トマトは冷やす、煮る、酢にするで主役に変わる
夏のトマトは、そのまま食べるだけではありません。凍らせてそうめんを冷やしたり、酢やつゆに仕立てておすしに使ったりすると、酸味やうまみを生かしながら食べ方を大きく変えられます。
『激突メシあがれ(夏のトマト大活用SP)(2026年7月23日)』では、トマトとかつおのおすしをはじめ、農家ならではの保存法や意外な組み合わせが紹介されました。家庭で試すときの材料、作り方、失敗しにくいポイントまでまとめます。
この記事でわかること
- 優勝したトマトとかつおのおすしの特徴
- 冷凍トマトそうめんなどの作り方
- 納豆やライチ酒と合わせる理由
- 硬いトマトの追熟と冷凍保存のコツ
【激突メシあがれ[終]】サバ缶レシピまとめ!サバリエット・サバのメレンゲフラワー・サバ缶パリパリパイの作り方
優勝したのは早津毅さんの「トマトとかつおのおすし」
紹介された料理の中で頂点に選ばれたのは、早津毅さんが作ったトマトとかつおのおすしです。
カツオと野菜をのせた冷たいおすしに、トマトから作った酢やつゆを組み合わせ、食べ進めながら味を変えられる料理でした。
審査では、トマトを単なる具材として使うのではなく、次のように役割を分けていた点が高く評価されています。
- トマト酢でごはんに酸味を加える
- ミニトマトを具材として使う
- トマトのつゆをかけて味を変える
- カツオと合わせてうまみを重ねる
トマト料理というと、ソースやサラダを思い浮かべがちです。そのため、おすしにするという発想は初めて知ると少し驚きます。
ただ、トマトのさわやかな酸味は酢飯と方向性が近く、カツオとも合わせやすいため、意外性だけを狙った料理ではありません。
番組では正確な分量やすべての工程が公開されていないため、以下は確認できた材料をもとにした家庭向けの参考分量です。番組の公式レシピそのものではありません。
トマトとかつおのおすしの材料
2人分の参考量です。
- 温かいごはん:茶わん2杯分
- 刺身用カツオ:150g
- ミニトマト:6~8個
- 玉ねぎ:1/4個
- ピーマン:1/2個
- レモン:1/4個
- 塩:少々
トマト酢の参考材料
- 完熟トマト:1個
- 酢:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- 塩:小さじ1/3
トマトのつゆの参考材料
- 完熟トマト:1個
- しょうゆ:小さじ1~2
- レモン汁:小さじ1
- だし、または水:大さじ1
- 塩:少々
トマトとかつおのおすしの作り方
- 玉ねぎは薄切りにして水にさらし、水気をよく切ります。
- ピーマンは細切り、ミニトマトは半分または4等分に切ります。
- カツオは食べやすい厚さに切り、軽く塩を振ります。
- トマト酢用のトマトをすりおろすか、細かく刻みます。
- トマトに酢、砂糖、塩を混ぜ、トマト酢を作ります。
- 温かいごはんにトマト酢を少しずつ加え、切るように混ぜて冷まします。
- トマトのつゆ用のトマトをすりおろし、しょうゆ、レモン汁、だしを混ぜます。
- 器にごはんを盛り、カツオ、ミニトマト、玉ねぎ、ピーマンをのせます。
- 最初はそのまま食べ、途中からトマトのつゆを少量ずつかけます。
家庭で作る場合、トマト酢を一度にすべてごはんへ入れると、水分が多くなりすぎることがあります。
普通のすし酢よりもトマトには水分が多いため、ごはんの状態を見ながら少しずつ混ぜるのが大切です。個人的には、この点がいちばん失敗しやすく、確認したいところだと感じます。
カツオは刺身でもたたきでも作れます。
さっぱり仕上げたいなら刺身、香ばしさを加えたいなら表面を焼いたカツオのたたきが向いています。購入した商品に「生食用」「刺身用」と表示されていることを確認し、持ち帰ったら早めに冷蔵庫へ入れましょう。
トマト酢とトマトのつゆで味がどう変わる?
