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飛行機はなぜ左側から乗る?船の舵が由来!右側のドアの用途も解説

夕焼けの空港で左側の搭乗口にボーディングブリッジが接続された旅客機と『左側から乗る理由』の文字 乗り物

飛行機はなぜ左側から乗る?理由は船の歴史にあった

2026年11月6日放送予定のNHK『チコちゃんに叱られる!』では、「なぜ飛行機は左側から乗る?」という疑問がテーマになります。旅客機の搭乗が原則として機体の左側から行われるのは、昔の船が左側を岸につけていた習慣を航空機が引き継いだからです。

この「左」は、機体の正面から見た左ではありません。操縦席に座って前を向いたときの左側です。空港のボーディングブリッジも、多くの場合その側の乗客用ドアにつながっています。

※放送後詳しい内容が分かり次第追記します。

昔の船は右側に舵があり、左側から人を乗せていた

今の大型船は船尾に舵を備えることが一般的ですが、古い時代の船には船体の右後方に舵板を取り付けたものがありました。その右側を岸壁につけると、舵板が岸に当たって壊れるおそれがあります。

そこで、舵のある右側を岸から遠ざけ、左側を港に向けて接岸する習慣が生まれました。人の乗り降りも左側で行われ、この考え方が後に旅客機の運用にも受け継がれたと説明されています。

左側を「ポートサイド」と呼ぶのはなぜ?

船の左側は英語でport side(ポートサイド)、右側はstarboard(スターボード)といいます。ポートは港を意味する言葉で、かつて左側を岸につけていた歴史とつながっています。

飛行機にも、操縦士の「パイロット」、乗員の「クルー」、客室の「キャビン」、機内の調理準備スペース「ギャレー」など、船と共通する用語が数多く残っています。左側から搭乗する慣習も、空の旅に残った船の文化の一つです。

飛行機の右側にもドアはある?何に使う?

旅客機には通常、左側だけでなく右側にもドアがあります。乗客が乗り降りする左側のドアに対して、右側のドアは、機内食や飲み物などの積み込み、清掃スタッフの出入りといった地上でのサービスに使われます。緊急時には脱出口として使われる場合もあります。

空港では乗客の搭乗と同時に、機内の清掃、食事の搬入、貨物や預け荷物の搭載など、さまざまな作業が進められます。人と物の出入り口を分けることは、こうした作業を整理するうえでも役立ちます。

預け荷物の行き先が気になる方は、羽田空港で預けた荷物が飛行機へ運ばれる仕組みも参考になります。

ボーディングブリッジが左側につながる理由

空港でターミナルと旅客機をつなぐ通路が「ボーディングブリッジ(搭乗橋)」です。多くの旅客機では乗客用の出入り口が左側に設定されているため、搭乗橋もそのドアに合わせて接続されます。

搭乗橋を使わず、駐機場からバスで移動して階段で搭乗する場合も、通常は左側の乗客用ドアを使います。つまり、橋が左側にあるから飛行機に左から乗るのではなく、左側から搭乗する運用に合わせて橋が設けられているのです。

旅客機の駐機中に行われる別の作業については、羽田空港のグランドハンドリングと機体整備の舞台裏でも紹介しています。

飛行機は絶対に左側からしか乗れないの?

左側からの搭乗は旅客機で広く採用されている一般的な運用ですが、あらゆる航空機や状況に例外なく当てはまる法律という意味ではありません。機種や空港設備、運航条件によって乗降の方法は異なります。

旅行でよく見る左側の搭乗口は、安全上の歴史的な背景をもつ船の慣習が、航空機の設計や地上作業の仕組みとして定着したものと理解するとわかりやすいでしょう。

まとめ

飛行機に原則として左側から乗るのは、昔の船が右側の舵を守るため左側を港に向けていた習慣の名残です。船の左側は「ポートサイド」と呼ばれ、その考え方が航空機にも受け継がれました。右側のドアは主に機内食の搬入やスタッフの出入りなどに使われ、乗客と地上作業の動線が分けられています。


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