羽田空港で約90秒、熱々ラーメンを作る自動調理ロボット
2026年9月28日放送のテレビ朝日『帰れマンデー見っけ隊!!』では、東京の街にあるユニークなグルメ自販機を巡る企画が放送され、羽田空港のラーメン自販機も登場します。
羽田空港第2ターミナル1階「グルメ24」に設置されているのが、米国シリコンバレー発の自動調理ロボット「Yo-Kai Express(ヨーカイエクスプレス)」です。冷凍された商品をただ販売する自販機ではなく、注文を受けてから機械内部で調理し、約90秒で熱々のラーメンを提供するところが最大の特徴です。現在は関連技術を使った国内販売事業をソフトバンクロボティクスが引き継ぎ、「CHEFFY(シェフィー)」として展開を広げています。
この記事でわかること
- 羽田空港のラーメン自販機がある場所と営業時間
- 注文から約90秒で熱々のラーメンが完成する仕組み
- Yo-Kai ExpressとCHEFFYの関係
- 一風堂などの監修メニューとキャッシュレス決済
羽田空港第2ターミナル1階にあるラーメン自販機
出典:Yo-Kai Express公式・羽田空港第2ターミナル設置情報
Yo-Kai Expressがあるのは、羽田空港第2ターミナルの1階北側、到着ロビー近くにある24時間自販機レストラン「グルメ24」です。
羽田空港公式でも現在、「グルメ24」は第2ターミナル1階ターミナルロビー北にある24時間営業の自動販売機エリアとして案内されています。Yo-Kai Express公式の国内設置リストにも、羽田空港第2ターミナルが現在掲載されています。
もともと羽田空港への設置が始まったのは2022年3月23日。米国で展開していたYo-Kai Expressにとって、日本第1号機となりました。
設置場所は保安検査後の搭乗エリアではなく、第2ターミナル1階の到着ロビー側です。そのため飛行機に乗らない人でも利用しやすい場所になっています。
設置情報
- 場所:羽田空港第2ターミナル1階
- エリア:北側「グルメ24」自販機レストラン内
- 住所:東京都大田区羽田空港3-4-2
- 営業時間:24時間
- 形態:自動調理型ラーメン自販機
深夜や早朝など通常の飲食店が営業していない時間でも、温かい食事を購入できるのが空港との相性の良いポイントです。
注文から約90秒で熱々の1杯を作る仕組み
Yo-Kai Expressが一般的な冷凍食品自販機と大きく違うのは、商品を取り出して自分で電子レンジにかける必要がないことです。
画面から食べたいメニューを選び、決済すると、機械内部で自動調理が始まります。
Yo-Kai Expressの技術を利用したCHEFFYでは、スチーム技術を使ってラーメンを高速調理。注文から決済、調理までを1台の機械の中で完結させ、約90秒で出来たての状態まで仕上げます。
単に麺とスープを解凍するだけではなく、ラーメン店で食べるような麺の食感や熱さを再現することを前提に商品が開発されています。
羽田空港への日本第1号機導入時には、
- 鶏 Yuzu Shio
- 東京 Shoyu
- 九州 Tonkotsu
- 札幌 Spicy Miso
という4種類からスタートしました。
その後、一風堂との共同開発メニューも追加されています。
空港で「ラーメンを食べたい」と思ってから約90秒。店員がいなくても、温かい状態まで調理された1杯を受け取れることがYo-Kai Expressの大きな特徴です。
Yo-Kai ExpressからCHEFFYへ国内販売事業が移った経緯
現在の情報を見る際に少し分かりにくいのが、「Yo-Kai Express」と「CHEFFY」という2つの名前です。
Yo-Kai Expressは、2016年に米国カリフォルニア州で創業したフードテック企業です。
空港や駅、ホテル、大学などに機械を設置し、人の手を介さずに温かい料理を提供できる自動調理システムを世界へ展開してきました。
一方のソフトバンクロボティクスは、日本国内でYo-Kai Expressの技術を活用した自動調理ロボットを展開。2023年には有名ラーメン店監修のラーメンを提供する「CHEFFY」の国内販売を開始しています。
さらに2024年4月からは、Yo-Kai Expressが日本で展開していた自動調理ロボットの販売事業をソフトバンクロボティクスが引き継ぎ、CHEFFY事業として展開する体制になりました。
ここで注意したいのは、「羽田空港のYo-Kai ExpressがすべてCHEFFYという名前に変更された」という意味ではない点です。
2026年9月現在もYo-Kai Express公式の設置場所一覧には「羽田空港第2ターミナル」が掲載されています。