この料理の大きな特徴は、トマトを3つの形で使っていることです。
1つ目は具材、2つ目はごはんに混ぜるトマト酢、3つ目は途中でかけるトマトのつゆです。
トマト酢をごはんに混ぜると、一般的な酢飯よりも酸味がやわらかくなり、ほのかなトマトの香りが加わります。
一方、トマトのつゆは後からかけるため、食べ始めと後半で味の印象を変えられます。冷たいだし茶漬けのように楽しむ場合は、つゆを少し多めにしてもよいでしょう。
ただし、最初から多量にかけると、ごはんが水っぽくなります。
- 最初はそのまま食べる
- 次にレモンを絞る
- 最後にトマトのつゆをかける
この順番なら、1皿の中で変化を楽しめます。
たしかに、家庭料理で「途中から味が盛り上がる」という構成は珍しいものです。優勝した理由は、味そのものだけでなく、最後まで飽きずに食べられる工夫にもあったと考えられます。
冷凍トマトそうめんは氷代わりになる
熊本県で3代続くトマト農家の松村さんが紹介したのが、冷凍トマトのそうめんです。
凍らせたトマトをそうめんのつゆに入れ、氷代わりに使います。
普通の氷を入れると、溶けるにつれてめんつゆが薄まります。一方、冷凍トマトは解けるとトマトの水分やうまみがつゆに混ざるため、冷たさを保ちながら味の変化も楽しめます。
冷凍するとトマトの細胞が壊れ、生のときのような張りのある食感は失われます。しかし、やわらかく崩れやすくなるため、つゆやソースに混ぜる料理には使いやすくなります。
冷凍トマトそうめんの材料
1人分の参考量です。
- そうめん:1~2束
- トマト:1個
- めんつゆ:商品表示に合わせて1人分
- 大葉:2~3枚
- しょうが:適量
- みょうが:適量
- すりごま:適量
冷凍トマトそうめんの作り方
- トマトを洗い、水気を丁寧に拭き取ります。
- トマトを冷凍用保存袋に入れ、丸ごと冷凍します。
- 完全に凍ったトマトを水に数分つけ、皮をむきます。
- 包丁で角切りにするか、すりおろしてシャーベット状にします。
- そうめんを表示時間どおりにゆでます。
- 冷水でもみ洗いし、水気をしっかり切ります。
- めんつゆに冷凍トマトを入れます。
- 刻んだ大葉、しょうが、みょうがなどを添えます。
トマトは、丸ごと冷凍用保存袋に入れて冷凍できます。使用時に少し室温へ置くか水にさらすと、皮がむきやすくなります。
冷凍前にヘタを取る方法もありますが、切り口から水分が出やすくなるため、長めに保存するなら丸ごとの方が扱いやすいでしょう。
一方、食べる直前の手間を減らしたい場合は、皮をむいて角切りにしてから小分け冷凍する方法もあります。
実際に選ぶなら、ここは「保存しやすさ」と「食べるときの手軽さ」のどちらを優先するかで決めたいところです。
つゆは少し濃いめにするべき?
冷凍トマトは氷ほど大量の水を出すわけではありませんが、解ければ水分が加わります。
通常の濃さでも作れますが、トマトをたっぷり入れる場合は、最初からめんつゆを少し濃いめにすると味がぼやけにくくなります。
ただし、濃縮つゆは商品によって希釈割合が異なります。最初から濃くしすぎず、冷凍トマトが少し解けた段階で味を確かめて調整する方が安心です。
トマト農家の特製ケチャップナポリタン
松村さんが本格的な料理として作ったのが、トマト農家の特製ケチャップナポリタンです。
玉ねぎやピーマンを使った定番のナポリタンですが、市販のケチャップだけに頼らず、トマト農家ならではの手作りケチャップを使っていました。
さらに、生トマトの酸味を残すことで、濃厚なのに重くなりすぎない味に仕上げています。
手作りケチャップは、完熟トマトを煮詰め、砂糖、塩、酢、香辛料などを加えて作るのが基本です。トマトを加熱して水分を飛ばすため、通常のトマトソースよりも濃い味になります。
番組の特製ケチャップの詳しい配合は公開されていないため、次の材料は家庭で再現しやすい参考量です。
手作りトマトケチャップの材料
作りやすい量です。
- 完熟トマト:500g
- 玉ねぎ:1/4個
- 砂糖:大さじ2
- 酢:大さじ2
- 塩:小さじ1/2
- こしょう:少々
- ローリエ:1枚
- おろしにんにく:少量
手作りトマトケチャップの作り方
- トマトのへたを取り、ざく切りにします。
- 玉ねぎをすりおろすか、細かく刻みます。
- 鍋にトマト、玉ねぎ、にんにくを入れます。
