古いマンションのリノベで注目されるミラタップの住宅設備
2026年9月10日放送の『カンブリア宮殿』では、築20〜30年以上の中古マンションをリノベーションする人たちから支持を集める住宅設備メーカー「ミラタップ」が紹介されます。キッチン、洗面台、ドアなどを個人でもインターネットから直接購入できるのが大きな特徴です。
旧社名「サンワカンパニー」のほうを知っている人も多いかもしれません。実際にいくらくらいで買えるのか、ネットで大型の住宅設備を買って施工はどうするのかなど、購入を考えたときに気になるポイントをまとめます。
この記事でわかること
- ミラタップが旧サンワカンパニーと同じ会社なのか
- キッチンや洗面台、ドアの価格
- 個人がネットで購入する方法
- 送料・搬入・施工で注意したいポイント
ミラタップは旧サンワカンパニー、ミニマルな住宅設備が特徴

ミラタップは2024年9月まで「サンワカンパニー」という社名だった会社です。
1979年に「株式会社三輪」として創業し、2008年にサンワカンパニー、2024年10月1日にミラタップへと社名を変えました。
扱っているのはキッチンだけではありません。
洗面台、洗面ボウル、浴室、タイル、フローリング、ドア、収納、エクステリアなど、住宅のかなり広い範囲をカバーしています。
特徴は、装飾を増やすよりも余計なものをそぎ落としたデザインです。
そのため築年数の経ったマンションでも、内装を一度リセットしてシンプルな空間へ作り替えるリノベーションと組み合わせやすいところがあります。
安さだけではない「ワンプライス」が最大の特徴
ミラタップを理解するうえで重要なのが「ワンプライス」です。
一般的な住宅設備は、メーカーから商社、問屋、販売店、施工会社など複数の会社を通って施主へ届くケースがあります。
ミラタップはこの流通を簡素化し、設計事務所や工務店などのプロでも一般の施主でも、同一条件・同一価格で購入できる仕組みを採っています。
つまり「業者なら特別に○割引」「一般客は定価」という価格体系ではありません。
価格交渉を前提にしない代わりに、最初からネット上で価格を見せる考え方です。
ここは「何でも最安値」という意味とは少し違います。
ミラタップ自身も「適正価格」という表現を使っています。間に入る流通を減らし、価格を分かりやすくしている点がポイントです。
キッチン・洗面台・ドアはいくらで買える
2026年9月7日にミラタップ公式オンラインストアで確認できる代表的な価格を見ると、かなり幅があります。
| 商品 | 公式掲載価格の目安 |
|---|---|
| グラッド45 | 448,000円/台〜 |
| ウィッテ | 350,400円/台〜 |
| プレティカ | 170,800円/台〜 |
| エレガンス洗面ボウル | 37,000円/台〜 |
| ノッポ(建具) | 24,200円/セット〜 |
公式オンラインストアではこのほかにも、コンパクトキッチンやミラーボックス、タイル、フローリングなどを個別に選べます。
ただし、キッチンの「○万円〜」という数字だけを見て予算を決めるのはおすすめできません。
水栓、IHやガスコンロ、食洗機、レンジフードなどを追加すると価格が変わります。さらに送料や現場での施工費も別途必要になるケースがあります。
リノベーションの場合は「キッチン本体価格」と「完成したキッチンにかかる総額」を分けて考えるのが大切です。
個人でも公式オンラインストアから直接注文できる
番組で注目されそうなのが、一般の施主でも直接買える点です。
公式サイトでの基本的な流れは、
商品を選ぶ→カートへ入れる→会員登録→配送先や納期、支払い情報を入力→注文確定
という一般的なネット通販に近い仕組みです。
WEBサイトから購入したり見積もりを作ったりする場合には無料の会員登録が必要です。
キッチンの面材やタイルなどは無料サンプルも請求できます。
写真では分かりにくい色や質感を事前に確認できるので、リノベーションの場合は工務店と相談するときにも使いやすいサービスです。
ショールームで実物を確認してからネット注文もできる
住宅設備は普通の通販商品と違い、一度取り付けると簡単には交換できません。
そこでミラタップは、ネット販売とショールームを組み合わせています。
2026年時点では東京、大阪、仙台、名古屋、京都、福岡に有人ショールームがあり、横浜と札幌にはスマートショールームがあります。
