鹿島の段々畑は広島県呉市の石垣ピラミッド!場所と見学方法
2026年11月8日放送予定の『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日)では、広島県最南端の離島に残る「農林水産大臣賞」を受賞した日本の原風景が予告されています。その特徴に一致するのが、広島県呉市倉橋町の「鹿島の段々畑」です。江戸時代から山の斜面に築かれた石垣の畑で、積み重なる姿から「だんだんばたけのピラミッド」とも呼ばれます。車なら鹿島大橋を渡って向かうことができ、船を利用する必要はありません。
鹿島の段々畑はどこ?住所とアクセス
所在地は広島県呉市倉橋町鹿島(〒737-1377)。倉橋島のさらに南にある鹿島の集落の背後に、石積みの段々畑が山頂近くまで続いています。呉市の公式観光サイトでは、車でクレアライン呉ICから約1時間15分と案内されています。
瀬戸内海に面した鹿島は広島県最南端の有人島です。倉橋島から鹿島大橋を渡り、島の集落へ進むと、海と石垣に囲まれた景色を楽しめます。段々畑そのものは農地なので、写真を撮る場合も耕作地への立ち入りや作業の妨げにならないようにしましょう。
車で行ける?鹿島大橋は長さ340mのトラス橋
島へ向かう目印は鹿島大橋です。1976年に完成した長さ340m、幅5mのトラス橋で、倉橋島と鹿島を結んでいます。瀬戸内海を見渡す風景も魅力で、橋自体が呉市の観光スポットとして紹介されています。
橋があるので、鹿島の段々畑を見るためにフェリーを予約する必要はありません。ただし、橋の幅は広くなく、島内の道路にも生活道路があります。車や歩行者の通行を妨げる場所での停車・撮影を避けてください。段々畑専用の一般向け駐車場の台数や位置は公式情報で確認できないため、近くで安全に停められる場所があると決めつけず、現地の案内に従ってください。
公共交通機関なら呉駅からバス
呉市の公式観光サイトには、JR呉駅から広電バス「呉倉橋島線」で約1時間20分、「鹿老渡」下車後徒歩20分というアクセス案内があります。一方、ほかの観光情報には倉橋地区生活バスを利用する案内もあります。
鹿島は島の先端に近く、バスの本数や運行区間が変わることも考えられます。鹿老渡から目的地までの歩行ルートや乗り継ぎは出発前に最新の時刻表で確認してください。公式の案内にある徒歩時間だけで、すべての段々畑を回れるという意味ではありません。
なぜ段々畑がピラミッドのように築かれたの?
鹿島にはまとまった平地が少なく、山の斜面は急で、土は花崗岩が風化したものです。そのままでは耕作しにくいため、島の人々は石を積み上げて土地を支え、少しずつ平らな畑を作ってきました。海岸から石を運び上げたとみられる石垣には、丸みを帯びた石も残されています。
段々畑は江戸時代から開かれ、集落の背後から山の頂上近くまで続きます。現在も温暖な瀬戸内の気候を生かし、タマネギなどの野菜が作られています。棚田のように見えますが、水を張る稲作の棚田ではなく、野菜を栽培する段々畑であることも特徴です。
石垣が何段にも重なる景観は、遠くから見ると巨大なピラミッドのよう。海を背にした斜面に人の手で造られた農地が連なり、島の暮らしの歴史をそのまま伝えています。
農林水産大臣賞を受賞したのはいつ?
鹿島の段々畑は1998年度の「第6回美しい日本のむら景観コンテスト」で、「だんだんばたけのピラミッド」として農林水産大臣賞を受賞した景観です。畑の石垣を長年積み重ね、険しい斜面を耕作地に変えてきた人々の営みが評価されました。
受賞したのはレストランや観光施設ではなく、島の農村景観そのものです。今日の姿は昔からの石積みと、今も畑を使う人々の暮らしによって成り立っています。
見学時間・入場料金は?訪問時の注意点
広島県公式観光サイトでは、鹿島の段々畑は年中無休のスポットとして紹介されています。屋内施設ではなく、島の集落と山腹に広がる農村景観なので、一般の入場窓口や決まった入館時間がある施設ではありません。公式観光ページに見学料金の記載はありませんが、それを理由に農地へ自由に入れるわけではありません。
段々畑の石垣や農道は観光専用に整備された場所とは限らず、足元が不安定な箇所も考えられます。道幅の狭い場所や耕作中の畑を避け、外側から景観を眺めるのが基本です。小さな島なので、住民の生活や農作業への配慮を大切にしてください。
問い合わせ先は呉市倉橋市民センター(0823-53-1111)です。団体での訪問や現地の詳しい見学方法を知りたい場合は、事前に相談できます。
倉橋島の観光と組み合わせるなら
鹿島へ向かう途中の倉橋島には、穏やかな浜辺が広がる桂浜や、地元の食材を楽しめる飲食店があります。呉市の公式観光サイトでも、鹿島大橋や桂浜などが周辺スポットとして案内されています。
倉橋島で食事をするなら、地元の魚を使ったバーガーを出す島ギャル食堂も候補のひとつです。場所やメニューについては島ギャル食堂のメニュー・営業時間・アクセスの記事で紹介しています。鹿島の段々畑とは別の場所なので、島内を移動する時間を考えて立ち寄るのがおすすめです。
まとめ
鹿島の段々畑は、広島県呉市倉橋町鹿島にある、海辺の斜面を石垣で支えた農村景観です。江戸時代から続く畑は「だんだんばたけのピラミッド」と呼ばれ、農林水産大臣賞も受賞しました。鹿島大橋で車でも訪問できますが、農地は観光専用施設ではありません。現地の暮らしと農作業を尊重しながら、瀬戸内海と石垣の景色を楽しみましょう。
気になる生活ナビをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

コメント