- 中火にかけ、トマトをつぶしながら煮ます。
- 水分が減ってきたら、砂糖、酢、塩、こしょう、ローリエを加えます。
- 焦げないように混ぜながら、好みの濃さになるまで煮詰めます。
- なめらかにしたい場合は、ミキサーにかけるか裏ごしします。
- 清潔な容器へ移し、粗熱を取って冷蔵します。
家庭で作ったケチャップは、市販品と同じ保存性があるとは限りません。清潔な容器に入れて冷蔵し、早めに使い切る必要があります。
特製ケチャップナポリタンの材料
2人分の参考量です。
- スパゲティ:200g
- 手作りトマトケチャップ:大さじ6~8
- 生トマト:1個
- 玉ねぎ:1/2個
- ピーマン:1個
- ウインナー:4本
- 油:大さじ1
- バター:10g
- 塩、こしょう:各少々
- 粉チーズ:好みで適量
特製ケチャップナポリタンの作り方
- 玉ねぎは薄切り、ピーマンは細切り、ウインナーは斜め切りにします。
- 生トマトは角切りにします。
- スパゲティを表示時間どおりにゆでます。
- フライパンに油を熱し、ウインナーと玉ねぎを炒めます。
- 玉ねぎがしんなりしたらピーマンを加えます。
- 手作りケチャップを入れ、少し水分を飛ばすように炒めます。
- ゆでたスパゲティを加え、ソースを全体に絡めます。
- 仕上げに角切りの生トマトとバターを加えます。
- 塩、こしょうで味を調えます。
ケチャップを具材と一緒に先に炒めると、酸味の角が取れて香ばしさが出ます。
ただし、生トマトまで長く炒めると、番組で特徴とされた軽い酸味が弱くなります。生トマトは最後に加え、温める程度にとどめるのがよいでしょう。
濃いケチャップ味のナポリタンはおいしい反面、夏には少し重く感じることがあります。そこへ生トマトを加える工夫は、家庭でもまねしやすく、個人的にも納得できる使い方です。
トマト納豆は切ってかけるだけで作れる
40kgのダイエットを経験した早津さんが紹介した手軽な料理が、トマト納豆です。
納豆に酢、砂糖、大葉などを混ぜ、切ったトマトにかけます。
料理名だけを見ると、トマトと納豆は合わないように思えるかもしれません。しかし、納豆の濃いうまみに、トマトの酸味と水分が加わるため、口当たりが軽くなります。
番組では、トマトはカロリーが低く、うまみがあるため、味付けを濃くしなくても食べやすいという点が紹介されました。
ただし、特定の料理だけで体重が大幅に減るわけではありません。40kg減量という個人の経験と、料理そのものの効果は分けて考える必要があります。
トマト納豆の材料
1人分の参考量です。
- トマト:1個
- 納豆:1パック
- 酢:小さじ1~2
- 砂糖:ひとつまみ~小さじ1/2
- しょうゆ:少量
- 大葉:2枚
- 付属のたれ:好みで少量
トマト納豆の作り方
- トマトを食べやすい大きさに切ります。
- 大葉を細切りにします。
- 納豆に酢、砂糖、しょうゆを加えます。
- 空気を含ませるようによく混ぜます。
- 器にトマトを盛り、納豆をかけます。
- 大葉をのせて仕上げます。
トマトから水分が出るため、作ってから長く置くより、食べる直前に合わせた方が味がぼやけません。
ごはんにのせるだけでなく、冷ややっこ、そうめん、うどんにかける食べ方もできます。
朝食や、暑くて火を使いたくない日の一品として考えると、今回の中では最も試しやすい料理かもしれません。
ミニトマトとライチ酒の冷たいコンポート
薄井倫子さんが紹介したのは、カラフルミニトマトの冷たいコンポートです。
色の異なるミニトマトを湯むきし、ライチ酒を使った甘い液に漬けます。
トマトをデザートのように食べる料理で、ライチの華やかな香りとトマトの酸味を組み合わせているのが特徴です。
一般的なトマトのコンポートは、湯むきしたトマトを砂糖などを加えたシロップに漬け、冷やして作ります。
番組で使われたライチ酒の銘柄や分量は明らかになっていないため、次は家庭向けの参考量です。
ミニトマトの冷たいコンポートの材料
作りやすい量です。
- ミニトマト:12~15個
- ライチ酒:100ml
- 水:100ml
- 砂糖:大さじ2
- レモン汁:小さじ1
ミニトマトの冷たいコンポートの作り方
- ミニトマトのへたを取ります。
- へたの反対側に浅く切り込みを入れます。
- 熱湯へ数秒入れ、すぐ冷水へ移します。
