神保町で「自分の小さな書店」を持てるシェア型書店
2026年9月17日放送のテレビ東京「よじごじDays」では、渡辺正行さんが神保町の路地裏を散策し、「自分の書店が作れる!?シェア型書店」が登場します。番組公式では現時点で店名までは公表されていません。
神保町には、まさに自分専用の棚を借り、本を選んで販売できるシェア型書店「ほんまる 神保町」があります。直木賞作家・今村翔吾さんがオーナーを務め、佐藤可士和さんがクリエイティブを担当するユニークな書店です。番組紹介店と公式確認は取れていないため同一とは断定せず、ここでは「ほんまる」の仕組みや料金、場所を公式情報から詳しく紹介します。
この記事でわかること
- ほんまる神保町で棚主になる料金
- 自分の本屋を持てるシェア型書店の仕組み
- 今村翔吾さんが「ほんまる」を始めた理由
- ほんまる神保町の場所・営業時間・申し込み方法
ほんまる神保町の棚主料金は月額4,850円から
公式動画:「シェア型書店 ほんまる」佐藤可士和×今村翔吾 出店記念対談
「自分の書店を持つ」と聞くと、店舗を借り、仕入れをして、レジを用意して……とかなり大掛かりなイメージがあります。
ところが「ほんまる」では、本棚の一角を借りる形なので、個人でもかなり小さく始められます。
2026年9月時点の個人向け料金は次の通りです。
- 入会金:12,650円(税込)
- 月額料金:4,850円(税込)から
- Fプラン:4,850円
- Eプラン:5,390円
- Dプラン:6,000円
- Cプラン:6,710円
- Bプラン:7,480円
- Aプラン:8,360円
- Sプラン:9,350円
棚の位置やサイズによって月額料金が変わります。棚の内寸は幅44~55cm、高さ30.5cm、奥行27.5cmです。
つまり最も安いプランなら、最初は入会金と初月料金を合わせて17,500円から「自分の小さな書店」を始められる計算です。
新刊も古本も自分で作った本も販売できる
「ほんまる」の面白さは、ただ本棚を借りて好きな本を飾るだけではないことです。
棚主になれば、
- お気に入りの本
- 古書
- 自分で出版した本
- ZINEや自主制作本
- 「ほんまる」を通じて仕入れる新刊
などを並べて、実際に来店客へ販売できます。
公式サイトでは、店舗側が本の発注・陳列・販売を代行する仕組みも説明されています。商品の出品や売上確認、在庫管理などはオンラインで行え、商品が売れればメールで通知されます。
毎日自分が店頭に立たなければいけない「店舗経営」とはかなり違います。
本業を持ちながら選書を楽しみたい人、自著を実際の書店で手に取ってもらいたい人などにも参加しやすい形です。
9月17日には棚主向け入会説明会も予定
興味深いことに、「よじごじDays」の神保町回が放送される9月17日(木)には、「ほんまる」でも個人向け棚主説明会が予定されています。
公式サイト掲載の日程は、
- 9月17日(木)12:00~13:00
- 9月24日(木)12:00~13:00
となっています。
説明会では「ほんまる棚主とは何か」「棚主になるにはどうするのか」といった制度説明に加え、「棚主入居ガイド」も配布されます。日程が合わない場合は、可能な範囲で個別説明にも対応するとしています。
棚をいきなり契約するのではなく、まず仕組みを聞いてから判断できるのは始めやすいポイントです。
直木賞作家・今村翔吾が「ほんまる」を始めた理由
「ほんまる」の背景には、単に面白い本屋を作ろうという発想だけではなく、今村翔吾さんが抱いてきた街の書店への危機感があります。
日本出版販売によるオープン記念イベントの記録では、今村さんは書店が減り続けている現状に触れ、「今まで通りでは増えない」という問題意識からシェア型書店という形にたどり着いたと説明しています。
今村さん自身、作家活動だけでなく書店経営にも取り組んできました。
