました。

その代表的な料理が、現在も知られる「シーフードドリア」です。

こうした料理の技術は、2代目総料理長の入江茂忠さんへと受け継がれていきました。

ホテルニューグランドが日本の洋食文化に大きな影響を与えたのは、海外の料理をそのまま提供するのではなく、日本で親しまれる形へ発展させてきたからです。

ドリアとプリン ア ラ モードも発祥|ホテルが生んだ3つの洋食

ホテルニューグランドには、ナポリタンのほかにも有名な発祥料理があります。

その一つが「シーフードドリア」です。

初代総料理長サリー・ワイルさんが、体調を崩した外国人客のために考案しました。

当時、お客さんから食べやすい料理を求められたワイルさんは、バターライスに海老のクリーム煮をのせ、グラタンソースとチーズを加えてオーブンで焼き上げました。

この料理が好評となり、ホテルの定番メニューになりました。

もう一つが「プリン ア ラ モード」です。

こちらは、戦後の接収時代に、アメリカ人将校の夫人たちを楽しませるために考案されたデザートです。

プリンだけでは物足りないため、アイスクリームや果物などを組み合わせ、華やかに盛り付けました。

ボリュームのあるデザートを載せるために、細長い脚付きの器が使用されたことも特徴です。

2026年10月時点で、ザ・カフェでは3品が提供されています。

  • スパゲッティ ナポリタン:2,340円(税込)

  • シーフードドリア:3,289円(税込)

  • プリン ア ラ モード:2,024円(税込)

3品ともホテルの歴史に深く関わる料理です。

特にナポリタンとプリン ア ラ モードは、戦後の横浜でアメリカの食文化と日本の料理人の工夫が結び付いたことを象徴しています。

2024年に誕生したS.Weil|ホテルの味を家庭へ広げる取り組み

2024年4月29日、ホテルニューグランドは直営ブランド「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」を開業しました。

ブランド名に使われているS.Weilは、初代総料理長サリー・ワイルの名前に由来します。

開業以来受け継いできた洋食の技術や伝統を、レストラン以外の場所でも楽しめるようにしたブランドです。

商品には、ホテル発祥の料理を再現した冷凍食品や、家庭向けのレトルトソースなどがあります。

ナポリタンソースも、その代表的な商品の一つです。

これまでホテルでしか味わえなかった料理を、家庭でも手軽に楽しめるようになりました。

さらに、2024年12月には横浜高島屋にも「S.Weil by HOTEL NEW GRAND」の店舗がオープンしています。

現在はホテル近くの直営店、百貨店の店舗、公式オンラインショップなどを通じて商品が販売されています。

ナポリタンが誕生してから長い年月が経ちましたが、ホテルニューグランドは伝統料理を守るだけでなく、現代の暮らしに合わせた商品としても展開を続けています。

まとめ

ホテルニューグランドの「スパゲッティ ナポリタン」は、2代目総料理長・入江茂忠さんが戦後の横浜で考案した洋食です。

アメリカ軍の兵士たちが食べていたケチャップスパゲッティをヒントにしながら、ホテルで提供する料理として独自の改良を重ねました。

最大の特徴は、トマトケチャップを使わず、生のトマト、トマトの水煮、トマトペーストを使った本格的なソースです。

現在もホテル本館1階の「コーヒーハウス ザ・カフェ」で税込2,340円で提供されています。

さらに、公式オンラインショップや直営ブランドS.Weilでは、648円のレトルトナポリタンソースや、1,404円の冷凍パスタセットも販売されています。

戦後の横浜で生まれ、現在では日本各地の家庭や喫茶店で親しまれているナポリタン。その原点には、限られた材料の中でも料理をよりおいしく仕上げようとした、一人の料理人の工夫がありました。

参考リンク

おすすめ関連商品:ホテルニューグランド ナポリタンソース


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