- 皮を丁寧にむきます。
- 鍋にライチ酒、水、砂糖を入れて加熱します。
- ひと煮立ちしたら火を止め、レモン汁を加えます。
- 漬け液の粗熱を取ります。
- 保存容器にミニトマトと漬け液を入れます。
- 冷蔵庫で数時間冷やします。
ライチ酒はアルコール飲料です。加熱しても条件によってはアルコールが残る可能性があるため、子ども、妊娠中の方、運転前の方、アルコールを避けている方には向きません。
ノンアルコールで作る場合は、ライチジュースや白ぶどうジュースに置き換えられます。
実際に家族で食べるなら、ここは必ず確認したいところです。見た目は普通のミニトマトでも、酒を使った料理だと分かるようにしておきましょう。
2種類のトマト小籠包は熱々にした理由も特徴
薄井さんが本格的な料理として作ったのが、2種類のトマト小籠包です。
冷たい料理が並ぶ中、あえて熱々の小籠包にした理由は、冷房で冷えた体を温めてもらうためでした。
夏は外の暑さばかり注目されますが、室内では冷房によって体が冷え、温かい料理を食べたくなることもあります。
「夏だから冷たい料理」と決めつけず、食べる場所や体調に合わせた発想が取り入れられています。
番組では2種類それぞれの詳しい具材や分量が明らかになっていません。確認できる主な材料はトマトとにんにくです。
そのため、次は一般的な小籠包の作り方をもとにした家庭向けの参考例です。
2種類のトマト小籠包の材料
約12個分の参考量です。
皮
- 薄力粉:100g
- 強力粉:50g
- ぬるま湯:80ml前後
- 塩:ひとつまみ
基本のあん
- 豚ひき肉:150g
- 玉ねぎ:1/4個
- おろしにんにく:少量
- しょうゆ:小さじ2
- ごま油:小さじ1
- 塩、こしょう:各少々
赤いトマトあん
- 完熟トマト:1/2個
- 基本のあん:半量
トマトスープあん
- トマトジュース:100ml
- 粉ゼラチン:3g
- 基本のあん:半量
2種類のトマト小籠包の作り方
- トマトジュースを温め、粉ゼラチンを溶かします。
- 容器へ入れて冷蔵庫で冷やし固めます。
- 薄力粉、強力粉、塩を混ぜ、ぬるま湯を少しずつ加えてこねます。
- 生地を包んで30分ほど休ませます。
- 豚ひき肉、玉ねぎ、にんにく、しょうゆ、ごま油、塩、こしょうを混ぜます。
- 基本のあんを2等分します。
- 一方には水気を切った刻みトマトを混ぜます。
- もう一方には、小さく切ったトマトゼリーを混ぜます。
- 生地を12等分し、薄く丸く伸ばします。
- それぞれのあんを包み、口をしっかり閉じます。
- 蒸気の上がった蒸し器で8~10分ほど蒸します。
- 中まで十分に火が通っていることを確認します。
豚ひき肉を使う場合は、生焼けを避けなければなりません。割ったときに肉の中心が赤い場合は、追加で加熱してください。
また、小籠包は中の汁が非常に熱くなります。食べるときは一度れんげに取り、皮を少し開けて蒸気を逃がすと、やけどを防ぎやすくなります。
手間はかかりますが、温かいトマト料理としては面白い選択肢です。ただ、初めて作る場合は、市販の小籠包の皮を利用した方が失敗しにくいと感じます。
青くて硬いトマトは常温で追熟させる
買ってきたトマトが青みを帯びて硬い場合、すぐ冷蔵庫へ入れるのではなく、適切な場所で追熟させる方法があります。
追熟とは、収穫後の野菜や果物を一定期間置き、色や香り、食感などを食べ頃へ近づけることです。
未熟なトマトは、15~25℃程度の冷暗所で常温保存すると追熟が進みます。1個ずつキッチンペーパーで包み、ヘタ側を下にして置く方法が紹介されています。目安は2~3日ですが、色や硬さを毎日確認することが大切です。
硬いトマトを追熟させる手順
- 傷、割れ、カビがないか確認します。
- 水分が付いている場合は、きれいに拭き取ります。
- トマトを1個ずつキッチンペーパーで包みます。
- ヘタを下にして、直射日光の当たらない場所へ置きます。
- 1日1回、色、香り、硬さを確認します。
- 赤くなって適度にやわらかくなったら、野菜室へ移します。
- 完熟後は早めに食べ切ります。
真夏の室内は25℃を大きく超えることがあります。
高温の部屋に置きっぱなしにすると、追熟より先に傷む可能性があります。7月や8月は、常温という言葉だけで判断せず、実際の室温を確認してください。