大阪府箕面市の「きのしたブックセンター」、佐賀駅の「佐賀之書店」に続き、2024年4月27日に東京・神保町で「ほんまる」を開業しています。
神保町は古書店や出版社が集積する、いわば日本を代表する「本の街」。
そこでプロの書店員だけではなく、普通の本好きや企業まで「棚主」となって書店に参加する仕組みを作ったところに、「ほんまる」ならではの特徴があります。
佐藤可士和に13枚の手紙を送ってプロジェクトが動いた
「ほんまる」のもうひとつの面白いところが、クリエイティブディレクターとして佐藤可士和さんが参加していることです。
日本出版販売によると、今村さんは多くの人に愛される書店にしたいと考え、佐藤さんに思いをつづった直筆の手紙を送ったことからプロジェクトが動き始めました。今村さん自身の文章では、その手紙は13枚に及んだことも明かされています。
佐藤さんはロゴや店舗デザインなど「ほんまる」のクリエイティブを担当。
本棚の一区画を借りるというシンプルな仕組みに、「自分の本棚そのものが自分を表現する場所になる」という考え方が組み合わされています。
同じ本屋なのに棚ごとに店主が違う
普通の書店では、店全体の品ぞろえをひとつの書店が決めます。
「ほんまる」は逆です。
それぞれの棚がひとつの「小さな書店」になっており、棚主ごとに選書の考え方が異なります。千代田区観光協会も、棚の一つ一つが小さな書店の役割を果たしていると紹介しています。
小説ばかりを集めた棚もあれば、歴史、詩歌、アート、仕事、趣味など、極端にテーマを絞った棚もあります。
公式サイトを見ると、出版社や個人のほか、BSテレ東「あの本、読みました?」の棚まで存在しています。
「売れている本を並べる」のとは違い、その棚主が誰かに読んでほしい本を並べること自体が店の個性になります。
ネット書店では出会わなかった一冊を見つけられる可能性があるのも、この仕組みの面白さです。
ほんまる神保町の場所と営業時間
「ほんまる 神保町」は、神保町駅から徒歩約2分です。
- 店名:ほんまる 神保町
- 住所:東京都千代田区神田神保町2-23-5 北井ビル1F・B1
- 営業時間:11:30~19:00
- 定休日:年中無休(お盆・年末年始を除く)
- 神保町駅から徒歩約2分
- 九段下駅から徒歩約7分
- 竹橋駅から徒歩約7分
1階と地下1階に本棚が並ぶ店舗で、棚主にならなくても通常の書店として本を購入できます。トートバッグや風呂敷、ステッカーなどのオリジナルグッズも扱っています。
棚主になる申し込み方法
棚主を希望する場合は「ほんまる」公式サイトから申し込みできます。
大まかな流れは、希望するプランや棚を選択し、氏名や連絡先などの必要事項を登録して申し込む形です。公式サイトにはフロアマップや棚検索も用意されています。
迷っている場合は、先に入会説明会へ参加して仕組みを確認する方法もあります。
特に棚の場所によって月額4,850円から9,350円まで差があるため、「何を売りたいのか」「どの位置の棚に置きたいのか」を考えてから選ぶとよさそうです。
ほんまる神保町まとめ
「ほんまる 神保町」は、直木賞作家の今村翔吾さんがオーナーを務め、佐藤可士和さんがクリエイティブを手掛けるシェア型書店です。
最大の特徴は、月額4,850円から本棚を借り、自分自身が「棚主」となって小さな書店を持てること。
古本だけでなく新刊や自主制作本も扱え、販売や在庫管理の仕組みまで用意されています。
本を「買う場所」だった書店に、自分が「店を作る側」として参加できるのが面白いところです。
9月17日の「よじごじDays」では「自分の書店が作れる!?シェア型書店」が紹介されますが、現時点で番組側から店名は公表されていません。「ほんまる」が実際の紹介先かどうかについては、公式確認のない段階では断定しないのが正確です。
参考リンク
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