キッチンの高さや天板の質感、扉の色などは、実物を見たほうが圧倒的にイメージしやすくなります。
たとえば東京や名古屋のショールームは予約制となっているため、出かける前に公式サイトで最新の予約状況を確認しておくのが安心です。
ネットで買えるが、何でも施工までしてくれるわけではない
ここは購入を考える人が特に注意したいところです。
「公式通販でキッチンが買える=ミラタップが全部取り付けてくれる」とは限りません。
ミラタップが組立設置サービスを用意しているのは、システムキッチン、システムバス、ハーフユニットバス、一部シャワーブースなどの対象商品で、さらに対応地域が限定されています。
洗面化粧台、ミラー、コンパクトキッチン、収納などは基本的に商品販売のみです。
そのため中古マンションのリノベーションで使うなら、先に施工会社へ「この商品を取り付けられるか」を確認しておくほうが安全です。
特に給排水位置や換気設備、電気容量、壁下地などによっては、そのまま交換できないケースがあります。
大型商品は配送方法にも注意
もうひとつ見落としやすいのが配送です。
公式ガイドでは、基本的に商品は「車上渡し」と案内されています。
つまり配送トラックが来たあと、荷下ろしや建物内への運搬までドライバーが行ってくれるとは限りません。マンションだから玄関まで持ってきてもらえる、という仕組みではないため、現場側で荷受けの人員を用意する必要があります。
キッチンや建具はかなり大きく重い商品です。
DIY用品を宅配便で買う感覚とは違うため、工務店やリフォーム会社と納品日を合わせることが大切になります。
送料も商品ごとに異なり、本体価格に含まれていない商品があります。
なぜ中古マンションのリノベーションと相性がいいのか
『カンブリア宮殿』では、新築マンション価格が高騰するなか、築20〜30年以上の中古マンションを買ってリノベーションする動きとミラタップが紹介されます。
リノベーションでは、既存住宅メーカーのシリーズで住宅設備を一式そろえる必要はありません。
キッチンはA社、洗面台はB社、ドアはC社という選び方もできます。
その中でミラタップは、住宅設備からタイル、床、ドアまでデザインをそろえやすいことが強みです。
しかも価格がネット上に表示されているので、「このキッチンを採用すると本体はいくら」という初期予算を立てやすいところも、中古マンションを自分好みに作りたい人には分かりやすい仕組みです。
2025年の売上高は過去最高の167億円
ミラタップは1979年創業なので、いわゆる新興企業ではありません。
それでも現在も成長を続けており、2025年9月期の連結売上高は過去最高となる167億円でした。
商品もキッチンや洗面だけからさらに広がっています。
2025年からは家電分野にも入り、2026年春にはビルトイン冷蔵庫を発売するなど、「住宅設備メーカー」から空間全体を作る会社へ事業を広げています。
実用情報|ミラタップをリノベーションで使うときの順番
実際に採用を考えるなら、最初に工務店やリフォーム会社へ相談し、設置できるサイズや給排水条件を確認するのがおすすめです。
そのうえで公式サイトの商品ページから候補を選び、必要ならサンプルを請求。キッチンなど高額商品はショールームで実物を確認してから見積もりを作ると失敗が減ります。
そして購入前には、本体価格だけでなく「設備機器・送料・施工費・既存設備の撤去処分費」を含めた総額を確認しておくことが重要です。
ネットで直接買えることは大きな魅力ですが、住宅設備では「買えること」と「設置できること」は別だからです。
まとめ
ミラタップは、旧サンワカンパニーが2024年10月に社名変更した住宅設備・建材メーカーです。
最大の特徴は、工務店などのプロだけでなく一般の人も公式サイトから直接購入でき、原則として同一条件・同一価格となる「ワンプライス」の仕組みです。
キッチンは17万円台からのシリーズがあり、洗面台やドア、タイル、床材まで幅広くそろっています。
一方で、商品価格とは別に送料や設備機器、施工費が必要になることがあります。施工サービスもすべての商品に対応しているわけではありません。
『カンブリア宮殿』を見てミラタップの商品が気になった人は、まず公式サイトで価格を確認し、ショールームと施工会社をうまく組み合わせて検討するのが現実的です。
参考リンク
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