暑すぎる場合は、冷房の効いた部屋の冷暗所へ置くか、野菜室で保存した方が安全です。
また、りんごは熟成を進めるエチレンを多く出すため、青いトマトと一緒に袋へ入れると追熟を早められます。
ただし、早く熟す分、食べ頃を過ぎるのも早くなります。毎日確認できない場合は、無理にりんごを使わなくてもよいでしょう。
トマトは料理に合わせて完熟度を選ぶ
トマトは、赤くやわらかいものがすべての料理に向いているわけではありません。
作る料理によって、使いやすい状態が変わります。
- トマト酢やつゆ:赤く熟し、果汁が多いもの
- 手作りケチャップ:完熟して味が濃いもの
- 冷凍そうめん:熟しているが、傷みのないもの
- おすしの具:形が崩れにくい、やや硬めのもの
- コンポート:皮が破れておらず、粒のそろったもの
- 小籠包のあん:果肉が多く、水っぽすぎないもの
完熟トマトは、ソースやつゆにすると味がまとまりやすい反面、切って盛り付ける料理では崩れやすくなります。
反対に、硬めのトマトは煮込み料理では酸味が目立つことがありますが、おすしやサラダでは形を保ちやすい利点があります。
たくさん買ったときは、全部を同じ日に食べようとせず、熟し具合によって用途を分けると無駄が出にくくなります。
どの料理が作りやすい?手軽さで比較
今回紹介された料理は、必要な時間と手間が大きく異なります。
すぐ食べたい場合はトマト納豆、暑い日の昼食なら冷凍トマトそうめん、休日にしっかり作るならトマトのおすしやナポリタンが向いています。
| 料理 | 手軽さ | 主な特徴 | 確認したい点 |
|---|---|---|---|
| トマト納豆 | 高い | 火を使わず短時間 | 食べる直前に混ぜる |
| 冷凍トマトそうめん | 高い | 氷でつゆが薄まらない | 前日までに冷凍する |
| ミニトマトのコンポート | 普通 | 冷たい副菜やデザート向き | 酒を使う場合は食べる人を確認 |
| 特製ケチャップナポリタン | 普通 | 生トマトの酸味で軽くなる | ケチャップを焦がさない |
| トマトとかつおのおすし | やや手間 | トマト酢とつゆで味変 | 生食用カツオの温度管理 |
| トマト小籠包 | 手間が多い | 熱々のスープを楽しめる | 肉の加熱とやけどに注意 |
個人的に最初に試すなら、冷凍トマトそうめんがおすすめです。
トマトを冷凍しておけば、特別な調味料をそろえる必要がなく、いつものそうめんとの差も分かりやすいからです。
一方、トマトをたくさん手に入れたときは、手作りケチャップにすると一度に消費できます。少量なら納豆やおすし、完熟しすぎたものはつゆやケチャップというように、状態に合わせて使い分けるとよいでしょう。
トマトを冷凍するときの注意点
トマトは丸ごと冷凍できますが、解凍後に生の食感へ戻るわけではありません。
冷凍すると組織が壊れ、やわらかくなります。そのため、解凍したトマトは次の料理に向いています。
- そうめんのつゆ
- トマトソース
- スープ
- カレー
- 煮込み料理
- シャーベット状のたれ
反対に、生のサラダやサンドイッチの具など、張りのある食感を楽しむ料理にはあまり向きません。
冷凍するときは、表面の水分をよく拭き、冷凍用保存袋に入れます。農林水産省の保存情報では、丸ごと冷凍した場合の保存期間は2カ月が目安とされています。
ただし、家庭用冷凍庫は開閉によって温度が変化します。におい移りや乾燥も起こるため、おいしさを重視するなら早めに使う方が安心です。
保存袋には冷凍した日付を書いておくと、使い忘れを防げます。
冷凍、追熟、酢、つゆ、ケチャップと、トマトは状態を変えることで使い道が大きく広がります。
買ったものの食べ切れないときも、すぐ処分を考えるのではなく、硬いものは追熟、熟したものは冷凍や加熱に回すと、最後まで使いやすくなるでしょう。
参考リンク
- 農林水産省「夏野菜&果物の保存術」
- カゴメ「トマト保存&長持ちさせるコツ」
- カゴメ「青いトマトをりんごと保存する追熟方法」
- 冷凍トマトを氷代わりに使うそうめんの調理例
- 手作りトマトケチャップの基本的な作り方
- トマトのコンポートの基本的な作り方
気になる生活ナビをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。


コメント