五島うどんの「地獄炊き」は細麺なのに強いコシを楽しむ上五島の郷土料理
2026年9月24日放送の「秘密のケンミンSHOW極」で取り上げられる長崎県の「五島うどん」。なかでも注目したいのが、鍋で麺をグツグツとゆでたまま、あごだしや溶き卵につけて食べる上五島の郷土料理「地獄炊き」です。
五島うどんは一般的なうどんより細い一方、手延べ製法と椿油によって生まれる強いコシとなめらかな喉ごしが特徴。乾麺なので自宅でも作りやすく、五島手延うどん協同組合の公式通販から麺とあごだしを購入できます。
この記事でわかること
- 五島うどん「地獄炊き」の食べ方
- 自宅で地獄炊きを作る方法
- 五島うどんを購入できる公式通販
- 椿油とあごだしが使われる理由
地獄炊きは鍋から麺を直接すくってあごだしや卵で食べる

「地獄炊き」は、大鍋で五島うどんをゆで、鍋を囲みながら熱々の麺を直接すくって食べる上五島の郷土料理です。
麺をざるへ上げて水で締めるのではなく、ゆでた鍋からそのまま取り出すのが大きな特徴。つけ汁には、五島列島で親しまれてきた焼きあごのだしや溶き卵を使います。
五島手延うどん協同組合が紹介している基本の食べ方は、
- 焼きあごを使った麺つゆにつける
- 溶き卵にからめる
- ねぎ、しょうが、かつお節などを加える
- 卵で食べる場合は好みでポン酢を少量加える
というシンプルなものです。
熱い鍋を家族や仲間で囲みながら食べるため、料理としては鍋料理に近い楽しみ方です。
「地獄炊き」という印象的な名前については、初めて食べた旅人が「しごくおいしい」と褒めた言葉を、「地獄おいしい」と聞き違えたことが由来という説も伝えられています。
地獄炊きの作り方は6〜7分ゆでるだけ
自宅で地獄炊きを作る方法は難しくありません。
五島手延うどん協同組合が案内する基本は次の通りです。
- 五島手延うどん:1人80〜100g程度
- 大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かす
- 沸騰した湯へ乾麺を入れる
- 6〜7分ほどゆでる
- 鍋から直接麺をすくう
- あごだしのつゆ、または溶き卵につけて食べる
通常のうどんのように、ゆで上がった麺をざるへ移して湯切りする必要はありません。
そのため家庭でも、大きめの鍋と五島うどん、つけ汁を用意すれば本場のスタイルを再現できます。
五島うどんは細いので「そうめんのように柔らかくなってしまうのでは」と感じますが、何度も熟成させながら延ばす手延べ製法によって、細くても切れにくくコシのある麺に仕上げられています。
五島うどんは公式通販で購入できる
五島手延うどん協同組合には公式オンラインショップがあり、五島うどんだけでなく、あごだし付きの商品も購入できます。
2026年9月22日時点では、地獄炊きにも使いやすい「波の絲『極セット』」が販売されています。
内容は、
- 五島手延うどん「波の絲『極』」200g×8袋
- あごだしスープ10g×10袋
- 税込4,260円
- 送料込み
です。
商品ページでも「地獄炊き」に適した商品として案内されており、麺とあごだしを一度にそろえられるセットになっています。
公式オンラインショップでは、ほかにも早ゆで3分タイプや即席あごだしうどんなどが販売されています。通常商品は別途送料が必要なものがあり、公式案内では20kgまで全国一律980円です。
五島うどん独特のコシを生むのが椿油と手延べ製法
五島うどんを特徴づけている材料の1つが、五島列島特産の食用椿油です。
製麺では、小麦粉、水、海塩から作った生地を棒状にし、さらに2本の箸へかけて少しずつ延ばしていきます。その途中で麺同士が付着しないよう、椿油を使用します。
一気に細くするのではありません。
生地を延ばしては熟成させ、さらに延ばす工程を繰り返し、最後は時間をかけて乾燥させます。こうした手延べの工程によって、細い見た目からは想像しにくい弾力とコシが生まれます。
新上五島町観光なびでは、職人が椿油を使いながら生地を延ばし、約1.5mmという細さへ仕上げる伝統的な製法も紹介されています。
だからこそ、鍋の中で熱々の状態を保ちながら食べ続ける地獄炊きにも向いています。
焼きあごのだしが五島うどんのもう1つの主役
地獄炊きを語るうえで、麺と同じくらい重要なのが「あごだし」です。
長崎ではトビウオを「あご」と呼びます。五島ではトビウオを炭火で焼いて乾燥させた「焼きあご」から、コクがありながらすっきりしただしを取ります。
五島手延うどん協同組合も、五島うどんと焼きあごから取っただしの組み合わせを代表的な食べ方として紹介しています。
公式通販では「あごだしスープ」のほか、「五島うどん屋さんのうまかつゆ『極』あごだし+」も販売されています。
こちらは、
- 内容量:360ml
- 2倍濃縮
- 税込600円
- あご、かつお節、椎茸、昆布を使用
という商品です。
麺だけ購入した場合でも、あごだしを合わせれば五島らしい地獄炊きを自宅で楽しみやすくなります。
本場・新上五島町では製麺所直営店でも地獄炊きを味わえる
本場で食べるなら、新上五島町には五島手延うどんの製麺所が運営する直営店があります。
新上五島町観光なびでは、
- 竹酔亭
- 麺’sはまさき
- 島diningとらや
などの製麺所直営店を紹介しています。
また、有川港近くの「五島うどんの里」にある「うどん茶屋 遊麺三昧」では、地獄炊き定食が看板メニューの1つです。所在地は長崎県南松浦郡新上五島町有川郷428-31で、有川港からもアクセスしやすい場所にあります。
地獄炊きは人気があるため、新上五島町観光なびでは予約をすすめています。
実用情報
自宅で地獄炊きを楽しむ場合は、五島うどんだけでなく「あごだし付き」の商品を選ぶと準備が簡単です。
1人前80〜100gが目安なので、200g入りなら約2人分。大鍋を使って麺を泳がせるようにゆで、ゆで汁から直接すくうことで地獄炊きらしい食べ方になります。
卵で食べる場合は、熱々の麺を溶き卵へ絡めるため、釜玉うどんに近い濃厚さも楽しめます。最初はあごだし、途中から卵と、つけ汁を変えながら食べるのも向いています。
まとめ
五島うどんの「地獄炊き」は、細い手延べ麺を大鍋でゆで、熱々のまま焼きあごのだしや溶き卵につけて味わう上五島の郷土料理です。
一般的なうどんとの大きな違いは、椿油を使いながら何度も延ばして熟成させる伝統的な手延べ製法。細いのにコシが強く、鍋の中でゆでながら食べる地獄炊きに適した麺へ仕上げられています。
乾麺なので自宅でも再現しやすく、公式通販では麺とあごだしがセットになった商品も販売されています。
「細いうどん」という見た目だけでは分からない、椿油、手延べ、焼きあご、そして鍋を囲む食文化まで含めて楽しめるのが五島うどんの魅力です。
参考リンク
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