つまり、
「Yo-Kai Expressが生み出した自動調理技術」
↓
「ソフトバンクロボティクスも日本でCHEFFYとして展開」
↓
「2024年から国内販売事業をソフトバンクロボティクスが継承」
という流れで見ると分かりやすくなります。
中華蕎麦とみ田・金色不如帰・一風堂など名店監修ラーメンも展開
CHEFFYで面白いのが、自動調理そのものだけではなく、全国の有名ラーメン店と商品を共同開発していることです。
ソフトバンクロボティクスのCHEFFY公式ページでは、販売中の参画店として、
- 中華蕎麦 とみ田
- 金色不如帰
- 一風堂
- 拉麺大公
- ど・みそ
- 麺処晴
- すず
などが掲載されています。
さらに、らぁ麺 飯田商店などのメニューもラインアップ拡大対象として紹介されています。
ただし、CHEFFY全体のラインアップが、そのまま羽田空港のYo-Kai Expressですべて購入できるわけではありません。
Yo-Kai Express公式のメニューページでも「場所によって販売する商品は違います」と案内されています。2026年9月時点で同ページには、一風堂 博多豚骨ラーメンが980円で掲載されています。
羽田空港では一風堂とのコラボが2022年9月から正式に始まり、
- 一風堂 博多とんこつラーメン
- IPPUDO プラントベース(豚骨風)ラーメン
が追加されました。
当時の羽田空港公式発表では、2商品はいずれも税込980円でした。
とみ田や金色不如帰などはCHEFFY全体で展開される監修ブランドとして確認できますが、羽田空港で実際に購入する際は、その日の機械画面に表示されている販売メニューを確認する必要があります。
キャッシュレス決済で注文から受け取りまで完結
Yo-Kai Expressは、基本的に画面操作だけで購入できます。
利用の流れはシンプルです。
- タッチパネルで商品を選ぶ
- キャッシュレスで決済する
- 機械内部で自動調理
- 約90秒待つ
- 完成したラーメンを受け取る
CHEFFYも注文・決済・調理までを1台で完結する自販機型システムです。
ソフトバンクロボティクスでは、各種クレジットカード、交通系IC、QRコード決済などに対応し、現金には対応しない仕様としています。
Yo-Kai Expressについても日本展開時からキャッシュレス方式が採用されており、交通系IC、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などが用意されています。
羽田空港で一風堂メニューが登場した際には、
- クレジットカード
- 交通系IC
- PayPay
- nanaco
- 楽天Edyなど
への対応が案内されていました。
飛行機の到着後や早朝の出発前など、店を探して並ぶ時間が取りにくい場面でも利用しやすい仕組みです。
羽田空港で利用する際の実用情報
現在確認できる情報をまとめると、次の通りです。
- 設置場所:羽田空港第2ターミナル1階北側
- 設置エリア:24時間自販機レストラン「グルメ24」
- 営業時間:24時間
- 調理時間:約90秒
- 決済:キャッシュレス
- 一風堂 博多豚骨ラーメン:Yo-Kai Express公式メニューで980円
- その他メニュー:設置場所によって異なる
- 中華蕎麦とみ田・金色不如帰など:CHEFFYの監修ラインアップで展開
特に価格とメニューは変更される可能性があるため、実際に利用するときは自販機本体に表示される内容を確認するのが確実です。
まとめ
羽田空港第2ターミナル1階にあるYo-Kai Expressは、商品を販売するだけの自販機ではなく、注文後に機械の中で調理まで行う「自動調理レストラン」です。
約90秒で熱々のラーメンを完成させ、24時間利用できるため、人手の少ない時間帯でも温かい食事を提供できます。
さらにYo-Kai Expressの技術を活用した国内展開はCHEFFYへ広がり、2024年からはソフトバンクロボティクスがYo-Kai Expressの国内自動調理ロボット販売事業を継承しました。
一風堂に加え、中華蕎麦とみ田、金色不如帰など人気店との商品開発も進み、「自販機だから簡単なラーメン」ではなく「有名店の味をロボットで提供する」という方向へ進化しています。
羽田空港へ行く際には、第2ターミナル1階「グルメ24」で、約90秒でラーメンが完成する様子そのものも楽しめそうです。
参考リンク
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